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ホーム勝負の明暗オールカマー 2020【回顧】ありがとうセンテリュオ!当然G1でも!次走への一言メモも

オールカマー 2020【回顧】ありがとうセンテリュオ!当然G1でも!次走への一言メモも

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】オールカマー 2020 における勝負の明暗

2020年 9月27日(日) 4回中山7日 天候 : 曇  馬場状態 : 稍重
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝 2200m 9頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
4 4 センテリュオ 牝5 54 戸崎圭太 2.15.5   07-07-07-07 34.5 5 9.1 472 0 (栗)高野友和
8 8 カレンブーケドール 牝4 54 津村明秀 2.15.5 ハナ 03-03-02-02 35.1 2 3.7 472 +6 *(美)国枝栄
7 7 ステイフーリッシュ 牡5 56 田辺裕信 2.15.7 1 1/4 02-02-03-03 35.2 3 4.9 464 +2 (栗)矢作芳人
1 1 クレッシェンドラヴ 牡6 56 内田博幸 2.15.8  1/2 03-03-03-04 35.2 4 5.1 494 -4 (美)林徹
3 3 ミッキースワロー 牡6 57 横山典弘 2.16.0 1 05-05-05-05 35.2 1 2.9 474 -4 (美)菊沢隆徳
2 2 サンアップルトン 牡4 56 柴田善臣 2.16.6 3 1/2 05-05-06-05 35.7 7 34.1 482 +12 (美)中野栄治
5 5 ジェネラーレウーノ 牡5 56 三浦皇成 2.16.7  1/2 01-01-01-01 36.4 6 10.2 512 -2 (美)矢野英一
8 9 オウケンムーン 牡5 56 北村宏司 2.16.7 08-08-08-08 35.3 9 131.7 454 +14 *(美)国枝栄
B6 6 アウトライアーズ 牡6 56 丸田恭介 2.17.2 3 09-09-09-09 35.6 8 110.0 496 +2 (美)小島茂之

 

1番人気フィエールマンの熱発回避こそあったが、それでも力のあるメンバーが揃った。

中でも注目を集めたのが2頭。

【天皇賞春】3着ミッキースワロー、【ジャパンC】2着カレンブーケドールが上位争いをするかと思われたが・・・

優勝したのは5番人気の伏兵!牝馬のセンテリュオだった。

まずは重賞初勝利おめでとう!

 

上で「重賞初勝利おめでとう」と記した。

だが、私たちキングスポーツからすれば

「勝ってくれてありがとう」

という言葉を送るのが正解かもしれない。

何故なら、今回のレースにおける不動の軸馬だったからだ!

 

レース前の段階から、コラムやYoutube内でも公表していたセンテリュオの指名。

それだけに、参考にして下さった方も多いかもしれない。

引き続き、キングスポーツのコラムやYoutubeをチェックしていただけると幸いだ。

 

▼参考 ➡ 【オールカマー】コラム▼

▼参考 ➡ 【オールカマー】Youtube▼

 

さて、ここで誤解のないように申し上げておくが、決して「センテリュオを指名できて凄いだろ!」などと誇りたい訳ではないよ。(いや、少しは誇りたいかも。笑)

それよりも、今回センテリュオを指名した「最大の理由」こそが、今後皆様が競馬予想をされる上での

重要な考え方のひとつになる

と考えているのだ。だから、センテリュオの話をしている。

 

競馬はいつでも「先」に繋がっているんだ

では、今回センテリュオを指名した理由について。

実際に会員様にご提供した解説文をご紹介してみたい。

実際にご提供した解説文

━━━━━━━━━━
本気度が違う!
4番☆センテリュオ
━━━━━━━━━━
一般的には「休み明けの牝馬が、牡馬相手の重賞に挑戦」と聞いたら「あくまでも叩き台だろう。簡単な戦いにはならないのではないか?」と想像するのではないだろうか。

だが、今回のセンテリュオに関してはそうではない!
大目標になるであろう、11月の【エリザベス女王杯】を意識しつつも「ここでもキッチリと好走してみせる!」そんな本気度を感じるのだ。

センテリュオは昨年【エリザベス女王杯】の4着馬。
既に好走は経験している。つまり、後は勝つしかないのだ!

そのために、必要になってくるのが「本当に強い馬と戦うことで得られる経験値」ではないだろうか。それも、出走してただ回ってくるだけでは意味がない。
強豪に揉まれ、尚且つ上位争いをする!
それこそが、何よりも先に繋がるのではないだろうか。

実際、この中間は調教でも鋭い動きを連発している!陣営の意識の高さが馬に伝わった訳ではないだろうが、特にフットワークの軽快さが春よりもレベルアップしている印象だ。
ということで、自信をもって指名したい!

最後に補足を2つ。

1➡管理する高野調教師について
実は、高野師は、2015年、牝馬のショウナンパンドラで勝っている!「牝馬でのオールカマーの勝ち方」を知っている調教師!それだけに期待が持てるのではないだろうか。
ちなみに、ショウナンパンドラはその後ジャパンカップも制した!センテリュオにも「ここ&エリザベス女王杯」での活躍を期待したい!

