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【回顧】きさらぎ賞 2018 勝負の明暗「古川に覚醒の予感」

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】きさらぎ賞 2018 における勝負の明暗

2018年 2月 4日(日) 2回京都4日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第58回きさらぎ賞
3歳・オープン・G3(別定) 芝・外 1800m 10頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 上3F 単勝
3 3 サトノフェイバー 牡3 56 古川吉洋 1.48.8   35.4 4 6.9
7 8 グローリーヴェイズ 牡3 56 M.デム 1.48.8 ハナ 35.3 2 3.4
4 4 ラセット 牡3 56 藤岡佑介 1.49.2 2 1/2 35.2 5 12.8
5 5 レッドレオン 牡3 56 岩田康誠 1.49.3  3/4 35.6 7 36.4
8 10 カツジ 牡3 56 松山弘平 1.49.6 1 3/4 36.0 3 5.0
1 1 スラッシュメタル 牡3 56 中谷雄太 1.49.9 1 3/4 35.8 9 81.6
2 2 スーサンドン 牡3 56 川島信二 1.50.0  3/4 35.7 10 235.3
B7 7 オーデットエール 牡3 56 北村友一 1.50.0 クビ 35.9 6 30.1
8 9 ダノンマジェスティ 牡3 56 松若風馬 1.50.2 1 1/4 36.5 1 2.2
6 6 ニホンピロタイド 牡3 56 幸英明 1.52.0 大差 38.2 8 46.7

 

今回のきさらぎ賞。元々は、大半の競馬マスコミや競馬ファンは「大器・ダノンマジェスティがどんな勝ち方をするのか?」という点を楽しみにされていたと思う。だが、レース前週になって、主戦の和田竜二騎手が騎乗停止、経験の浅い松若騎手にチェンジとなってから、風向きが変わった。

 

「ダノン大本命」から「ダノンと並んで、実績十分なカツジや、デムーロ騎乗のグローリーヴェイズも面白い」と、評判は一転。

予想家の立場としては、失礼ながらその流れを本当におもしろおかしく見ていた。競馬における「人気」が、いかに不安定なものか、いい加減なものか。改めて学んだ方が多かったのではないだろうか。

 

それはともかく結果はどうだったか?お蔭さまでキングスポーツが軸馬に指名した3番サトノフェイバーが堂々の優勝!馬連1440円&3連単2万3040円のダブル的中をプレゼントしてくれたことを馬に感謝したい。

 

?1着サトノフェイバー・・・鞍上に成長を感じる

まずは、実際に会員様にご紹介した解説から。

更に調子を上げ! ・・・3番サトノフェイバー
さぁ、重戦車が飛んでくるぞ!彼の最大の持ち味は、526キロという馬体からは想像もつかない、行きっぷりの良さに有る。1戦1勝だが、その新馬戦でもスッとハナを奪うと、道中は巧みに集団のペースをコントロール。そして直線へ放たれると、ノーステッキで2着以下をブッチギリ!手先の軽い足捌きは、いかにも今の痛んでいる京都の馬場に合っていると確信!

また、それはここへ向けての調教からも伺える。大きなフットワークで、ジョッキーが軽く促しただけで自然と加速していくところにも高センスが光る。栗東の坂路を馬なりのまま、12秒0で駆け上がったあの走りがあれば、重賞タイトルはもう掴むだけだ!!

 

まさに解説した通り。調教での動きから完全に能力を信頼していたし、レースを迎える上では楽しみしかなかった。デビュー2戦目でこれだけの走りをするのだから、その素質ははかりしれない。クラシック路線の主役候補の一頭に名乗りをあげた!そう言い切っても差支えないだろう。

 

サトノに期待していたもうひとつの理由は、実は鞍上の古川にある。

テイエムジンソクとの活躍ですっかり自信をつけた古川

このところ、重賞路線で大活躍中の最高の相棒・テイエムジンソクに自信をつけさせてもらっているのかもしれない。今回のレースに限らず最近は、視野が広くなっているように感じる。このまま、フェブラリーステークスでもその調子を維持して欲しいものだ。

 

尚、2着のグローリーヴェイズに関しても、位置取りの差もあり2着に敗れたが、能力では勝ち馬と遜色ないだろう。調教師が「馬場が悪いのを気にしていた」と語っているが、確かに良馬場とはいえ、少し走りにくそうな芝。キレ味が売りだけに、パンパンの良馬場ならどこまでやるか、楽しみだ。

 

 

?9着ダノンマジェスティ・・・本物なら巻き返してみろ!

