キングスポーツへのお申し込みはこちら
ホーム勝負の明暗京都大賞典 2019【回顧】伏兵ドレッドノータスが優勝できた理由は?

京都大賞典 2019【回顧】伏兵ドレッドノータスが優勝できた理由は?

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】京都大賞典 2019 における勝負の明暗

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
4 7 ドレッドノータス セ6 56 坂井瑠星 2.23.5   03-03-03-03 34.9 11 *(栗)矢作芳人
7 14 ダンビュライト 牡5 57 松若風馬 2.23.7 1 1/4 01-01-01-01 35.4 6 (栗)音無秀孝
3 6 シルヴァンシャー 牡4 56 浜中俊 2.23.8  3/4 10-11-10-07 35.1 5 (栗)池江泰寿
1 1 ノーブルマーズ 牡6 56 高倉稜 2.24.0 1 1/4 07-05-08-07 35.3 4 *(栗)宮本博
B2 4 エタリオウ 牡4 56 横山典弘 2.24.1  1/2 15-15-16-16 34.8 2 (栗)友道康夫
8 16 グローリーヴェイズ 牡4 57 M.デム 2.24.3 1 1/4 03-03-05-06 35.7 1 (美)尾関知人
5 10 ウラヌスチャーム 牝4 54 大野拓弥 2.24.3 クビ 14-13-12-11 35.3 7 (美)斎藤誠
7 13 メートルダール 牡6 56 和田竜二 2.24.5 1 1/2 08-08-03-03 36.0 14 (美)戸田博文
2 3 クリンチャー 牡5 56 池添謙一 2.24.6  1/2 08-08-06-03 36.0 8 *(栗)宮本博
10 4 8 パリンジェネシス 牡5 56 松山弘平 2.24.7  1/2 10-12-15-11 35.6 10 (栗)清水久詞
11 3 5 チェスナットコート 牡5 56 岩田康誠 2.24.7 10-10-12-11 35.7 15 *(栗)矢作芳人
12 5 9 エアウィンザー 牡5 56 三浦皇成 2.25.3 3 1/2 05-05-08-10 36.5 3 (栗)角居勝彦
13 6 12 リッジマン 牡6 57 蛯名正義 2.25.4 クビ 13-13-12-11 36.4 16 (栗)庄野靖志
14 8 15 レノヴァール 牡4 56 藤岡康太 2.25.4 ハナ 02-02-02-02 37.0 12 (栗)高野友和
15 6 11 アドマイヤジャスタ 牡3 53 北村友一 2.25.6 1 1/4 05-05-06-07 36.9 9 (栗)須貝尚介
16 1 2 アルバート 牡8 56 藤岡佑介 2.26.3 4 16-16-10-15 37.3 13 (栗)橋口慎介
8 17 ウインテンダネス 牡6 56 菱田裕二         17 (栗)杉山晴紀

 

率直に申し上げて、私たちキングスポーツにとっては悔しいレースだった。

2着だったダンビュライト(6番人気)&3着だったシルヴァンシャー(5番人気)を3連複フォーメーション勝負の軸馬に指名!

そこまでは良かったが、優勝したドレッドノータスが抜けてしまった。

 

直近5年の3連単平均配当が1万6千円台という極めて堅い重賞ながら

今年は荒れる

と読んで、攻めの予想に挑んだが、、、無念。

 

もちろん、惜しくても負けは負け。

この結果を糧とするためにも、優勝馬ドレッドノータスの勝因を考えていきたい。

 

鞍上のレースぶりに驚いた

今回11番人気だったとはいえ、元々重賞【京都2歳S】を制している素質馬だ。

また、その重賞を含め、ここ京都芝コースで2勝を挙げているコース巧者でもある。

こういった点に勝因を求める考え方もあるだろう。

だが私は何より、鞍上・坂井瑠星騎手のレースぶりに驚いた!!!

大変失礼ながら、1年近く勝利から遠ざかっている伏兵に跨っているにもかかわらず、全く迷いなくというか、自信タップリの雰囲気で、前半から好位を追走していたからだ。

ドレッドノータスの馬券を勝っていなかった私からすれば、その雰囲気に触れた時「やられるかも」と感じた。

 

実際、彼はレース後

イメージ通りの競馬だった

という冷静なコメントを残している。決して「ハマって勝った」という感覚ではないのだ。自信タップリで騎乗できるだけの手応えがあったに違いない。

では、どうして彼はそれほどの手応えを持ってレースに臨めたのだろう?

