ＣＢＣ賞 2018【回顧】レベル的には懐疑的。唯一、勝ち馬だけは面白い存在に！

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください！

勝負の明暗 はここだった！

【回顧】ＣＢＣ賞 2018 における勝負の明暗

突然だが、私は「ＣＢＣ賞の狙い」において、予想をする上での考え方として、以下のような旨を記した。一部抜粋の形にはなるが、再掲させて頂きたい。

私の【ＣＢＣ賞】に対する考え方は「G１で走れる（好走できる）馬がいるか？いなければデキの良い馬を狙い撃ち」これに尽きる。

2013年のマジンプロスパーやハクサンムーンにせよ、2015年のウリウリにせよ、上位人気に応えてキッチリと結果を出せる馬というのは、やはり力が違う！

そうでなければ、タフな中京コースで、更に人気故の重ハンデを背負いながら、キッチリと結果を出せるものではない。

実際に上で挙げた面々は、同年のＧ１で好走している。

「スプリント路線の答え」がここにある！

ならば、今年の上位人気候補はどうだろう？

『ダイメイフジ』や『アサクサゲンキ』はＧ１でも活躍できるような馬なのか？そうではないのか？

つまり、このレースの勝ち馬を見抜くということは【スプリンターズステークス】など、今後のスプリントＧ１を勝つためのヒントを掴みとったも同然ということ！

彼らがG１で通用するほどの大器だと考えれば素直に狙うし、逆に「この先は通用しない」と考えれば、人気薄の好状態の伏兵をトコトン狙う。

そして【CBC賞】組は秋Ｇ１で買わなければいい。

とにかく、単なる夏の重賞などと思って簡単に予想してはいけないのだ。

馬券の的中はもちろんだが、春競馬～夏競馬にかけて、勝負レースで勝ちまくるなど、絶好調のキングスポーツだからこそ見える「スプリント路線の答え」をお届けするつもりだ！

結局、私たちはどのように考えたのか？

『ダイメイフジ』をはじめとした上位人気勢は、確かに力のある馬達だが、少なくとも、現時点ではＧ１好走を想像できる程は充実していないと結論付けたのだ。

ならば、デキの良い伏兵を！ということで７番のダイメイプリンセス（６番人気）に期待をしたが、結果は９着。前走1000Ｍからの距離延長になるため、スタミナ切れを恐れて鞍上が大事に乗りすぎたか、４角通過が14番手では、なすすべがなかった。

ダイメイプリンセスを選び、レースを逃した点については猛省しなければならないが、結果としては上位人気３頭が圏外に沈み、３連単で16万馬券が飛び出したのだから、予想の方向性としては正しかったようだ。

「このレースの出走馬達のレベルは高くはない」と考えたからこそ伏兵かの勝負を選んだ訳だが、その思いはレースが終了した今でもかわっていない。

馬達は皆一生懸命走っているし、関係者達の不断の努力には十分に敬意を表したい。決して彼らを貶めるつもりはないが、とはいえプロの予想家としての責任の元、正直な思いを書かせて頂いた。

そんな中でも、唯一、優勝したアレスバローズだけは、今年に入ってから、レースぶり、調教での走り共に急激に良くなっている。６歳馬ながら、今が成長期なのかもしれない。次も好走したら「本物」と判断して良いだろう。注目してほしい。

【ＣＢＣ賞 2018】を見逃した方は下記からご覧下さい。

【みんなのKEIBA 次回7月8日(日) 午後3時】
中京「CBC賞・GⅢ」は４番人気⑧アレスバローズが２６戦目で重賞初制覇を飾りました。２着は９番人気⑩ナガラフラワー。３着は８番人気⑨セカンドテーブルで、３連単は１６万６０９０円の払い戻し。 pic.twitter.com/8gAAhMmLPT

— フジテレビ競馬 (@fujitvkeiba) July 1, 2018

【ＣＢＣ賞 2018】のレース後の関係者のコメント

～レース後のコメント～
１着　アレスバローズ（川田将雅騎手）
「レース前に聞いていた感じより良い雰囲気で状態が良いのが分かりました。リズム良くゲートを出て良い位置で流れに乗りました。直線ではしっかり反応してくれました。今後も安定して今日のようなレースができれば楽しみです」

２着　ナガラフラワー（高倉稜騎手）
「ゲートを出た時に隣の馬とぶつかって、その後は気にしながら走っていました。そんな中でよく頑張ってくれました。最後の決め手も見せてくれましたし、能力のある馬です」

３着　セカンドテーブル（水口優也騎手）
「自分の競馬をしようと考えていましたし、そういうレースをしてくれました。最後までしっかり伸びてくれました。差し馬に有利な馬場になっていましたが、早めに先頭に立ってよく粘りました。左回りは合っています」

４着　アサクサゲンキ（武豊騎手）
「ゲートを出てからがのんびりした感じでした。それは悪いことではなく、ためた分最後に伸びてくれました。１８番ゲートから古馬を相手によく頑張ったと思います」

５着　レーヴムーン（荻野極騎手）
「今日はゲートの課題も克服できて、良い走りをしてくれました。この条件でも能力は通用すると思います」

６着　トーキングドラム（松若風馬騎手）
「枠が良かったですし、良い所にはまってくれました。もうひと踏ん張りできそうでしたが、やめてしまっているような所がありました」

１１着　ダイメイフジ（Ｍ・デムーロ騎手）
「この馬には忙しいレースでした。それに前の馬が止まりませんでした」

１５着　ペイシャフェリシタ（三浦皇成騎手）
「欲しいポジションは取ることができましたが、外枠でしたからポジションを取るまでに脚を使った分、リズムが取りづらくなってしまいました。人気になっていたのに結果を出せず申し訳ありません」

（via ラジオNIKKEI ）

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