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葵ステークス 2020【回顧】ビアンフェと共に「今後が楽しみな馬」とは?

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】葵ステークス 2020 における勝負の明暗

2020年 5月30日(土) 3回京都11日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
3歳・オープン(重賞)(別定) (国際)(特指) 芝・内 1200m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
6 12 ビアンフェ 牡3 57 藤岡佑介 1.08.1      01-01 34.6 1 3.3 558 +8 (栗)中竹和也
2 3 レジェーロ 牝3 54 北村宏司 1.08.1 クビ    05-05 33.9 11 29.2 398 -2 (栗)西村真幸
3 5 ワンスカイ 牡3 56 斎藤新 1.08.3 1 1/4    05-05 34.1 5 11.3 500 +2 (美)斎藤誠
1 1 ケープコッド 牝3 54 岩田望来 1.08.3 クビ    08-07 33.9 4 8.5 466 +2 (美)高柳瑞樹
4 8 サヴァイヴ 牡3 56 吉田隼人 1.08.6 1 1/2    14-13 33.7 12 32.8 464 -6 *(栗)清水久詞
1 2 アルムブラスト 牡3 56 丸山元気 1.08.6 ハナ    08-07 34.2 3 8.4 510 -8 (美)高橋文雅
7 14 トロワマルス 牝3 54 酒井学 1.08.6    02-02 34.9 16 78.2 466 -2 *(美)杉浦宏昭
2 4 マイネルグリット 牡3 57 国分優作 1.08.7 クビ    12-09 34.0 8 17.0 486 0 (栗)吉田直弘
8 16 ビップウインク 牝3 54 松若風馬 1.08.9 1 1/2    14-15 33.9 2 4.7 492 +4 *(栗)清水久詞
10 5 10 デンタルバルーン 牝3 54 鮫島良太 1.09.0 クビ    03-03 35.1 14 68.5 448 -2 (栗)牧浦充徳
11 8 15 エレナアヴァンティ 牝3 55 幸英明 1.09.0    03-03 35.1 7 15.7 438 -8 (美)宗像義忠
12 6 11 ゼンノジャスタ 牡3 56 田中健 1.09.2 1 1/4    16-16 34.0 9 20.5 464 -6 (栗)浅見秀一
13 5 9 ニシノストーム 牡3 56 勝浦正樹 1.09.2 クビ    13-13 34.4 15 73.6 486 0 *(美)杉浦宏昭
14 4 7 エグレムニ 牡3 56 川須栄彦 1.09.4 1 1/4    08-09 34.9 10 22.9 470 +2 (栗)加用正
15 7 13 グリンデルヴァルト 牝3 54 松田大作 1.09.4    11-09 34.9 6 13.7 460 +8 (栗)坂口智康
16 3 6 カバジェーロ 牡3 56 鮫島克駿 1.10.0 3 1/2    07-12 35.6 13 33.5 486 +4 (栗)橋口慎介

 

レース前から「混戦」と言われてきた3歳限定のスプリント重賞。

だが、終わってみれば優勝したのは1番人気のビアンフェ

スタート直後から先頭に立つと、そのまま譲ることなく逃げ切った。

まずは【函館2歳ステークス】に続いて、重賞2勝目を挙げたビアンフェ、そして関係者の皆様に、心からの祝福を届けたい。

 

さて、結果的には2着にはクビ差。

決して大きな着差とは言えないだろう。

だが!それでも

「ビアンフェの強さをハッキリと感じさせてくれた勝利」

だと言い切りたい。

そう感じさせてくれた最大の理由については、鞍上・藤岡佑介騎手のレース後のコメントを紹介するのが最もわかりやすいかもしれない。

 

主戦を唸らせたスピード

ということで、早速ご紹介しよう。

「デビューからずっと乗ってきましたが、改めて速いなと思いました。凄いスピードの馬です。戦前は控える形でも、という話をしていましたが、今までで一番スタートが速かったですし、スピードが圧倒的なので逆らわずに行きました。かなり速いペースで普通なら止まると思うのですが、もうひと踏ん張りしてくれました。1200mがベストという話もしていましたが、1400mから1600mを走った経験も活きたと思います。体もどんどん大きくなっているので、これから上の舞台を目指して成長してくれればと思います」

私たちも、藤岡佑介騎手と同じような印象を抱いた。

本当に速いなと思うし、そのスピード感は、まるで古馬の一線級を見ているかのようだ。

 

だが、外部から見ている立場の私たちの印象よりも

デビュー戦から約1年、常にまたがってきた主戦を改めて驚かせた

という点にこそ価値があると思う。

わかりやすくいうと

改めて驚く=ここにきて大きく成長を遂げている

ことの証だからだ。

 

早熟どころか「今が成長期」

実際にビアンフェが制した【函館2歳ステークス】など、2歳の早い時期にオープンや重賞を制するような馬といえば?

