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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】中山金杯&京都金杯 2024 など⇒キングスポーツは「どうして中山金杯に強いの?」未来の主役もご紹介

【先週の重賞回顧】中山金杯&京都金杯 2024 など⇒キングスポーツは「どうして中山金杯に強いの?」未来の主役もご紹介

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

中山金杯 20234 の回顧&未来の主役

2024年 1月 6日(土) 1回中山1日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第73回日刊スポーツ賞中山金杯
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 2000m 17頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
2 3 リカンカブール 牡5 56 津村明秀 1.58.9   03-04-04-04 34.5 5 (栗)田中克典
4 7 ククナ 牝6 54 戸崎圭太 1.59.0  1/2 09-08-10-10 34.1 8 (美)栗田徹
8 15 マイネルクリソーラ 牡5 55 M.デム 1.59.1 クビ 03-04-06-04 34.6 6 (美)中野栄治
4 8 ボーンディスウェイ 牡5 55 木幡巧也 1.59.2  3/4 03-03-02-02 34.9 2 (美)牧光二
6 12 ホウオウアマゾン 牡6 58 横山武史 1.59.3  1/2 02-02-02-02 35.1 14 (栗)矢作芳人
3 6 クリノプレミアム 牝7 55.5 松岡正海 1.59.3 クビ 06-07-07-07 34.7 10 (美)伊藤伸一
5 10 マテンロウレオ 牡5 58.5 横山典弘 1.59.3 ハナ 12-12-13-10 34.0 3 (栗)昆貢
7 13 カテドラル 牡8 58.5 荻野極 1.59.4  3/4 14-14-15-16 33.8 17 (栗)池添学
6 11 ゴールデンハインド 牝4 54 菅原明良 1.59.5 01-01-01-01 35.4 4 (美)武市康男
10 3 5 マイネルファンロン 牡9 56 丸山元気 1.59.5 09-10-07-07 34.8 15 (美)手塚貴久
11 2 4 エピファニー 牡5 57 ピーヒュ 1.59.5 クビ 06-04-04-04 35.1 1 (美)宮田敬介
12 5 9 サクラトゥジュール 牡7 57 キング 1.59.6  1/2 14-14-13-13 34.3 9 (美)堀宣行
13 1 2 アラタ 牡7 58 横山和生 1.59.6 14-16-15-14 33.9 7 (美)和田勇介
14 1 1 キタウイング 牝4 53 杉原誠人 1.59.7  1/2 12-12-11-10 34.6 12 (美)小島茂之
15 7 14 カレンシュトラウス 牡7 56 藤懸貴志 1.59.8 クビ 17-17-17-16 33.6 16 (栗)平田修
16 B8 16 サトノエルドール 牡8 56 三浦皇成 1.59.9  1/2 06-08-07-07 35.2 13 (美)国枝栄
17 8 17 エミュー 牝4 54 佐々木大 2.02.7 大差 09-10-11-14 37.6 11 (美)和田正一

 

やった!金杯で乾杯!

2024年1発目の回顧のコラムにおいて「大勝利」のご報告をできるのは嬉しい限り。

私たちの予告の軸馬(穴馬)☆8番人気の低評価を覆して2着に激走してくれた!

これにより馬連48倍&3連複万馬券のダブル的中により36万円の獲得に成功。

「金杯で乾杯」だ!

ククナにはただただ感謝している。

とはいえ、あくまでも回顧のコラムだから、喜ぶのはここまで。

ただ「ククナ」については、引き続きお話したい。

というのも、今回ククナを指名した理由、考え方にこそ、私たちキングスポーツが、中山金杯で圧倒的な成績を残してこられた秘密が隠されているからだ。
(2015年~2018年の4連勝を筆頭に、これまでに何度も勝ってきた)

 

参考→「金杯で乾杯」など、2024年開幕週の的中実績

 

キーワードは「心技体」

結論から申し上げよう。

キングスポーツが【中山金杯】に圧倒的に強い理由、それは各馬の

「心・技・体」

を大事にしてきた点にある。

G3のレースだけに、G1で勝ち負けを狙うような馬の出走はないが、それでも、ほぼ毎年、能力拮抗のメンバー構成&フルゲート。

だからこそ大事になってくるのが「心技体」

「心」はごちゃつき確実でも落ち着いて走れる精神面
「体」は厳冬期でもしっかり仕上がっている状態面

では「技」とは?私たちは「中山芝2000Mというトリッキーな舞台を攻略するためにドンピシャなスタイル」と定義づけている。

今、直近15年の4角通過順別成績をお出ししているが、最低でも7番手以内にいなければ、ほぼ勝負にならない。

中山金杯  最終角位置別の成績(2009年以降)

