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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】アイビスSD&クイーンS 2024 ⇒「大混戦」の時ほど、意識すべき「攻め方」とは?未来の主役も公開中!

【先週の重賞回顧】アイビスSD&クイーンS 2024 ⇒「大混戦」の時ほど、意識すべき「攻め方」とは?未来の主役も公開中!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

アイビスSD 2024 の回顧&未来の主役

2024年 7月28日(日) 2回新潟2日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【7R】 第24回アイビスサマーダッシュ
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝・直線 1000m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
7 15 モズメイメイ 牝4 55 国分恭介 0.55.3      07 32.8 3 (栗)音無秀孝
B6 12 ウイングレイテスト 牡7 59 松岡正海 0.55.4 クビ      05 33.1 2 (美)畠山吉宏
8 17 テイエムスパーダ 牝5 57 酒井学 0.55.4 クビ      02 33.5 8 (栗)木原一良
8 16 ディヴィナシオン 牡7 57 松山弘平 0.55.5  1/2      07 33.0 5 *(栗)森秀行
B8 18 メディーヴァル 牡6 57 小崎綾也 0.55.5 ハナ      04 33.3 13 *(栗)寺島良
6 11 アビッグチア 牝6 55 丸山元気 0.55.6  1/2      13 32.9 16 (美)水野貴広
3 6 クムシラコ 牡6 57 内田博幸 0.55.6      10 33.0 15 (美)石毛善彦
2 3 ロードベイリーフ 牡7 57 和田竜二 0.55.7  1/2      15 32.7 14 (栗)森田直行
7 13 チェイスザドリーム 牝5 55 坂井瑠星 0.55.7 ハナ      03 33.6 1 (栗)矢作芳人
10 2 4 ジャスパークローネ 牡5 58 団野大成 0.55.9 1 1/4      05 33.6 7 *(栗)森秀行
11 3 5 マウンテンムスメ 牝6 55 藤田菜七 0.56.0 クビ      01 34.2 9 (美)天間昭一
12 1 2 ショウナンマッハ セ5 57 石橋脩 0.56.2 1 1/2      07 33.7 11 (栗)茶木太樹
13 B4 7 ハギノメーテル 牝5 55 藤懸貴志 0.56.3 クビ      17 32.9 18 *(栗)寺島良
14 7 14 デュアリスト 牡6 57 小沢大仁 0.56.3 クビ      10 33.7 10 (栗)福永祐一
15 5 9 グレイトゲイナー 牡7 57 笹川翼 0.56.4 クビ      10 33.8 12 *(栗)森秀行
16 5 10 ファイアダンサー 牝6 55 戸崎圭太 0.56.4 クビ      14 33.6 4 (美)鈴木慎太
17 4 8 マイヨアポア 牝6 55 石川裕紀 0.56.4 クビ      15 33.4 6 (美)和田正一
18 1 1 リプレーザ 牡6 58 幸英明 0.56.8 2      18 33.2 17 (栗)大根田裕

荒れるレースでも「モズメイメイ」を軸指名

「3連単の配当が4万馬券台の決着」

普通に、4万馬券という数字だけに注目すれば、そこそこの配当と言えるだろうが、これが、【アイビスSD】の配当だと考えれば

「稀に見る堅めの決着」

という評価が正解かもしれない。参考までに、以下の画像で、直近3年の3連単配当を確認してみてほしい。

例えば昨年などは、衝撃の80万馬券決着だった。

だが、そうしたレースにもかかわらず、私たちは「3番人気」に推された15番モズメイメイを軸馬の1頭に指名。

そして、実際に優勝を収めてくれた。激走には心から感謝している。

 

どうして、指名に至った?

では、どうしてモズメイメイを指名できたか?

誤解のないように申し上げるが、指名できたことを自慢したい訳ではなく、指名に至った考え方、大局観は、今回のレースに限らず、必ず使える場面があると思う。

したがって、それを共有することは、皆様の今後の馬券ライフにとっても有意義だと考えたのだ。

ということでいってみよう。今回、モズメイメイを指名する上での「前段階」の考え方として、有料会員様には以下のような旨のお話をした。

ポイント部分を抜粋する形にはなるが、ご紹介してみる。

毎年のように荒れまくっている【アイビスSD】だが、今年も例に漏れず、というよりこれまでにないほどの「大混戦」と言えるようなメンバー構成になっている。

恐らく、多くの競馬ファンは「混戦なら穴」という考えにいきがちだと思うが、経験上「大混戦の時こそ、腹をくくった勝負が歓喜をもたらす」

だとすれば、中途半端にはいきたくない。「千直適性No1」の13番チェイスザドリーム、そして「潜在能力No1」の15番モズメイメイを1着に固定し、3連単で勝負することにした。

