こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。
もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!
中京記念 2023 の回顧&未来の主役
2023年 7月23日(日) 3回中京8日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第71回中京記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1600m 16頭立
着 | 枠 | 馬 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 | 調教師 |
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1 | 3 | 6 | セルバーグ | 牡4 | 55 | 松山弘平 | 1.33.0 | 01-01-01 | 35.6 | 8 | (栗)鈴木孝志 | |
2 | 6 | 11 | ディヴィーナ | 牝5 | 54 | M.デム | 1.33.3 | 1 1/2 | 13-12-09 | 34.9 | 2 | *(栗)友道康夫 |
3 | 8 | 16 | ルージュスティリア | 牝4 | 53 | 川田将雅 | 1.33.5 | 1 1/2 | 11-12-14 | 34.7 | 1 | *(栗)藤原英昭 |
4 | 5 | 10 | ウイングレイテスト | 牡6 | 57 | 松岡正海 | 1.33.5 | ハナ | 07-06-07 | 35.3 | 3 | (美)畠山吉宏 |
5 | 4 | 8 | サブライムアンセム | 牝4 | 55 | 三浦皇成 | 1.33.7 | 1 | 07-09-09 | 35.3 | 11 | *(栗)藤原英昭 |
6 | 4 | 7 | アナゴサン | 牡5 | 55 | 国分恭介 | 1.33.9 | 1 | 02-02-02 | 36.2 | 7 | (栗)牧田和弥 |
7 | 1 | 1 | ヴァリアメンテ | 牡5 | 55 | 西村淳也 | 1.33.9 | ハナ | 07-06-04 | 35.9 | 5 | (栗)中内田充 |
8 | 2 | 4 | メイショウシンタケ | 牡5 | 57 | 角田大河 | 1.33.9 | クビ | 15-14-13 | 35.3 | 6 | (栗)千田輝彦 |
9 | 1 | 2 | シュリ | 牡7 | 57 | 荻野極 | 1.34.0 | 1/2 | 03-02-02 | 36.3 | 13 | (栗)池江泰寿 |
10 | 8 | 15 | ミッキーブリランテ | 牡7 | 57 | 和田竜二 | 1.34.1 | クビ | 07-10-11 | 35.6 | 14 | *(栗)矢作芳人 |
11 | B7 | 14 | カイザーミノル | 牡7 | 56 | 横山典弘 | 1.34.1 | 1/2 | 03-04-04 | 36.1 | 15 | (栗)北出成人 |
12 | 6 | 12 | ダノンスコーピオン | 牡4 | 59 | 横山和生 | 1.34.2 | 頭 | 13-15-14 | 35.4 | 4 | (栗)安田隆行 |
13 | 2 | 3 | アドマイヤビルゴ | 牡6 | 57.5 | 岩田望来 | 1.34.2 | クビ | 06-06-07 | 35.9 | 12 | *(栗)友道康夫 |
14 | 5 | 9 | ホウオウアマゾン | 牡5 | 58 | 坂井瑠星 | 1.34.2 | クビ | 03-04-04 | 36.2 | 9 | *(栗)矢作芳人 |
15 | 7 | 13 | ベジャール | 牡4 | 55 | 菅原明良 | 1.34.5 | 1 3/4 | 15-15-14 | 35.7 | 10 | (美)田中博康 |
16 | B3 | 5 | ワールドウインズ | セ6 | 56 | 幸英明 | 1.34.6 | クビ | 11-10-11 | 36.1 | 16 | (栗)笹田和秀 |
荒れる夏競馬の象徴
「夏競馬=荒れる」
この図式は、競馬ファンにとっては常識と言ってよいだろう。
春や秋のG1シーズンとは違い、どうしても能力が拮抗した馬同士の戦いになりやすく、尚且つ仕上げが難しい猛暑の時期ということもあり、何が起こるかわからない。
中でも、直近5年の3連単平均配当が70万馬券を超える【中京記念】は
「荒れる夏競馬の象徴」
と言えるのかもしれない。
そして今年も簡単な決着にはならなかった。
2&3着馬が1&2番人気だったこともあり、配当こそそれほどではなかったが、優勝したのが8番人気の伏兵だったのだから、大波乱とまではいかないが「波乱」と表現することに問題はないはずだ。
では、優勝馬セルバーグの激走を見抜くことは困難だったのか?
