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ホーム勝負の明暗神戸新聞杯 2020【回顧】勝ち馬は当然、他に期待すべき馬は?次走への一言メモも

神戸新聞杯 2020【回顧】勝ち馬は当然、他に期待すべき馬は?次走への一言メモも

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】神戸新聞杯 2020 における勝負の明暗

2020年 9月27日(日) 2回中京7日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
3歳・オープン・G2(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 2200m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
1 2 コントレイル 牡3 56 福永祐一 2.12.5   08-07-08-06 35.6 1 1.1 460 0 *(栗)矢作芳人
8 18 ヴェルトライゼンデ 牡3 56 池添謙一 2.12.8 2 14-14-15-16 35.4 3 20.3 488 +2 (栗)池江泰寿
3 5 ロバートソンキー 牡3 56 伊藤工真 2.12.8 クビ 12-12-13-10 35.7 14 112.7 474 -8 (美)林徹
6 11 ディープボンド 牡3 56 和田竜二 2.13.0 1 02-02-03-03 36.4 4 23.5 490 +6 (栗)大久保龍
7 13 ターキッシュパレス 牡3 56 富田暁 2.13.1  3/4 08-09-08-10 36.0 17 191.0 468 -8 (栗)昆貢
4 7 エンデュミオン 牡3 56 秋山真一 2.13.3 1 1/4 05-04-05-05 36.6 7 51.0 442 +2 (栗)清水久詞
2 4 レクセランス 牡3 56 松山弘平 2.13.4 クビ 14-14-15-10 36.3 13 102.8 484 +4 (栗)池添学
5 9 アイアンバローズ 牡3 56 北村友一 2.13.5  1/2 12-12-13-15 36.2 16 132.6 494 +16 *(栗)角居勝彦
3 6 マンオブスピリット 牡3 56 M.デム 2.13.5 18-18-17-16 36.0 9 55.1 486 -6 (栗)斉藤崇史
10 7 14 ディープキング 牡3 56 岩田望来 2.13.6  1/2 04-06-05-06 36.8 12 98.1 472 -2 (栗)藤原英昭
11 2 3 ビターエンダー 牡3 56 吉田隼人 2.13.7  3/4 05-04-03-03 37.1 6 39.4 474 +10 (美)相沢郁
12 5 10 パンサラッサ 牡3 56 坂井瑠星 2.13.9 1 01-01-01-01 37.6 10 67.9 474 +16 *(栗)矢作芳人
13 8 16 シンボ 牡3 56 古川吉洋 2.14.1 1 07-07-11-10 37.0 15 123.3 458 -2 [地]斉藤正弘
14 4 8 イロゴトシ 牡3 56 小崎綾也 2.14.1 クビ 10-11-08-06 37.2 18 268.7 464 +5 (栗)牧田和弥
15 6 12 メイショウボサツ 牡3 56 藤岡康太 2.14.2  3/4 16-16-17-16 36.7 11 80.8 476 +6 (栗)西浦勝一
16 7 15 ファルコニア 牡3 56 川田将雅 2.14.3 クビ 10-09-05-06 37.5 8 52.9 446 +2 *(栗)角居勝彦
17 1 1 グランデマーレ 牡3 56 藤岡佑介 2.16.9 大差 02-02-02-02 40.4 2 19.9 502 0 (栗)藤岡健一
18 8 17 マイラプソディ 牡3 56 武豊 2.18.3 8 17-16-11-10 41.1 5 26.5 510 +10 (栗)友道康夫

 

ただただ、コントレイルが強かった!

