こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。
もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!
勝負の明暗 はここだった!
【 みやこS 2017 】における勝負の明暗( キングS 予想含む )
会員様のお伝えした穴馬☆キングズガードの解説は下記の通り。
?3連単は信頼の軸固定!前走だけ走れば12番キングズガード
ここ最近の高いレベルでの安定感は素晴らしいの一言!6歳を迎えて、遅ればせながらの本格化の予感だ!2走前の重賞【プロキオンS】において、上がり3ハロン最速の脚を繰り出して後方から差し切った内容も素晴らしかったが、更に強調すべきは前走の交流G1【マイルチャンピオンシップ盛岡】で、堂々3着に!交流重賞というレベルが低く見られがちだが、前走の場合は勝ち馬があのコパノリッキーであり、そこから0.6秒差でまとめている。
今回戦う相手の中に、コパノリッキー相手に僅差で走れるような馬がいるかと問われたら、決してそんなことはない。ならば、大チャンスだろう!
京都のダート1800Mはベストからは少々長いだろうが、人気馬2頭が大外枠からやり合う分、流れも向くであろうし、重賞ウイナー底力でカバーもできる
【みやこS 2017】次走への指針がここにある。
1着・・・テイエムジンソク
率直に申し上げよう。この馬に対する評価は高くなかった。キングスガードの解説で「人気馬2頭が大外からやりあう」と書いたように、展開面での厳しいとみていた。また、久々の実戦で仕上がりが不十分だった点もある。だが、終わってみれば・・・。強い!持ち味のスピードを活かすためにも、ベストは今回のような平坦コースだろうが、初勝利を阪神コースで挙げているように、坂もこなせないことはない。それだけに、この先、チャンピオンズCやフェブラリーSでも期待が持てそうだ。
3着・・・キングズガード
例によって、さすがの末脚を見せてくれた。先行馬と比べ、不利などを受ける可能性が高い差し・追い込み脚質にもかかわらず、安定した成績(今回で5戦連続の馬券圏内)を残せるのは、底力があればこそ。但し「勝ち切る」ためには、鞍上のもう一工夫がほしい。主戦・藤岡佑介騎手の頑張りにも期待したい。
8着・・・エピカリス
「道中ずっと忙しくて、3コーナーで少し伸びるところはありましたが、直線ではもう一杯でした。馬体にも余裕があったように思います」というルメールの騎手のコメントの通りではないだろうか。率直に言って、UAEダービーでの好走があるからといって、歴史に残る大器になりえるとまでは思えないが、それでも世代最強クラスの素材であることは間違いない。叩かれた次を見てみたい。
馬番 | 馬名 | 騎手 | 調教師 | 人気 |
16 | テイエムジンソク | 古川吉洋 | 木原一良 | 2 |
10 | ルールソヴァール | 幸英明 | 高木登 | 9 |
12 | キングズガード | 藤岡佑介 | 寺島良 | 3 |
14 | タムロミラクル | 川田将雅 | 西園正都 | 11 |
1 | モルトベーネ | 秋山真一郎 | 松永昌博 | 4 |
9 | シャイニービーム | 高倉稜 | 福島信晴 | 14 |
11 | ローズプリンスダム | 木幡巧也 | 畠山吉宏 | 7 |
15 | エピカリス | C.ルメール | 萩原清 | 1 |
3 | タガノヴェリテ | 荻野極 | 本田優 | 6 |
5 | アスカノロマン | 和田竜二 | 川村禎彦 | 5 |
【みやこS 2017】を見逃した方は下記からご覧下さい。
【みやこS 2017】のレース後の関係者のコメント
レース後のコメント
1着 テイエムジンソク(古川吉洋騎手)
「大外枠もスタートが速いので心配していませんでしたし、自信を持って臨めました。この馬はスピードの持続力が凄いので、そのまま押し切ってくれます。次のGIがとても楽しみです」
2着 ルールソヴァール(幸英明騎手)
「向正面からゴールまで、ずっと内へもたれていました。それが無ければもっと差は詰まっていたと思います。もったいないレースでした」
3着 キングズガード(藤岡佑介騎手)
「パワーをつけていますし、対応は出来るのですが、この距離だとどうしても力が鈍ってしまいます。最後もよく伸びています。右回りの1400mがベストだと思います」
4着 タムロミラクル(川田将雅騎手)
「全力で走って、よく頑張ってくれました」
5着 モルトベーネ(秋山真一郎騎手)
「展開は良かったと思いますが、まだ馬が良くなっている途中です。それに、今日は1枠がアダになりました」
8着 エピカリス(C.ルメール騎手)
「道中ずっと忙しくて、3コーナーで少し伸びるところはありましたが、直線ではもう一杯でした。馬体にも余裕があったように思います」
10着 アスカノロマン(和田竜二騎手)
「返し馬の感じも歩様も良く、悪いところが無いのですが、気が乗ってこないのでしょうか。ゲートを出てからも動いている感じがありませんでした。闘争心の部分なのでしょうか」
11着 タガノディグオ(藤岡康太騎手)
「好位のインをリズムよく追走できました。ですが、時計が速すぎましたし、まだ3歳ですから」
12着 リーゼントロック(中谷雄太騎手)
「終始外を回って、ペースも速かったので、コーナーの手前でいつもより早く手が動いていました。状態が良く、気持ちも入っていたのですが、休み明けの分でしょうか。いつも使いつつ良くなる馬なので、徐々に良くなってくると思います」
(via ラジオNIKKEI )