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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】エルムS&レパードS 2024 ⇒改めて「夏のダートの基本」を確認!将来性抜群の3歳馬のお話も

【先週の重賞回顧】エルムS&レパードS 2024 ⇒改めて「夏のダートの基本」を確認!将来性抜群の3歳馬のお話も

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

エルムS 2024 の回顧&未来の主役

2024年 8月 4日(日) 1回札幌6日 天候 : 曇  馬場状態 : 稍重
【11R】 第29回エルムS
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) ダート 1700m 14頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
6 9 ペイシャエス 牡5 58 横山和生 1.44.0 05-03-04-04 36.7 5 (美)小西一男
6 10 ドゥラエレーデ 牡4 57 武豊 1.44.1 クビ 02-02-02-02 37.0 1 *(栗)池添学
7 12 テーオードレフォン 牡5 57 丸山元気 1.44.3 1 1/4 03-03-03-03 37.1 10 (栗)梅田智之
5 8 シルトプレ 牡5 57 石川倭 1.44.7 2 1/2 14-14-11-10 36.4 12 [地]米川昇
5 7 ミトノオー 牡4 58 松山弘平 1.44.8  3/4 01-01-01-01 37.7 3 (美)牧光二
3 3 ヴィクティファルス セ6 58 池添謙一 1.44.9 クビ 13-12-10-08 36.8 11 *(栗)池添学
8 14 プロミストウォリア 牡7 58 西村淳也 1.45.1 1 1/2 05-06-04-04 37.7 4 (栗)野中賢二
B3 4 ナチュラルハイ 牡4 57 永野猛蔵 1.45.2  3/4 03-03-04-06 37.8 2 (美)黒岩陽一
8 13 ベルダーイメル 牡7 57 富田暁 1.45.3  1/2 09-09-08-08 37.4 9 (栗)本田優
10 1 1 フルム 牡5 57 水口優也 1.45.3 クビ 07-07-07-07 37.6 8 (栗)浜田多実
11 B7 11 タガノクリステル 牝5 55 古川吉洋 1.45.6 1 1/2 10-11-11-11 37.3 14 (栗)長谷川浩
12 4 6 サヴァ 牡6 57 岩田康誠 1.45.8 1 1/2 07-08-11-13 37.6 6 (栗)上村洋行
13 4 5 ホウオウアマゾン 牡6 57 菱田裕二 1.46.1 1 3/4 12-13-14-13 37.5 13 (栗)矢作芳人
14 2 2 ユティタム 牡4 57 佐々木大 1.46.5 2 1/2 10-09-08-12 38.5 7 (栗)須貝尚介

獲った!8万馬券!

いきなりの成績報告となり恐縮だが、おかげさまで、3連単36点で8万6,710円という高配当を射止めることができた。

上位に激走してくれた各馬には、心からの感謝を申し上げたい。

会員様へ参考になる資金配分として馬連は千円単位、3連単は百円単位で指定しています。

有料会員様より的中画像を頂きました。

その他、先週の成績詳細は以下のリンク先よりご覧ください

 

もちろん、いつものことではあるが、的中報告は、その成績を誇ることが目的ではない。

的中できたということは「予想の方向性が正しかった」ということだ。

その方向性をここで再確認、あるいは共有することが、皆様の今後の馬券ライフに役立つのではないか、そういった思いがあるのだ。

 

夏のダートはシンプルに

予想をする上で、もちろん細かい部分をみていけば色々とある。

展開もそうだし、コース適性もそう。

実際、今回は「前が有利な流れになる」と読んだが、実際に、上位3頭は4コーナーを2~4番手で通過した馬たちだ。

だが、そういった部分にも目を配ることを大前提に、やはり気候が厳しい夏競馬、特に、芝に比べてタフになりがちなダート戦においては

「状態の良し悪しが勝負を分ける」

シンプルだが、これが最も大事な部分だと考えている。

夏のダートは仕上がりだ

例えば、今回、3連単の1着軸に指名したペイシャエス。

単勝5番人気という点からもわかる通り、いわゆるガチガチの人気サイドの馬ではない。

そういった馬の1着固定だけに「大丈夫なの?」と思われたご会員様もいたとは思うが、私たちには自信があった。

 

昨年とは全く違う仕上がり

実際に、ペイシャエスに関しては、以下の解説文をご提供している。転載したい。

重賞2勝を誇る実力馬、しかも超出世レース【ユニコーンS】の勝ち馬でもあるが前日では7番人気。ここは狙わない手はない!

ペイシャエスは昨年8着に敗れているが、敗因は「暑さと輸送」だった。その反省を踏まえて美浦で仕上げ過ぎないように気をつけ、そして長距離輸送も今年は輸送減りを想定内におさえることができた。

つまり昨年とは雲泥の差、まさに万全状態で今年は臨むのである。

前走【マーチS】は本調子ではない中で3着。追い切りにも跨がった横山和騎手が「前回の(良くなかった)雰囲気ではない感じでした」と手応えを掴んでいる。つまり昨年よりも、そして前走よりもアゲアゲの状態だ!まさに怪気炎を上げている実力馬が久々の美酒に酔いしれる。

解説の通り、陣営が無理をさせず、大事に輸送、そして臨戦態勢を整えたことが本当に大きかった。

ありがとう!ペイシャエス

力のある馬が態勢を整えられたら、結果が出るのは必然なのだ。

また、ペイシャエスの場合は4ヶ月半ぶりだったが、タフな夏のレースに出る場合は、ローテーションの間隔が開いたことは、あまり気にする必要はない、という考え方ももっている。

実戦を走ることのメリットは当然大きいが、一方で、調教と比べると、はるかに残るダメージも大きい。

少しでもフレッシュな状態で臨めるという意味で、久々は全く気にする必要ない。

 