これ意外の感想を抱くのは、なかなか難しいレースだったのではないか。苦笑

レースをご覧になられた方なら一目瞭然だろうが、進路確保やや苦労した部分を除けば、全くスキがなかった。

直線&ラストも余裕たっぷりに2馬身差。

大袈裟ではなく、父ディープインパクトの現役時代を見ているかのようだ。

引き続き、歴史的名馬への道を歩み続けてほしい。

 

馬が圧倒的な走りを披露したのに対して、鞍上はかなり苦しんだようだ。

レース後、次のようにコメントしている。

「勝つことができてホッとしています。負けていない馬なので、休み明けとはいえ、落とすわけにはいかないという状況の中で、余力を持って勝つことができたのが何よりです。今日は戦前から難しいレースになると思っていたのですが、内枠ということで、いかに進路を見つけてストレスなく走らせることができるかということが課題でした。やはり難しいレースになりました。本当はもっと進路を早く確保したいところでしたが、内枠ということもあり、流れの中で進路を探しながらでした。慌てないことだけは肝に銘じて乗っていました。」

「落とすわけにはいかない」という状況は騎手にとってこれ以上ない重圧。

ディープインパクトに跨っていた頃の武豊騎手の心境を、今味わっているのではないだろうか。

それだけに本番【菊花賞】を勝つための最大の課題は

鞍上が平常心(に近い心境)で騎乗すること

に尽きるだろう。

 

ダービージョッキーの真価に期待

今回は、トライアルということもあり前があいたが、本番はどうか。

もし、今回と似たような状況になれば、ガッチリ前を閉められるかも。

そうなった時、鞍上はどうするだろうか。

あくまで我慢するか?こじ開けるか?下げて外を回すか?

ダービージョッキーの手綱さばきを楽しみにしている!

 

どうなる菊花賞?

ではその【菊花賞】はどういったレースになるだろうか。

出走馬が確定していない今の段階では、確定的なことは言えないものの

今回同様、紐には大穴が飛び込んでくる可能性十分!

ではないだろうか。

 

その理由は今回の2着馬で、ダービー3着だったヴェルトライゼンデにある。

【ダービー】2着のサリオスが、古馬中距離路線に参戦予定だから、恐らくヴェルトライゼンデは【菊花賞】でも2~3番人気に推される可能性が高い。

だが、そのヴェルトライゼンデ、強いことは間違いないのだが、それでも今回の走りには少々物足りなさを感じた。

 

確かに、中間で一頓挫あったように、万全ではなかった。

大外の18番枠も厳しかった。

それでも!個人的な感覚にはなるが

ダービー当時のヴェルトライゼンデでも今回くらいは走れたような気がする。

つまり春から伸び幅はそれほど大きくないような・・・

(もちろん、私の見立てが誤りで、菊花賞でもっと素晴らしい走りを見せてくれたら、競馬界としては最高だろう。)

 

伏兵浮上のチャンスも!

対照的に、ここにきて大幅に力をつけてきた伏兵がいる。

言うまでもなく、3着馬のロバートソンキー(14番人気)

前走で古馬1勝クラスでも2着に負けていたほどの馬が、ここで3着に入るのだ。

力をつけていることの証明だろう。

また、菊本番への出走は難しいかもしれないが、前走で古馬2勝クラスを勝ったばかりのターキッシュパレス(17番人気)も5着に健闘した。

 

たまたま、彼ら2頭だけが急成長しているといったよう可能性は低い。

恐らく、既に春の段階でそれなりの走りをしていた馬を含め

ここにきて急成長を遂げている馬が何頭もいるはずだ!

そういった馬を発掘するのが、私たちプロの予想家の仕事。

春クラシックで4戦4勝!

パーフェクトを達成するなど3歳戦得意のキングスポーツが【菊花賞】でどういった決断を下すのか?

楽しみにしていてほしい。

 

キングスポーツ流「次走へ向けての一言メモ」

ここからは「私の独り言」だととらえていただきたい。

今後へ向けて、気がついたことをメモ帳に走り書きしているようなイメージ。

せっかくなので、それを皆様と共有してみようかと考えた。

 

今回は2頭をピックアップ!

