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ホーム勝負の明暗【回顧】ファルコンステークス 2018 勝負の明暗「NHKマイルCで狙える馬は?」

【回顧】ファルコンステークス 2018 勝負の明暗「NHKマイルCで狙える馬は?」

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】ファルコンステークス 2018 における勝負の明暗

2018年 3月17日(土) 2回中京3日 天候 : 晴  馬場状態 : 良

第32回中日スポーツ賞ファルコンS

3歳・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝 1400m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 上3F 単勝 体重 ±
10 ミスターメロディ 牡3 56 福永祐一 1.22.1   34.7 3 8.2 482 +2
7 アサクサゲンキ 牡3 57 武豊 1.22.3 1 1/4 34.8 7 15.3 470 +8
8 フロンティア 牡3 57 川田将雅 1.22.3 クビ 34.6 5 10.4 456 +8
11 アンブロジオ 牡3 56 横山典弘 1.22.3 ハナ 35.1 4 10.2 448 +2
2 モズスーパーフレア 牝3 54 中谷雄太 1.22.4 クビ 35.8 9 36.2 478 -4
15 タイセイプライド 牡3 57 岩田康誠 1.22.4 クビ 35.2 6 12.2 494 -10
9 ダノンスマッシュ 牡3 56 戸崎圭太 1.22.6 1 1/4 34.4 1 2.2 466 -4
4 テンクウ 牡3 56 田辺裕信 1.22.6 クビ 34.2 2 5.0 450 -4
6 ドラグーンシチー 牡3 56 藤岡康太 1.22.7  3/4 34.7 12 80.0 472 -10
10 13 タイセイアベニール 牡3 56 北村友一 1.22.8 クビ 35.0 13 95.9 466 -6
11 5 カイザーメランジェ 牡3 56 武士沢友 1.23.1 2 34.9 10 72.3 462 +2
12 12 ヒシコスマー 牡3 56 荻野極 1.23.2 クビ 35.2 11 77.3 478 +2
13 14 ダークリパルサー 牡3 56 柴山雄一 1.23.2 クビ 35.7 14 126.2 490 -6
14 3 アシャカデッシュ 牡3 56 丸山元気 1.23.2 ハナ 35.5 16 354.5 494 -2
15 1 ムスコローソ 牡3 56 津村明秀 1.23.8 3 1/2 35.8 8 17.2 494 0
16 16 エールショー 牡3 56 松若風馬 1.23.8 ハナ 35.4 15 235.6 460 -2

 

?1着ミスターメロディ・・・馬場状態を味方に!

この日は良馬場ではあったが、第1Rの3歳未勝利が1分10秒1である事から、決して高速馬場ではなかった。ある程度、時計がかかる馬場である事からもパワーが求められる、即ちダートで培ってきたミスターメロディにとっては絶好の舞台でもあった。

初芝で重賞制覇のミスターメロディ!

道中は抑え気味で、気性的には距離が長い印象だったが、それでも無理せず、マイルまでなら同年代でも十分に上位争いができると感じた。芝でも走れて、ダートでも走れるとても面白い馬だが、おそらく次はNHKマイルCが濃厚だろう。東京マイルでどんな走りを見せるのか楽しみだ!

 

?2着アサクサゲンキ・・・名手の手綱で脚質転換に成功!

これまで1200mから1400mで結果を残していたように、スプリント路線では堅実に結果を出している。これまでハナを切ったり、番手からの競馬が多かったが、控えての競馬で、結果を残せたのはさすが武豊騎手!常に逃げ&先行しなければならないと思っていたが、この馬にとって大きな収穫だったと率直に感じた。

短距離ならば躍進あるアサクサゲンキ!

その前の朝日杯FSでは10着に敗れているように、次走はNHKマイルCへ出走を表明していない。次は無難に今年から新設された重賞・葵ステークスに向かう予定のようだ。安定して走れるスプリント路線に絞ってくるとすれば、次も注目せざるを得ない。

 

?3着フロンティア・・・アクシデントあっての激走!

得意のマイルで巻き返しを誓うフロンティア!

新潟2歳ステークスの勝ち馬でもあり、朝日杯の負けしっかり挽回してきた走りだった。直線入った所で内のアサクサゲンキと外のダークリパルサーに挟まれてしまうアクシデントがありながら、もう一度巻き返してきた事、そして休み明けだった事も考えれば、相当強い内容だった。デビュー戦から朝日杯まではマイル戦に拘り続けているからこそ、NHKマイルCでは侮れない!

 

?1番人気のダノンスマッシュは7着に敗退!

本来は先行策を取らないと地力を発揮できない馬で、後方からの競馬となってしまったのが痛恨だった。それを差し引いても直線はそこまで詰まる場面も不利もなくスムーズに回ってきた中で、直線は全く良いところがなかった点から、突き抜ける強さは全く感じなかった。ローカル重賞で、手こずるようでは、主役級で春を迎えるのはかなり難しそうだ。

 

?次走も狙いたい穴馬・・・8着テンクウ!

道中は最後方からの競馬で、直線は抜けるところがなかった。さらに空いたところでも挟まれる不利があるなど、何もしないでゴールをしてしまった。それでも結果は8着まで追い上げて、上がりは最速をマークしているように「内容」において非常にインパクトがあった。苦境にも屈指ない精神力と走力があると見て、今後を楽しみに、見守っていきたい。

 

最後に予告の☆穴馬についても触れておこう。まずはタイセイプライドは6着に敗れたが、敗因は馬場状態に尽きるだろう。勝ったのがダート馬だった一方で、この馬は高速自慢のタイプ!岩田騎手の位置取りも頂けなかった。夏のアイビスサマーダッシュや京都の短距離に出てくれば、巻き返せるだろう。

そして、もう一頭の☆穴馬ムスコローソは、鼻出血のアクシデントで大敗してしまったので、今回の大敗は決して力負けではない。

 


 

【ファルコンステークス 2018】を見逃した方は下記からご覧下さい。

【ファルコンステークス 2018】のレース後の関係者のコメント

~レース後のコメント~
1着 ミスターメロディ(福永祐一騎手)
「最初少し行きたがりましたが、馬の後ろに入ると落ち着いてくれました。初芝、重賞で強いメンバー相手に自分から動く形で押し切ってくれましたし、強い勝ち方でした」

2着 アサクサゲンキ(武豊騎手)
「レース前からいつもより落ち着いていましたし、うまく折り合いもついて、良いレースが出来ました。1400mにも対応してくれました」

3着 フロンティア(川田将雅騎手)
「1400mが合う体型になってきているとは思います。最後まで自分の力は出していますし、よく頑張っています」

5着 モズスーパーフレア(中谷雄太騎手)
「自分の形でしっかり走ってくれました。引きつけて良いタイプではないので、あまり落とさずどこまで、と思いましたが坂を上がってから苦しくなりました。ただ、能力はありますし、1200mに戻れば今日の経験が活きると思います」

6着 タイセイプライド(岩田康誠騎手)
「折り合いはついていて、スムーズに運べましたが、最後は同じ脚色になってしまいました。ただ、かからずに落ち着いてレースをすることはできました」

7着 ダノンスマッシュ(戸崎圭太騎手)
「出負けして後ろからになってしまいました。その後も伸びあぐねた感じでした」

(via ラジオNIKKEI 

 

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