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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】京成杯AH&セントウルS 2025 など⇒豪華4重賞!どのレースからも「今後へのヒント」をゲット!未来の主役のご紹介も

【先週の重賞回顧】京成杯AH&セントウルS 2025 など⇒豪華4重賞!どのレースからも「今後へのヒント」をゲット!未来の主役のご紹介も

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

京成杯AH 2025 の回顧&未来の主役

2025年 9月 6日(土) 4回中山1日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第70回京成杯オータムH
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1600m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
1 1 ホウオウラスカーズ 牝7 52 木幡巧也 1.31.3  10-11-10 33.1 13 (美)高木登
2 3 ドロップオブライト 牝6 56 松若風馬 1.31.4  3/4  02-02-02 33.9 11 (栗)福永祐一
4 7 コントラポスト 牡5 56 丸山元気 1.31.4 クビ  04-04-05 33.6 2 (美)菊沢隆徳
2 4 ダイシンヤマト 牡5 56 岩田康誠 1.31.5 クビ  06-04-03 33.7 3 *(美)戸田博文
3 5 ニシノスーベニア 牡6 56 大野拓弥 1.31.5 クビ  10-10-10 33.4 4 (美)上原博之
5 9 ジューンオレンジ 牝5 54 富田暁 1.31.6 クビ  04-07-05 33.7 9 (栗)長谷川浩
4 8 シヴァース 牡4 56 内田博幸 1.31.6 クビ  08-08-08 33.6 5 (栗)友道康夫
1 2 アスコルティアーモ 牝5 53 津村明秀 1.31.7  01-01-01 34.3 10 (美)林徹
8 15 タシット 牡6 56 菅原明良 1.31.8 1  10-11-12 33.5 12 (美)中川公成
10 5 10 カラマティアノス 牡3 55 石川裕紀 1.31.8 ハナ  13-14-14 33.3 6 (美)奥村武
11 6 11 エリカエクスプレス 牝3 54 戸崎圭太 1.31.8  02-03-03 34.1 1 (栗)杉山晴紀
12 B7 13 ムーンプローブ 牝5 50 横山琉人 1.32.0  3/4  08-08-08 34.0 16 (栗)宮地貴稔
13 8 16 タガノエルピーダ 牝4 54 団野大成 1.32.3 2  06-04-05 34.5 8 (栗)斉藤崇史
14 7 14 タイムトゥヘヴン 牡7 56.5 柴田善臣 1.32.3 クビ  15-11-12 34.1 7 *(美)戸田博文
15 6 12 キタウイング 牝5 51 丸田恭介 1.32.4  1/2  13-14-14 33.8 14 (美)小島茂之
16 B3 6 アサヒ 牡6 54 菊沢一樹 1.32.6 1  15-16-16 33.9 15 (美)金成貴史

波乱の時代と言われるが

「最近の日本競馬界は、波乱の時代(能力拮抗の時代)に入った」

競馬ファンの皆様なら必ず耳にしたことがあるフレーズではないだろうか。

確かに、そんな印象は皆様も受けているとは思う。最近の競馬は難しいなと。

だが「印象」はともかく「事実」はどうなんだろう?

そこで、ひとつ興味深い数字をご用意してきた。

今、競馬ファンの中で最も売れている「3連単」がJRAで発売になったのは「2004年の9月」今から約21年前のこと。

そこで、初年度となった「2004年の9月~年末まで」と、昨年「2024年の9月~年末まで」

両者の「芝・重賞における3連単の平均配当」をご紹介。

2004年→13万1105円
2024年→17万0697円

改めて「波乱の時代」

なんと、20年の間に、3連単の平均配当は約4万円も増加している。

この数字をどう感じるだろう?