1頭につき数行程度だが、気になる方は頭にとどめておいてほしい。

 

3着・ロバートソンキー

まずは上でも名前を挙げたロバートソンキー。

14番人気の3着はもちろん素晴らしいが、やはり結果以上に内容だ。

実はレース後、管理する林調教師は次のように語っていた。

折り合いもついて馬群の中でも平気でした

経験の浅いデビュー4戦目の馬が、強豪相手に揉まれるという難しい展開だったが

他のどの馬よりも落ち着いて見えた。

より一層、折り合いが求められる大一番では、何よりの武器になるはず。

経験の浅さは伸びしろがあることの裏返しだけに、本番でも激走の可能性大!

もちろん、未来の主役に指名しておきたい。

 

4着・ディープボンド

前半から好位でレースを運び、また積極的に仕掛けたものの、後続に差されて4着に終わった。

だが、レース前から

「速い脚はないから早めに動きたい」

と語っていた通りのレースぶり。

むしろ、鞍上の意のままに動く馬の操縦性の良さに関心させられた。

明らかに仕上がり途上だっただけに、叩かれた良さが出るだろう。

長い距離も合いそうだし、ロバートソンキー同様、大きな期待を寄せたい!

 

レースを見逃した方はコチラから

 

【神戸新聞杯 2020】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 コントレイル(福永祐一騎手)
「勝つことができてホッとしています。負けていない馬なので、休み明けとはいえ、落とすわけにはいかないという状況の中で、余力を持って勝つことができたのが何よりです。今日は戦前から難しいレースになると思っていたのですが、内枠ということで、いかに進路を見つけてストレスなく走らせることができるかということが課題でした。やはり難しいレースになりました。本当はもっと進路を早く確保したいところでしたが、内枠ということもあり、流れの中で進路を探しながらでした。慌てないことだけは肝に銘じて乗っていました。手応えがありましたし、瞬時に反応ができる馬ですから、慌てずに直線を向くことができました。(無敗の三冠に向けて)今日も負けずにいけましたし、ぜひ達成できるように頑張っていきたいです」

(矢作芳人調教師)
「負けていない馬なので、トライアルとはいえ結果を出さないといけないと思っていました。道中は前が開かなくてヒヤヒヤしたところもありましたが、折り合いはついていましたし、前哨戦としては満点だと思います。パドックから馬場入場まで落ち着いていて、春以上にどっしりとしてきました。(馬体は)増えないですね。昨日は468kgあったんですが、結局(前走と)同じになりました。これで良いだろうと思います。もっと良くなるのは、来年だろうと思います。(次走は)初めて在厩で調整することになりますし、さじ加減には注意したいです。京都改修前最後の記念すべき菊花賞ですから、(三冠達成を)成し遂げたいですね」

2着 ヴェルトライゼンデ(池添謙一騎手)
「パドックから返し馬までは、春に比べて落ち着いていました。返し馬はまだ少し緩さがあって、次は良くなるだろうという過程の中でのレースでした。18番枠で、中々、内に入れられなくて、他馬のあおりを受けるロスがありました。向正面の中間で内に入れて我慢していましたが、手が動いている馬を捌くのに時間がかかりました。外へ出してからは良い脚で、次が楽しみになる走りですし、本番は状態が上がりそうです」

3着 ロバートソンキー(林徹調教師)
「直線でこの馬が伸びて来た時は体が震えました。改めてこういう素質のある馬を預けてくださったオーナーに感謝しています。折り合いもついて馬群の中でも平気でしたし、収穫のあるレースでした。何より伊藤工真騎手が完璧に乗ってくれました。菊花賞に向かうかどうかは、オーナーと相談して考えます」

4着 ディープボンド(和田竜二騎手)
「自分の競馬をしようと考えていました。あまり速い脚がないので、早めに動いていく形になりました。最後も伸びていますし、だんだん長い距離が合うようになっていますから、1回レースを使って、次は良くなるでしょうし、楽しみです」

16着 ファルコニア(川田将雅騎手)
「春より良くなって、コントロールができるようになっていましたが、4コーナーではかなり苦しくなっていました」

(via ラジオNIKKEI 

 

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