【朝日杯フューチュリティステークス 2021予想/穴馬/枠順確定】２歳戦だからこそ「波乱のチャンス」あり！座談会で名前が挙がった伏兵を公開

中田指名 ➡３番アルナシーム（池添・橋口慎）

中田）
真面目に走れば２強を脅かします！
「アルナシーム」を複勝で応援！

福永）
ここ２戦は武豊騎手が騎乗！今回は池添騎手が騎乗することになりました。

名手・武豊が惚れ込んだ素質馬だということですが早速解説をお願いします。

中田）
新馬戦は鞍上の武豊騎手が「３角でゴーサインを出したら、凄くスムーズでした。素質あります」と絶賛するほどの勝ちっぷりを見せた。

ただ、東スポ杯では、同じ武豊騎手に「ノーコントロール」といわせるほど掛かってしまい６着に敗退となった。
長谷川さん！この負け方はどのように感じましたか？

長谷川）
まるでメイケイエールを彷彿とさせるような掛かりっぷりだった。
今回も掛かってしまったら、さすがに厳しいのでは？と感じてしまう。

中田）
多くの競馬ファンはこのように懸念される方は多いと思う。
当然不安の声は出るだろうが、結論としては「今回は大丈夫」！

過去のレース全てで掛かっている馬なら、当然今回も心配になる。
だが、新馬戦を勝った時は、武豊騎手が、絶賛と同時に「思いの外ノンビリしていた」とも語っているように決して、常に掛かるほど気性が若い馬ではない。

福永さんはアルナシームはいかがでしょうか？

福永）
チャンスはあると思います！何故【東スポ杯】は掛かってしまったのかを説明したい。

【東スポ杯２歳Ｓ】は約４ヶ月半ぶりの久々だった。初めての東京への遠征という慣れない環境。さらに外枠で壁が作れずスイッチが入ってしまったのだろう。むしろ、ノーコントロールの中でも素質馬イクイノックスから1.1秒差でしのぐあたりが、大器の証明！！

ちなみに、前２走はいずれも1800Ｍ戦。今回はマイルへの距離短縮だが陣営は好材料だと断言！

長谷川）
なお今回は池添騎手が初騎乗！彼はこれまでオルフェーヴルをはじめとした「気性の荒い馬を乗りこなせる男」という定評がある。

先日の【スプリンターズＳ】ではメイケイエールに
騎乗して暴走させることなく４着の大健闘！！大一番に冷静な手綱捌きをしてくれそうな予感大！

中田）
スムーズに脚をタメれば２強を脅かす存在！アルナシームの激走にご期待下さい！

長谷川指名 ➡８番プルパレイ（Ｍデムーロ・須貝尚）

長谷川）
ミルコ・デムーロの一撃！「プルパレイ」の複勝で応援！

先週の【阪神ＪＦ】を勝利したサークルオブライフと同様に、Ｍデムーロ騎手がデビュー時から乗り続けてきた馬。

とにかく先行自慢でこれまでの４戦は４角で先頭。未勝利戦は新潟で１分３３秒３のレコードをマーク！！

そして２走前の【アスター賞】はハナを切りながら、前半600mは50秒４の超スローでも折り合う真面目な馬。最後は上がり33秒台の脚で二の脚を使うなどセンス抜群！

前走の【デイリー杯】では主力のセリフォスと0.3秒差！素質は文句ナシだが、意外にも全体的に評価が低い。この理由について、中田さんどのように感じましたか？

中田）
どうやら前走の【デイリー杯】でセリフォスと決着がついたと思われているようだ。
しかし私個人的にも巻き返せるチャンスはあると睨んでいる。

前走の【デイリー杯】の敗退は展開が全て。
レースの途中からハナを切る形となり物見したり耳を絞ったりと気の悪さを出していた。
残り200m付近に入ってから脚が余っていない中で0.3秒差の４着に粘ったのは素質の高さを示している。

