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ホーム勝負の明暗キーンランドカップ 2021【回顧】予想通りの激走・レイハリア!メイケイエールへの思いも

キーンランドカップ 2021【回顧】予想通りの激走・レイハリア!メイケイエールへの思いも

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】キーンランドカップ 2021 における勝負の明暗

2021年 8月29日(日) 2回札幌6日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第16回キーンランドカップ
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) 芝 1200m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
6 12 レイハリア 牝3 51 亀田温心 1.09.1    02-03 34.8 3 4.9 452 +6 (美)田島俊明
5 9 エイティーンガール 牝5 55 横山和生 1.09.1    09-10 34.0 7 20.2 462 +2 (栗)飯田祐史
4 8 セイウンコウセイ 牡8 58 勝浦正樹 1.09.2 クビ    04-06 34.6 9 32.4 514 +10 (美)上原博之
7 14 カイザーメランジェ 牡6 56 菱田裕二 1.09.3  3/4    02-02 35.0 10 32.4 484 +2 *(美)中野栄治
2 3 アストラエンブレム セ8 56 吉田隼人 1.09.4 クビ    12-11 34.2 14 60.9 480 +2 (美)小島茂之
8 15 マイネルアルケミー 牡5 56 黛弘人 1.09.4    04-03 34.8 11 46.9 476 -2 *(美)中野栄治
3 5 メイケイエール 牝3 52 武豊 1.09.4 クビ    01-01 35.4 1 2.8 478 +20 (栗)武英智
4 7 ヒロイックアゲン 牝7 54 秋山稔樹 1.09.5 クビ    09-08 34.5 12 47.4 494 +2 (美)加藤和宏
B2 4 タイセイアベニール 牡6 56 藤岡佑介 1.09.5 クビ    16-14 33.8 8 25.0 482 0 (栗)西村真幸
10 6 11 ミッキーブリランテ 牡5 56 和田竜二 1.09.5 クビ    08-08 34.6 2 4.8 472 -2 (栗)矢作芳人
11 8 16 ジョーアラビカ 牡7 56 大野拓弥 1.09.6 クビ    13-11 34.2 13 54.6 494 -4 (栗)清水久詞
12 5 10 シュウジ 牡8 57 丹内祐次 1.09.7  1/2    13-13 34.3 16 121.6 504 -8 (栗)昆貢
13 1 1 ロードアクア 牡5 56 団野大成 1.09.9 1 1/4    04-06 35.3 6 17.5 474 +2 (栗)浅見秀一
14 7 13 ダイアトニック 牡6 57 池添謙一 1.10.0  3/4    04-05 35.5 4 8.8 472 -2 (栗)安田隆行
15 3 6 カツジ 牡6 58 横山武史 1.10.1 クビ    15-14 34.5 5 15.0 494 +4 (栗)池添兼雄
16 1 2 ソロユニット 牝3 51 古川吉洋 1.10.6 3    09-16 35.5 15 90.5 430 -8 [地]角川秀樹

 

やはり強かったレイハリア!

まずはじめに、優勝馬レイハリアに心からの感謝を申し上げたい。

キングスポーツが1週前から予告した☆軸馬。

当然、確信があればこその指名だが、それでも古馬一線級の強豪を捻じ伏せた姿をみると、改めて強さを感じた。

彼女の勝利により、馬連4,550円の高配当をゲット!

また、キングスポーツは19週連続の勝負レース的中となった。
同時に(日)重賞⇒5週連続的中の達成にも成功している。

このコラムを読みながら、今日の勝利を思い出し、笑顔になられているご会員様も少なくないかもしれないね。笑

参考⇒8/29・成績速報

 

指名に至った過程が重要

さて、レイハリアは3番人気だった。上位人気馬と言えるだろう。

ただ、率直に申し上げて、私たちの自信度なら「断然の単勝1番人気」

少なくとも連確保は確実で、勝負は相手関係の選択になるだろう、というイメージだった。

では、どうしてそこまでレイハリアを高く評価できたのか?

