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ホーム勝負の明暗北九州記念 2020【回顧】際立つ上位2頭の強さ!次走への一言メモも!

北九州記念 2020【回顧】際立つ上位2頭の強さ!次走への一言メモも!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】北九州記念 2020 における勝負の明暗

2020年 8月23日(日) 2回小倉4日 天候 : 晴  馬場状態 : 稍重
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1200m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
B2 4 レッドアンシェル 牡6 57 福永祐一 1.07.8      08-08 34.2 8 14.9 478 +8 (栗)庄野靖志
5 10 モズスーパーフレア 牝5 56.5 松若風馬 1.08.1 1 3/4    01-01 35.7 1 3.9 508 +14 (栗)音無秀孝
6 11 アウィルアウェイ 牝4 55.5 川田将雅 1.08.1    13-14 34.2 10 15.5 482 +14 (栗)高野友和
3 6 クライムメジャー 牡6 54 鮫島克駿 1.08.2  1/2    16-15 34.1 15 50.8 528 0 (栗)渡辺薫彦
7 15 アンヴァル 牝5 54 北村友一 1.08.2 同着    13-15 34.3 6 12.5 478 +6 *(栗)藤岡健一
3 5 トゥラヴェスーラ 牡5 55 武豊 1.08.3  1/2    07-04 34.9 3 7.3 478 -2 (栗)高橋康之
8 18 ジョーカナチャン 牝5 55 菱田裕二 1.08.3 クビ    02-02 35.6 5 11.9 464 +4 (栗)松下武士
1 1 プリディカメント 牝5 52 浜中俊 1.08.3 ハナ    13-12 34.4 7 14.5 520 +2 *(栗)吉村圭司
8 17 タイセイアベニール 牡5 56 松山弘平 1.08.4 クビ    11-12 34.7 2 6.5 490 -8 (栗)西村真幸
10 7 13 メイショウキョウジ 牡5 55 藤岡康太 1.08.4    08-08 34.9 11 29.8 480 +8 *(栗)藤岡健一
11 2 3 ブライティアレディ 牝7 52 幸英明 1.08.5  3/4    11-11 34.8 16 55.8 436 -4 (栗)武幸四郎
12 6 12 マイネルグリット 牡3 53 国分優作 1.08.6  3/4    16-17 34.5 14 41.9 484 -2 (栗)吉田直弘
13 5 9 ダイメイプリンセス 牝7 56 秋山真一 1.08.6 クビ    08-08 35.1 4 11.4 502 +4 *(栗)森田直行
13 7 14 メジェールスー 牝5 52 岡田祥嗣 1.08.6 同着    05-04 35.3 17 69.3 470 -4 (栗)藤原英昭
15 B8 16 ジョイフル 牡6 56 川又賢治 1.08.7  1/2    18-17 34.4 13 31.9 512 0 *(栗)吉村圭司
16 B4 8 ラブカンプー 牝5 54 藤田菜七 1.09.3 3 1/2    04-04 36.1 12 30.1 440 -2 *(栗)森田直行
17 B1 2 ゴールドクイーン 牝5 55.5 古川吉洋 1.09.4  1/2    03-03 36.6 18 73.6 462 -2 (栗)坂口智康
18 4 7 カリオストロ 牝3 51 酒井学 1.09.8 2 1/2    05-04 36.5 9 15.1 454 -4 (栗)加用正

 

勝ち馬が8番人気レッドアンシェル、また3着馬には10番人気アウィルアウェイ。

3連単では9万馬券が飛び出した。

一見、波乱の決着のように思える。

だが、2着で1番人気だったモズスーパーフレアを含め、上位3頭のハンデを見逃してはいけない。

1着レッドアンシェル➡57キロ

2着モズスーパーフレア➡56.5キロ(牡馬換算なら58.5キロ

3着アウィルアウェイ➡55.5キロ(牡馬換算なら57.5キロ

要するに、いずれもメンバー中上位の実績馬だったということ。

そして、そういった馬でなくては上位に来られないほど

厳しい流れのレース

だったということだ。

 

やはりG1馬は強い

上位に食い込んだ馬は全て素晴らしい。

だが、単純に内容だけを考えれば、最も価値があるのはモズスーパーフレアではないだろうか。

稍重の馬場状態の中、前半3ハロン32秒4の通過は速い。

実際に、モズスーパーフレアを追いかける形で上位でレースを運んだ面々は、いずれも掲示板圏外に沈んでいる。

それでも、2着にまとめた。

しかも、トップハンデの56.5キロ(実質58.5キロ)を背負って。

 

やはりG1馬は別格だなと感じずると同時に、ここにきて一段レベルアップしているのではないか。

また、言うまでもないが、久々の今回は余裕残しの仕上げ。

レース後、鞍上の松若騎手は次のようなことを語っている。

「速い馬がそろっていたけど、いい脚があるので楽に逃げられました。最後に止まったけど、久々のぶんがあったのでは。次、良くなると思います

 

当然、本番でも

見据えるのはG1【スプリンターズステークス】だろう。

どうしても逃げ馬は後続の目標にされる。

しかも、本番では更に力のある差し馬が揃うだろう。

また、中山コースのスプリント戦は激流になりがちだ。

だが、今日の走りから、更に上積みがある点を考慮すれば

本番での逃げ切りの可能性も十分にあるな

というのが率直な印象。

楽しみにレースを待ちたい。

 

勝ち馬レッドアンシェルには余裕を感じた

展開やハンデなど、トータルで考えれば2着馬よりも恵まれた印象はあるが、とはいえ

1馬身3/4差の勝利

は完勝と言って良いし、十分に評価すべきだろう。

 