一方、1番人気に推されながら9着に惨敗したダノンマジェスティ。この馬について、私たちは以下のように会員様に解説した。

9番ダノンマジェスティは相手まで!
今年の【きさらぎ賞】における最も大きなポイントは、ダノンマジェスティの取り捨てについてだろう。この馬は果たして「サトノダイヤモンド級」なのか?その選択こそが勝負の分かれ目となる。単勝オッズは前日最終日においても1倍台だが、私たちキングスポーツのダノンマジェスティの評価は相手まで!

この馬はまだ少頭数の競馬しか経験していない事と初戦の時にはモタれていた部分から気性難である事が気がかり。要するに「絶対的な馬ではない」のだ!

過去にはサトノダイヤモンドをはじめとした名馬が勝ってきているが、これまで単勝1.3倍のオーシャンエイプスや昨年は単勝1.4倍のサトノアーサーが敗退したように、断然人気馬が前評判を裏切ったことが多々あることを思い出してもらいたい。盲目的に断然人気馬から勝負すれば勝てる一戦ではないと断言する。

 

馬には悪いが、完全に私たちの読み通りになってしまった。モロに若さを出していた。

若さが出てしまったダノンマジェスティ

本来なら、その若さをカバーするためにいるのが鞍上。昨年96勝をしたベテラン・和田ならともかく、若手の松若には厳しかったか。

だが、厳しくとも、本当のスターならこのチャンスを生かしたのではないだろうか。そういった意味では、若手としては力のある騎手だけに残念。

 

とはいえ、人間、誰しもが失敗するし、後悔しない人などいないだけに、この経験をどう成長の糧にできるか?ではないかと思う。幸い、レース後には「調教では出なかったのですが、左に張ってしまいました。それが敗因です」というコメント。良い意味で開き直っているように思う。

とにかく前を向いて!馬も人も!本物なら巻き返してみろ!

 

 


 

【きさらぎ賞 2018】を見逃した方は下記からご覧下さい。

 

【きさらぎ賞 2018】のレース後の関係者のコメント

~レース後のコメント~
1着 サトノフェイバー(古川吉洋騎手)
「2戦目でこれだけ動いてくれました。スタートが上手で、今日もそこまで行く気はなかったのですが、出て行ってくれました。手綱を引っ張るよりは自分のリズムで行こうと思いました。手応え十分でしたが、2着馬も強かったです。それでもふりきってくれました。スタートが上手で、スッと良い所を取れて、脚を使ってくれて、センスの良い走りです」

2着 グローリーヴェイズ(尾関知人調教師)
「ジョッキーの好判断でうまく立ち回ってくれました。勝てなかったのが残念だったこと以外は良いレースでした。馬場が悪いのを気にしていましたが、良い馬場だったらもっとやれたと思います」

3着 ラセット(藤岡佑介騎手)
「予定通りに行けました。4コ-ナーまではスムーズでしたが、1着・2着馬は脚を使っていました。未勝利を勝ち上がって、距離延長にも対応してくれました。パワーアップしていますし、悪いレースではありませんでした」

4着 レッドレオン(岩田康誠騎手)
「ゲートも出て上手に走ってくれました。デビュー2戦目でよく頑張ってくれています」

5着 カツジ(松山弘平騎手)
「スタート良く、いいポジションでレースができましたが、追ってからが伸びなかったですね」

8着 オーデットエール(北村友一騎手)
「スタートからついていけず、終いも反応できませんでした。休み明けの分もあるのでしょうか」

9着 ダノンマジェスティ(松若風馬騎手)
「調教では出なかったのですが、左に張ってしまいました。それが敗因です」

10着 ニホンピロタイド(幸英明騎手)
「スタート良く好位でレースをしようと思っていましたが、引っ掛かってしまいました。折り合いがついた時に外から他の馬に行かれてしまってチグハグな形になってしまいました」

(via ラジオNIKKEI 

 

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