4角位置 着別度数 勝率 連対率 複勝率
4角1番手 0- 1- 3- 11/ 15 0.0% 6.7% 26.7%
2番手以内 4- 2- 4- 28/ 38 10.5% 15.8% 26.3%
3番手以内 5- 6- 4- 40/ 55 9.1% 20.0% 27.3%
4番手以内 8- 8- 6- 49/ 71 11.3% 22.5% 31.0%
5番手以内 9- 9- 6- 63/ 87 10.3% 20.7% 27.6%
7番手以内 13- 12- 9- 83/117 11.1% 21.4% 29.1%
10番手以内 15- 14- 14-119/162 9.3% 17.9% 26.5%

 

ただ、先行力だけではいけない。中山の直線は、310M程度と決して長くはないが、わずかの間に「約2M」を駆け上がるという急坂だけに、各馬の脚が鈍る。

その隙をついて、スッと抜け出す一瞬の末脚、そして、その末脚を支えるスタミナを備えていなければいけない。

 

中山金杯が続く限り

その点、ククナは「ドンピシャ」の馬。

昨年7月の【七夕賞】では見事な先行力を瞬発力を見せてくれたし、何より、3歳時には【オークス】でも0.5秒差7着にまとめているほどの、スタミナ面のバックボーンがある。

クラブ(キャロットファーム)の規定により、引退が近い(6歳3月)こともあり、いつも以上に陣営が気合の仕上げをしていたことも追い風となったが、予想通りの激走だったのだ。

今お伝えした「心技体」の考え方は、中山金杯というレースが続く限り、必ず意識すべき点だと確信する。

競馬は日々進化を続けているが、それでも長年予想家をしていると、予想をする上でも

「変えるべき考え方と、変えるべきではない考え方」

が必ずある。心技体に関しては、間違いなく後者だろう。

来年以降の金杯で勝ちたい方!(もちろん、私たちに託していただくのが一番の近道だが笑)ぜひ、この考え方は意識しておいてほしい。

尚、未来の主役に関しては、引退間近のククナのレースぶりが最も目立っていたこともあり、敢えて指名しない。ベテラン牝馬に負けない頑張りをこれからの各馬に期待する!

 

京都金杯 2024 の回顧&未来の主役

2024年 1月 6日(土) 1回京都1日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第62回スポーツニッポン賞京都金杯
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝・外 1600m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
1 2 コレペティトール 牡4 54 岩田康誠 1.33.8    07-06 35.3 8 (栗)中竹和也
6 11 セッション 牡4 55 坂井瑠星 1.33.9  1/2    02-02 36.4 3 (栗)斉藤崇史
2 4 トゥードジボン 牡5 55 藤岡佑介 1.33.9    03-03 35.9 1 (栗)四位洋文
8 18 アヴェラーレ 牝6 56 ルメート 1.34.1 1 1/4    09-09 35.6 6 (美)木村哲也
8 17 フリームファクシ 牡4 56 川田将雅 1.34.2  3/4    07-06 35.8 5 (栗)須貝尚介
1 1 メイショウシンタケ 牡6 57 浜中俊 1.34.4  3/4    12-10 35.7 7 (栗)千田輝彦
4 7 タイムトゥヘヴン 牡6 57 幸英明 1.34.5  3/4    13-10 35.7 13 (美)戸田博文
3 5 ダノンタッチダウン 牡4 56 北村友一 1.34.6  1/2    04-04 36.4 10 (栗)安田隆行
2 3 ルプリュフォール セ8 57 秋山真一 1.34.8 1 1/4    18-18 35.5 17 (栗)松永幹夫
10 5 10 アンドヴァラナウト 牝6 55.5 武豊 1.34.8 クビ    16-17 35.7 9 (栗)池添学
11 7 14 アルナシーム 牡5 57 鮫島克駿 1.34.8    13-10 36.0 2 (栗)橋口慎介
12 4 8 サヴァ 牡6 56 松若風馬 1.34.9 クビ    09-10 36.2 18 (栗)上村洋行
13 5 9 セルバーグ 牡5 57 松山弘平 1.35.0  1/2    06-06 36.7 11 (栗)鈴木孝志
14 7 15 ドーブネ 牡5 58.5 吉田隼人 1.35.1  3/4    04-04 37.0 4 (栗)武幸四郎
15 6 12 ビューティフルデイ 牝6 55 西村淳也 1.35.2  3/4    09-10 36.5 14 (美)国枝栄
16 B7 13 マテンロウオリオン 牡5 58 太宰啓介 1.35.4 1 1/4    16-15 36.3 12 (栗)昆貢
17 3 6 シャイニーロック 牡8 57 酒井学 1.35.5 クビ    13-15 36.6 15 (栗)佐々木晶
18 B8 16 ドルチェモア 牡4 56 団野大成 1.35.7 1 1/4    01-01 39.0 16 (美)上原佑紀

