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ホーム勝負の明暗【回顧】チャレンジC 2017 勝負の明暗「舞台が勝負のポイントに」

【回顧】チャレンジC 2017 勝負の明暗「舞台が勝負のポイントに」

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

勝負の明暗 はここだった!

 

【回顧】チャレンジC 2017 における勝負の明暗( キングS 予想含む )

 

まずは、会員様へお伝えしたコメント抜粋は下記の通りです。

?キングスポーツ編集長の大局観(一部抜粋)

ポイントは舞台だ!

このレースを考えるには、何よりも「阪神芝2000M(内回り)」という舞台を検討する必要があるだろう。具体的な解説の前に、まずは主な出走予定馬からご覧頂きたい。

スタート直後に坂があるため、前半のペースは上がりにくい。しかし、内回りコースで直線が短いことから、後方待機の面々もノンビリと構えてはいられない。3コーナー前後から、早めの好位進出を狙うため、全体のペースが上がり、ラストは潰し合いの底力比べに!

外回りの1800M(直線が長いことからじっくり構えられる。そのため瞬発力勝負になりやすい)だった昨年までとは、全く別のレースになったと考えるべきだ。

そのため、基本的にはマイル寄りの馬にとっては、厳しい舞台と言えるだろう。
逆に、2200M~2400Mくらいまでこなせるスタミナを備えている馬にとっては、理想的な舞台と言えるかもしれない。今回指名した面々は、まさにそういったタイプ!楽しみにして頂きたい。


?改めての期待!11番ジョルジュサンク

実はこの馬、前走の福島記念の際も☆穴馬として指名していた。結果的に放馬&除外をなってしまったのは非常に残念だったが、もちろん評価は不変だ!

昇級初戦(それもいきなりの重賞挑戦)による相手強化。決して楽な条件ではないが、それでも期待したくなるほど前走・西宮ステークスの逃げ切りは見事!阪神外回りの長い直線&タフな坂をものともせずに粘り抜くのだから、その底力は十分にオープンクラスで通用する。

舞台は外回り1800M⇒内回り2000Mにかわるが、力の要る阪神の芝を手の内に入れているのは頼もしいし、仕切り直しとなるも、調整は順調。今度は喜ばしてくれよ!

 

まずは、期待していた☆ジョルジュサンクが11着に敗れたという事実をキッチリと受け入れなくてはいけない。

但し、単純な力負けでは決してないと考えている。というのも、4角に入ってくるまでの道中での走りはスムーズそのものだったからだ。それにもかかわらず、直線では失速。この手の失速の場合、原因の殆どは「距離が長いか」「あるいは状態が良くないか」という2点。この馬の場合、初勝利を2000Mで挙げている実績があるので、距離ではない。とすると状態か。追い切りではしっかりと動いていたが、放馬&除外による目に見えない部分での疲労があったのかもしれない。

改めて、調教の精度を高めることを誓うと共に、能力的には十分にオープンクラスでも通用するはずなので、引き続き注目していきたい。

 

?1着サトノクロニクル・・・全幅の信頼を置くにはまだ早い。

この馬が勝利を掴めたポイントは、デムーロ騎手が残した「2000Mはこの馬に短いと思っていましたが、いい競馬ができました」というコメントにあると思う。

2000Mが短いというのは、つまり2200M~2500Mあたりがベストだと言いたいのだろう。とすると、まさしく私が「大局観」で記した「2200M~2400Mくらいまでこなせるスタミナを備えている馬にとっては、理想的な舞台と言えるかもしれない」という内容に重なってくる。そう、サトノクロニクルにとって、最適の条件だったのだ。

 

だからこそ、素晴らしい馬だとは認めつつも、全幅の信頼を置くには早すぎるだろう。今回もラストは際どい部分もあったし、馬場が合わなかったにせよ菊花賞では10着に敗れているようにムラもある。次走、もう一度しっかりとした走りを見たい。

 

【チャレンジC 2017】を見逃した方は下記からご覧下さい。

 

【チャレンジC 2017】のレース後の関係者のコメント

 

レース後のコメント

1着 サトノクロニクル(M・デムーロ騎手)
「初めて乗った時(セントライト記念)、スペースがない中3着で、いい馬だと思いました。2000mはこの馬に短いと思っていましたが、いい競馬ができました。最後は危なかったですが、勝てて良かったです。とてもいい馬で、能力があります。この後も楽しみです」

1着 サトノクロニクル(池江泰寿調教師)
「M・デムーロ騎手が完璧に乗ってくれました。菊花賞は馬場に泣かされましたが、状態は引き続き良かったです。この後は馬の状態を見ながら、有馬記念も選択肢の一つに残しています」

2着 デニムアンドルビー(C・デムーロ騎手)
「ペースがそこそこ流れていた中、早めに仕掛けて最後も脚を使っていますし、いいレースができました」

3着 ブレスジャーニー(柴田善臣騎手)
「馬は全然良くなっていましたし、レースは上手でした。ただ、手前をかえられなかったので、かえていればもっと伸びたと思います。これからさらに良くなってくると思います」

4着 モンドインテロ(C・ルメール騎手)
「いいペースの中、いい位置で運べ、終いも伸びていますが、届きませんでした。仕方ないですね」

5着 スーパーマックス(山口勲騎手)
「いい位置につけられましたし、最後も盛り返す脚を見せてくれました。まだ3歳ですし、中央の強豪相手にこれだけやれたのですから、今後も楽しみです」

10着 レッドソロモン(福永祐一騎手)
「手応えが悪く、何も抵抗できませんでした」

(via ラジオNIKKEI 

 

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