その理由を今回はご紹介してみようと思う。

決して、激走を見抜けたことを自慢しようということではない。

レイハリア指名に至った考え方、過程こそが、皆さまの今後の馬券ライフに役立つはず
(特にデータの少ない3歳馬の評価材料として)

このように考えていることをお伝えしておきたい。

 

前走【葵ステークス】がとにかく素晴らしかった

では、いってみよう。

実はレイハリア、前走【葵ステークス】において、先週G3【北九州記念】優勝の伏兵☆ヨカヨカ(5番人気)を退ける形で優勝している。

単純に、この結果だけを見ても、レイハリアはG3なら買い、ということにはなりだろう。

参考⇒ヨカヨカが優勝した北九州記念 レース回顧

 

大器の予感!レイハリア

だが、私たちは、単に結果だけを見てレイハリアを評価した訳ではない。

競馬には「着順は上でも内容は下」というケースはいくらでもあるからだ。

それでも!【葵ステークス】のレイハリアの場合は

「着順・内容共に文句なし」だったのだ!

 

ポイント1)上位入線馬の4角通過位置!

私たちキングスポーツは、レースを振り返る際に

「皆が平等に力を出し切れる流れだったのか?特定の位置取りの馬寄りの流れだったのか?」

という点を非常に大事にしている。

例えば、どんなに完勝でも、前有利の流れの中、好位から抜け出したような馬の場合は、恵まれた可能性もあるので、過大評価しないようにしている。

 

その点【葵ステークス】は、皆が力を出せる流れだった。

そのあたりは、上位入線馬の位置取りにハッキリあらわれる。

詳しくは「【葵ステークス】のレース回顧」で記したのでご覧いただきたいが、重要な箇所を抜粋してみよう。

注目すべきは、上位入選馬の4角通過順。

1&3着馬は好位組、2着馬は中団組、4着馬は後方組

前や後ろに偏ることなく、あらゆる位置どりから上位入選馬が出ているということが「平等」の証!

まさにガチンンコ勝負!そんなレースをレイハリアは勝っていたのだ。(しかもヨカヨカを退けて)

 

ポイント2)経験のなさも問題にしない馬

また、こちらも【葵ステークス】の回顧でも触れた内容でもあるが、レイハリアは

「経験したことのない流れも問題にしなかった」

【葵ステークス】の時点では、レイハリアが芝1200Mを走るのは3回目で、過去2走はいずれも馬券圏内。確かに相性の良い距離ではあるが、その中身は「道悪&1分10秒台の決着」

要するに「時計のかかる1200M」しか経験していなかったということ。

それが【葵ステークス】は良馬場で1分8秒台という速い時計の決着!

これまでに経験したことのない速い流れだったが、それをものともしなかった。

競走馬としてのスケールの大きさ、競馬センスを感じずにはいられない。

 

ということで、ここまで記してきた2つのポイントは、皆さまも必ず頭に入れておいてほしい。

 

さあ、今回はどうだった?

では、今回のレースをどう考えればよいか?

上位3頭の4角位置取りは「3番手、10番手、6番手」

追い込み馬こそ絡んでいないが、基本的には平等な流れだったと言ってよい。

そんなレースにおいて、経験のない古馬相手のレースを制したレイハリアは、再び高く評価。

レース後、鞍上の亀田騎手が

斤量が1番軽くて良い枠も当たりました

とコメントしているように恵まれた面があったことも確かだが、メイケイエールに強引に前に行かれるなど、難しい部分もあっただけに、差し引きゼロだろう。

 

見えてきた大一番!

少なくともG3なら古馬相手でも完勝できる底力があることは証明された。

ということで、大一番【スプリンターズS】も見えてくる。

さらに相手が強化されることは確かだが、今回のレースでも見せた出脚のスピードはG1でもトップクラスだろう。

それでいて、他馬に行かれたらしっかり押さえられることもハッキリした。

中山芝1200Mは、基本的には前有利だけに、理想的と言えるだろう。

現状の能力、3歳馬だからこそ期待できる本番までの進化、そして理想的な舞台。
優勝候補とまでは言えないが、馬券圏内なら十分にチャンスあり!

