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ホーム勝負の明暗ホープフルステークス 2022【先週の重賞回顧】「明日のスター」はいたか?レースに対する見解&「次に買いたい未来の主役」をご紹介

ホープフルステークス 2022【先週の重賞回顧】「明日のスター」はいたか?レースに対する見解&「次に買いたい未来の主役」をご紹介

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

ホープフルステークス 2022 のレース回顧

2022年12月28日(水) 5回中山9日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第39回ホープフルS
2歳・オープン・G1(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 2000m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
6 11 ドゥラエレーデ 牡2 55 ムルザバ 2.01.5   02-02-02-02 35.0 14 (栗)池添学
4 8 トップナイフ 牡2 55 横山典弘 2.01.5 ハナ 01-01-01-01 35.0 7 (栗)昆貢
7 15 キングズレイン 牡2 55 ルメール 2.01.7 1 1/4 14-14-11-11 34.3 6 (美)手塚貴久
1 1 ファントムシーフ 牡2 55 福永祐一 2.01.7 クビ 07-07-07-06 34.6 2 (栗)西村真幸
8 18 ミッキーカプチーノ 牡2 55 戸崎圭太 2.01.8  1/2 03-03-03-03 35.1 1 *(栗)矢作芳人
5 9 セブンマジシャン 牡2 55 C.デム 2.01.9 クビ 09-09-10-08 34.7 3 (栗)高野友和
1 2 ハーツコンチェルト 牡2 55 松山弘平 2.02.0 1 10-10-11-11 34.6 5 (美)武井亮
2 4 セレンディピティ 牡2 55 武豊 2.02.0 クビ 07-07-07-08 34.9 8 (栗)音無秀孝
2 3 シーウィザード 牡2 55 浜中俊 2.02.1 03-03-04-04 35.3 13 (美)鹿戸雄一
10 7 14 ジェイパームス 牡2 55 イーガン 2.02.3 1 1/4 10-13-11-11 34.8 10 (美)堀宣行
11 3 6 グリューネグリーン 牡2 55 M.デム 2.02.3 クビ 06-06-06-04 35.3 9 (美)相沢郁
12 7 13 ヴェルテンベルク 牡2 55 横山武史 2.02.5 1 1/4 16-14-15-15 34.8 11 (栗)宮本博
13 4 7 ボーンイングランデ 牡2 55 斎藤新 2.02.6 クビ 10-10-11-14 35.1 17 (栗)吉田直弘
14 8 17 ジュンツバメガエシ 牡2 55 石川裕紀 2.02.6 10-10-07-08 35.5 16 (栗)友道康夫
15 3 5 フェイト 牡2 55 坂井瑠星 2.02.6 03-03-04-06 35.7 12 *(栗)矢作芳人
16 5 10 ガストリック 牡2 55 三浦皇成 2.02.8 1 14-16-15-15 35.1 4 (美)上原博之
17 6 12 モンドプリューム 牡2 55 横山和生 2.03.0 1 1/4 18-18-17-17 35.0 18 (美)水野貴広
18 8 16 スカパラダイス 牡2 55 今村聖奈 2.03.0 17-17-17-18 34.9 15 (栗)寺島良

 

全ての読者様に感謝

レースを振り返る前に、少しお話をさせてほしい。

今回が、2022年の最後の重賞回顧になる。

この1年、毎週のように目を通して下さった読者の皆様に対して、心より御礼を申し上げたい。

ご存知の通り、重賞回顧の目玉は「次に期待する、未来の主役」のご紹介だ。

特に今年は、こちらでご紹介した未来の主役の、その後の活躍が目立ったように思う。

一番直近で言えば、やはり【有馬記念】だろう。

11月中旬の【エリザベス女王杯】の回顧において「有馬記念に出走なら」という条件付きで未来の主役に指名したジェラルディーナが、牡馬の強豪を相手で見事3着に激走してくれた。

有馬直前に「有馬記念 重賞回顧 まとめ」という記事も公開したので、目を通して下さった方もいると思う。

参考⇒有馬記念 2022 重賞回顧 まとめ

 

「難解な時代」だからこそ

少し前なら、例えば【キーンランドカップ】の回顧で未来の主役に取り上げたウインマーベルが、大一番【スプリンターズステークス】で2着(7番人気)に激走した時は、多くのお褒めの言葉をいただいた。

さて、大抵の競馬ファンは、常に「未来」に目を向けている。

【ホープフルS】が終わった今、恐らく競馬ファンの頭の中は「金杯」のことで一杯だろう(笑)もちろん、私たちにも、そういったところがある。

だが、手前味噌ながら、現実として「過去」を振り返ったこのコラムが、しっかりと成果を挙げている事実は見逃してはいけない部分ではないだろうか。

とにかく「難解」といわれる昨今の競馬界。もちろん「過去の先入観」に頼っていたら、馬券は獲れないだろう。

一方、重賞回顧の場合、「過去」の振り返りとはいえ、指名した馬は少なくとも1~2ヶ月後には次のレースを迎える。

一番勢いのある、旬の馬たちをご紹介しているだけに「唯一信頼できる過去」と言えるのかもしれない。

もちろん、来年以降も、より指名馬の精度を高められるように、精進を重ねるつもりだ。ぜひ、皆様もついてきてほしい!