 

十八番が炸裂!

「Q.岩田康誠騎手といえば?」「A.イン突き」

ある程度、競馬を知っている方なら、恐らくほぼ全員がこのように答えるのではないだろうか。

それくらい、誰もが認める「十八番」

ということは、恐らく周りの騎手は皆、警戒しているはずなのだが、それにもかかわらず、鮮やかに決めてくるのだから、さすがとしか言いようがない。

馬券を的中された方もそうでない方も、とりあえず「新年早々、良いものが見られた。何だか今年は縁起が良さそうだ」と喜ぶことにしよう(笑)

それはともかく、コレペティトール、8番人気という低評価を覆しての重賞初制覇、おめでとう!

ただ、8番人気という評価は、意外といえば意外かもしれない。

というのも、同じく3勝クラスを勝っての昇級戦だったトゥードジボンが(大混戦とはいえ)1番人気に推されていたからだ。

では、両者の人気を分けた理由とは?やはり、距離面や脚質といった「適性」の部分なのだろう。

 

京都金杯は「時計がかかる」

トゥードジボンは、今回と同じ「京都マイル」で2連勝しての3戦。前にいける脚質もある。

対してコレペティトールは、直線に急坂もある阪神で、ましてや1800Mで勝ってきた。

恐らく、多くの競馬ファンは「コレペティトール=タフな馬」という認識だったのではないだろうか。

「タフ」なイメージだったが、、、

ただし!実はここで見逃してはいけないのは、京都金杯というレースの特徴。

開幕週、また、ただでさえ時計が速い印象のある京都だけに高速決着になるかと思いきや、実は例年「時計がかかっている」

例えば回収前の2回、2019年の勝ち時計は「1分34秒9」、2020年も「1分34秒0」

馬場が良い時期なら、1勝クラス程度の馬でも十分に出せるような時計ではないだろうか。

そして、今回の勝ち時計も「1分33秒8」

10月、11月に連続開催があってから1ヶ月が開いているが、厳寒期だけに、馬場も回復しないのだろうか?理由は定かではないが、いずれにせ、こういった条件に、コレペティトールのタフさがマッチした部分は非常に大きいだろう。それプラス、距離ロスなく運べるイン突きが出れば、結果が出たのも必然だ。

 

ただし!ハマっただけの馬ではない!

一方で、最後に強調しておきたいのは

「条件がマッチした部分があったにせよ、決してそれだけの馬ではない」

ということ。

前走【元町ステークス】を勝利した後、陣営からは次のような、力強いコメントが出ていた。

上に行っても楽しみです

また、岩田康誠騎手も、同様の感想を抱いたという。

タフさを備えつつ、2走前には上がり32秒台の末脚を繰り出しているように、瞬発力も抜群。追われてからの反応も、ここにきて随分速くなってきた。

「幅広い適性を備えている」

実は、これこそが、コレペティトールの最大の持ち味なのだ。

次は恐らく【マイラーズC】あたりだろうか。そこで好走があれば【安田記念】の活躍も決して夢ではないと思う。

未来の主役に指名し、これからも追いかけてみたい!

