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いよいよ、注目の重賞【京都記念】が目前に迫ってきた。
だが、今週、少々寂しいニュースが。
昨年の【チャレンジC】を圧勝し、今月の【中山記念】を前哨戦として出走を予定していたソーヴァリアントが骨折！全治６ヶ月の見込みとの報告があった。
彼はエフフォーリアと同世代で一緒に盛り上げてくれるような実力を持っていただけに残念。
だがまずは無事に手術が成功して、命や競走生活に影響がなかったことだけでも良かったと思いたい。
過去の例を見てもアドマイヤコジーンやハットトリック、アドマイヤジュピタとボルト固定手術を受けてもG１を勝った馬はいる。まだ４歳で若い馬だけに、心から復活する日を祈りたい。
京都記念 2022 枠順確定
2022年 2月13日(日) 1回阪神2日目 13頭 [15:35発走]
４歳以上・オープン・Ｇ２(別定)(国際)(特指) 芝2200m・内 (A)
| 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 替 騎手 | 斤量 | 調教師 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | タガノディアマンテ | 牡6 | *幸英明 | 56 | (栗)鮫島一歩 |
| 2 | 2 | マリアエレーナ | 牝4 | 坂井瑠星 | 53 | (栗)吉田直弘 |
| 3 | 3 | エヒト | 牡5 | *松田大作 | 56 | (栗)森秀行 |
| 4 | 4 | レッドガラン | 牡7 | 斎藤新 | 56 | (栗)安田隆行 |
| 4 | 5 | サンレイポケット | 牡7 | 鮫島克駿 | 56 | (栗)高橋義忠 |
| 5 | 6 | ユーバーレーベン | 牝4 | Ｍ．デム | 54 | (美)手塚貴久 |
| 5 | 7 | ダノンマジェスティ | 牡7 | *和田竜二 | 56 | (栗)音無秀孝 |
| 6 | 8 | ラーゴム | 牡4 | 池添謙一 | 55 | (栗)斉藤崇史 |
| 6 | 9 | ジェラルディーナ | 牝4 | 福永祐一 | 53 | (栗)斉藤崇史 |
| 7 | 10 | レッドジェネシス | 牡4 | *藤岡康太 | 56 | (栗)友道康夫 |
| 7 | 11 | アフリカンゴールド | セ7 | 国分恭介 | 56 | (栗)西園正都 |
| 8 | 12 | マカヒキ | 牡9 | *岩田望来 | 57 | (栗)友道康夫 |
| 8 | 13 | ディアマンミノル | 牡5 | 横山典弘 | 56 | (栗)本田優 |
ユーバーレーベンなど好メンバーが集結
さてソーヴァリアントが白紙となった古馬路線だが、さすがは伝統のＧ２！
実績のある馬が出走を予定だが、オークス馬ユーバーレーベンなど簡単にご紹介しておこう。
京都記念 2022
上位人気候補の３頭を解説
【短評】６番ユーバーレーベン（デムーロ・手塚）
▼最近の主な戦績
オークス １着
⇒２歳の頃から３歳の春頃まで重賞で何度も勝ち負けがありながら、なかなか勝利に結びつかなかったが、Ｇ１【オークス】では鮮やかに差し切り勝ちを決めた。
ラフィアンのクラブ馬、そしてビッグレッドファーム生産馬にとっては初めてのクラシック制覇。その代表だった岡田繫幸氏が亡くなった年に勝利した事も大きな話題となった。
秋以降の着順を見ると、ピークが過ぎたように感じる方もいるかもしれないが、前走の【ジャパンＣ】（６着）はコントレイルに次ぐ上がり２位の末脚で追い込んで0.6秒差。強豪の牡馬とも互角以上にやれることを証明した一戦でもあり、春の大一番に向けて主役候補に殴り込みだ！
【Check Point】⇒関係者からは「一番いい状態。目いっぱいに追っていませんからね。本格化したというか、かなりのレベルアップ。今年はすごく活躍できるはず」と太鼓判。今までの中でも最高のデキと言っても良く、飛躍の年へ！
▼参考レース オークス
【短評】５番サンレイポケット（鮫島駿・高橋義）
▼最近の主な戦績
ジャパンカップ ４着
⇒昨年は【天皇賞（秋）】＆【ジャパンカップ】で共に４着！エフフォーリアやコントレイルといった世代トップの馬達を相手に上位争いに食い込んだのだから立派な内容！
サウジアラビアからの招待もあったようだが、今年は右回りの【宝塚記念】を最大目標にしているため、【京都記念】からの始動を決めた。右回りは20年の【下鴨ステークス】以来となるが、ここでは２着のゴールから苦手意識は持っていないはず。７歳ながらも力をつけており、ビッグタイトルはまだ諦めていない。