私たちの正直なイメージを申し上げると

どちらかといえば完成度の高い早熟の馬

だが、ビアンフェはそうではなかった。

早熟どころか、今が成長期だと考えて間違いないだろう。

そういえば、馬体重も、デビュー戦から比較すると50キロ以上も増えている。

 

当然、秋G1でも!

世代限定とはいえ、スプリントG1を2勝!

となれば、当然目標は、世代を超えた短距離界の最高峰!【スプリンターズS】ということになるが、率直に言って

短距離界をリードしていける存在になる可能性は大きい

と見ている。

 

▼最新の短距離G1・高松宮記念のレース回顧も参考にどうぞ▼

 

昨今の短距離路線を見ていると、いわゆる「スプリンター」では苦しいのではないか。

どうしてもスピード争い、しのぎあい、からの「最後の一踏ん張り」が求められる。

その点ビアンフェは、主戦に「凄いスピードの馬」とまでいわせる速さと、タフな東京芝1400Mの重賞【京王杯2歳S】でも渋太く2着に粘ったスタミナが同居。

理想的な短距離馬

とまで言って良いと考える。

ということで、ビアンフェには引き続き注目していくべきだろう。秋が楽しみだ。

 

もう1頭!魅力的な馬がいた!

実は強さを感じたのはビアンフェだけではない。もう1頭

「近い将来、短距離路線で世代を超えた活躍を見せてくれるかも!?」

と感じさせてくれた馬がいた。

それが4着のケープコッドだ。

 

レース後、鞍上の岩田望騎手は次のように語っている。

「ゲートで出負けしてポジションが後ろからになりましたが、動きたいタイミングで動けたし、脚を使ってくれました。1200mがベストですね」

非常に前向きに語ってはいるが、私の目にはどちらかといえば厳しいレースに見えた。

位置取りもそうだが、3コーナー過ぎの早い時点から鞍上の手が動いていた。

 

未来の主役に指名したい

だが、見方を変えれば

それほど厳しい展開にもかかわらず4着を確保

して事実は、抜群のスプリント適性の証明かもしれない。

先程、ビアンフェの解説の際に「最近の短距離路線はひと踏ん張りが求められる」という旨を記したが、この馬も「スタミナ型の短距離馬」

また、今回は京都だったが、中山芝1200Mでも勝利実績があるように、坂も問題にしない。

ならば、楽しみは広がる一方だ。

ということで!

ケープコッドを未来の主役

に指名したい。

 

今回こそ敗退するも未来で期待が持てる穴馬は必ず埋もれている!!近い将来に高確率で爆走するだろう穴馬をお知らせしています。

 

では最後に、主な出走馬関係者のレース後コメントだ。

私たちは、予想をする上で、レース後のコメントを非常に大事にしている。

皆様も、ぜひチェックしてほしい。

 

【葵ステークス 2020】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 ビアンフェ(藤岡佑介騎手)
「デビューからずっと乗ってきましたが、改めて速いなと思いました。凄いスピードの馬です。戦前は控える形でも、という話をしていましたが、今までで一番スタートが速かったですし、スピードが圧倒的なので逆らわずに行きました。かなり速いペースで普通なら止まると思うのですが、もうひと踏ん張りしてくれました。1200mがベストという話もしていましたが、1400mから1600mを走った経験も活きたと思います。体もどんどん大きくなっているので、これから上の舞台を目指して成長してくれればと思います」

2着 レジェーロ(北村宏司騎手)
「枠も良かったですし、スタートも良く、自分のペースで行けました。今日は慣れない形ではありましたが、対応してくれましたし、勝ち馬と僅かの所まで迫りました」

3着 ワンスカイ(斎藤新騎手)
「勝ち馬には粘られましたが、理想の位置からしっかり脚を伸ばしています。よく頑張ってくれました」

4着 ケープコッド(岩田望来騎手)
「ゲートで出負けしてポジションが後ろからになりましたが、動きたいタイミングで動けたし、脚を使ってくれました。1200mがベストですね」

5着 サヴァイヴ(吉田隼人騎手)
「ゲートで出たなりに行こうと思いました。半立ち気味で出たので、腹を決めてハナで溜める競馬をしました。展開がもう少し向けば良かったですね。よく頑張っています。トモが少し緩いところがあるので、1400mぐらいあった方がいいかもしれません」

8着 マイネルグリット(国分優作騎手)
「中団追走から手応え良く回れたのはここ最近無かったので、具合が良くなっているのを感じました」

9着 ビップウインク(松若風馬騎手)
「ゲートを決めて中団からレースを運びたかったです。展開も(この馬には)厳しくなりました」

11着 エレナアヴァンティ(幸英明騎手)
「4コーナーを回るところは手応えが良かったのですが、若干(下が)緩い所があり、2回ほど脚を取られました。その分、最後伸びきれませんでした」

(via ラジオNIKKEI 

 

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