シンザン記念 2024 の回顧&未来の主役

2024年 1月 8日(祝) 1回京都3日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第58回日刊スポーツ賞シンザン記念
3歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(特指) 芝・外 1600m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
3 5 ノーブルロジャー 牡3 57 川田将雅 1.34.5      10-07 35.7 3 (栗)吉岡辰弥
7 13 エコロブルーム 牡3 57 ルメール 1.34.7 1 1/4    04-04 36.1 1 (美)加藤征弘
7 14 ウォーターリヒト 牡3 57 幸英明 1.34.7    17-16 35.2 17 (栗)河内洋
3 6 ラーンザロープス 牝3 55 横山典弘 1.34.8  1/2    04-04 36.2 10 (栗)武幸四郎
8 16 ショーマンフリート 牡3 57 戸崎圭太 1.35.1 1 3/4    06-04 36.4 2 (美)手塚貴久
1 1 テイエムリステット 牡3 57 酒井学 1.35.1 クビ    06-07 36.3 16 (栗)木原一良
5 9 アルトゥーム 牡3 57 藤岡佑介 1.35.1 ハナ    16-16 35.6 6 (栗)藤岡健一
4 8 ゼルトザーム 牡3 57 北村友一 1.35.2 クビ    01-01 36.8 18 (栗)加用正
6 12 ケーブパール 牝3 55 藤岡康太 1.35.2 クビ    13-13 36.0 11 (栗)友道康夫
10 4 7 タイキヴァンクール 牡3 57 浜中俊 1.35.4 1 1/2    06-07 36.6 8 (栗)中尾秀正
11 5 10 バレルターン 牡3 57 西村淳也 1.35.5  1/2    10-12 36.5 5 (栗)茶木太樹
12 7 15 フェリーニ 牡3 57 松山弘平 1.35.6 クビ    03-03 37.1 14 (栗)橋口慎介
13 8 17 ナイトスラッガー 牡3 57 モリス 1.35.8 1 1/4    10-07 36.9 4 (栗)小栗実
14 1 2 ノボリショウリュウ 牡3 57 角田大河 1.35.9  1/2    17-16 36.4 15 (栗)石橋守
15 B2 3 タイセイレスポンス 牡3 57 M.デム 1.35.9 クビ    13-13 36.6 9 (栗)安田翔伍
16 8 18 メイショウサチダケ 牡3 57 和田竜二 1.36.0 クビ    02-02 37.6 13 (栗)鈴木孝志
17 2 4 デルシエロ 牡3 57 坂井瑠星 1.36.3 2    13-13 37.0 12 (栗)清水久詞
18 6 11 シトラール 牡3 57 ルメート 1.36.8 3    06-07 38.0 7 (美)萩原清

 

未来の大物は誰だ!?

ご存じの通り、あのアーモンドアイなど、後の名馬を数多く出している出世レース。

かつての3冠馬「シンザン」の名前を冠するに相応しい重賞と言えるのかもしれない。

そうしたレースらしく、非常に見応えのあるレースだった。

着差(2着馬に1馬身1/4差)だけを見れば勝ち馬ノーブルロジャーの完勝ながら、2着馬の好位抜け出しからの粘りの姿勢もハイレベルなものだったし、3着馬が繰り出した、上がり3ハロン最速の脚も見事だった。

見応え十分の出世重賞

とはいえ、回顧のコラムの目的は

「レースを振り返ることで明日の夢馬券の糧とする」

つまり「あの馬も良い」「この馬も良い」では、話にならない。

そこで、上位3頭の中から、私たちなりに「今後に最も期待したい」と思える1頭、つまり「未来の主役」を1頭ピックアップして、皆様にご紹介しようと思う。

 

最も難しいレースだったからこそ

結論としては「2着エコロブルーム」を推したい。

実は理由は非常にシンプルで、有力3頭の中で「最も難しいレースをしながら、それを乗り越えた」という点にある。

今回のレースは、殆どの馬にとって簡単な条件ではなかった。例えば勝ち馬なども、出入りの激しいレースだったこともあり、なかなか位置どりが定まらなかったようだ。

ただ、中でもエコロブルームは難しかったと思う。

実はレース後、ルメール騎手はこんなことを語っている。

右回りが初めてで、最初のコーナーでは馬がびっくりしていた感じでした。一生懸命走っています。すぐに反応してくれませんでしたが、それでも伸びてくれました。

経験の浅い3歳馬、不慣れでびっくりするような状況に陥れば、そのまま全くレースにならなくても不思議ではない。だが、エコロブルームは乗り越えた。結果的には後続の目標にされる形で差されたが、直線で抜け出した際の動きは見事だった。

経験上の持論にはなるが、走力は経験や年齢を経ることで、ある程度強化されるが、精神的な強さ、骨太さは持って生まれたものがかなり大きいと思う。

「状況に動じない精神力=何が起きても驚けない大一番向き」

だからこそ、大きな期待を持って未来の主役に指名したい。「未来のマイル王」も、決して夢ではないぞ!