もちろん、物凄く大きな差ではないかもしれない。

だが、皆様がご自身で「4万馬券」をゲットしたとしたら「大きな配当が獲れたな」とテンションが上がるでは?そう考えると、結構な差であることがご理解いただけるだろう(笑)

したがって、今の日本競馬界が「波乱の時代」であることは、事実なのだ。

 

当然【京成杯AH】のような、ハンデ戦であるがゆえに超トップ級が出走してこない重賞においては、1番人気だろうが二桁人気馬だろうが「人気ほどの力の差はない」というケースが大半。

だから、予想のスタイルが

「まず馬の能力比較」

というタイプの人は、これから先、どんどん苦しくなっていくと思う。繰り返すが「人気ほどの力の差がない」のだから、馬の能力ばかりに目がいっていたらどこまでいっても結論はでない。

いかに「その他の要素」に目を向けられるかが大事になる。

 

ホウオウラスカーズにも十分に「要素」があった

そんな中、今回の【京成杯AH】を優勝したのは、単勝13番人気の大穴ホウオウアラスカーズだった。

「まさかこの馬が!?」と度肝を抜かれた方は多かっただろうが(だから13番人気という低評価なのだが)実は、キングスポーツは、キッチリと馬連の厚め勝負の相手に指名していた。

本当は、この馬を軸にできていたら、そして馬券が獲れていたらとは思うし、この点は反省材料ではあるが、それでも、厚め勝負の相手に指名したことで

「どうして指名できたの?」

といった質問をいただいた。

ということで、せっかくなので披露してみよう。実は非常に単純で

・中山マイルでの実績(初勝利をこの舞台で)
・言わずとしれた最内の1番枠
・好調の木幡巧(近年、年間通じて25勝前後の騎手が、今年は既に21勝

この考え方をヒントに

まさに、上記3点の通りだったのではないだろうか。

特に焦ることなく最内でじっくり我慢した木幡巧騎手の騎乗はお見事!直線ではキレイに前が開いたが、それでも、道中で足を溜められた部分がなければ、ラストは伸びなかったと思う。

間違いなく、今回のレースを機さらに一皮剥ける騎手になるとみた。

 

もちろん「今回と全く同じメンバー、同じ条件でレースが行われることはないんだから、上の3点を活かせる機会は訪れないよ」という人もいるかもしれない。

だが、私が言いたいのはそこではなく

「能力拮抗の歳には、こういった方向性を大事にするとチャンスが生まれやすいよ」

ということ。競馬ファンは血統を気にする方も多いが、意外とそういった細かい部分より、もっとシンプルだったりする。

まだまだ秋ケイバは長い。似たようなタイプのレースも出てくるだろうし、ご紹介した内容を意識して、勝利を掴んでほしい。

 

セントウルS 2025 の回顧&未来の主役

2025年 9月 7日(日) 4回阪神2日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第39回産経賞セントウルS
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝・内 1200m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
4 7 カンチェンジュンガ 牡5 57 川田将雅 1.07.4    13-12 33.1 8 (栗)庄野靖志
2 3 ママコチャ 牝6 56 岩田望来 1.07.5  3/4    04-03 34.1 2 *(栗)池江泰寿
7 14 トウシンマカオ 牡6 58 横山武史 1.07.5 クビ    08-09 33.5 1 (美)高柳瑞樹
1 2 テイエムスパーダ 牝6 55 松若風馬 1.07.6  1/2    02-02 34.5 5 (栗)小椋研介
1 1 ショウナンザナドゥ 牝3 53 池添謙一 1.07.8  3/4    10-11 33.7 7 (栗)松下武士
3 6 アブキールベイ 牝3 53 吉村誠之 1.07.8 ハナ    08-08 33.9 9 (栗)坂口智康
3 5 ヨシノイースター 牡7 57 内田博幸 1.07.8 ハナ    06-05 34.2 3 (栗)中尾秀正
6 12 ティニア 牡5 57 高杉吏麒 1.07.8 クビ    15-14 33.2 15 *(栗)池江泰寿
B7 13 カルチャーデイ 牝4 55 坂井瑠星 1.07.8 クビ    01-01 34.8 6 (栗)四位洋文
10 B5 10 ウイングレイテスト 牡8 57 松岡正海 1.08.0 1    07-07 34.2 11 (美)畠山吉宏
11 6 11 ワンダーキサラ 牝6 55 太宰啓介 1.08.0    10-09 33.9 10 (栗)石橋守
12 4 8 レッドアヴァンティ 牡6 57 富田暁 1.08.1 クビ    13-14 33.7 16 (美)尾関知人
13 5 9 ジャスティンスカイ 牡6 57 荻野極 1.08.1 クビ    15-16 33.5 12 (栗)友道康夫
14 8 16 グランテスト 牝5 55 団野大成 1.08.5 2    12-12 34.2 14 (栗)今野貞一
15 8 15 モズメイメイ 牝5 55 国分恭介 1.08.6  3/4    04-05 35.0 13 (栗)前川恭子
16 2 4 エコロジーク 牡3 55 田口貫太 1.09.8 7    03-03 36.4 4 (栗)森秀行

