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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】北九州記念 2025 など ⇒覚えておきたい「小倉と福島の違い」&次に期待したい「未来の主役」もご紹介

【先週の重賞回顧】北九州記念 2025 など ⇒覚えておきたい「小倉と福島の違い」&次に期待したい「未来の主役」もご紹介

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

北九州記念 2025 の回顧&未来の主役

2025年 7月 6日(日) 2回小倉4日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第60回テレビ西日本賞北九州記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1200m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
5 9 ヤマニンアルリフラ 牡4 55 団野大成 1.07.8      10-07 34.7 1 *(栗)斉藤崇史
8 18 ヨシノイースター 牡7 58 内田博幸 1.07.9  1/2    05-07 35.1 5 (栗)中尾秀正
7 14 アブキールベイ 牝3 53 坂井瑠星 1.07.9 クビ    10-13 34.7 7 *(栗)坂口智康
1 1 ヤマニンアンフィル 牝6 53 亀田温心 1.08.0 クビ    14-13 34.6 8 *(栗)斉藤崇史
8 17 キタノエクスプレス 牡7 57 国分優作 1.08.0 クビ    14-15 34.6 3 *(栗)坂口智康
6 11 ドロップオブライト 牝6 56 小沢大仁 1.08.2 1 1/4    14-15 34.8 9 (栗)福永祐一
2 4 ミルトクレイモー 牡5 54 松山弘平 1.08.3 クビ    14-15 34.9 11 (栗)中村直也
6 12 スリーアイランド 牝5 52 田口貫太 1.08.3 クビ    05-04 35.5 16 *(栗)中竹和也
7 15 ロードフォアエース 牡4 56.5 川田将雅 1.08.4 クビ    04-04 35.7 2 (栗)友道康夫
10 B2 3 レッドヒルシューズ 牝5 53 高倉稜 1.08.5  3/4    14-18 35.1 13 (栗)武英智
11 B1 2 カリボール 牡9 56 西塚洸二 1.08.6  1/2    10-10 35.5 17 (栗)西村真幸
12 4 8 エイシンワンド 牡3 54 吉村誠之 1.08.7  1/2    05-04 35.9 12 (栗)大久保龍
13 3 6 メイショウソラフネ 牡6 57 酒井学 1.08.7 ハナ    10-10 35.6 4 (栗)石橋守
14 B5 10 タマモブラックタイ 牡5 55 角田大和 1.09.0 1 3/4    02-03 36.4 15 (栗)角田晃一
15 3 5 モズメイメイ 牝5 56.5 高杉吏麒 1.09.2  3/4    05-07 36.4 10 (栗)前川恭子
16 B8 16 シロン 牝6 53 国分恭介 1.09.4 1 1/2    02-01 36.8 18 (栗)小栗実
17 4 7 クラスペディア 牡3 54 小崎綾也 1.09.5  1/2    01-02 37.0 6 (栗)河嶋宏樹
18 7 13 オタルエバー 牡6 57.5 幸英明 1.12.5 大差    09-10 39.6 14 *(栗)中竹和也

これぞ夏競馬、これぞハンデ戦

今回のレースを見終えて、一番最初に頭に浮かんだのは

「夏競馬らしいな、ハンデって感じだな」

という思いだった。

掲示板に絡んだ5頭の斤量は、下は53キロから、上は58キロまで。

また、馬番も、最内の1番(4着ヤマニンアンフィル)から、大外の18番(2着ヨシノイースター)まで。

ただでさえ、能力が拮抗しがちな夏競馬。

ましてや、ハンデ戦ということは、普通に皆が力を出せば「全馬が同時にゴールできる」という考えの元で斤量も設定されているはず。

つまり、どの馬にもチャンスがあったレースだと言うことだが、実際に上にも記した通り、斤量にも馬番にも、幅広さがあった。

では、そうしたレースで上位に来られた馬と、そうではなかった馬の差はどこにあったのか?

 

スムーズに走れたか否か

考え方は色々あるとは思うが、実は私たちの中では非常にシンプル。

「スムーズに走れたか、否か」

という部分に尽きるのではないだろうか。

ご存じの方もいらっしゃるとは思うが、小倉競馬場は、小回りであり、尚且つ、3コーナー&4コーナーではスパイラルカーブが採用されている。

スパイラルカーブは、入口が緩く、出口がきつい。つまり、スピードに乗ったまま入れるが、器用さが出る時に外に振られてしまう(距離ロスが出てしまう)

小倉と福島の違い

ちなみに、現在行われている福島競馬場も3コーナーと4コーナーではスパイラルカーブが採用されている。

スパイラルカーブが両競馬場にあることはご存じの方も多いだろうが、ただ、小倉と福島には、少々違いがあることは、意外と知られていないかもしれない。

小倉は、2コーナーから向こう正面にかけてと、3コーナーから4コーナーにかけて、下り勾配になっている。

対して福島は、向こう正面から4角すぎあたりまでは平坦という形状になっている。

要するに

小倉の方が「スピードに乗った状態のままスパイラルカーブに突入することになる」

余計に、そこを出る時は外に振られがちになるということだ。

※コース形状の話は、重賞に限らずに使える話だから、必ず頭に入れておいてほしい。

 

上位2頭のコメントをチェックしてみよう

それを踏まえて、ぜひ、皆様には改めてレース映像をご覧いただきたい。

同時に、上位2頭の関係者のコメントをチェックしてみよう。

まずは、優勝したヤマニンアルリフラ。

団野騎手 : 思い通りに乗れて、全体的に良いレースができました。直線に向くまでもスムーズでしたし、スペースがあいた時には突き抜けるだろうという手応えでした。

続いて、2着のヨシノイースター。

内田博騎手 : 「外を回ったとしても、リズム良く走って、前を見つつ進めました。

特にヨシノイースターは、騎手も語るように、外枠の分、外を回る形だったことで目立たなかったが「枠なりにほぼロスのないスムーズな競馬をしている」

それが、ラストまで脚が止まらなかった要因だとみて間違いないだろう。

 

すぐにG1とまでは思えないが、、、一方で楽しみな馬

要するに、上位の面々、特に今挙げた2頭は「このレース向き」という側面も多かったように思う。

ヤマニンには「このレース向き」の面があった

したがって、今回の結果そのものには心から敬意を表した上で、今の時点で、さらに上のステージ、例えば【スプリンターズS】などで勝ち負けが狙えるかと言われたら、また違った話になるだろう。(もちろん、競走馬はいくらでも進化するから、今後馬が変わってくる可能性は十分にあるが)

そんな中、唯一、3着のアブキールベイの末脚には「違う次元」を感じた。

経験の浅い3歳馬、これまではほとんど中団からの競馬で戦ってきた馬が、不慣れな後方待機(4角通過は13番手)から、外めを強襲する形で追い込んできた。

もちろん、斤量が軽かったこともあるが、それでもこの時期の3歳馬が簡単に使える脚ではない。

仮に【スプリンターズS】に出られたとしたら、伏兵の評価での出走になるだろう。

マークもされることなく、気楽に戦えるはずだし、無欲の一発で3着くらいまではあっても驚けないのでは?

楽しみをもって、未来の主役に指名したい。

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