自信をもって未来の主役に指名しておきたい。

 

最後に、メイケイエールに「エール」

尚、同じ3歳馬で、1番人気を裏切ったメイケイエールについても一言。

昨年の【小倉2歳S】など、何度も軸に指名し、勝利の瞬間をプレゼントしてくれただけに、現状はもどかしい。絶対に、こんなもんじゃない!

ただ、現状はどうしても押さえきれないようだ。調教を見ていてもそうだった。

だから、今回はレイハリアを軸にしながら、メイケイエールは馬連の相手には入れなかった。

今後はどうするだろう?関係者には色々な考えがあるだろうから軽々しくは言えない。

あくまでも責任のない立場の個人的な意見としては「ダート挑戦」はどうだろうか。

例えかかっても、芝のように簡単にはスピードが出ない分、馬が戸惑って落ち着くケースも考えられないか。(芝の良馬場だとかかる馬が、道悪の芝に戸惑って落ち着くケースはある)

母方にユキチャンがいる血統背景も含め、期待してみたい。

 

レースを見逃した方はコチラ

 

【キーンランドカップ 2021】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 レイハリア(亀田温心騎手)
「前走に続いて1頭良い脚で来ていたので、勝ったかどうかわかりませんでした。レース後に池添騎手から”勝ってるぞ”と言われて嬉しさがわいてきました。斤量が1番軽くて良い枠も当たりました。メイケイエールが途中から上がっていきましたが、控えて番手から行こうと思っていました。前に壁を作られてスムーズにいかなったところはありますが、もうひと踏ん張りしてくれました。最後はガムシャラに何も考えずに追っていました。この1勝で賞金を加算できましたし、今後の選択肢がひとつ増えました。楽しみです」

2着 エイティーンガール(横山和生騎手)
「悔しいです。調教からずっと乗せてもらい、良い対話が馬とできろようになっていました。返し馬からすごく落ち着いて競馬も馬と一緒に走れたのですが、相手は51キロと斤量差もありました。馬はしっかり走ってくれましたし頑張ってくれました」

3着 セイウンコウセイ(勝浦正樹騎手)
「窮屈なところもあり本当にスムーズではなかったと思いますが、それが最後の伸びにつながったのかどうかもわかりませんが、着差が着差ですから悔しい思いもあります。リラックスして走っていたのでよく伸びてくれたと思います。58キロで頑張ってくれました」

4着 カイザーメランジェ(菱田裕二騎手)
「ゲートの出次第でと考えていました。前回力のあるところを見せてくれていましたし、今日はすごく良い競馬をしてくれました」

5着 アストラエンブレム(吉田隼人騎手)
「小回りの1200mでもう少しついていきたかったのですが、内枠でしたし上手く立ち回れました。ここまで来ているのですからまだまだやれると思います」

7着 メイケイエール(武豊騎手)
「難しいですね。返し馬までは上手くいったのですが、輪乗りの時点で気が入りすぎていました。ゲートを出たので先行しましたが、4コーナーで手応えもない感じでした」

10着 ミッキーブリランテ(和田竜二騎手)
「スタートを出てくれてポジションは理想的でしたが、行きっぷりが悪かったです。前回のデキが良すぎた感じで、今日は馬が大人しすぎた感じです。今日は走りきれていない感じです」

11着 ジョーアラビカ(大野拓弥騎手)
「道中のリズムは良かったです。展開ひとつですね」

14着 ダイアトニック(池添謙一騎手)
「体は減っていましたが中身が休み明けという感じでした。一度使ってどこまで良くなるかですね」

15着 カツジ(横山武史騎手)
「道中の雰囲気は良かったのですが、直線に向いて手応えがありませんでした。斤量も重かったですし色々重なったのだと思います」

(via ラジオNIKKEI 

 

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