馬連3倍台の2強だったが

今年の【セントウルS】の主役は、文句なしで「昨年の1&2着馬」トウシンマカオとママコチャだった。

2頭の馬連の組み合わせは3倍台。ほとんどの競馬ファンは、彼ら2頭でのワンツーをイメージしていたということだが、競馬はそんなに甘くはなかった。

ママコチャの勝利が濃厚かと思ったところで、後方から8番人気のカンチェンジュンガがゴボー抜き!

乗っていたのが、ママコチャの主戦だった川田将雅騎手だった点も、なんとも味わい深い(笑)

カンチュンジュンガの上がり最速のキレキレの脚を引き出した名手には「お見事」の一言。

 

このコラムをご覧の方の中にも、ひょっとしたら2強を信じ切っていた人もいただろう。

ガックリされているかもしれないところで厳しい言い方に聞こえてしまうかもしれないが、今回のレースで馬連や3連単の馬券を獲るための最大のポイントは、

「2強が鉄板ではない、という大局観を持っていなければならなかった」

という点だ。

ここをどうみるかで、進む方向が右か左か、全く変わる。

 

もちろんドンピシャで勝てれば最高だが

2強が鉄板ではないと本気で思えたからこそ、その他の馬を軸に据えられる。

実は私たちは、まさにそちら側の考え方だった。

結果としては、カンチェンジュンガよりもさらに人気薄となる9番人気(6着)の3歳馬アブキールベイの成長力に夢を託したことで残念。

ただ、競馬とは「確率のスポーツ」だと私たちは考えてている。

お見事!カンチェンジュンガ&川田騎手

毎回、ドンピシャで当たれば理想的だが、競馬はそれほど甘くはない。

だからこそ、できるだけ正しい大局観を持ち、少しでも「正解に近い質の高い予想」をする。その繰り返しの中で、より多くの的中の可能性が出てくる。

これが、予想家として長い間生きてきた中で培った、確固たる信念だ。

 

改めて感じる大局観の重要性&未来の主役

だから、今回も「結果」としては反省するが、必ず次の勝利に繋がると考える。

そして、この先の秋競馬も、とにかく正しい大局観&質の高い予想を繰り返していくことを約束する。

 

長くなったが、最後に「未来の主役」を一頭。

もちろん上位勢は強いが、私たちは、アブキールベイを挙げたい。

レースとしては力負け。だが、ぜひ吉村騎手のコメントを見てほしい。

「いいところで運べて、直線もいいところで抜けてこれました」

超一線級もいる中、経験の浅い3歳馬が「しっかりと自分の形でレースをできた」

走力は、年齢や経験を積めば上積みされるが、強敵相手でも全く物怖じしない度胸、精神力というのは、持って生まれた部分が大きい。そういった意味では「大一番向き」だと思うし、これから先も追いかけていくべき存在だ!期待しよう。

