こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。
もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!
勝負の明暗 はここだった!
【回顧】JBCレディスクラシック 2018 における勝負の明暗
着 | 枠 | 馬 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 | 単勝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | 16 | アンジュデジール | 牝4 | 55 | 横山典弘 | 1.50.4 | 05-05-04-02 | 37.3 | 6 | 13.1 | |
2 | 2 | 4 | ラビットラン | 牝4 | 55 | M.デム | 1.50.4 | 頭 | 05-05-04-02 | 37.3 | 1 | 2.8 |
3 | 8 | 15 | ファッショニスタ | 牝4 | 55 | 大野拓弥 | 1.50.5 | 1/2 | 14-14-13-10 | 36.3 | 5 | 11.9 |
4 | 2 | 3 | クイーンマンボ | 牝4 | 55 | ルメール | 1.50.6 | 1/2 | 07-07-07-05 | 37.2 | 2 | 3.9 |
5 | 7 | 13 | アンデスクイーン | 牝4 | 55 | 松若風馬 | 1.51.0 | 2 1/2 | 13-13-12-08 | 37.0 | 12 | 122.4 |
6 | 4 | 8 | ビスカリア | 牝6 | 55 | 森泰斗 | 1.51.0 | ハナ | 16-15-15-14 | 36.6 | 13 | 221.8 |
7 | 1 | 2 | フォンターナリーリ | 牝5 | 55 | C.デム | 1.51.9 | 5 | 07-07-07-07 | 38.5 | 3 | 6.2 |
8 | 1 | 1 | アイアンテーラー | 牝4 | 55 | 浜中俊 | 1.52.1 | 1 1/4 | 01-01-01-01 | 39.5 | 7 | 15.6 |
9 | 3 | 6 | ジュエルクイーン | 牝6 | 55 | 岩田康誠 | 1.52.6 | 3 | 10-10-10-08 | 38.9 | 15 | 326.6 |
10 | B5 | 10 | プリンシアコメータ | 牝5 | 55 | 武豊 | 1.52.6 | 頭 | 04-04-03-05 | 39.6 | 4 | 7.2 |
11 | 6 | 12 | ブランシェクール | 牝5 | 55 | 御神本訓 | 1.52.9 | 1 3/4 | 07-07-09-11 | 39.1 | 10 | 52.9 |
12 | B5 | 9 | サルサディオーネ | 牝4 | 55 | 丸山元気 | 1.53.1 | 1 1/4 | 02-02-02-02 | 40.4 | 9 | 50.1 |
13 | 6 | 11 | リエノテソーロ | 牝4 | 55 | 吉田隼人 | 1.53.2 | クビ | 10-10-10-15 | 39.4 | 11 | 62.7 |
14 | 3 | 5 | ラインハート | 牝7 | 55 | 笹川翼 | 1.53.2 | クビ | 12-12-13-11 | 39.1 | 14 | 321.7 |
15 | 7 | 14 | ディアマルコ | 牝5 | 55 | 佐原秀泰 | 1.53.3 | クビ | 15-16-16-16 | 38.2 | 16 | 538.3 |
16 | 4 | 7 | カワキタエンカ | 牝4 | 55 | 池添謙一 | 1.56.0 | 大差 | 02-02-06-11 | 42.6 | 8 | 20.2 |
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史上初めてJRAの競馬場(京都)で開催された【JBC】の3競走。
JRAの競馬場で行われるということは、これまで行われきた地方のダート競馬よりも「軽い砂質(時計が出やすい)での戦いになるということ。
当然、その砂質に対応できる馬、つまり高速決着歓迎のタイプが浮上してくるだろうと読んで、予想に挑んだ。
このコラムの価値を知って頂けるとありがたい
さて、今回の【JBCレディスクラシック】において、キングスポーツが1週前から予告の穴馬として指名していたのが、優勝したアンジュデジールだ!
6番人気という低評価だったこともあり、会員様の中には半信半疑の方もいたかもしれないが、私たちは非常に自信を持っていた。
その理由は!日頃から「レース回顧」のコラムをご覧の方なら、おわかりだと思う。
ぜひ、アンジュデジールが2走前に走った【エルムステークス】の回顧をご覧頂きたい。「次こそ狙え」のコーナーで、しっかりとアンジュデジールのことを書かせて頂いた。
以下、一部を転載しておきたい。
次走こそ狙え!未来の主役がここにいた!
率直に言って、上で挙げた2頭の能力が、今回のレースでは抜けていたように思う。3着のミツバあたりも後方から良い脚を使っていたが、そもそも「前に行けない」というのも、実力のうちだからだ。
その点、脚質に関しても好位でのレース運びが可能だし、能力的にも今後もっとよくなりそうなのが、5着だったアンジュデジールだ!