 

明日の大物候補はいたか!?

ということで、2022年のJRA競馬のラストG1【ホープフルS】の振り返りだ。

このレースの場合、ポイントは極めて単純ではないだろうか。

「明日の大物候補はいたか?」

これに尽きる。

何と言っても、2019年の勝ち馬コントレイルは、その後3冠馬に。また、その前年の勝ち馬サートゥルナーリアも、その後【皐月賞】を勝っている。

名馬サートゥルナーリアもここを勝っている

2歳暮れという段階で、難解な中山芝2000Mの舞台、それもG1で好走するような馬は、やはり並ではないのだ。

では、今年はどうだったか?

結論から言えば「私たちの目に狂いはなかった」

有料会員様に加え、YouTubeでもご紹介した不動の軸馬、3着(6番人気)キングズレインは、文句なしの大物候補だ!

 

やはり強かったキングズレイン

ここで簡単にレースを振り返ってみよう。

早い段階で先頭に立った横山典騎手のトップナイフが引っ張る展開。前半1000Mの通過が61秒3とさほど速くなかっただけに、前残りの流れが予想されたが案の定。

楽な流れに乗って4角を1&2番手で通過したドゥラエレーデとトップナイフがワンツーフィニッシュ!(ドゥラエレーデの池添学調教師はG1初制覇!おめでとう!)また5着にも、4角3番手通過のミッキーカプチーノが入った。

そんな中、4角11番手通過、それもかなり外を回すロスがあったキングズレインが、上がり3ハロン最速のタイムをマークし、0.2秒差の3着にまで追い込んだのだ。

競馬にタラレバは禁物でも「中身」では上位2頭をしのぐものだと言わせてほしい!

 

さて、はっきりいって、ルメール騎手にとっては理想の展開ではなかったと思う。

ルメール騎手からすると、有馬記念のような理想的な位置取りではなかったはず

これまでとは違い、スタートでスピードに乗り切れず、後方から運ばなくてはならなかった。(私たちも、指名した段階でのイメージは、もう少し前でレースをする姿だった)

途中から、少し位置取りを上げたが、それでも正直焦りもあっただろう。

では、後方待機馬の中で、ほぼ唯一、キングズレインだけが上位まで追い上げられた最大の要因は?

それは、私たちがこの馬の最大の武器だと考えていた「反応の速さ」にある。

 

一気にトップスピードへ

恐らく、単純なトップスピードだけを比較すれば、キングズレインと同列の馬は他にもいると思う。

だが、そのトップスピードに入るまでのスピード、つまり「反応」が速ければ、そこでライバルたちに差をつけることができる!!

実は、有料会員様へ、次のような解説文をご提供させていただいた。

1週前のウッド調教は稍重で84秒0⇒11秒6をマーク!反応が素晴らしくどこまでも伸びていきそうな脚には惚れ惚れ!

調教の段階から、驚くほどの反応を見せていた。

直線が短く、トリッキーな中山では、この反応の速さが必ず勝負を分けるカギになる!

そう考えていたら案の定。上位2頭をとらえるまではいかなかったが、上でも記したように、中身では1番だったと言い切りたい。

しかも、今回のレースを見て

「もっと上まで狙える素材かもしれない」そんな気がしているのだ!

 

来年も頼んだぞ!

ラストの末脚は、想像していた通り(いやそれ以上かも)の反応の速さもさることながら、一方で「息の長さ」は相乗以上だった。

ひとつ上の世代のドウデュースにしてもイクイノックスにしてもそうだが、能力拮抗といわれる現代の競馬界においても「トップの中のトップ」にまで上り詰める馬は「強みを豊富に持っている」

ドウデュースらのように「トップの中のトップ」へ!

瞬発力だけも、息の長さも、器用さも!

少なくとも、キングズレインは、この時期の2歳馬としては極めて高いレベルにおいて、3つの強みを備えている。

後は、今回見せてしまった出脚の遅さだけが完全に解消できれば!相当な位置にまでいくだろう。

もちろん、先日のG1【朝日杯フューチュリティステークス】の上位組も素晴らしいが、彼らに匹敵する素材だとみる。

だからこそ言いたい。「来年の競馬界」を頼んだぞ!

大いなる期待を込めて、今年最後の未来の主役としてこの馬を推したい。

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