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ホーム勝負の明暗青葉賞 2020【回顧】コントレイル&サリオスは強いが、、、面白い馬たちがいる!

青葉賞 2020【回顧】コントレイル&サリオスは強いが、、、面白い馬たちがいる!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】青葉賞 2020 における勝負の明暗

2020年 5月 2日(土) 2回東京3日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
3歳・オープン・G2(馬齢) (国際)(指定) 芝 2400m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
2 3 オーソリティ 牡3 56 ヒューイ 2.23.0   05-05-08-06 34.1 3 4.3 500 -6 (美)木村哲也
4 7 ヴァルコス 牡3 56 三浦皇成 2.23.0 クビ 12-12-04-03 34.3 4 12.4 498 +2 *(栗)友道康夫
1 1 フィリオアレグロ 牡3 56 レーン 2.23.1 クビ 09-09-13-10 33.9 1 2.6 482 -8 (美)堀宣行
2 4 ブルーミングスカイ 牡3 56 北村宏司 2.23.3 1 1/4 03-03-04-03 34.6 8 21.5 466 -4 *(栗)角居勝彦
6 12 メイショウボサツ 牡3 56 吉田豊 2.23.6 1 3/4 16-15-12-10 34.4 5 17.9 462 0 (栗)西浦勝一
7 14 サーストンカイドー 牡3 56 内田博幸 2.23.6 02-02-02-02 35.2 13 130.0 512 +6 (栗)橋田満
7 13 ロールオブサンダー 牡3 56 田辺裕信 2.23.8 1 1/4 13-15-13-13 34.4 9 31.4 506 0 (栗)橋口慎介
7 15 フライライクバード 牡3 56 福永祐一 2.23.8 クビ 05-07-06-06 34.9 2 4.1 446 -2 *(栗)友道康夫
6 11 フィロロッソ 牡3 56 田中勝春 2.24.0 1 01-01-01-01 35.6 14 142.6 470 0 (栗)中竹和也
10 5 9 アイアンバローズ 牡3 56 武藤雅 2.24.0 クビ 17-18-18-16 34.3 10 42.1 474 -4 *(栗)角居勝彦
11 3 5 ディアマンミノル 牡3 56 蛯名正義 2.24.1 クビ 17-17-13-13 34.7 12 86.1 456 +4 (栗)本田優
12 8 18 コンドゥクシオン 牡3 56 石橋脩 2.24.1 クビ 03-03-03-03 35.5 11 79.0 506 -4 (美)中舘英二
13 8 16 プリマヴィスタ 牡3 56 石川裕紀 2.24.7 3 1/2 05-07-08-09 35.7 16 180.0 452 0 (栗)矢作芳人
14 1 2 アラタ 牡3 56 大野拓弥 2.25.2 3 15-12-17-15 35.6 15 149.5 462 0 (美)和田勇介
15 5 10 ダノンセレスタ 牡3 56 丸山元気 2.25.2 ハナ 05-05-06-06 36.3 6 19.0 484 -6 (栗)音無秀孝
16 3 6 レアリザトゥール 牡3 56 武士沢友 2.25.6 2 1/2 09-09-10-10 36.5 18 317.7 466 -4 (美)小手川準
17 4 8 アピテソーロ 牡3 56 江田照男 2.25.7  1/2 13-14-16-16 36.0 17 220.2 490 +4 (美)奥平雅士
18 8 17 ディアスティマ 牡3 56 津村明秀 2.34.4 大差 09-09-10-18 44.6 7 20.3 478 -4 (栗)高野友和

 

改めて、申し上げるまでもなく【青葉賞】といえば、伝統のダービートライアル。

本番の【ダービー】、さらにはその先、大きな活躍を見せる馬を何頭も輩出してきた。

シンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、フェノーメノ、、、

名前を挙げればキリがない。

「そんな馬が今年もいるだろうか?」

そんな馬がいれば「2強対決(コントレイル&サリオス)」と言われるダービーが面白くなる!

そういった思いを抱きながら、私たちはレースをチェックした。

 

今年は「基準の馬」がいた

さて、今年の出走馬の中には、各馬の能力を測る上での「基準」とも言える存在がいた。

それは2枠3番オーソリティだ。

ここまでの成績を振り返ってみると【ホープフルS】5着&【弥生賞】3着。

正直言って、現時点までの段階では、世代トップまでは少々足りない。

しかし、確実に「トップクラスの実力」は備えている。

 

つまり【ダービー】やその先、世代のトップ争いに食い込めそうな素材がいるとすれば、その馬は

オーソリティに勝つか、負けても同等以上の内容で走りきった馬

ということになる。

では、実際のレースはどうだったか?

 

距離が延びて一変!

