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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】天皇賞春 & 青葉賞 2023 ⇒ 大一番から実感した「収穫」&「次に買いたい未来の主役」をご紹介

【先週の重賞回顧】天皇賞春 & 青葉賞 2023 ⇒ 大一番から実感した「収穫」&「次に買いたい未来の主役」をご紹介

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

天皇賞春 2023 の回顧&未来の主役

2023年 4月30日(日) 1回京都4日 天候 : 曇  馬場状態 : 稍重
【11R】 第167回天皇賞(春)
4歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝・外 3200m 17頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
1 1 ジャスティンパレス 牡4 58 ルメール 3.16.1   08-07-07-04 34.9 2 (栗)杉山晴紀
4 7 ディープボンド 牡6 58 和田竜二 3.16.5 2 1/2 05-04-03-02 35.6 5 (栗)大久保龍
8 16 シルヴァーソニック 牡7 58 レーン 3.16.7 1 13-12-11-09 35.1 6 *(栗)池江泰寿
6 12 ブレークアップ 牡5 58 松山弘平 3.16.9 1 1/4 09-09-09-06 35.5 7 (栗)吉岡辰弥
7 14 マテンロウレオ 牡4 58 横山典弘 3.17.0 クビ 09-08-05-04 35.9 8 (栗)昆貢
7 13 ボルドグフーシュ 牡4 58 川田将雅 3.17.3 2 11-10-09-06 35.9 3 (栗)宮本博
8 15 エンドロール 牡4 58 永野猛蔵 3.17.4  3/4 16-16-16-13 35.4 12 (美)青木孝文
5 10 サンレイポケット 牡8 58 M.デム 3.17.5  1/2 17-17-13-11 35.6 15 (栗)高橋義忠
B6 11 ディアスティマ 牡6 58 北村友一 3.17.5 ハナ 05-06-08-10 35.9 11 (栗)高野友和
10 5 9 ヒュミドール セ7 58 武豊 3.17.6  3/4 12-10-11-13 35.9 10 (美)小手川準
11 3 6 アスクビクターモア 牡4 58 横山武史 3.18.0 2 1/2 02-03-05-06 36.7 4 (美)田村康仁
12 2 4 メロディーレーン 牝7 56 幸英明 3.18.0 クビ 13-14-13-11 36.3 14 (栗)森田直行
13 3 5 アイアンバローズ 牡6 58 坂井瑠星 3.18.3 1 1/2 02-02-01-01 37.5 16 (栗)上村洋行
14 1 2 ディープモンスター 牡5 58 浜中俊 3.18.9 3 1/2 04-04-03-03 38.0 9 *(栗)池江泰寿
15 4 8 トーセンカンビーナ 牡7 58 岩田望来 3.26.7 大差 15-15-13-15 44.8 17 (美)加藤征弘
B8 17 アフリカンゴールド セ8 58 国分恭介     07-12-     13 (栗)西園正都
2 3 タイトルホルダー 牡5 58 横山和生     01-01-02-16   1 (美)栗田徹

リスペクトを忘れずに

まずは、新・京都競馬場での初めての大一番となった【天皇賞春】を戦い終えた全ての関係者の方々に、心からの「お疲れ様」を言わせてほしい。

注目度が高い大一番となっただけに、上位人気サイド、伏兵を問わずに、いつも以上に重圧は大きかったのではないだろうか。ひとまず、今夜はゆっくり休んでほしい。

また、そうしたレースにもかかわらず、2頭の競走中止馬が出てしまったことは大変残念だが、不幸中の幸いと言うべきか、タイトルホルダーは「ハ行(歩様の異常)」アフリカンゴールドは心房細動とのことで、現時点では、命に別状はないようだ。

今回は大一番ということもあり、彼ら2頭は注目を集めることになった。

ただ、本来は大一番であろうがなかろうが、競走馬たちは、常に故障や異常と隣合わせで戦っているのだということを私たちは再認識したい。

改めて、そんな競走馬たちへのリスペクトを胸に、競馬を楽しんでいこうじゃないか!

 

印象的なコメント

ということで、具体的なレースのお話に移るが、今回、何より皆様にご紹介したいのが、今回6着に敗れたボルドグフーシュの川田騎手、そして宮本調教師のレース後のコメントだ。

川田騎手

「最後まで動いてくれて、精一杯の走りでした」

宮本調教師

「勝ちに行く競馬をしましたが、バテてしまいました。前の5頭は強いです」

今回の【天皇賞春】に関しては、このコメントこそが全てではないかと思うのだ。

 

強豪が認めた「力負け」

改めて申し上げるまでもないだろうが、ボルドグフーシュというのは、そんじょそこらの馬ではない。

昨年秋の【菊花賞】&【有馬記念】で連続2着に激走!

