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ホーム勝負の明暗フェブラリーステークス 2023 など【先週の重賞回顧】熱いG1に感謝&先週の4重賞より「次に買いたい未来の主役」をご紹介

フェブラリーステークス 2023 など【先週の重賞回顧】熱いG1に感謝&先週の4重賞より「次に買いたい未来の主役」をご紹介

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

フェブラリーステークス 2023 の回顧&未来の主役

2023年 2月19日(日) 1回東京8日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第40回フェブラリーS
4歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) ダート 1600m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
4 7 レモンポップ 牡5 58 坂井瑠星 1.35.6      04-04 36.3 1 (美)田中博康
8 15 レッドルゼル 牡7 58 川田将雅 1.35.8 1 1/2    14-14 35.7 3 (栗)安田隆行
3 6 メイショウハリオ 牡6 58 浜中俊 1.36.2 2 1/2    16-16 35.8 4 (栗)岡田稲男
2 4 ドライスタウト 牡4 58 戸崎圭太 1.36.3 1    04-04 36.9 2 (栗)牧浦充徳
B4 8 アドマイヤルプス セ6 58 内田博幸 1.36.4    08-08 36.8 14 (美)加藤征弘
7 13 スピーディキック 牝4 56 御神本訓 1.36.6 1 1/2    14-14 36.5 6 [地]藤原智行
B7 14 ヘリオス セ7 58 武豊 1.36.6 クビ    02-02 37.4 13 (栗)西園正都
6 11 ソリストサンダー 牡8 58 菅原明良 1.36.9 1 1/2    11-11 37.1 9 (栗)高柳大輔
1 2 シャールズスパイト 牡6 58 モレイラ 1.37.2 1 3/4    08-08 37.6 5 [外]アトフィ
10 2 3 ケンシンコウ 牡6 58 バシュロ 1.37.3  1/2    13-11 37.5 12 (美)小西一男
11 B6 12 セキフウ 牡4 58 M.デム 1.37.3 クビ    04-04 37.9 11 (栗)武幸四郎
12 3 5 オーヴェルニュ 牡7 58 福永祐一 1.37.4 クビ    11-11 37.6 10 (栗)西村真幸
13 8 16 ケイアイターコイズ 牡7 58 横山和生 1.37.5  3/4    02-02 38.3 15 (栗)新谷功一
14 5 10 テイエムサウスダン 牡6 58 ルメール 1.38.1 3 1/2    08-08 38.5 8 (美)蛯名正義
15 5 9 ショウナンナデシコ 牝6 56 横山武史 1.38.8 4    01-01 39.7 7 (栗)須貝尚介
16 1 1 ジャスパープリンス 牡8 58 田中勝春 1.39.2 2    04-04 39.8 16 (栗)森秀行

 

極めて印象的なレースに

今年の【フェブラリーステークス】は、レース前の段階から

「少々寂しいメンバー構成」

という見方をされていた。

ご存知の方も多いだろうが、今度の土曜日に行われる海外レース【サウジC】に挑むトップホースが多いのだ。

このレースを2連覇中だったカフェファラオや、昨年12月のG1【チャンピオンズC】を制したジュンライトボルトなど。

ましてや、1番人気候補だと見られていたギルデッドミラーが、骨折による引退を余儀なくされた。

カフェファラオらがいなかったが

だが、レースが終わった今、もはや「寂しい」などという感情に支配されている競馬ファンは一人もいないだろう。

もちろん、サウジに挑戦する面々がここにいたらどうだったが、それは誰にもわからない。

しかし、少なくとも「今回出走したメンバー同士の戦い」ということでは、非常に中身が濃く、印象に残る、レベルの高いレースだったように思う。

そして、今年最初のG1を無事に走りきった全ての馬に、心からの感謝を伝えたい。

 

なぜ、レベルが高いと感じた?

では、どうしてレベルが高いと感じたのか?

