【阪神ジュベナイルフィリーズ 2021予想/穴馬/枠順確定】ハイレベルの混戦！２歳Ｇ１で高配当の主役になるのは誰だ？座談会で名前が挙がった伏兵を公開

中田指名 ➡２番ナムラリコリス（泉谷・大橋）

中田）
夏には重賞制覇を経験！女王になれる素質があると睨んでいます。「ナムラリコリス」を複勝で応援！

福永）
実績がありながらも軽視されがちな存在ですね。早速解説をお願いします。

中田）
デビュー３戦目にして牡馬混合の重賞【函館２歳Ｓ】を勝利！
２着馬に１馬身1/4差の完勝！能力自体が非常にハイレベルであることは大前提として、それ以上に大きな可能性を秘めた素材。

その理由の１つ目は、鞍上の指示に対して非常に素直だったという点。

もちろん、鞍上の導きが良いという部分もあるが「実戦経験の浅い２歳馬が、ここまで自在に動けるか」と思わず呆気にとられた。かなりの競馬センスを備えている。

長谷川さんはどんなイメージをお持ちですか？

長谷川）
重賞勝ちだとわかっていても買いにくいというのが正直なところ。というのも、まだ1200mしか経験がない。しかも５ヶ月振りでいきなりは？？

中田）
このような意見が過半数だと思いますが、その点も踏まえています。
率直にマイルまでならば十分に戦えると判断！実は、レース後、泉谷騎手が次のような話をしている。

「直線で慌ててしまって、ちょっと早かったなと後から思いました。馬の力があったので踏ん張ってくれた。何とか最初にゴールを通過できたのでホッとしました。」

若手のホープ泉谷騎手も、実は完璧なレースをしていた訳ではない。
それでもしのいだのは、鞍上も認める通り、ナムラリコリスの実力、もっと言ってしまえば「スタミナ」があったから。

父は【ＮＨＫマイルＣ】を制したジョーカプチーノからもマイルへの対応は可能と見て、大駆けに期待したい。

福永）
この中間はＣＷで「80秒3⇒12秒9」の好時計をマーク！
関係者の「息ができています。休み明けという感じはしない」というコメントから万全の態勢でレースに臨める。

元々は【ファンタジーＳ】に出走予定だったが体調不良で無理をさせず見送った経緯もあった。
この英断が、大金星に繋がるかもしれない。

長谷川指名 ➡１番ナムラクレア（浜中・長谷川）

長谷川）
私は、「ナムラ」はナムラでも！「ナムラクレア」の複勝で応援！この馬も２歳重賞を勝利しているだけに侮ってはいけません！

まず、この馬を選択した理由は「馬場状態」にある。阪神競馬のコンディションは例年以上に「タフ」

先週からＢコースに変更。内ラチ沿いが有利かと思いきや、先週の重賞【チャレンジＣ】では
勝ったソーヴァリアントの鞍上ルメール騎手は、少し外目に出していたシーンから「内目は伸びにくい馬場」となっている。

つまり、今の阪神の馬場は「荒れている」！
ならば道悪巧者でもあるナムラクレアには大チャンス！

まずデビュー２戦目の【フェニックス賞】は不良馬場で勝利。それに続いて３戦目は重賞【小倉２歳Ｓ】で優勝！！この時も良馬場だったが最終週で荒れたタフな条件。その中を上がり最速の33秒台でゴボー抜きを決めた！

そして前走の【ファンタジーＳ】は２着に敗退したが、初のメンコで力んだ部分があり、スムーズさを欠いていた。その中で今回主力のウォーターナビエラと0.1秒差の競馬！上がりも最速をマークと内容を踏まえるとコチラの方が上！

中田さん、こっちのナムラと間違えていないですか？？

中田）
間違えていません！（笑）でも面白いと思います。
２走前の重賞勝ちの【小倉２歳Ｓ】では後方から脚をタメて差す競馬だったが、好位からでも対応できる自在性も最大の武器！

それだけの実績馬だが意外にも評価が上がらないのはマイルでの実績がないから。

しかしこの中間の動きからは折り合い面にも成長が見られた。仕掛けてからの反応が素晴らしく、タフな阪神でやってくれそう。

福永）
確かにそうです。私は血統的にドラマを感じます。
父のミッキーアイルは【ＮＨＫマイルＣ】【マイルＣＳ】を優勝！その時の鞍上が浜中騎手だけに縁を感じる。特にミッキーアイルでの【マイルＣＳ】勝利は他馬に迷惑をかけてのものだった。
あれほど、勝利騎手インタビューで青ざめているレースはなかったと思う。

浜中騎手にはそんな過去あるだけに、その過去を払拭するような好騎乗のレースをミッキーアイルの子でして欲しいと願います！

福永指名 ➡16番ベルクレスタ（松山・須貝尚）

福永）
私は「ベルクレスタ」の単勝で応援！善戦タイプではない！２歳女王に輝くと見て単勝です！！

長谷川）
単勝勝負熱いですね！！過去の戦績から、その魅力は明らか！例えば３走前の新馬戦は0.2秒差の２着に終わったが勝ち馬は来週G１で１番人気の可能性大のセリフォス。

それも、上がり３ハロンではベルクレスタが最速をマーク！内容では互角に近いレベルだったと言い切ってよい。

福永）
長谷川さんもガチで注目している事が伝わってきました（笑）
それほどの素材が、ここにきて力をつけている。その象徴が前走【アルテミスステークス】。

４角３番手通過から、直線で後ろからきたサークルオブライフに差されてクビ差２着。どうしても「サークルオブライフの末脚の凄さ」にばかりいくと思うのだが、冷静に内容を見てほしい。

休み明けの仕上がり途上だったことに加えて、道中で行きたがる場面があり、その分のスタミナロスは小さくなかったはず。それでも２着に粘った点が底力！

中田）
前走を使われたことで、心身共にガス抜きができて、調教を見る限り動きは非常に軽快だった。なおかつ精神的にも落ち着きが見られた。ならばここは大チャンス！

幸い、鞍上の松山騎手は先週のＧ１【チャンピオンズＣ】を完勝するなど、今、乗りに乗っている男。この勢いは逆らえない。

福永）
状態面の補足をすると１週前坂路で自己ベストに並ぶ好時計をマーク！
４ハロン「51秒1⇒12秒0」さすがは昨年ソダシで勝っている須貝厩舎！

血統的にも17年ヴィクトリアＭ覇者のアドマイヤリードの半妹という血統背景も文句なし。今こそ、勝負の時！

・軸馬はどうする？

・相手関係も攻めるべきなのか？

・最終的な指定買い目は？