しかも強調しておきたいのは

道中、常に余裕が感じられた

という点。

レース後、鞍上が「ブリンカーが正解だった」という旨の話をしていたが、確かにレースに集中できていたようだ。

鞍上の指示にも素直、だからこそ脚も溜められて、直線で弾けたに違いない。

ということで、勝ち馬ではあるが、今回は未来の主役に指名したい。

 

当然、この分なら本番でも楽しませてくれるだろう。

近年「【北九州記念】好走➡【スプリンターズS】でも好走」というケースが少ないが

今年の2頭に関しては違う

そのようにお考えいただいて結構だ。

 

キングスポーツ流「次走へ向けての一言メモ」

さて、ここからは「私の独り言」だととらえていただきたい。笑

今後へ向けて、気がついたことをメモ帳に走り書きしているようなイメージ。

せっかくなので、それを皆様と共有してみようかと考えた。

今回は、気になった3頭をピックアップ!

1頭につき数行程度だが、気になる方は頭にとどめておいてほしい。

 

3着・アウィルアウェイ

後方待機策がハマった面はあったにせよ、冒頭でも記したように、実質57.5キロの斤量を背負っていたのだ。

評価すべき結果だったのではないだろうか。

一方で、個人的には

良くも悪くもキレすぎるな

という印象も受ける。こういったタイプは、今回のように

直線平坦コースでこそ本領を発揮

今後のローテーションはわからないが、京都などに出てきたら、注目してみたい。

 

7着・ジョーカナチャン

道中、2番手でモズスーパーフレアを追いかけながら

よく7着にまとめたな

というのが率直な印象。

どちらかと言えば「1000M寄りか?」という印象を持っていただけに、驚いた。

ポテンシャルはかなり高そうだ。

 

5歳馬ながら、今回がデビュー以来13戦目ということで、使い減りもない。ノビシロ十分だろう。

すぐにG1で通用するレベルだとは思わないが、経験を積めば!

来春の【高松宮記念】あたりでは面白い存在になるかも!

要注目だ!

 

9着・タイセイアベニール

2番人気を裏切る無念の結果に。

ただ、力負けという感じはしない。

状態なのか馬場なのか、原因がどこにあるのか、現段階では何とも言えない部分はあるが

前半から走りが重そうに見えた

2走前までの走りを見る限り、まともならG2、G3なら勝ち負けになる力の持ち主。

これで人気が落ちるなら、次走は買いではないだろうか。

 

レースを見逃した方はこちらからどうぞ

【北九州記念 2020】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 レッドアンシェル(福永祐一騎手)
「いつも手応え良く進むのですが、手応えほど伸び切れていませんでした。ブリンカー装着の効果は、返し馬から顕著に表れていました。良い脚を使ってくれると思っていました。あまりポジションは狙って行かずに、出たポジションで脚を溜めていました。前の馬がどちらに行くか分からなかったので、それを見てから追い出しました。本来のパフォーマンスを発揮できれば、このメンバーでも引けを取らないと思っていました。追ってから頑張り切れないところがありましたが、ブリンカーの効果があって、良い時の走りが戻ってきました。ブリンカー装着は大正解でした。重賞を2つ勝っている馬ですし、GIに向けて順調に行ってくれれば良いですね」

(庄野靖志調教師)
「久しぶりにこの馬らしい、良いところを見せてくれました。今日は精神的な落ち着きもあり、この馬の良いところを久々に見ることができて、嬉しかったです」

2着 モズスーパーフレア(松若風馬騎手)
「良いスピードを持っていますし、楽に逃げられました。最後に止まってしまったのは久々の分かなと思います。次はもっと良くなるかなと思います」

3着 アウィルアウェイ(高野友和調教師)
「内容は良かったと思います。馬の雰囲気が良い落ち着き方をしていて、精神状態の良さがレースに繋がったかなと思います。今後は未定です」

4着同着 クライムメジャー(鮫島克駿騎手)
「メンバー的にも前半速くなると思い、決め打ちのような形で、内ラチ沿いでレースを進めました。終いに勝負しようと思いました。状態も良く、いい脚を使ってくれました。これぐらいの距離なら重賞でも面白いと思います」

4着同着 アンヴァル(北村友一騎手)
「返し馬でもゲート裏でも息の荒いところがあり、行きっぷりはもうひとつながら、終いはよく頑張って伸びています」

6着 トゥラヴェスーラ(武豊騎手)
「直線に向くまでは思い通りのレースでした。あとは伸びればという形でしたが、伸びませんでした」

7着 ジョーカナチャン(菱田裕二騎手)
「ゲートを出てから、2番手でリズム良く運べましたが、あと100mというところで、脚色が鈍くなりました。状態は良かったのですが、これが1000mと1200mの違いでしょうか」

10着 メイショウキョウジ(藤岡康太騎手)
「ゲートが悪いのはいつものことです。重賞で周りの馬が速く、イメージより後ろからになりました。この馬としては良い脚を使っています。クラス慣れしていけばと思います」

11着 ブライティアレディ(幸英明騎手)
「スムーズに捌けないところがありました。そこを上手く行けたら、掲示板はあったかもしれません」

13着同着 ダイメイプリンセス(秋山真一郎騎手)
「頑張っているのですが、勝ち馬の勢いについて行けませんでした」

16着 ラブカンプー(藤田菜七子騎手)
「速い馬がいて行けませんでした」

(via ラジオNIKKEI 

 

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