ぜひ、ご注目いただきたいのは、上位入線馬の「4角通過位置」

1着のレモンポップから順番に、4着だったドライスタウトまでが「4番手、14番手、16番手、4番手」となっている。
(詳しくは、本記事の冒頭にある着順表をご覧いただきたい)

この結果からもわかるように、今回の【フェブラリーステークス】は

「好位にいても、後ろにいても上位進出が可能なレース」

だったということ。

レースによっては、極端に前ばかりが上位にいたり、その逆だったりするとケースもる。

その場合が「展開の追い風」があったようにも思えるが、今回は決してそうではないことがわかる。

 

当然、上位入線馬は「上位人気馬」に

つまり、完全なる力比べ、ガチンコ勝負になったということ。

全ての馬が全力で仕上げてくるG1で、それもガチンコになれば、必然的にレースのレベルは上がる。

そうなれば、伏兵の出番もなくなるのだ。

文句なしのガチンコ

1着から4着までの上位4頭が、そのまま上位人気4頭(順番の違いはあるが)になったのは、当たり前のことだったと思う。

だから、5着には14番人気のアドマイヤルプスが入っているが(4角通過は、ちょうど真ん中あたりの8番手だった)この走りに関しても、決してフロックだととらえる必要はないと思う。

6歳ながら、今回がデビュー16戦目と、使い減りされていない。

これからまだまだ力をつける可能性も高いし、得意とする東京マイルの舞台に絞っていけば、近い将来の重賞制覇(例えば武蔵野ステークス)も夢ではないだろう。

 

レモンポップは文句なし!

中でも、やはりレモンポップに関しては「強い!文句なし!」の一言。

もちろん、前走までのレースぶりから、力を出し切ることができれば、今回くらいは当然走ると思っていた。

だが、決して楽な条件でのレースではないと、私たちはみていた。

楽な条件ではなかったが

まずは展開、1番人気ゆえに、周囲からのマークが集中する。当然、自分のリズムでは走れない。

そして状態面。【根岸ステークス】後の状態を見てから出走を決めたように、悪くはないが、決して完璧ではなかったはず。

だが、いとも簡単に、そうした条件を乗り越えた。

坂井瑠星騎手がレース後

「とにかく精神的にどっしりしていて、馬が『緊張しなくて良いよ』と言っているようで、僕はただ乗っているだけでした」

と語っているが、まさにその通りで、こちらが勝手に推測した不安材料をあざ笑うかのように、いつも通りのレース運びを行っていた。調教ではどうかと思えた仕上がりも、元気一杯だった。見事な調整具合は、若き田中博康厩舎の実力の証だろう。

このレースを見せられると、少なくともマイル以下なら、国内には敵は見当たらない。当分、この馬の時代が続きそうだ。

 

期待を込めて!ドライスタウト

最後に、未来の主役ということでは、2番人気ながら4着に敗れたドライスタウトを挙げさせてほしい。

私たちとしては、非常に高く評価していた1頭。

一方で、ほぼ同じ位置にいたレモンポップに0.7秒差をつけられたのだから、完敗と言わざるを得ない。

では敗因はどこにあったのか?

考え方は様々あるだろうから、あくまでも私達の「持論」という点をお断りした上で申し上げるなら「メンタル面」だと考える。

向こう正面での走りっぷりを見た時に、いつものようにリラックスしていないというか、硬いように思えた。

堂々と走っていたレモンポップとは対照的。初めてぶつかる強豪に揉まれる中で、圧力を感じたのだろうか。正直、その時点で「厳しいかな、、、」という思いが頭をよぎった。

それでも!調教での動きなど見る限り、間違いなく並の馬ではない。そして、走力は簡単には伸びないが、精神力はレース経験を重ねることで大きく進化する可能性もあると私たちは考える。

しかもまだ4歳!いつか今日の敗戦を糧に、大きく飛躍することを信じて、未来の主役に指名したい!

 

さて、ここからは残りの3重賞についてのお話へいこう!

「【フェブラリーS】の話が長くて疲れた、、、」

という皆様もいるかもしれないが、ここからはコンパクトに!「未来の主役」を1頭ずつピックアップし、簡単に解説をするので、どうか最後までお付き合いいただきたい!