要するに、ハイレベルといわれる現4歳勢のトップクラスどころか、現役でも最強級の一頭と言っても過言ではないだろう。

あのボルドグフーシュに白旗をあげさせた強豪たち

それほどの馬の関係者から、上でご紹介したような、完全に力負けを認めるようなコメントが出たのだ。

特に川田騎手は、良くも悪くも、競馬に関しては絶対に嘘をつかない男。

つまり、上位5頭は能力、長距離適性共に、極めて高いレベルにあることが証明されたということだ。

それだけに、せっかくの回顧のコラムだが、今回に関しては、細かいことをあれこれと振り返る必要はないなと感じている。

 

ありがとうディープボンド

そうした中でも「収穫」として皆様に覚えておいていただきたいのは

「イメージを捨て去ることの重要性」

だ。

おかげさまで、今回私たちは5番人気ながら2着に頑張ってくれたディープボンドを軸とした3連単軸1頭流しの勝負(28点)で1万3,570円を射止めることができた。

また、この春からスタートした「単複コロガシ作戦」でもディープボンドのおかげで「(土日)連勝」を決めることができた。

先週の正式詳細

 

では、どうした私たちはディープボンドを指名できたか?

細かく言えば当然、色々とあるが、理由のひとつが「近2年の阪神から京都に替わる」という部分だったことは間違いない。

 

イメージは捨て去れ!

恐らく、大抵の競馬ファンのイメージは

「ディープボンドは阪神の方が合う」

だったと思う。実際に、直近2年は連続で2着に激走しているし、年末のタフな中山の【有馬記念】でも2着に激走した実績を持つ。

いかにもタフな舞台(つまり阪神など)向きだと皆様が考えることは、決して不自然ではない。

ただ、イメージにとらわれることなく冷静に戦績を振り返れば、この馬が初めて重賞制覇を成し遂げた舞台はここ京都。3歳時の【京都新聞杯】。そして、この時の走りっぷりが実に良かった。

それだけに「阪神もいいが、本質はむしろ京都のような比較的軽い芝のコースが合う馬」だと確信し、実際に有料会員様などにもお伝えしていたが、案の定。

ディープボンドは「京都でこそ」

結果もそうだし、レース後には和田騎手からも「京都も良く」というコメントが出ていた。

実績がある馬であるほど、コチラ見る側のイメージも勝手に固まりがち。だが、特に能力拮抗の現代競馬では、それにとらわれることなく、細かいことまで冷静に精査することが求められるを改めて感じた。

競馬ファンにとっては非常に厄介な作業だが、ご安心いただきたい。そのためにプロの予想家の私たちがいるのだから(笑)ぜひ、頼っていただき一緒に勝負できたら嬉しい。

尚、未来の主役は、魅力ある馬が多くて迷ったが、感謝を込めて&和田騎手の「力は示せましたし、まだまだやれると思います」という力強いコメントを信じて、ディープボンドにしようと思う。

