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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】阪神JF 2025 など⇒改めて確信を持った「攻略への道筋」&各重賞の未来の主役も

【先週の重賞回顧】阪神JF 2025 など⇒改めて確信を持った「攻略への道筋」&各重賞の未来の主役も

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

阪神JF 2025 の回顧&未来の主役

2025年12月14日(日) 5回阪神4日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第77回阪神ジュベナイルフィリーズ
2歳・オープン・G1(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝・外 1600m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
5 9 スターアニス 牝2 55 松山弘平 1.32.6    08-07 34.5 2 (栗)高野友和
3 5 ギャラボーグ 牝2 55 川田将雅 1.32.8 1 1/4    12-13 34.3 4 (栗)杉山晴紀
8 17 タイセイボーグ 牝2 55 西村淳也 1.32.9 クビ    06-06 35.0 6 (栗)松下武士
6 11 スウィートハピネス 牝2 55 高杉吏麒 1.32.9 クビ    11-09 34.5 9 *(栗)北出成人
2 4 アランカール 牝2 55 北村友一 1.33.1 1 1/4    18-09 34.7 1 (栗)斉藤崇史
3 6 アルバンヌ 牝2 55 坂井瑠星 1.33.3 1    14-15 34.6 3 (美)田中博康
8 18 ショウナンカリス 牝2 55 池添謙一 1.33.5 1 1/4    10-09 35.2 11 (美)加藤士津
4 7 マーゴットラヴミー 牝2 55 武豊 1.33.5 クビ    04-04 35.8 5 (栗)小林真也
1 2 レディーゴール 牝2 55 松若風馬 1.33.5    16-17 34.6 18 (栗)池添学
10 5 10 イヌボウノウタゴエ 牝2 55 酒井学 1.33.7 1 1/4    13-13 35.2 12 (美)西田雄一
11 7 14 スタニングレディ 牝2 55 和田竜二 1.33.8 クビ    16-15 35.1 10 (美)高木登
12 2 3 ミツカネベネラ 牝2 55 津村明秀 1.33.8 ハナ    08-09 35.5 8 (美)鈴木伸尋
13 8 16 ローズカリス 牝2 55 田口貫太 1.34.0 1 1/4    03-03 36.4 17 (栗)大橋勇樹
14 6 12 メイプルハッピー 牝2 55 岩田康誠 1.34.2 1 1/4    06-07 36.1 15 *(栗)北出成人
15 4 8 ヒズマスターピース 牝2 55 藤岡佑介 1.34.2 クビ    01-01 36.9 7 (美)国枝栄
16 7 15 ラスティングスノー 牝2 55 菱田裕二 1.34.4 1    04-04 36.7 13 (美)池上昌和
17 7 13 フロムレイブン 牝2 55 吉村誠之 1.35.0 3 1/2    02-02 37.6 14 (栗)坂口智康
18 1 1 アンヘリータス 牝2 55 ジェルー 1.35.1  3/4    14-18 35.5 16 (栗)吉村圭司

 

おめでとう!スターアニス

まずは何より、私たちが1週前より、ご会員様やSNS上などで「不動の軸馬」として断言させてもらった「9番スターアニス」

終わってみれば、2着馬に1馬身と3/4差もつける完勝だった。

心から祝福と感謝を申し上げたい。

 

皆様もご存知の通り、この時期の2歳戦の単勝人気は「あってないようなもの」

勝ち方が派手だったり、連勝中だったりする馬に、どうしても目がいく。

だが、実はほとんどの馬が「初対戦」なのだ。

同じレースを走っていない馬同士の比較をするのは非常に難解。だから、上でも書いた通り、派手な馬や連勝中の馬に票が集まる。

スターアニスの場合も、重賞出走歴があったから2番人気にはなっていたが、マイル初挑戦という点も含め「本当にこんなに信頼できるのか!?」と、半信半疑の方が多かったと思う。

 

先に繋がる「考え方」

そういったレースにおいて、1週前から勝ち馬を断言できた事実は、単に当たった外れたの話ではなく

「2歳G1へのアプローチが正確」

であることの証になると思うのだ。

ということは!!