 

京都牝馬ステークスの未来の主役

2023年 2月18日(土) 1回阪神3日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第58回京都牝馬S
4歳以上・オープン・G3(別定) (牝)(国際)(特指) 芝・内 1400m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
3 5 ララクリスティーヌ 牝5 55 菅原明良 1.20.4      07-07 33.5 2 (栗)斉藤崇史
7 13 ウインシャーロット 牝5 55 石川裕紀 1.20.4 ハナ    01-01 33.9 1 (美)和田正一
8 18 ロータスランド 牝6 56 岩田康誠 1.20.6 1 1/4    17-18 32.8 3 (栗)辻野泰之
2 3 フェルミスフィア 牝6 55 杉原誠人 1.20.6 クビ    13-12 33.3 14 *(美)木村哲也
B2 4 メイショウミモザ 牝6 57 池添謙一 1.20.7 クビ    03-02 34.0 15 (栗)池添兼雄
4 7 テンハッピーローズ 牝5 55 福永祐一 1.20.8  3/4    08-07 33.9 9 (栗)高柳大輔
B4 8 ヒメノカリス 牝6 55 松山弘平 1.20.8 クビ    15-16 33.3 11 (栗)池江泰寿
5 10 シゲルピンクルビー 牝5 56 高倉稜 1.20.9  3/4    02-02 34.3 13 (栗)渡辺薫彦
7 14 ミスニューヨーク 牝6 56 M.デム 1.21.0  1/2    17-16 33.3 7 (栗)杉山晴紀
10 1 2 ディヴィーナ 牝5 55 坂井瑠星 1.21.0 クビ    08-09 34.0 10 (栗)友道康夫
11 7 15 ルチェカリーナ 牝5 55 和田竜二 1.21.1  1/2    08-09 34.1 8 (栗)高橋義忠
12 5 9 ボンボヤージ 牝6 56 川須栄彦 1.21.2 クビ    13-12 33.9 17 (栗)梅田智之
13 3 6 ルピナスリード 牝4 55 川田将雅 1.21.4 1 1/2    12-12 34.2 6 (栗)吉岡辰弥
14 8 16 ウォーターナビレラ 牝4 55 武豊 1.21.5 クビ    03-02 34.8 4 (栗)武幸四郎
15 1 1 サブライムアンセム 牝4 57 岩田望来 1.21.5 クビ    15-12 34.2 5 (栗)藤原英昭
16 6 11 コムストックロード 牝4 55 国分優作 1.21.6 クビ    08-09 34.6 18 (美)中野栄治
17 8 17 スカイグルーヴ 牝6 55 ムルザバ 1.21.6 クビ    03-05 34.8 12 *(美)木村哲也
18 6 12 サトノアイ 牝5 55 吉田隼人 1.21.8 1 1/2    03-05 35.0 16 (栗)須貝尚介

 

3着ロータスランド⇒新境地を開いた

現在6歳の牝馬ということで、ひょっとしたら引退も近いのかもしれないが、少なくとも今回のレースを見る限り、最も「強さ&今後の可能性」を感じたのはこの馬。

実は、構図としては【フェブラリーステークス】と似ている。

上位3頭の4角通過は「前、中、後ろ」であり、上位3頭は、そのまま人気3頭。こちらもガチンコだった。

当然、ハイレベルなレースの上位3頭は「本物」だが、特にロータスランドのレースぶりには驚いた

まだまだ成長中のロータスランド

フルゲートの大外18番枠、しかも珍しくスタートで行き脚がつかず、最後方に近い位置からの競馬。私たちは、この馬を軸にしていたため、正直、序盤で諦めの境地にいた(笑)

だが、名手・岩田康騎手の十八番、イン突きの上手さもあったにしても、直線だけで3着まで浮上!

それも、上がり3ハロンは衝撃の32秒8(もちろん最速)

期待していた私達でさえ、これまでのレースから、好位にいって粘るスタイルがベストだと確信していたし、まさかこうした脚を備えているとは思わなかった。G1の連対実績まであるほどの馬が、6歳にしてさらに新境地を開くのだから素晴らしい。

岩田康騎手がレース後「こういうレースができたのは次につながる。次はもっと動ける。この馬にとっては明るい材料」と語っているが、完全に同感!