結果は、皆様もご存知の通り、オーソリティが優勝した。

これまで、強豪を相手に好走を続けてきた経験は伊達ではなかった。

馬体重500キロという大型の馬体を誇示するかのように、直線で伸びてきた姿は迫力満点。

 

レース後、管理する木村調教師は

「フィジカル面で大きく変わった所があるわけでは無く、良い意味で平行線です。単純に距離が延びて良さが出たのかも知れません。追い切りも良くなかったですが、その後に急激に良くなりました。その時、変わった感触はありました」

と語っていた。

上でも記したように、ここまでの実績を見る限りでは世代トップまでは足りないように思う。

だが、木村師も語っているが、距離が延びたことで良さが出たのだとすれば、、、

大一番【ダービー】でも面白いかもしれない。

決して軽視はできないだろうと感じる。

 

強烈!ヴァルコス!

だが、そのヴァルコス以上に、レース内容が強烈だった馬がいる!

それが、2着のヴァルコスだ。

この馬こそ、いずれ世代のトップを狙っていける素材ではないだろうか。

 

理由は極めて単純だ。

2コーナーから3コーナーにかけて、一気に位置取りを挙げるという

マクリの競馬に挑みながら、直線でも垂れるどころか脚を伸ばし続けた

点にある。

 

広い東京をものともせずに

マクリの競馬から、そのまま押し切る、あるいは上位でゴールするケースは決して少なくない。マクることで、理想的な位置の確保が叶うし、また周囲の馬たちのリズムを崩すことにも繋がる。

メリットは十分にある。

一方で、自ら脚を使うことでのスタミナロスも小さくない。

だから、マクリが成功するケースの多くが「スタミナロスをしても押し切れる直線の短いコース」だという印象がある。

だが今回は東京だ!直線が530M近くあるのだ!

それを経験の少ない3歳馬が、ましてや昇級初戦の馬がこなしたのだ。

本当に驚いた。

 

3歳戦は何が起こるかわからない

今年の3歳戦といえば【桜花賞】も【皐月賞】も「上位人気で堅い」と言われながら、3着には人気薄が飛び込んでいる。

3歳戦は何が起こるかわからない!

改めて、そんなことを感じている。

 

【ダービー】も2強の存在が際立つことにはなるだろうが

距離適性のオーソリティ&逸材ヴァルコス

彼らが激走する可能性も、十分に頭に入れておきたい。

 

今回こそ敗退するも未来で期待が持てる穴馬は必ず埋もれている!!近い将来に高確率で爆走するだろう穴馬をお知らせしています。

5着・メイショウボサツ

前走【大寒桜賞】の勝ちっぷりは見事だった。

但し重馬場だったし、今の東京のパンパンの馬場は果たしてどうなのかなと見ていたが、、、

堂々、2分23秒台の高速決着をものともせずに掲示板を確保。

しかも!レースをご覧いただいた方ならおわかりの通り

1⇒スタートで立ち遅れた

2⇒向こう正面で掛かる場面があった

それでも5着にまとめたという事実をご理解いただきたい。

賞金の関係上、ダービー出走は難しいかもしれないが、秋以降、大一番でも上位争いに絡んでくるのではないだろうか。

ぜひ、覚えておいてほしい。

 

【青葉賞 2020】のレース後の関係者のコメント

1着 オーソリティ(L.ヒューイットソン騎手)
「距離が延びて良い形で競馬ができました。この距離も問題無いことを証明できたと思います。この馬は進化していく馬で、この後成長すればもっと良い脚を使えると思います」

(木村哲也調教師)
「フィジカル面で大きく変わった所があるわけでは無く、良い意味で平行線です。単純に距離が延びて良さが出たのかも知れません。追い切りも良くなかったですが、その後に急激に良くなりました。その時、変わった感触はありました」

2着 ヴァルコス(三浦皇成騎手)
「良い形で競馬が出来ました。この馬に合った競馬で、しっかり走って上位争いをしてくれました。あそこまでいったら勝ちたかったです」

3着 フィリオアレグロ(D.レーン騎手)
「スタートして最初はペースが速くて少し後ろの位置になりました。その後、向こう正面でペースが遅くなった時に折り合いを付けるのに少し時間はかかりましたが、後半はリズムを取り戻してくれました。直線で前に馬がいて、少し窮屈になる所がありましたが、初の2400mでもよく走ってくれました」

4着 ブルーミングスカイ(北村宏司騎手)
「上手くスタートも出ましたし、良い位置で運べました。体はまだこれから成長していくという印象でしたが、直線で一瞬は勝てるかという走りをしてくれました。良い内容のレースでしたし、まだまだ変わると思いますから楽しみです」

5着 メイショウボサツ(吉田豊騎手)
「タイミングが悪く、座りかげんの所でスタートが切られました。位置が後ろになって、1コーナーまで少し出して行った分、向こう正面前半がかかってしまいました。ゲートをスムーズに出られればタメをきかせて走れるのですが」

8着 フライライクバード(福永祐一騎手)
「4コーナーまで良い感じでしたし、手応えも良かったです。しかし直線で外へ出してから、伸びて行けませんでした。状態は良かったですし、あれっという感じでした。ちょっとよく分かりません」

(via ラジオNIKKEI 

 

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