福永）
この馬もアルナシームと同様に真剣に走れば変わってくるはず。
管理する須貝調教師は見つかった課題を矯正するように努めて色々と勉強させてきた。調教を積む毎に落ち着いて心身の完成度は高い。
さすがは、白毛馬ソダシを【阪神ＪＦ】＆【桜花賞】と優勝させてきた名門・須貝厩舎の調教技術はさすがの一言！

鞍上のＭ・デムーロ騎手は昔から大一番で強いタイプだが「弟に負けたくない！」と常々言っている。ちなみに奥さんはイタリアに帰国していて、弟クリスチャンと二人で生活しているとのこと。そんなことからも普段以上にモチベーションが高いのかもしれない。

長谷川）
Ｍデムーロ騎手は今年息子さんが生まれてからオークスを勝利するなど、かつての騎乗振りが戻ってきたような感じがする。守るモノがあれば人は劇的に強くなれる！！

福永）
長谷川らしかぬ意味深な発言。彼もどうやらそういう存在がいるようだ。だが女性なのか、猫なのかは不明（笑）「プルパレイ＆デムーロ騎手」の応援お願いします！

福永指名 ➡10番スプリットザシー（和田・西村）

福永）
超大穴！例え２強が激走しても夢は掴める！「スプリットザシー」の複勝で応援！

長谷川）
さすがに私も「えっ！」ってなりましたよ！メンバー中で唯一の牝馬で、まだデビュー戦しか勝利していない。いきなりＧ１で渡り合えるのか！？

福永）
実は先週の【阪神ＪＦ】に出走予定も抽選により除外。
だが、通用の手応えがなければ、牡馬相手のＧ１には登録しなかったに違いない。そうした陣営の熱い思いを信じてみたい。

また「牝馬だから買えない」というのは、もはや死語。
ウオッカを育てた元調教師の角居勝彦氏は、若駒に対して「女馬は春に強くなり、男馬は夏に強くなる」という持論を仰っている。

だからこそ、３歳春にウオッカでダービーへ挑戦したということ。
つまり、若駒は牝馬の方が成長が早い。しかもスプリットザシーは２月の初旬に生まれている。つまり同年代でも成長が早い馬だと推測！！

今回と同じ舞台の新馬戦を快勝！馬体重は３９２キロとかなり小柄ながら、父ディープインパクト譲りの鋭い瞬発力が光った。

管理者からは次のようにコメント。
「まだ幼い面があるなかで勝ち切ってくれたのは大きかった。デビュー前より体を大きく見せていますし、乗っている感じも心身の成長を感じます」と好ムードだった。

中田）
川田騎手は、次のようにコメントしている
「背中がとてもいい馬でいかにもディープインパクト産駒らしい」

特に、川田騎手は、何度かお伝えしている通り、良い時もそうでない時も、思ったことを正直に
語ってくれる誠実な男。それだけにコメントは素直に受け取らせてもらいたい。

なお、この中間の調教を見る限り、完璧とはいかないまでも、前走時と比べると、随分リラックスして走れている。リラックスしているから、その分ラストまでよく伸びる！この走りが本番でもできたら、激走のチャンスは十分！！

長谷川）
確かにデビュー時にトップジョッキーの川田騎手に依頼できるほどの馬なのだから、陣営は大きなところを狙える期待を持っている。

【朝日杯ＦＳ】で牝馬の出走は３年振り。18年にはグランアレグリアが３着にゴール！近代の競馬はクロノジェネシス、ラヴズオンリーユーと牝馬のレベルが高い傾向が続いている。ならば２歳限定戦であればスプリットザシーが牡馬を脅かす走りがあっても不思議ではない。

福永）
長谷川さんも牝馬と気づいたら、応援度が高くなったのが伝わってきました（笑）
あくまでも福永の感覚にはなるが、イメージは、2006年の【朝日杯ＦＳ】を優勝したドリームジャーニー。

416キロという小柄な馬体をゴムまりのように弾ませながら、直線の急坂（当時は中山）を駆け上がってきた姿は、同じく小柄なスプリットザシーの動きと重なって思える。後にグランプリを２勝する名馬のようにここをキッカケに大きく羽ばたいてほしい！

・軸馬はどうする？

・相手関係も攻めるべきなのか？

・最終的な指定買い目は？