いや、実はそうではないのだ。
穴を掴みたいなら「人気薄の逃げ先行馬を狙え!!」
上記のタイトルの文言「どこから見覚えがあるような、、、?」と思われたそこの貴方!
素晴らしい記憶力の持ち主だね(笑)
というのも、実はレース1週前の段階から皆様に公開していた「中京記念の狙いのコラム」のタイトルの一部なのだ。
参考⇒中京記念 2023 狙いのコラム
中京の芝コースというのは、直線が長く、また広い分「差せる舞台」とイメージする方は多いだろうが、意外にも「前が残りやすい」!
上記コラムでは、具体的なデータ(数字)もご紹介しているのだが、ここでは、なぜ残りやすいかの「理由」の部分を転載してみようと思う。
初めて見るよという方はもちろん、コラムを読んでいたよという方も、復習の意味でご覧いただきたい。
以下、転載部分だ。
穴党必見!高配当獲得へのポイント
→直線のタフを逆手にとれ!
意識していただきたいのは「中京の直線のタフさ」
中京コースは、直線の長さ自体も412M(東京・新潟・阪神外回りに続く4番目)と長いのだが、それと同時に
「傾斜が急」
があることを知ってほしい!
わずか100M少々の間に、高低差約2メートルを駆け上がる!
ゴール寸前の最もタフな部分での傾斜だという点を考えると、実際の数字以上に各馬はタフさを感じるだろう。
それゆえ、ジョッキーたちは無理な乗り方をしない。結果ペースが上がらず、直線が長いけど、意外に前が残るというケースが頻発している!
では、注目の結論は?
ここまでくれば、皆様もおわかりだろう。
穴馬券を狙いたい方は
詳しいデータは、コラム後半で誤用しているので、合わせてチェックしてほしい。
大事なのは「ポイントを決めること」
セルバーグという馬は、この2戦こそ思ったような位置がとれなかったが、1&2&3勝クラスを勝った際は、いずれも4角2番手以内の「前にいってこそ」の馬。
相手の出方次第という面はあっただろうが、少なくとも「好位より前」でレースをすることは明らかだった。
当然、私たちのコラムをご覧いただいた方なら、簡単に狙えたかもしれないし、だからこそ、上でセルバーグの激走を見抜くのは困難ではなかったという旨を記したのだ。
ひとまず中京開催はここで終わったが、もちろん年末には再び行われるし、来年以降も、毎年この地で競馬は行われるのだ。
ぜひ、今回ご案内している考え方は頭に入れておいてほしい。
また、私たちキングスポーツは、今回の【中京記念】がそうであるように
を必ず明確にしてから、勝負に挑むようにしている。大局観と言っても良いだろうか。
だからキングスポーツは勝って来られた
もちろん、ポイントや考え方が合っていたからといって、必ずしも馬券が的中するとは限らない。
だが、少なくとも「的中の可能性は上がる」
競馬とは、確率のスポーツだと私たちは考えている。
絶対がない世界だからこそ、その可能性を少しでも上げることに意味があるのではないだろうか。
そして、ポイントや考え方の精度が、他の誰よりも高かったからこそ、私たちキングスポーツは、創業以来、40年以上に渡り、厳しい業界の中で勝ってこられたのだと確信している。
なんだか、私たち自身の宣伝のようになってしまい恐縮だが(笑)
ぜひ、皆様ご自身の目で、キングスポーツの力を体感していただけると幸いだ。
では、今週の【アイビスSD】や【クイーンS】のポイントは?
以下の狙いの記事を必ずチェックしておいてほしい!
今週重賞の狙いの記事
最後に1頭!未来の主役
ここまでご紹介してきた内容からもわかるように、セルバーグは逃げ先行有利の条件にハマった部分はあっただろう。
とはいえ、フロックしていたらもったいない!力も十分にある!
ということで、敢えてこの馬を未来の主役に指名したい。
予想家としての感覚的な部分にはなるが、結果的には逃げ切りを決めたが、単なる逃げ馬という印象は全く受けなかった。
直線での伸び脚には「二の脚」的な部分を感じたし、そうでなければ、G1でも好走歴があるような2着馬相手に逃げ切れるはずがない。
そして、だからこそ、鞍上の松山騎手はレース後
「これからも楽しみだ」
という旨のコメントを残したに違いない。
距離的には、やはりマイルが理想のようだから、順調なら、恐らく【関屋記念】に出てくるだろうか。
相手がさらに強くなる可能性もあるから簡単ではないだろうが、馬券圏内なら!引き続き注目してみたい。
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