こちらのコラムでは「結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。
もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!
勝負の明暗 はここだった!
サウジアラビアRC( 2017 )の回顧
ダノンプレミアムを一週間前から勝ちとして指名するも本命決着で無念…。実際に会員様のお伝えしたコメント抜粋は下記の通り。
衝撃のデビュー戦!2番★ダノンプレミアム
デビューの新馬戦は、楽な手応えでの4角先頭から、直線でも更に脚を伸ばして、終わってみれば4馬身差の圧勝!ディープインパクト産駒らしいキレ味と、阪神の坂を問題にしないパワーを兼備する点は古馬を思わせる迫力であり、ハッキリと輝かしい未来を予感した。
さらに、その後の追い切りを見る限り、当時よりも数段力をつけていることは間違いないだろう。その象徴こそが、栗東CWで行われた4日の最終追いだろう。鞍上・川田を背に直線だけ強めに追われたが、気持ちよく伸ばすフットワークは、久々の実戦とは思えない力強さ。辛口の調教班からも「素晴らしい」」とのお墨付きが出ている!
ロスなく運べそうな内側の2番枠をゲットできた点も追い風となるだろう。さあ、完勝の瞬間まで期待している!
ダノンプレミアム⇒名は体を表す大物誕生か??
上記の通り1週間前から不動の勝ち馬としてあげていた★馬②ダノンプレミアムからの流し馬券で直線半ばまでは的中馬券だったが、最後の最後、消した1番人気⑯ステルヴィオに勝利馬券を消されてしまった…。
結果として3連単6,920円では夢がない。今年【サウジアラビアRC】に限っては、私たち穴のキングスポーツとは縁がなかったということで現実を受け止めたい。
勝った②ダノンプレミアムの強さは、本物だ。東京マイル稍重で<1.33.0>のレコード勝ち。鞍上の川田騎手も下記の通り「課題という課題がない」と絶賛。まだまだ2歳馬だけに過大評価は禁物ではあるが、それでも「プレミアム」という名に相応しい特別な馬の誕生を喜びたい!!
その他、負けた馬たちも能力示した馬も何頭かいたが、現時点での逆転は難しいのではないだろうか。特にステルヴィオは、大外枠の不利をはねのけ、しかも前走とは真逆の競馬で大物感はある。その2着は評価するもののエンジンのかかりが遅いタイプに感じた。小回りの中山で行われる新2歳G1【ホープフルS】が合うかというと疑問符が付くことは覚えておきたい。
サウジアラビアRC 2017 レース後のコメント
1着 ダノンプレミアム(川田将雅騎手)
「理想的な競馬が出来ました。新馬戦で強い勝ち方をしてくれたので期待していましたが、いい競馬でした。直線では手応えが良く、少しふわふわしているところもあるので、さらに成長するでしょう。マイルもこなしたし、輸送もクリアしたので、課題という課題が一つもありません。このまま無事に進んでほしいです」
2着 ステルヴィオ(C・ルメール騎手)
「外枠が厳しかったです。スタートが速くないので、いい位置を取れませんでした。前走の1800mも忙しかったのですが、今日も忙しかったです。直線は反応が良く、よく伸びてくれました」
3着 カーボナード(岩田康誠騎手)
「馬はすごく落ち着いて走ってくれましたし、いい感じでよく走ってくれました。能力のあるところを見せてくれたと思います」
4着 テンクウ(田辺裕信騎手)
「リズムよく運ぶことが出来ました。現状気持ちで走っている感じですから、色々変わってくればと思います」
5着 シュバルツボンバー(福永祐一騎手)
「速い時計で走っていますし、馬はよく対応して頑張ってくれました。もう少し距離はあった方がいいかもしれません」
6着 ダブルシャープ(石川倭騎手)
「位置を取りにいこうと思った時に不利があり、馬がハミを取ってしまいました。左回りはこなしてくれたのですが…」
7着 コスモインザハート(柴田大知騎手)
「忙しかったですね。距離があったほうがいいかもしれません」
9着 ソイルトゥザソウル(田中勝春騎手)
「外枠が厳しかったですね」
10着 ボウルズ(小牧太騎手)
「テンションが高すぎました。新馬戦はうまくいったのですが、今日はどうしようもなかったです」
11着 エングローサー(三浦皇成騎手)
「いいフットワークをする馬ですし、あの位置からでもよく伸びています。ゲートがもったいなかったです」
17着 スワーヴエドワード(四位洋文騎手)
「気性が前向きな馬なので、馬にまかせてレースをしました。競馬を教えていかないといけませんね」
(via)ラジオNIKKEI