 

自厩舎の馬だからこそ

答えはひとつ

自厩舎(矢作芳人厩舎)の馬だから

これに尽きるのではないだろうか。

自厩舎の馬だからこそ、誰よりもドレッドノータスのことを見てきた。良い時も悪い時も知っているからこそ、今回は確固たる自信が持てるデキだと確信できたに違いない。

 

近年、殆どの騎手が「フリー」として競馬を戦っている。それで結果を出している騎手がいるのだから、それが悪いというつもりは全くない。

だが、厩舎所属騎手の

自厩舎の馬に対する知識

自厩舎の関係者に対する思い

は、フリー騎手の比にならない。

同時に、調教師の側も、所属騎手への思いは強いはず。仕上げにも気合が入るだろう。

フリー全盛の今だからこそ、師弟コンビの馬に関しては、その能力の強弱にかかわらず注目してみるのが面白いかもしれない。

 

1番人気馬の凡走に関しては想定通り

最後に、断然の人気を背負った1番人気・グローリーヴェイズの凡走に関してだが、こちらは想定通り。

考え方は、レース前の段階で公開していた「京都大賞典の狙い」でご紹介している。

読みが当たってことを自慢したい訳ではなく

この考え方は今後の京都大賞典でも使える

と思うので、該当部分を再掲しようと思う。

 

グローリーヴェイズの「前走【天皇賞春】組」だが、直近10年の【京都大賞典】においては、勝ち馬は1頭もいないことがわかった。

京都大賞典 前走【天皇賞春】組の成績(直近10年)

前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率
天皇賞春G1 0- 2- 2- 6/10 0.0% 20.0% 40.0%

 

複勝率は40%ということでなかなかだが

勝ち切るイメージはわきにくい

ということは覚えておきたい。

以上、未来のために、頭に入れておいてほしい。

 

レースを見逃した方はコチラから

今回こそ敗退するも未来で期待が持てる穴馬は必ず埋もれている!!近い将来に高確率で爆走するだろう穴馬をお知らせしています。

次走こそ狙え!この馬が未来の主役だ!

3着・シルヴァンシャー

今回、キングスポーツの軸馬の1頭だったシルヴァンシャー。

ご会員様への解説文では

休養を挟みながらレースを使われているため、出世は遅れているが、素材自体は4歳世代でもトップクラスではないかとみている。

その証が、快勝した2走前【境港特別】にある。実はこの時に子供扱いしたメールドグラースが、その直後から重賞3連勝を含む5連勝を果たしているのだ。

競馬にタラレバは禁物だが、もしもシルヴァンシャーがその後も順調に使われていれば、それと同等以上の成績を残していた可能性大。

と記したが、本当にかなりの大器だとみている。

前走から一気の相手強化となったここでもキッチリ結果を出したように適応能力も高そうだし、近い将来、G1でも姿をみられそうだ。

 

【京都大賞典 2019】のレース後の関係者のコメント

1着 ドレッドノータス(坂井瑠星騎手)
「開幕週ですし、イメージ通りのポジションでリズム良く運べたのは良かったです。ダンビュライトが前で粘っていましたが、それを交わしてくれ、後ろも来ないでくれと思っていました。嬉しいですが、やはり一番は師匠である矢作調教師の馬で勝てたのが何よりです。乗せていただいた関係者の皆さんにも感謝したいです。ありがとうございましたの一言ですね。同期の(藤田菜七子騎手の)活躍は良い刺激になります。お互い切磋琢磨していきたいです」

2着 ダンビュライト(松若風馬騎手)
「内の馬が行く感じがなかったので、押し出される形でハナに行きました。マイペースで行けましたし、最後までよく頑張って走ってくれました」

3着 シルヴァンシャー(浜中俊騎手)
「これまでのレースから一気に相手が強くなって、今回のレースが試金石と思っていました。前残りの流れの中で、よく追い上げたのだと思います」

4着 ノーブルマーズ(高倉稜騎手)
「もうちょっと前につけられれば良いのですが、こればかりは馬の気持ちがないといけませんから。それでも最低限のポジションは取れました。4コーナーの下りで動いていければ良かったのですが、勝ち馬も目の前にいた馬ですし、力通り走ってくれています」

5着 エタリオウ(友道康夫調教師)
「年齢を重ねた分、良い意味で落ち着きは出たのですが、その分、敏感さが無くなった感じで物足りない内容でした。最後は差を詰めているのですが、今日の流れでは苦しかったですね。次は予定通りジャパンカップに向かいますが、ブリンカーを深めに戻すなど工夫をしたいと思っています」

6着 グローリーヴェイズ(M.デムーロ騎手)
「久しぶりのせいか、1000mまでハミを噛んでいました。それでも平均的な流れで問題ないと思っていました。3コーナーで外から他の馬に並ばれて、直線まで待とうと思いました。ただ直線は内から寄られて、ワンペースの馬なので大きな影響がありました。馬の状態は良かったです」

7着 ウラヌスチャーム(大野拓弥騎手)
「集中して走れていました。コーナーでタイトな感じになりましたが、気にせずに走っていました。先のことを考えると、京都の外回りを経験できたのは良かったと思います」

12着 エアウィンザー(三浦皇成騎手)
「ポジションを取りに行って、理想的な位置を取れました。しかし3コーナーの下りでバランスを保てない感じでした。休み明けでいきなりの2400mも大変でしたし、これだけの馬ですから、今回のレースを使って変わってほしいです」

(via ラジオNIKKEI 

 

勝負の明暗バックナンバーは下記をクリック

勝負の明暗はどこにあったのか?そして次なる栄光へのヒントはここにある!!

 

関連記事

最新記事

カテゴリー

YouTube

よく読まれている記事