ポイントは「これまでにないほどの大混戦」という部分だ。

 

混戦の時は「人気馬のマークが薄くなりやすい

あくまでも私見ということにはなるが(といっても、創業以来40年以上の経験の中で培ったきた考え方だから、そう大きくハズレてはいないと思うが)

「混戦の時はトコトン穴を軸に攻める。それを超えた大混戦の時は、実績馬(上位人気馬)を信頼してもOK」

だと考えている。

大混戦、つまり能力拮抗と言われるレースでは、当然、ジョッキーだって同じように考えているはずだ。

能力が拮抗していれば、ジョッキーだって、人気馬だけをマークしている訳にはいかない。様々な馬に目を配らなくてはいけない。

そうなると、実績上位の馬のマークは薄くなる。結果的に、実績上位馬は走りやすく、そして結果が出やすいということ。

今回、1番人気チェイスザドリームこそ謎の失速をしたが、モズメイメイはもちろん、2着ウイングレイテストも2番人気の馬だった。

 

もっと上がある!

ぜひ、今記したような考え方は意識しておいてほしい。

いずれにせよ、ハッキリ言えることは「モズメイメイは本物」だということ。

レースの全体的な部分とは別に、モズメイメイを指名した理由の中に「どん底からの復活」がある。

ご存知の通り、3歳だった昨年の春には重賞を2勝もした。

昨春の活躍は今も印象に残る

だが、2つの目の重賞を勝ったあとから、まさかの「6戦連続、二桁着順」という信じられないような成績が続いた。

経験上、心身ともに繊細な牝馬は、一度リズムを失うと、簡単には再浮上しない。「あんなに強かったのに、、、」というような馬を数え切れないほど見てきた。

だが、モズメイメイは、そのどん底を自らの力で脱した(前走【北九州記念】3着)

だからこそ「本物」だと思えたし、ここでも指名できた。そして、前走を上回る勝利という成果を出した。

本来のポテンシャルを思えば、G1でも十分にやれる。再び軌道に乗った馬、狙うは【スプリンターズS】での好走だろうが、その可能性は十分!

自信をもって「未来の主役」に指名しておきたい。

クイーンS 2024 の回顧&未来の主役

2024年 7月28日(日) 1回札幌4日 天候 : 晴  馬場状態 : 稍重
【11R】 第72回北海道新聞杯クイーンS
3歳以上・オープン・G3(別定) (牝)(国際)(特指) 芝 1800m 14頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
7 12 コガネノソラ 牝3 51 丹内祐次 1.47.4 07-08-06-05 34.8 5 (美)菊沢隆徳
1 1 ボンドガール 牝3 51 武豊 1.47.4 11-11-11-11 34.4 2 (美)手塚貴久
5 7 アルジーヌ 牝4 55 藤岡佑介 1.47.5 クビ 03-03-05-03 35.0 7 (栗)中内田充
8 13 ドゥアイズ 牝4 55 鮫島克駿 1.47.5 ハナ 09-09-08-07 34.7 3 (栗)庄野靖志
B4 6 コンクシェル 牝4 56 横山武史 1.47.5 ハナ 01-01-01-01 35.4 6 (栗)清水久詞
6 9 スタニングローズ 牝5 57 北村友一 1.47.6  3/4 03-03-02-02 35.3 9 (栗)高野友和
3 3 イフェイオン 牝3 52 西村淳也 1.47.7  3/4 09-09-08-07 34.9 4 (栗)杉山佳明
4 5 モズゴールドバレル 牝5 55 高杉吏麒 1.47.7 07-05-06-07 35.1 12 (栗)藤岡健一
3 4 ラリュエル 牝5 55 佐々木大 1.47.8  1/2 05-05-08-10 35.0 11 (栗)矢作芳人
10 2 2 ウンブライル 牝4 55 ルメール 1.47.9  1/2 11-11-11-11 34.9 1 (美)木村哲也
11 7 11 エリカヴィータ 牝5 56 池添謙一 1.48.1 1 14-14-14-14 34.8 13 (美)国枝栄
12 8 14 モリアーナ 牝4 57 武藤雅 1.48.1 ハナ 11-11-11-11 35.1 8 (美)武藤善則
13 6 10 キタウイング 牝4 55 黛弘人 1.49.0 5 06-05-04-03 36.6 14 (美)小島茂之
14 5 8 ウインピクシス 牝5 55 横山和生 1.49.7 4 02-02-02-05 37.4 10 (美)上原博之

上位2頭をどう評価する?