同じく2歳G1であり、同じ阪神芝マイルの舞台で今週行われる【朝日杯FS】での勝利という点においても、私たちはアドバンテージを持っているということ。

参考:今週G1 朝日杯FSの狙い

 

だからこそ!今回の回顧では、改めてスターアニスを予想する上での土台となった「キングのキーワード」を皆様と共有しておこうと思う。

既に「頭に入れたよ」という方もいるかもしれないが、人間は忘れやすい生き物だ(苦笑)

「忘れた!!」という日がきた時に立ち返れる場所として、この回顧を使ってほしい。

 

攻略ポイント1→派手な勝ち方をした馬に要注意

2歳戦の一番厄介な部分は、相手のレベルがバラバラだということ。

3馬身ちぎろうが、5馬身ちぎろうが「実は相手のレベルが高くなかった」というケースは枚挙にいとまがない。

比較的最近だと、一昨年、4番人気ながら10着に終わったキャットファイト。牡馬相手の前走【アスター賞】で2着に5馬身差の楽勝!レコードタイムをマークしたこともあり評価を上げたが、無念。

実は当時の2着馬は、その後、1勝クラスを6戦してまだ勝ち上がれていない。レベルが高いレースではなかったのだ。

【アスター賞】はレコードも出たので尚さら評価されたが、時計は馬場やペースによっていくらでもかわるので、目安にはしても、鵜呑みにしすぎないように!

 

攻略ポイント2→“調教絶賛組”の罠

2歳牝馬はとにかく動く。調教でビュンビュン伸びる。経験が浅い分、古馬のように手抜きもしないし、全力で走るから見栄えが良い!

だが──本番では別モノ。実際に阪神JFで問われるのは

《操縦性》《反応》《折り合い》《追走力》

つまり“レースで戦える馬”かどうかだ。

調教での見栄えに騙されないように

むしろ時計が遅く、行きっぷりが悪いのかなと思えたような馬が、実は見事に鞍上の指示通りに折り合え、抑えられていた、なんてこともある。

また、見栄えということでいえば「レース映像の好印象」に騙されるパターン。ズドンと伸びたように見えても、それはスローの恩恵、前が止まっただけ……なんてケースは山ほどあるから、お気をつけいただきたい。

 

自然と浮上したスターアニス

こうした点を考慮すると、当たり前のように浮上したのがスターアニスだった。

この馬自身も「派手な走り」はしていたが、その相手も既に活躍を見せている強豪だったし、実戦でも「調教で見せる自分本来の動きを忠実に再現できる」部分が感じられた。

だから、一切の迷いがなかった。

G1における1馬身1/4という決定的な差から、今後の【桜花賞】路線でも上位人気に推されるだろうが、走りの再現性が高い馬だと思うから、どんなレースでも、まず大きく外してくることはないだろう。

引き続き大きな期待を寄せたい。

 

その他なら「やはりあの2頭」

スターアニスの走りは目立ったが、その他で「今後」に期待したいのは、1&3番人気ながら、5&6着と期待を裏切った2頭、アランカールとアラバンヌ

どちらも、敗因が明白だ。

特にアランカールの場合、レース後、管理する斉藤崇調教師が

「ゲートを出たのにそこから下げて、途中からまた脚を使って、あれではさすがに止まってしまいます」

という趣旨のコメントを残しているが、その通りなのだろう。(もちろん、実際に乗っていた騎手にしかわからない感覚もあるとは思うが)