順調なら、昨年同様に【高松宮記念】&【安田記念】あたりにいくのだろうか。この分なら、昨年以上も期待できそうだ!

 

ダイヤモンドステークス 2023 の未来の主役

2023年 2月18日(土) 1回東京7日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第73回ダイヤモンドS
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 3400m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
2 4 ミクソロジー 牡4 56 西村淳也 3.29.1   07-09-09-10 35.4 2 (栗)辻野泰之
3 5 ヒュミドール セ7 56 田辺裕信 3.29.2 クビ 05-05-07-06 35.7 13 *(美)小手川準
1 2 シルブロン 牡5 55 ルメール 3.29.5 2 11-10-09-06 36.0 1 (美)稲垣幸雄
B8 16 ベスビアナイト セ6 55 石橋脩 3.29.7 1 13-12-11-11 35.9 11 (美)国枝栄
4 8 レクセランス 牡6 56 バシュロ 3.29.8  1/2 04-04-05-05 36.5 5 (栗)池添学
6 12 マリノアズラ 牝5 53 横山武史 3.29.9  3/4 07-08-07-06 36.4 4 *(美)小手川準
4 7 カウディーリョ 牡7 56 大野拓弥 3.30.6 4 02-02-04-03 37.4 14 (美)堀宣行
7 14 トーセンカンビーナ 牡7 56 江田照男 3.30.8 1 16-16-16-15 36.6 10 (美)加藤征弘
5 10 メイショウテンゲン 牡7 55 木幡巧也 3.30.8 クビ 14-14-14-13 36.8 15 (栗)池添兼雄
10 6 11 スタッドリー 牡5 56 モレイラ 3.31.2 2 1/2 09-05-01-01 38.3 3 (栗)奥村豊
11 2 3 トラストケンシン 牡8 54 丸田恭介 3.31.4  3/4 14-14-14-15 37.2 12 (美)高橋文雅
12 B7 13 タイセイモナーク 牡7 53 三浦皇成 3.31.4 クビ 02-02-03-03 38.2 8 (栗)西村真幸
13 1 1 キスラー 牡7 54 内田博幸 3.31.6 1 1/4 11-12-11-11 37.8 16 (栗)池江泰寿
14 3 6 アスクワイルドモア 牡4 56 田中勝春 3.31.7  1/2 09-10-11-13 37.8 9 (栗)藤原英昭
15 5 9 ヴェローチェオロ 牡5 56 戸崎圭太 3.31.9 1 05-05-05-06 38.5 7 (栗)須貝尚介
16 8 15 ウインキートス 牝6 55 横山和生 3.34.2 大差 01-01-02-02 41.2 6 (美)宗像義忠

 

1着ミクソロジー⇒勝ち馬でも、、、仕方ない!

できるだけ「負けた馬」の中から、未来の主役を見つけるように心がけている。

勝ち馬は、誰もが強いことはわかっている。

一方で、敗れた馬の中には「実は内容は良かった、、、」という馬もいる。

競馬ファンが気づきにくい、こうした馬をご紹介することで、皆様のお役に立てると考えているのだ。

それでも!このレースに関しては、ミクソロジーで仕方ないだろう。それくらい、レースぶりのインパクトがライバルたちとは違った。

実はレース後、鞍上の西村騎手がこんなことを言っていた。

ゲート入りで迷惑をかけましたが、中では落ち着いていて、良いスタートを切れました。向こう正面でルメール騎手の馬(シルブロン)についていって、直線はヨレましたが、これならと思いました。

このコメントからもわかるように、実は決して全てが上手くいったレースではない。

それでも、この馬にスキらしいスキを感じる場面は一切なかった。

この事実こそが凄いのだ!ライバルたちとの間に「大きな力量差があった」ことの証だからだ。

同時に、ゴールをした後でも、それほどバテたような雰囲気が感じられなかった。

レースレコードが出るような流れだったことを考慮すれば、相当なスタミナの持ち主だと思う。

昨年、ここで勝ったテーオーロイヤルが本番【天皇賞春】でも好走したが、それに匹敵、あるいはそれ以上の逸材と言えるかもしれない。

レース本番の4月30日が、今から本当に楽しみだ!