紫苑S 2025 の回顧&未来の主役

2025年 9月 7日(日) 4回中山2日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第10回紫苑S
3歳・オープン・G2(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝 2000m 13頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
5 7 ケリフレッドアスク 牝3 55 西塚洸二 1.59.1 01-01-01-01 34.0 7 (栗)藤原英昭
4 5 ジョスラン 牝3 55 ルメール 1.59.1 クビ 05-05-04-05 33.6 2 (美)鹿戸雄一
6 9 ダノンフェアレディ 牝3 55 戸崎圭太 1.59.3 1 03-03-04-03 33.8 4 (栗)橋口慎介
8 12 キューティリップ 牝3 55 武藤雅 1.59.4  1/2 09-07-08-09 33.6 13 (美)戸田博文
4 4 エストゥペンダ 牝3 55 菅原明良 1.59.4 ハナ 13-12-10-11 33.3 3 (美)高柳瑞樹
6 8 サタデーサンライズ 牝3 55 大野拓弥 1.59.4 08-09-10-09 33.3 12 (栗)石坂公一
8 13 テリオスララ 牝3 55 鮫島克駿 1.59.4 クビ 04-04-03-03 34.1 6 (美)田島俊明
1 1 リンクスティップ 牝3 55 北村友一 1.59.6 1 05-05-06-07 33.9 1 (栗)西村真幸
7 11 サヴォンリンナ 牝3 55 吉田隼人 1.59.7  1/2 02-02-02-02 34.5 9 (栗)田中克典
10 7 10 マイスターヴェルク 牝3 55 横山和生 1.59.7 クビ 11-09-08-07 33.9 8 (美)勢司和浩
11 3 3 セイキュート 牝3 55 津村明秀 1.59.9 1 07-07-06-05 34.2 10 (栗)四位洋文
12 2 2 ドマーネ 牝3 55 石川裕紀 2.00.2 1 3/4 10-11-12-12 33.9 11 (栗)辻野泰之
5 6 ロートホルン 牝3 55 横山典弘 12-12-13-13 5 (美)加藤征弘

ひとまず、ほっとした

「無事でいてくれ」

と心から祈った。私たちの軸馬でもあった、5番人気のロートホルンが4コーナー過ぎに競走を中止したからだ。

今年は、あのリバティアイランドの辛い事故もあっただけに、不安に思っていたが、どうやら、まずは無事だったようだ。ホッとした。

もちろん、馬券的には残念だが、これも含めて競馬。

ロートホルンが無事でいてくれたことが何より。そして、さすがは横山典弘騎手だとも思う。

本当に魅力的な馬だし、元気にさえなってくれたら、必ずどこかで大きな仕事をしてくれるはずだ。

そんな日が訪れることを願っている。

 

見逃せない「13秒台」

さて、そんなレースを制したのは、今年4年目(21歳)の若武者・西塚騎手が騎乗したケリフレッドアスクだった。

もちろん、人馬ともに重賞初制覇。心からの「おめでとう」を申し上げたい。

序盤から先頭を引っ張った馬がそのまま逃げ切り、となると「スローペース」を想像する方が多かったとは思うが、実際のところどうだったのか?

前日に行われた、古馬2勝クラスの【白井特別】の舞台が同じ2000Mだったので、それを一つの例として比較してみたい。

紫苑S→12.1-10.7-11.9-12.6-12.8(60.1)-13.1
白井特→12.5-11.7-12.2-12.3-11.8(60.5)-11.5

前半1000Mの通過は、ともに60秒台。開幕週としては速くはないが、それほど遅くはないといったところか。

だが、問題は次の1ハロン。なんと【紫苑S】は13.1もかかっている!

この数字がどれほどのものか?

実は【紫苑S】が重賞に格上げされた2016年以降、レース中に13秒台のラップが計測されたことは「一度もない」

本当に遅いラップだし、それも、いきなりグッと下げるのではなく「12.6-12.8-13.1」と徐々に落としている!

 

運も見方にした人馬に拍手

これでは、後続の騎手たちも「ペースが落ちてる感」をそれほど感じなかったと思う。

だからこそ、後ろもそれほど積極的に追ってこず、ケリフレッドアスクとしてはじっくりと脚も溜められた。

見事な手綱さばき!

この騎乗は本当に見事だと思う。さすが、あの名門・藤原厩舎からも高く評価されているジョッキーだ。これから先、皆様にもぜひご注目いただきたい。

そうは言っても、まだ若手騎手の一人。後続の騎手の中にもペースの遅さに気づいていた人はたくさんいただろうが、ある意味「舐められ逃げ」の部分もあったかもしれない。

だが、そうした運を逃さず、しっかりと結果に繋げた勝負強さも、評価すべきではないだろうか。

 

次走の【秋華賞】での勝ち負けとなると、まだ何とも言えない部分もあるが、今日の走りからもわかる通り、鞍上の指示に従順で、自在性もある馬。

この先、どんなレースでもしっかり力を出せると思うし「馬券的に頼れる存在」と言えそうだ。

間違いなく、追いかけるべき一頭!未来の主役に指名する!