途中で上がっていく際の動きには非凡なものを感じたし、もう一度見てみたい。

また、アラバンヌも出遅れ&後方から内をついて前が詰まるという、とにかく流れの悪い競馬で、やはり力を出していない。

この2頭が、今回の着順で多少でも人気を落としてくれた!ぜひ、美味しく狙いたいものだ!未来の主役に指名。

中日新聞杯 2025 の回顧&未来の主役

2025年12月13日(土) 5回中京3日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第61回中日新聞杯
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 2000m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
4 8 シェイクユアハート 牡5 56.5 古川吉洋 1.57.6 08-09-09-10 33.2 3 (栗)宮徹
4 7 レッドバリエンテ 牡6 56 西村淳也 1.57.8 1 04-04-05-04 33.8 7 (栗)中内田充
2 3 ジューンテイク 牡4 57 藤岡佑介 1.57.8 ハナ 12-11-07-06 33.6 5 (栗)武英智
7 14 シンハナーダ 牡4 56 鮫島克駿 1.57.8 ハナ 14-14-12-12 33.2 2 (美)国枝栄
3 6 メリオーレム 牡4 55 武豊 1.58.1 1 3/4 12-13-14-14 33.2 10 (栗)友道康夫
5 9 ピースワンデュック 牡4 55 柴田善臣 1.58.1 ハナ 02-02-01-01 34.6 4 (美)大竹正博
2 4 ファミリータイム 牡4 55 松山弘平 1.58.1 クビ 06-06-09-06 33.8 1 (栗)石坂公一
6 11 マイネルモーント 牡5 56 丹内祐次 1.58.3 1 07-06-07-06 34.1 8 (美)高木登
7 15 ヴィンセンシオ 牡3 56 杉原誠人 1.58.3 03-03-03-03 34.5 6 (美)森一誠
10 3 5 オニャンコポン セ6 55 菅原明良 1.58.3 クビ 11-11-11-10 33.9 9 (美)小島茂之
11 1 2 ウインエーデル 牝5 52 西塚洸二 1.58.4 クビ 08-09-12-12 33.7 13 (栗)吉田直弘
12 6 12 ダンディズム セ9 55 富田暁 1.58.5  3/4 15-15-15-15 33.2 18 (栗)野中賢二
13 B7 13 ショウナンアデイブ 牡6 55 池添謙一 1.58.5 クビ 08-08-03-04 34.5 16 (栗)高野友和
14 5 10 マイネルケレリウス 牡5 55 丸山元気 1.59.0 3 17-17-16-16 32.7 12 (美)奥村武
15 1 1 ホウオウプロサンゲ 牡4 54 吉田隼人 1.59.1  1/2 01-01-02-02 35.6 14 (栗)矢作芳人
16 8 16 グーデンドラーク 牡6 55 亀田温心 2.00.0 5 04-04-05-06 35.8 15 (栗)池添学
17 8 18 カネフラ 牡5 53 斎藤新 2.00.0 クビ 18-18-17-17 33.3 17 (栗)高橋康之
8 17 リフレーミング 牡7 57 M.デム 16-16-18-18 11 (栗)藤野健太

どう考えれば良いのか!?

今年の【中日新聞杯】を制したのは単勝3番人気のシェイクユアハート

これが重賞初勝利になる。おめでとう!

また鞍上の古川吉騎手は、今年の【新潟大賞典】で4年ぶりの重賞勝ちを達成したと思ったら、しっかり年末に「もう1勝」乗れている。

先日、調教師試験の合格発表があり、同期の和田竜二騎手が合格。

花の12期生としては3人目の調教師(高橋亮師、福永師に続いて)となるだけに、古川騎手も刺激を受けていた部分もあったのかもしれない。

改めて、人馬ともにおめでとう!

 

一方、レースの中身には、少々「不思議」な部分が感じられた。

勝ち馬のシェイクユアハートはもちろん差し馬だが、3着ジューンテイクも中団から、4&5着馬も4角通過が二桁番手。

そんなこともあり

「ペースが速かったのかな?」

と思っていたら、前半1000Mの通過は60.3。

このタイムがどれほどのものか?実は、同じ良馬場だった昨年は「58.8」

 

勝ち馬には「G1好走も見えてきた」

そして、その58.8を記録した逃げ馬デシエルトが、結局最後まで押し切って優勝を収めたのだ。

もちろん、デシエルト自身のポテンシャルの高さもあるだろう。

また、同じ良馬場でも、微妙な馬場状態の違いもあったかもしれない。

とはいえ、間違いなく、昨年よりは「前が残りやすい流れ」だったはずだ。

そこを10番手から差したシェイクユアハートの能力、現在の充実ぶりは、相当なレベルにあると考えて良いと思う。

 

見えてきた「上のステージ」

また、古馬重賞の初挑戦だった3走前【小倉記念】での2着などからもわかる通り、これまでは「急流になりがちな、短い直線のコースで、上がりがかかる勝負で持ち味を発揮してきた」という面があった。(小倉記念の上がりは36.4)

だが、今回は直線の長いコースでの瞬発力勝負を制した。「好走できるパターンの幅が広がっている」ことも、能力強化の証だとみる。

来年6歳にはなるが、ここにきて急激に伸びてきた馬。まだまだ十分にやれるだろう。右回り、左回りも問わないし、個人的には、来春の【大阪杯】あたりに出てきても「3着争い」くらいなら、面白い存在になると思うのだが、皆様はどうだろうか。

迷わず、未来の主役に!