 

小倉大賞典 2023 の未来の主役

2023年 2月19日(日) 2回小倉4日 天候 : 晴  馬場状態 : 重
【11R】 第57回小倉大賞典
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1800m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
3 6 ヒンドゥタイムズ セ7 57.5 ムルザバ 1.49.7   07-07-06-04 35.7 2 *(栗)斉藤崇史
1 1 カテドラル 牡7 58 団野大成 1.49.7 ハナ 12-12-13-08 35.3 9 (栗)池添学
4 7 バジオウ 牡5 55 菱田裕二 1.49.8  1/2 03-03-02-01 36.4 10 (美)田中博康
7 14 ロングラン セ5 55 丹内祐次 1.49.9  1/2 07-07-06-07 35.9 3 (美)和田勇介
7 13 ホウオウエミーズ 牝6 54 丸田恭介 1.50.3 2 1/2 10-11-09-08 36.0 4 (美)池上昌和
B5 9 サトノエルドール 牡7 56 藤岡佑介 1.50.4 クビ 16-16-15-08 35.8 14 *(美)国枝栄
6 11 ダンディズム セ7 56 富田暁 1.50.5  3/4 14-14-14-13 36.0 7 (栗)野中賢二
6 12 ウイングレイテスト 牡6 57 松岡正海 1.50.5 クビ 06-06-04-04 36.7 5 (美)畠山吉宏
8 15 フォワードアゲン セ6 54 黛弘人 1.50.6 クビ 09-09-09-12 36.3 11 (美)中野栄治
10 1 2 レッドランメルト 牡4 55 吉田隼人 1.50.6 05-05-04-02 36.9 1 *(美)国枝栄
11 4 8 インテンスライト 牡7 55 勝浦正樹 1.50.7  1/2 10-09-09-08 36.5 15 (美)菊沢隆徳
12 8 16 アルサトワ 牡6 57.5 幸英明 1.51.6 5 04-04-03-02 38.0 12 *(栗)斉藤崇史
13 5 10 フォルコメン セ7 56 田辺裕信 1.52.5 5 12-12-09-15 38.2 6 (美)堀宣行
14 B3 5 ゴールドギア 牡8 55 丸山元気 1.52.6 クビ 15-15-15-16 38.0 16 (美)伊藤圭三
15 B2 4 レッドベルオーブ 牡5 57.5 北村友一 1.53.1 3 1/2 01-01-01-04 40.4 8 (栗)藤原英昭
16 2 3 テイエムスパーダ 牝4 54 今村聖奈 1.53.8 4 02-02-06-13 39.8 13 (栗)五十嵐忠

 

3着バジオウ⇒驚くべき学習能力

前走、ここ小倉で行われたオープン【関門橋ステークス】で4着。

オープン特別で4着、それでも勝ち馬から0.8秒差をつけられていたら、重賞では厳しいという方が多かったのも当然だろう。単勝は10番人気にとどまった。

そんな馬が3着に好走できた理由は2つあり!

一つは大変わかりやすい「状態面」

実はこのレースにおける私たちの好調教馬として、有料会員様にはご紹介させていただいた。

だが、実はもっと重要なのが、もうひとつの理由であり、それは「学習能力」

レース後、菱田騎手がこんなことを言っている。

「右回りも前回走ったことでコーナリングが終始スムーズでした」
右回りをモノにした!

まさにその通りで、前走時は、何とかレースをこなしているような感じに見えたが、今回は実にスムーズで、完全にレースの流れに乗っていた。

というのも、実はこの馬、2走前までは10戦続けて左回りを走っていたのだ。恐らく、馬自身も「競馬=左回り」だと思っていたに違いない(笑)

そこで突然出現した右回りに戸惑っただろうが、なんと、たった一戦走っただけに、自分のものにしてしまったのだ。この学習能力に驚かずにはいられない。

経験を力に変えられるタイプは、間違いなく進化できる!もう5歳ではあるが、まだまだ追いかけてみたい!

 

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