札幌2歳S 2025 の回顧&未来の主役

2025年 9月 6日(土) 2回札幌5日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第60回札幌2歳S
2歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(特指) 芝 1800m 12頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
4 4 ショウナンガルフ 牡2 55 池添謙一 1.50.6 09-09-11-09 35.0 1 (栗)須貝尚介
1 1 ジーネキング 牡2 55 斎藤新 1.50.6 クビ 01-01-01-01 36.1 10 (美)斎藤誠
8 11 スマートプリエール 牝2 55 武豊 1.50.9 1 1/2 07-05-06-06 35.7 4 (栗)大久保龍
7 10 アーレムアレス 牡2 55 菱田裕二 1.51.1 1 1/4 12-12-08-08 35.7 2 (栗)橋口慎介
6 8 ロスパレドネス 牡2 55 ルメール 1.51.2  3/4 09-09-08-09 35.8 3 (美)木村哲也
5 6 サンセットゴールド 牡2 55 鮫島克駿 1.51.3  1/2 03-03-04-03 36.2 9 (栗)矢作芳人
8 12 オブラプリーマ 牝2 55 石橋脩 1.51.4  3/4 11-11-12-11 35.5 8 (美)上原佑紀
6 7 ミリオンクラウン 牡2 55 丹内祐次 1.51.5 クビ 03-03-03-04 36.6 11 [地]田中淳司
3 3 ポペット 牝2 55 橋木太希 1.51.5 ハナ 07-07-07-06 36.2 5 (栗)高橋康之
10 5 5 ヒシアムルーズ 牡2 55 佐々木大 1.51.5 ハナ 02-02-02-02 36.9 6 (美)堀宣行
11 7 9 トーアサジタリウス 牡2 55 古川吉洋 1.52.2 4 06-07-08-11 36.7 12 [地]佐々木国
12 2 2 ジャスティンシカゴ 牡2 55 横山武史 1.52.8 3 1/2 05-05-04-04 37.8 7 (美)宮田敬介

2歳重賞に対しての基本的な考え方

まずはじめに、先週の【中京2歳S】でもご紹介した、2歳戦に対する私たちの基本的な考え方からお伝えしておきいたい。

2歳重賞、それも8月〜9月のような早い時期のレースに関しては

「展開などの細かいレースの振り返りはしない」

というのが私の考え方。

何故なら、デビュー2戦目、3戦目あたりの馬は、まだレース経験が浅いだけに「スタイルも固まっていない」

今回の出走馬たちも、次走ではまるで違ったスタイルでレースを進める可能性も十分にあるからだ。

だからこそ、細かい展開云々よりも、率直に「走りに大物感がある」と感じられた馬をピックアップ!

皆様の今後の馬券の参考にしてほしい。

 

ここは素直に。勝ち馬は抜けている!

そういった点からいえば、優勝したショウナンガルフは強かった。

穴党としては、つい勝ち馬に対してのアラを探したくなるが(苦笑)ここは素直に、単に重賞を勝ったという結果以上の「中身」を感じる。

逃げ馬が粘り抜くレースを、上がり最速の脚を繰り出し、4角9番手から差し切り。

それも「差し馬の実力の物差し」として、私たちがこだわる「他馬との上がりタイムの差」だが、上がり2位の馬に対して、驚きの0.5秒差!

経験上、重賞において、上がりで0.5秒以上の差をつけられる馬は、そのレースでは1枚、いや2枚は力が上という考え方でOK!

ましてや、素質馬が揃う【札幌2歳S】での完勝だけに、来年のクラシック戦線での活躍も見えてきたのかも。

文句なし!ショウナンガルフ

もう1点、気性にやや若さがあるということも言われていたが、少なくとも今回に関しては、レースの流れが上がるような場面でも実に落ち着いていた。

実戦にいって集中できる点も、大物の証と言えるではないだろうか。

尚、池添騎手も、これで史上12人目の重賞100勝という大記録を達成!46歳という年齢も。柴田善臣騎手らが現役を続けている以上、まだまだ老け込めないだろう(笑)

来年のクラシック戦線をこのコンビが賑わせるのかも!?楽しみにしよう!

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