2➡鞍上・戸崎騎手について
ここ中山芝2200Mを完全に手の内に入れている。直近5年、このコースで52回騎乗し、24回の3着以内!つまり複勝率は「46.2%」!!ちなみに、先週【セントライト記念】でも2着でゴールしている。信頼度抜群だ!

 

予想をする上で、血統などの細かいデータは確かに大事だとは思う。

だがそれ以上に、今回のようなトライアルのレースの場合は

各馬(各陣営)が描いている今後のビジョンを徹底的に分析することが重要

だと、長年の経験から私たちは確信している。

皆様も、この点は頭に入れておいていただきたい。

 

例えば、同じ叩き台だとしても「一度ここで使って、次走で良化」といったように漠然と考えているのと「最大目標があそこだから、そこに向けて逆算して、今回はこういった仕上げで臨む」といったような具体性があるのでは全く違う。

 

センテリュオ陣営の意気込みは飛び抜けていた

今回上位人気に推された面々の中で、ここが最大目標という馬はいなかったはず。

皆、同じように叩き台だととらえていた。

だが、中でもセンテリュオ陣営のビジョンの明確さは、私たちの感覚では飛び抜けているように感じられたし、それ相応の仕上げになっていた。

だから、全く迷うことなく不動の軸馬として公開できたのだ。

仕上げに関しては、さすがはかつて、同じ牝馬のショウナンパンドラで「オールカマー&ジャパンC制覇」に成功している高野調教師。

非常に頼もしい調教師だなと感じている。

 

当然、本番でも

予定通り、力のある相手と戦い、そして結果を出した。

それだけに、本番となるであろう【エリザベス女王杯】でもチャンス十分ではないだろうか。

上にも記した通り、高野調教師は

「秋の牝馬の仕上げ」

に定評がある。もちろん、未来の主役に指名したい。

ちなみに、今年の【エリザベス女王杯】の舞台は阪神。

恐らく、軽い芝の京都よりは、やや力の要る阪神の方が合うと思う。再来月が楽しみだ!

 

レースを見逃した方はコチラから

 

キングスポーツ流「次走へ向けての一言メモ」

ここからは「私の独り言」だととらえていただきたい。

今後へ向けて、気がついたことをメモ帳に走り書きしているようなイメージ。

せっかくなので、それを皆様と共有してみようかと考えた。

 

今回は2頭をピックアップ!

1頭につき数行程度だが、気になる方は頭にとどめておいてほしい。

2着・カレンブーケドール

レース後、鞍上の津村騎手は次のように語っていた。

「向正面でペースが遅くかかり気味でした。途中から上手く流れてくれて、気分良く運べました。4コーナーの動きは力強く、凌いで欲しかったですが、休み明けとしては、よく走っていたと思います」

全くの同感。

いくら力のある牝馬でも、休み明けで、尚且つ前半でスタミナロスがあれば、勝利を掴むことはできない。それでも2着に粘るあたり、底力がある。

ペースの遅さを嫌って前半で先頭に立ちペースを挙げても良かったと思うが、それをしなかったのは、鞍上&陣営が「先」を見ているということだろう。

条件不問のタイプだけに、次走、どこに出走でも上位争いは固そうだ。

 

3着・ステイフーリッシュ

3着とはいえ、2着カレンブーケドールに1馬身1/4もの差をつけられているだけに、なかなか、今後G1での活躍をイメージするのは難しいかもしれない。

だが、今回のレースぶりは、この馬なりに完璧だった。

遅いペースをものともせずにしっかりと折り合い、直線では休み明けらしい重さを見せつつもしっかりと伸びていた。

本当にレース巧者だなと感じる。

それだけに、もう少し相手のレベルが落ちるG2、もしくはG3なら勝利のチャンス十分!

昨年2着だった【福島記念】あたりに出走なら、かなりやれると思うが?注目したい。

 

【オールカマー 2020】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 センテリュオ(戸崎圭太騎手)
「乗りやすい馬で、リズム良く運べればと思っていました。テン乗りでしたが、前回も良い競馬をしていましたし、馬場の外々を回って、上手く差し切ってくれました。力を出し切ってくれたと思います」

2着 カレンブーケドール(津村明秀騎手)
「向正面でペースが遅くかかり気味でした。途中から上手く流れてくれて、気分良く運べました。4コーナーの動きは力強く、凌いで欲しかったですが、休み明けとしては、よく走っていたと思います」

3着 ステイフーリッシュ(田辺裕信騎手)
「遅い流れでポジションを取ることができました。最後モタモタしたのは、休み明けの分かもしれないです」

6着 サンアップルトン(柴田善臣騎手)
「明らかに重かったです。ただ、心配していたバランスはよく取れていたと思います。良い休みになったと思います」

(via ラジオNIKKEI 

 

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