今年の【クイーンS】は、例年以上の好メンバーが集結したように思う。

特に春のG1【ヴィクトリアM】で好走した馬が複数出走してきたことが、レースを盛り上げた。

さすがは、夏の女王決定戦といったところだろうか。

だが、そんなレースで輝いたのは【ヴィクトリアM】組ではなく、3歳馬の2頭、5番人気のコガネノソラと、2番人気のボンドガールだった。

ちなみに、その2頭の鞍上は丹内騎手と武豊騎手。

丹内騎手は、なんとこの日は1~12Rのフル騎乗!一方の武豊騎手は、ご存知の通り6年ぶりの「51キロ」での騎乗だった。

まずは、この2人に「暑い中、本当にお疲れ様でした」と言わせてもらおうか(笑)

 

さて例年、【クイーンS】を振り返る中で難しいのが、実は「3歳馬の評価」だ。

例え好走しても、どうしても「軽斤量の恩恵」という部分も無視できない。その上で「将来的にも期待できる馬」なのか?あるいは「ここは活躍したけど、、、」なのか?

しっかりと見極めることが「明日の勝利馬券的中」にも繋がってくる。

では、今回は?私たちの結論は「上位2頭はかなりハイレベル!少なくとも牝馬限定なら、この先G1が狙える可能性も十分」ということになる。

 

自信たっぷりの鞍上

どうして彼女たち2頭を高く評価するのか?

まずはコガネノソラからいこう。この馬に関しては、細かいことを抜きに、レース後の丹内騎手のコメントを確認していただくのが良いと思う。

51キロだったので、多少外を回っても大丈夫と思っていました。落ち着いて乗って、どこかで動ける位置にいればいいと思っていました。手応えはありましたし、あとはどこから動いていくかという感じでした。攻め馬にずっと乗ってこの馬のことは把握していましたし、自信を持って仕掛けました。攻め馬でいい脚を使っていましたし、自信はありました。見た目はそんなに走る感じではないのですが、乗ったらバネがあってすごくいい馬です。

いかがだろう?

このコメントからもわかるように、丹内騎手は「相当、自信を持って乗っていた

おめでとう!丹内騎手

上でも書いた通り、今回、古馬の実績馬もかなり揃っていた。

丹内騎手の立場からすれば【ヴィクトリアM】を勝ったのは同期の津村騎手だっただけに、レースを何度も見返したと思うし、当然、今回戦うライバルたちの力も熟知していたはず。

その上で「相当、自信を持って乗っていた」をすれば、それは、コガネノソラの潜在能力の高さの証とも言えるのではないだろうか。(尚、丹内騎手は実戦はもちろん、調教でも多くの馬にまたがる分、馬を見る目の精度が非常に高い騎手だと評価されていることも補足しておこう)

前走【オークス】こそ、距離が長かったこと、またスムーズさを欠いたことで惨敗したが、2走前にはオープン特別の【スイートピーS】を勝っている素質馬でもある。その素質が、ますます花開こうとしている!

展開不問な馬でもあるし、順調にさえいけば【秋華賞】での好走の可能性はかなり高いとみた!

モズメイメイと同様に

一方の2着ボンドガールは、武豊騎手が51キロにまで絞って騎乗を決めたほどの素質を秘めるが、やはり前走【NHKマイルC】で受けた致命的な不利を気にした方が多かったと思う。

前を走っていた馬の内側斜行の不利をモロに受けてしまった。

実際に、跨っていた武豊騎手も「アンラッキーだった」と語っていた。

名手も惚れ込んだ素材!ボンドガール

【アイビスSD】のモズメイメイについて解説したお話ではないが、致命的な不利&凡走も、繊細な牝馬のリズムを狂わせるには十分な要素。

それだけに、どういった結果が待っていても驚けなかったはずだが、やはり「大器」ということなのだろう。

結果的には2着ながら、上がり3ハロンでは堂々の最速タイムをマーク。武豊騎手も、今後への手応えをハッキリと感じたようだ。

やはり、モズメイメイ同様、苦しいところを乗り越えてきた馬は、一本筋が通っていて「本物」だと思うのだ。

個人的には、コチラは本質的にはマイラーかと思うので、来年の【ヴィクトリアM】まで順調にいってほしい。

 

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