【Check Point】⇒実は骨盤骨折により競走馬生命が脅かされた時期もあった。なお昨年ヨーロッパで大活躍したスノーフォールはこの影響で命を失った。だが、牧場と厩舎が諦めずにこの馬と向き合い続けた事で完全復活！そして重賞タイトルを手にすることができた。山あり谷ありの馬生だが、まずは目の前の一戦を無事に駆け抜けてもらいたい。
▼参考レース ジャパンカップ
【短評】10番レッドジェネシス（藤岡康・友道）
▼最近の主な戦績
神戸新聞杯 ２着
⇒昨春は重賞【京都新聞杯】を優勝！スタートでやや躓きながらも、直線ではグイグイと末脚を伸ばしての差し切り勝ちを決めた。ここまで10戦して５回が上がり最速の末脚をマークしたように、キレ味が最大の武器。
なお前走の【神戸新聞杯】では上がり２位の末脚を使っており、序盤で無理に位置を取らず、終いに賭ける競馬に徹したことが功を奏して２着にゴール！勝利したステラヴェローチェは【有馬記念】で４着、そして今年は【日経新春杯】で２着！その比較から、Ｇ２では勝ち負けできるレベルの馬だ！
【Check Point】⇒なお前走の【菊花賞】は明らかに距離が合っていなかったことで13着に敗退。重賞で連対してきた得意の芝2200mに戻って巻き返し！
▼参考レース 神戸新聞杯
舞台が阪神だけに
普通に考えれば「上で挙げた実績を中心に決まる」となるところ。
だが、例年の京都ではない。阪神だ！
開幕週とはいえ、比較的芝が重く、またコース形態がトリッキーな阪神だけに
タフさ＆状態の良さが求められるのだ。
例えばユーバーレーベンやサンレイポケットなどは実績断然も左回りの実績ばかりが目立っている。
果たしてどこまで信頼できるだろうか！？
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「イチオシの穴馬」その正体は！？
さあ、皆様お待ちかね【京都記念】期待の☆１頭をご紹介しよう！
激走必至 ➡４番レッドガラン（斎藤・安田隆）
【中山金杯】は明け７歳にして念願の初重賞制覇！その勢いに乗ってＧ２勝利を狙ってきた。この馬が本格化したキッカケしたポイントは芝2000mへと距離を伸ばしてきた部分。
というのも昨秋のオープン特別は３着、４着、３着で勝ち馬とも僅差で決して悪い内容ではなかったが勝負どころで伸びを欠いていたシーンばかりだった。そういった意味で前走はマイルの【京都金杯】ではなく芝2000mの【中山金杯】に挑んだという背景があった。
管理する安田隆行調教師から「マイルよりも中山2000Ｍのほうが競馬がしやすい」という確固たる思いがあった！実際に【中山金杯】はまるで馬が変わったかように４角の手応えは抜群で後続に２馬身半をつけて快勝！このように距離延長で本格化！ならば芝2200mも走れると確信！まだまだ奥深さがあり、Ｇ２でもやってくれる予感大！
しかも管理する安田隆行師は単なる調教師ではない。これまで【高松宮記念】をダノンスマッシュで制するなど、重賞通算50勝の名将！それだけに馬の本質を見極める力はさすがの一言だった。
そしてレース当日は雨が降る予報だがこれも心配なさそう。厳寒期で時計のかかる中山コースを軽々と駆け抜けていた。高速馬場にも対応できるが、タフな馬場になっても問題はない。あとは金杯激走後の状態面に関してだが、７歳のおじさんと思えないほど元気一杯！２月３日の栗東CWでは83秒1⇒11秒1を一杯で駆け抜けた。
もちろん時計も速いが、それ以上にレース後の疲労を感じさせず「一杯」で追えたことが体調の良さの何よりの証明と言える。明けて７歳になったベテランホースだがむしろ今が一番の充実期かもしれない。過去４勝の阪神コースも相性が良く勝ち負けできる馬だと信じたい
最後に鞍上の斎藤新騎手について触れておきたい。彼は今年４年目の「今が旬の35期生」菅原騎手、団野騎手、亀田騎手、岩田望騎手らと同期。その中で１年目は42勝を挙げて新人賞を手にした騎手！前走のレッドガラン騎乗の際は冷静に５～６番手付近を追走し脚を溜めさせて我慢した分が、ラストの伸びに繋がった。若手でどうしても結果が欲しいとなると早仕掛けしてしまうケースも多い。だが彼のように「待てる騎手」は本物だと感じる。ぜひ斎藤新騎手にはレッドガランと共にＧ１戦線へと挑んでもらいたい。
これだけでは勝てない！重要なのは「組み合わせ」
レッドガランに対しての大きな期待はお伝えした。
だが、それだけで馬券で勝てるわけではない！
現在の競馬界の売り上げにおける６割を占めるのが３単＆３複！
当然、皆様のニーズもそこにあるに違いない。
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