フェアリーステークス 2024 の回顧&未来の主役

2024年 1月 7日(日) 1回中山2日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第40回フェアリーS
3歳・オープン・G3(馬齢) (牝)(国際)(特指) 芝 1600m 14頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
8 13 イフェイオン 牝3 55 西村淳也 1.34.0  04-04-04 34.8 5 (栗)杉山佳明
3 3 マスクオールウィン 牝3 55 津村明秀 1.34.0 クビ  13-13-11 33.9 6 (美)牧光二
1 1 ラヴスコール 牝3 55 横山武史 1.34.1 クビ  08-07-07 34.7 4 (美)加藤征弘
4 6 スティールブルー 牝3 55 ルメール 1.34.1 クビ  08-12-11 34.3 1 (美)宗像義忠
8 14 ニシノティアモ 牝3 55 田辺裕信 1.34.3 1 1/4  11-10-07 34.6 10 (美)上原佑紀
6 9 キャットファイト 牝3 55 坂井瑠星 1.34.3  01-02-02 35.3 2 (美)上原博之
7 11 テリオスサラ 牝3 55 石橋脩 1.34.4 クビ  14-14-13 34.1 3 *(美)高柳瑞樹
4 5 ティンク 牝3 55 佐々木大 1.34.4 クビ  04-04-04 35.1 11 (美)久保田貴
6 10 キャプテンネキ 牝3 55 ピーヒュ 1.34.4 クビ  02-03-03 35.3 12 (栗)杉山晴紀
10 3 4 メイショウヨゾラ 牝3 55 三浦皇成 1.34.4  04-04-04 35.2 7 *(美)高柳瑞樹
11 5 8 カレンナオトメ 牝3 55 菅原明良 1.34.6  3/4  11-10-09 34.9 13 (美)小野次郎
12 7 12 ジークルーネ 牝3 55 キングス 1.35.4 5  02-01-01 36.5 8 (美)栗田徹
13 2 2 エリカリーシャン 牝3 55 横山和生 1.35.5  1/2  08-08-09 35.9 9 (美)国枝栄
14 5 7 メジャーデビュー 牝3 55 丹内祐次 1.35.9 2 1/2  07-08-13 36.3 14 (美)鈴木慎太

上位勢の能力は素直に認めるべし

毎年のように荒れている3歳牝馬戦らしい決着と言えるだろうか。

断然の人気を集めた6番スティールブルーを筆頭に、上位人気3頭はいずれも馬券に絡むことができなかった。

とはいえ、上位3頭は、決して「結果的に浮上した馬ではない」

大きくスタートで立ち遅れてしまった11番を除けば「皆が力を出せる流れのレース」だったからだ。

いつも申し上げていることだが、ポイントは、上位勢の「4角通過位置」

1着馬は好位(4番手)、2着馬は後方(11番手)、3着馬は中団(7番手)。

要するに「前だろうが後ろだろうが、どの位置からでも上位に絡める可能性があった流れ」なのだ。そうした中で上位にきた面々は、少なくとも今回のメンバー中では

「シンプルに能力上位」

という考え方で間違いないだろう。

その上で、特にその走りに驚かされたのは2着マスクオールウィンだ。

 

改めて思う「3歳馬は決めつけちゃいけない」

上でも記した通り、どの位置からでも上位が狙える流れだった今回のレース。

要するに「ガチンコ」だった訳だが、その状況下で、前走、ここ中山芝1200Mの【黒松賞】を制しているような馬(つまり陣営がスプリント寄りだと見ていた馬)が、圧倒的な末脚(上がり3ハロンでは最速)を繰り出し、2着でゴールしたのだ!

改めて思うのは「(特に)3歳馬は決めつけちゃいけない」ということ。

3歳馬は決めつけちゃいけない

3歳馬は伸び盛りの時期だと言われる。

伸び盛りと聞くと「能力面の進化」に頭がいきがちだが、それだけではない。能力がかわれば、距離適性が変わってくることだってあるのだ。

マスクオールウィンは、確かにこの中間、調教では素晴らしい動きを見せていた。その中で、距離適性の幅も広がっていったのかもしれない。

だからこそ、この時期の3歳馬を予想する際、特に調教でよく動けているなと思える馬の場合は「距離戦歴は無視する」くらいの思い切りがあってもよいのだろう。

ぜひ、皆様も意識しておいてほしい。もちろん、マスクオールウィンは未来の主役に指名し「マイル路線の彼女」をこれからも応援したい!

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