青葉賞 2023 の未来の主役

2023年 4月29日(祝) 2回東京3日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第30回テレビ東京杯青葉賞
3歳・オープン・G2(馬齢) (国際)(指定) 芝 2400m 15頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
6 11 スキルヴィング 牡3 56 ルメール 2.23.9   10-08-11-11 34.1 1 (美)木村哲也
3 4 ハーツコンチェルト 牡3 56 松山弘平 2.24.0  1/2 12-11-11-12 34.1 2 (美)武井亮
2 2 ティムール 牡3 56 三浦皇成 2.24.3 2 14-14-14-14 34.2 11 *(栗)中竹和也
7 13 メイテソーロ 牡3 56 川田将雅 2.24.5 1 1/4 13-13-10-07 34.8 9 (美)武市康男
3 5 アームブランシュ 牡3 56 吉田豊 2.24.8 1 3/4 10-11-07-07 35.2 6 (美)竹内正洋
6 10 サヴォーナ 牡3 56 池添謙一 2.24.9 クビ 06-06-03-03 35.5 7 *(栗)中竹和也
1 1 マイネルエンペラー 牡3 56 和田竜二 2.25.0  1/2 06-06-07-07 35.4 10 (栗)清水久詞
4 6 グランヴィノス 牡3 56 レーン 2.25.0 クビ 04-05-03-05 35.5 5 (栗)友道康夫
4 7 ニシノレヴナント セ3 56 大野拓弥 2.25.0 クビ 06-08-11-12 35.1 12 (美)上原博之
10 8 15 ロゼル 牡3 56 津村明秀 2.25.3 1 1/2 15-15-15-15 34.9 14 (美)大和田成
11 2 3 ヨリマル 牡3 56 菅原明良 2.25.9 4 04-04-03-03 36.5 8 (栗)上村洋行
12 5 8 ヒシタイカン 牡3 56 M.デム 2.26.1 1 1/4 09-08-07-07 36.5 3 (美)堀宣行
13 5 9 シャドウソニック 牡3 56 坂井瑠星 2.26.5 2 1/2 02-02-02-02 37.2 13 (栗)辻野泰之
14 7 12 アサカラキング 牡3 56 石川裕紀 2.26.5 ハナ 01-01-01-01 37.4 4 (美)斎藤誠
15 8 14 マサハヤウォルズ 牡3 56 永野猛蔵 2.26.6  1/2 02-03-03-05 37.1 15 (栗)今野貞一

漂う本番での活躍

注目のダービートライアル【青葉賞】。

ただ、トライアルでありながら、実はまだここから【ダービー】優勝馬を出せていない。

何だかんだ言って、やっぱり【皐月賞】組が強かったりするのだ。

もちろん、今年の場合も、大混戦とは言われつつも、やはり【皐月賞】を制したソールオリエンスの爆発的な末脚は並大抵の代物ではないし【ダービー】の優勝候補筆頭だろう。

ただ、それでも

「今年こそはひょっとしたら?」

そう思わせれくれたのが、本番への優先出走権を獲得した上位2頭、スキルヴィングとハーツコンチェルトのレースぶりだった。

強い!スキルヴィング

まずは当然、優勝したスキルヴィング

レース後、ルメール騎手が「G1ホースだと思います」と絶賛していたが、それも納得で、4角で大外を回すなど明らかに安全策をとりながら、ラスト2ハロンあたりで軽く追われるとエンジンが点火。

単に末脚の破壊力があるだけではなく、追われてから反応するまでの速度が、520キロ台の大型の馬体の馬としてはなかなか速いから、ライバルたちが簡単に対応できる訳がない。

この走りをダービーで再現できれば、間違いなく栄冠は見えてくる!

 

未来の主役には、敢えて2着馬を

それだけの馬であることを承知で、穴党は、ついつい重箱の隅をつつきたくなる(笑)

仮に【ダービー】で今回と同じような外を回す競馬をしたとして、相手のレベルが違ってくるだけに、どうなるだろうか?逆に、内で揉まれた時にどうなるかわからないという面もある。

そういった意味では、将来性云々を別に、ひとまず【ダービー】での好走という意味では、2着ハーツコンチェルトも面白いのではないだろうか。

ハーツコンチェルトもいいぞ!

レース後の松山騎手のコメントをご紹介しよう。

「距離も延びて、リズムよく競馬を運べました。勝ち馬と同じような位置から直線も力強い伸びでしたし、間を割って来る根性も見せてくれました」

皆が本気で勝ちに来る【ダービー】で、終始スムーズに走れることなど、なかなかないだろう。

どうしてもごちゃつくだろうし、そうなった時に【青葉賞】で経験したごちゃつきは、良い予行演習になったと言える。尚且つをそこを割ってきたのだから、頼もしいじゃないか。

位置取りの差もあったにせよ、勝ち馬とは同じ上がりタイムを出している点も走力面での強調材料と言えるし、未来の主役に指名して、注目しようと思う。

 

たまにはオシャレなことを

そうだ、最後に一つだけ。

この馬のお母さんはナスノシベリウス。ご存じの通り、シベリウスは有名なクラシック音楽の作曲家でありヴァイオリニスト。

そんなシベリウスが作曲したヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリンコンチェルト)が個人的には非常に好きなのだ。

ハーツコンチェルトへの期待には、無意識の内に、そんな思いも込められているかも。

柄にもなくオシャレなことを言ってしまったが(笑)

よかったら、ハーツコンチェルトへの応援だけではなく、シベリウスのヴァイオリンコンチェルトも聴いてみていただきたい!

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