昨年6月の【関東オークス】以来、前走まで7戦連続で地方交流重賞を走ってきた。当然、今日のような中央競馬の速い流れはひさしぶりだった。にもかかわらず、牡馬相手に見せ場ありの5着。それも休み明けの仕上がり途上だったのだから、驚かずにはいられない。
叩かれての状態の良化、また4歳馬ということで能力的な上積みもあるだろう。それだけに、牝馬同士のダート戦ならば、無双になれそうだし、場合によっては、暮れのG1【チャンピオンズC】も射程圏に入れておいて良い実力馬と期待する。
いかがだろう?私がアンジュデジールに対して自信を持てた訳をご理解頂けると思う。
【JBCレディスクラシック】叩き合い制してアンジュデジールが戴冠 – サンスポZBAT!競馬 https://t.co/uFU7g8H6q3
— サンスポZBAT!競馬 (@sanspoyosouou) November 4, 2018
ナイスラン!
このように「次走こそ狙え」でご紹介した馬というのは、今後大きな花を咲かせる可能性が非常に多いと思う。だから、ぜひ、適当に読み飛ばすのではなく(笑)貴方の競馬ライフにおける「財産」になると思って目を通して頂けると幸いだ。
もちろん、これからご紹介する「次走こそ狙え」も必見!
アンジュデジールには引き続き期待をしているが、それに近い注目をしたい!そう思える馬がいた。
次走こそ狙え!この馬が未来の主役だ!
今回の「未来の主役」としてご紹介するのは
8着アイアンテーラー
無念の8着に終わったアイアンテーラー。敗因については、レース後に鞍上の浜中騎手が語った通り。
「内枠だったので行こうと思いましたが、同型馬がいました。行く馬の宿命です。これを良い経験にしたいと思います」
ハッキリ言って、かなり厳しいレースを強いられていたように思う。ラストはバタバタになってもおかしくなかった筈だが、それでも8着にまとめるあたり、底力の証だろう。
今回のように同型がいるレースでは難しい場面もあるが、ある程度スムーズにいけそうなメンバー構成の時は、迷うことなく狙ってみたい。
【JBCレディスクラシック 2018】を見逃した方は下記からご覧下さい。
【みんなのKEIBA 次回11月11日(日) 午後3時】
JBCレディスクラシックは6番人気⑯アンジュデジールが横山典弘を鞍上に勝利!2着は1番人気④ラビットラン。3着は5番人気⑮ファッショニスタ。3連単は5万3720円。 pic.twitter.com/IWIIbv2y2a— フジテレビ競馬 (@fujitvkeiba) November 4, 2018
【JBCレディスクラシック 2018】のレース後の関係者のコメント
~レース後のコメント~
1着 アンジュデジール(横山典弘騎手)
「最後までよく頑張ってくれました。一旦前に出られながらも盛り返してくれました。行く馬も多く、レースも流れると思いました。この馬自身スピードがあるので、その流れの中でも、良い位置につけて運べました。4コーナーでは抜群の手応えでした。一度使って馬が良くなっていました。一戦一戦馬が良くなっていました。状態がもう一つでも安定して走る馬ですからね。スプリントではルメール騎手、クラシックでは関西の福永騎手、このレースでは関東の騎手が頑張りました(笑)」
2着 ラビットラン(M.デムーロ騎手)
「惜しかったです。馬はよく頑張ってくれました。良いレースをしてくれましたが、最後は交わされてしまいました。また次、頑張ります」
3着 ファッショニスタ(大野拓弥騎手)
「ゲートで待たされて、思ったより位置取りが後ろになりました。4コーナー手前からの加速はいいものがありました。このメンバーで差のない競馬をして、力を見せてくれました。相手なりに走れます。距離は大丈夫です」
4着 クイーンマンボ(C.ルメール騎手)
「前が止まりませんでした。馬の状態は完璧で良いレースだったと思います。よく頑張っています」
5着 アンデスクイーン(松若風馬騎手)
「ペースが流れた分いつもより位置が後ろになりましたが、馬のリズムで運びました。3~4コーナー、外を回りながらも最後までしっかりと伸びました」
6着 ビスカリア(森泰斗騎手)
「終いにかける競馬で、良い脚を使いました。3~4コーナーで前がゴチャゴチャして、外を回すことになって、そこを上手く立ち回れていれば、上位もあったかもしれません」
7着 フォンターナリーリ(C.デムーロ騎手)
「スタートは出たのですが、周りを強い馬に囲まれて、厳しいレースになってしまいました」
8着 アイアンテーラー(浜中俊騎手)
「内枠だったので行こうと思いましたが、同型馬がいました。行く馬の宿命です。これを良い経験にしたいと思います」
10着 プリンシアコメータ(武豊騎手)
「ゲート入りが悪かったです。気難しい所があります。4コーナーで狭い所に入って、急に減速してしまいました。難しいですね。すんなりだったら走ると思うのですが...」
16着 カワキタエンカ(池添謙一騎手)
「パワーのある馬だから、ダートが向くかと思っていました。2コーナーから向正面に入っていく時はハミが抜けたのですが、丸山騎手の馬に来られてからきつくなりました。芝の方が良いかと思います」
(via ラジオNIKKEI )
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