ローテーションという点でいえば

ローテーションという点でいえば、今回、10番人気ながら3着に激走し、8万馬券の立役者になってくれたテーオードレフォンにも注目。

この馬は先月のマリーンS3着からの参戦。

一方、このレースで優勝したナチュラルハイも参戦したが、こちらは2番人気の高評価。

もちろん、着順からいえば、こうした評価になることもわかる。

ただ、ナチュラルハイの【マリーンS】は、勝ち切るために、かなり「力を使った」ように見えた。

対して、テーオードレフォンも3着に好走して力を示したとはいえ、序盤から先頭を走るなど、自分のリズムで競馬をできた点もあった。

レース後のダメージには大きな差があったと思う。

 

そこから1ヶ月弱と、決して余裕のあるローテではないだけに、案の定というか、再び好走したテーオードレフォンに対しナチュラルハイは8着に敗れた。

これらの点から、とにかく夏のダートはシンプリに仕上がり!重賞に限らず、他のレースでも意識してほしい。(マリーンS激走馬が、マイナスの意味で要注意だという点も来年に向けて覚えておいてほしい)

 

レパードS 2024 の回顧&未来の主役

2024年 8月 4日(日) 2回新潟4日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【7R】 第16回レパードS
3歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(指定) ダート 1800m 15頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
1 1 ミッキーファイト 牡3 57 戸崎圭太 1.51.2 03-03-03-03 37.6 1 (美)田中博康
8 14 サトノフェニックス 牡3 57 和田竜二 1.51.4 1 02-02-02-02 37.9 11 (栗)西園正都
5 9 ミッキークレスト 牡3 57 坂井瑠星 1.51.9 3 10-09-06-05 37.7 6 (栗)大久保龍
4 7 バロンドール 牡3 57 横山典弘 1.52.1 1 1/2 05-04-03-03 38.4 10 (栗)松永幹夫
4 6 ハビレ 牡3 57 三浦皇成 1.52.1 11-11-09-08 37.7 8 (美)武井亮
3 5 ピュアキアン 牡3 57 吉田豊 1.52.4 1 1/2 03-04-05-05 38.4 12 (美)竹内正洋
3 4 ジーサイクロン 牡3 57 M.デム 1.52.6 1 1/4 14-14-12-12 37.6 3 (栗)吉岡辰弥
6 11 ブルーサン 牡3 57 石橋脩 1.52.9 1 3/4 01-01-01-01 39.5 5 (栗)川村禎彦
5 8 ソニックスター 牡3 57 川田将雅 1.53.3 2 1/2 06-08-06-07 39.1 2 (美)木村哲也
10 8 15 アラレタバシル 牡3 57 野中悠太 1.53.6 2 13-13-14-13 38.4 9 (美)根本康広
11 7 13 ロジアデレード 牡3 57 内田博幸 1.53.7  1/2 08-10-09-10 39.3 7 (美)稲垣幸雄
12 7 12 サンライズソレイユ 牡3 57 ルメール 1.53.9 1 1/4 11-12-12-14 38.8 4 (栗)矢作芳人
13 6 10 メイショウフウドウ 牡3 57 西塚洸二 1.54.7 5 08-07-11-10 40.2 13 (栗)藤原英昭
14 2 3 ノットイナフ 牡3 57 幸英明 1.55.2 3 1/2 14-14-15-15 39.1 15 (栗)浜田多実
15 2 2 ハーバーライト 牡3 57 小沢大仁 1.56.0 5 06-04-06-08 41.9 14 (栗)高橋義忠

勝ち馬は、素直に「強い」

古馬の実績馬が揃った【エルムS】に対し「明日のダートのスター候補」が集ったのが【レパードS】。

言わずとしれた、ダート路線の出世重賞だ。

それだけに、予想家の立場とすれば、このレースの結果もさることながら

「将来的に大きな活躍が見込めそうな馬はいたのか?」

という視点でレースを見ることになる。

そういった点からいえば、1番人気に応えてキッチリと勝利を収めたミッキーファイトに関しては、素直に「強い」と感じている。

過去に3戦して2勝、敗れた【ユニコーンS】も3着ということで、力が上位であることは明らかだった。

ただ、一方で「現状」に関しては、540キロ台の大型の馬体ということもあり、やや器用さには欠けるように思えた。だから「ごちゃつきやすい最内の1枠がどうか、、、」と見ていたが、結果はご覧の通り。

 

今回の競馬ができれば

上手くスタートを決めてスピードに乗ったかと思えば、戸崎騎手の手綱さばきに導かれ、向こう正面ではすぐに外に出された。

まさに理想的な形であり、こうなれば、結果が出るのは必然だった。

間違いなく本物

上で器用さに欠けると書いたし、実際に540キロ台の大型の馬体である以上、そういった部分は常につきまとう問題かもしれない。

ただ、一方で、スタートセンスはあるし、鞍上の指示にすぐに反応できる、精神的な素直さもある。

この2つの強みは、器用さに欠けるというマイナスを、補って余りあるものではないだろうか。

秋には、今回の勝利で秋の【ジャパンダートクラシック】への優先出走権を手に入れた。

既に参戦を表明強いてるフォーエバーヤングやラムジェットの強さも相当なものだが、今日の走りができれば、それほどヒケをとるものではないだろう。

 

そして、将来的には今回の2着馬で、芝でも通用しそうな軽快なスピードを持つサトノフェニックス(こちらは、本質的にはマイル以下が良いと思う)と共に、今後、ダート路線のトップクラスを担っていってほしい。

楽しみをもって、彼ら2頭を未来の主役に指名する!

 

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