カペラS 2025 の回顧&未来の主役

2025年12月14日(日) 5回中山4日 天候 : 曇  馬場状態 : 稍重
【11R】 第18回カペラS
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) ダート 1200m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
2 4 テーオーエルビス 牡3 56 鮫島克駿 1.08.6    10-07 34.8 1 (栗)高柳大輔
8 16 ヤマニンチェルキ 牡3 58 岩田望来 1.09.5 5    08-10 36.0 2 (栗)中村直也
7 13 エコロアゼル 牡3 56 団野大成 1.09.7 1    03-01 36.7 6 *(栗)森秀行
5 9 ガビーズシスター 牝4 56 吉田隼人 1.09.8  3/4    07-07 36.4 3 (美)森一誠
8 15 ニットウバジル 牡5 57 吉田豊 1.09.9 クビ    10-12 36.1 11 (美)高橋文雅
3 5 サンライズアムール 牡6 58 北村宏司 1.10.1 1    04-04 36.9 9 (栗)小林真也
3 6 ポッドベイダー 牡3 56 荻野極 1.10.1 ハナ    10-10 36.4 5 (美)上原佑紀
6 11 チカッパ 牡4 58 横山典弘 1.10.2  1/2    14-14 35.8 8 (栗)中竹和也
B7 14 ジャスパーゴールド セ7 57 菅原明良 1.10.3  1/2    04-06 37.1 15 *(栗)森秀行
10 4 8 クロジシジョー 牡6 57 戸崎圭太 1.10.5 1 1/4    15-15 35.9 4 (栗)岡田稲男
11 5 10 タガノミスト 牝4 55 佐々木大 1.10.5 ハナ    01-01 37.6 10 (栗)渡辺薫彦
12 B4 7 キャンディドライヴ 牡6 57 落合玄太 1.10.8 2    15-15 36.1 14 [地]小野望
13 2 3 スターペスカオリ 牝5 55 長岡禎仁 1.10.8 ハナ    13-13 36.8 16 (栗)石橋守
14 1 2 エートラックス 牡4 58 内田博幸 1.10.8 ハナ    08-07 37.3 13 (栗)宮本博
15 B1 1 ドンアミティエ 牡5 57 丹内祐次 1.11.0 1    04-04 37.8 7 (栗)今野貞一
16 6 12 カルチャーデイ 牝4 55 柴田善臣 1.11.8 5    02-02 38.9 12 (栗)四位洋文

 

抜けすぎている

今回の1戦に関しては

「テーオーエルビスの力が抜けすぎていた」

という以外に語ることがない。

2着馬につけた「0.9秒」という着差がどれほどのものか?

実は直近20年(2005年以降)の「1200M以下の全重賞(芝・ダートを問わず)」において、1&2着の着差が0.9秒以上開いたケースは

「たった2回」

しかなかった。

 

最も大きな差がついたのが、2016年の【小倉2歳S】で、1&2着の差は「ジャスト1秒」

それに続くのが、2014年、そして今年の【カペラS】で「0.9秒差」ということになる。

 

G1を獲る馬

当たり前のことではあるが、競馬は、走る距離が短ければ短いほど、相手に大きな着差をつけるのが難しくなる。

それを考慮すれば、2着に0.9秒差!それも走破時計は、芝並の1分8秒6(脚抜きの良いダートだったとはいえ)は破格といってよい。

レースの流れだとか、条件だとか、細かいことを言うレベルの馬ではないはず。

文句なしの大器

現時点では「どこまで延ばせるのか」などの距離適性に未知数の部分もあるが、いずれG1を獲る馬だろいうことだけは、ハッキリと言える

楽しみに追いかけていこう。

 

尚、冒頭でも書いた通り、他の馬との力の差は大きすぎるが、、、

それを前提に、今後に期待したいのは3着のエコロアゼル

上位の多くを、4角中団以降の馬が占める中、3角3番手から4角先頭へと自ら動いた上で、最後まで粘り抜いた走りは、着順以上に中身が濃いものだ。

テーオーエルビスと同じ3歳馬。

今後の成長次第では、2頭で「ダート・スプリント時代」を形成する可能性もあるのではないか。敢えて未来の主役はコチラで!

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