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ホーム勝負の明暗新潟記念 2020【回顧】上位勢は本物!次走への一言メモも

新潟記念 2020【回顧】上位勢は本物!次走への一言メモも

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】新潟記念 2020 における勝負の明暗

2020年 9月 6日(日) 3回新潟8日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝・外 2000m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
8 17 ブラヴァス 牡4 56 福永祐一 1.59.9      09-09 32.6 2 5.0 490 -2 (栗)友道康夫
3 5 ジナンボー 牡5 56 M.デム 1.59.9    01-01 33.1 3 7.8 486 -6 *(美)堀宣行
8 16 サンレイポケット 牡5 54 荻野極 1.59.9 クビ    11-11 32.4 5 9.9 476 -4 (栗)高橋義忠
4 8 サトノガーネット 牝5 55 坂井瑠星 2.00.0  1/2    18-18 31.9 8 18.5 440 -2 (栗)矢作芳人
2 4 サトノダムゼル 牝4 53 岩田康誠 2.00.2 1    03-03 33.3 7 12.7 454 -10 *(美)堀宣行
7 14 カデナ 牡6 58 鮫島克駿 2.00.2    15-17 32.3 6 11.8 476 -10 (栗)中竹和也
2 3 ピースワンパラディ 牡4 55 池添謙一 2.00.4 1 1/4    11-11 32.9 4 7.9 466 +4 (美)大竹正博
5 10 ウインガナドル 牡6 55 三浦皇成 2.00.4 ハナ    02-02 33.5 12 28.2 462 +2 (美)上原博之
7 13 ゴールドギア 牡5 53 武藤雅 2.00.4 クビ    15-14 32.7 10 23.4 480 0 (美)伊藤圭三
10 6 11 ワーケア 牡3 53 ルメール 2.00.6 1 1/4    06-05 33.5 1 4.3 492 +2 (美)手塚貴久
11 7 15 リープフラウミルヒ 牝5 53 津村明秀 2.00.6 クビ    04-05 33.5 15 75.8 428 +4 *(美)相沢郁
12 5 9 アイスストーム 牡5 56 柴田大知 2.00.7  1/2    15-14 33.0 13 35.9 516 -10 *(栗)吉村圭司
13 8 18 サトノクロニクル 牡6 56 藤井勘一 2.00.7 クビ    11-14 33.0 14 70.1 476 +4 *(栗)池江泰寿
14 4 7 アールスター 牡5 56 長岡禎仁 2.00.8  1/2    04-05 33.7 11 25.2 512 -6 (栗)杉山晴紀
15 1 1 インビジブルレイズ 牡6 56 北村宏司 2.01.2 2 1/2    09-09 33.9 16 80.8 480 +14 *(栗)吉村圭司
16 B1 2 アイスバブル 牡5 55 戸崎圭太 2.01.4 1 1/4    11-11 33.9 9 22.7 450 -8 *(栗)池江泰寿
17 3 6 メートルダール 牡7 56 丸山元気 2.01.5  3/4    06-08 34.3 17 87.6 482 +2 (美)戸田博文
18 6 12 プレシャスブルー 牡6 54 石橋脩 2.01.7 1 1/2    06-03 34.7 18 94.6 426 -4 *(美)相沢郁

 

2020年、夏競馬のラストを飾った重賞【新潟記念】

いかにも、ハンデ戦&馬場が荒れた最終週の競馬らしかった。

様々な馬が、前で攻めたり後ろについたり、内に行ったり外を回したり・・・入り乱れた。

もちろん、ゴール前も大混戦だった。

優勝馬メイケイエールが圧倒的な強さを見せた【小倉2歳ステークス】とは対照的。

 

そのため

どのように評価をすれば良いのだろう?

迷われている方が多いと思う。

 

▼参考➡小倉2歳Sのレース回顧▼

 

ということで今回は、キングスポーツが考える

レース全体に対する率直な印象

な印象を記した後、「次走への一言メモ」ということで、気になった数頭についてご紹介してみたい。

ではいってみよう。

 

極めて締まった好レースだった

意外に思われる方もいるかもしれないが、結論としては

特定の馬に有利不利のない、力を出し切れるレースだった

と私たちは考えている。

 

では、その理由はどのあたりにあるのか?

以前、別の重賞回顧でも似たようなことを記したことがあるが

上位入線馬(6頭)の4角通過位置

にご注目いただきたい。

 

1着⇒ブラヴァス(4角番手)

2着⇒ジナンボー(4角番手)

3着⇒サンレイポケット(4角11番手)

4着⇒サトノガーネット(4角18番手)

5着⇒サトノダムゼル(4角番手)

6着⇒カデナ(4角17番手)

 

ご覧いただければ一目瞭然ではないだろうか。

見事なまでに!

前の馬、真ん中の馬、後ろの馬が上位を分け合っているのだ。

 

要するに、どの位置にいる馬にとっても、力を出せる流れだったということ。

力と力のぶつかり合いだったのだ。

そんな中で、結果的に勝利を収めたブラヴァスには、単なる結果以上の価値があると感じるし、早い時期から期待されてきた大器が、いよいよ本格化の印象!

 

ちなみに、昨年の【新潟記念】を制したのはユーキャンスマイル。

秋には【天皇賞秋】【ジャパンカップ】で共に掲示板圏内の好走。

ブラヴァスの秋も非常に楽しみになってきた!

 

▼参考➡新潟記念 2019 レース回顧▼

 

では、そのブラヴァスを含めた気になる3頭については「次走へのメモ」で。

 

キングスポーツ流「次走へ向けての一言メモ」

ここからは「私の独り言」だととらえていただきたい。

今後へ向けて、気がついたことをメモ帳に走り書きしているようなイメージ。

せっかくなので、それを皆様と共有してみようかと考えた。

今回は3頭をピックアップ!

1頭につき数行程度だが、気になる方は頭にとどめておいてほしい。

1着・ブラヴァス

冒頭から記している通り、皆が力を出せる流れ。

その中で重賞を制覇したという結果、そして内容は高く評価すべきだろう。

しかも、見逃したくないのは「ノビシロたっぷり」だということ。

レース後の鞍上・福永騎手のコメントをご紹介したい。

 

手応えは良かったのですが、まだ体が前と後ろで嚙み合っていない感じで、乗っていてあまり気持ちの良い感じではありませんでした。しっかりと伸びていましたので、交わして欲しいと思って乗っていました。その中で重賞を勝てたので、年齢とともにそのあたりも解消していくと思います。伸びしろがあると思いますし、楽しみです

 

「あまり気持ちのよい感じではありませんでした」

というコメントは、オーナーや関係者にとっては気持ちの良い感じがしないと思うが。笑

だが、それだけノビシロがあるということを強調したかったのだろう。

2冠馬コントレイルを筆頭に、数え切れないほどの名馬の背中を知っている鞍上。

そんな彼のコメントだけに信頼すべきではないだろうか。

 

距離面について

ちなみに、これまでは1800Mと2000Mしか使われていないが、個人的には

あと1~2ハロンの延長で一層力を発揮するのではないか?

とみている。もう少し脚を溜めることで、更に弾けるのではないか。

この秋、仮にそういった距離にチャレンジするようなら、注目したい!

 

2着・ジナンボー

昨年の【新潟大賞典】に続いて、今年も2着。

正直に申し上げるが、レースを見ていて「もったいないな」と感じた。

そのあたりについては、鞍上のコメントをご紹介するのが最もわかりやすいと思う。

一頭になって、フワッとしてしまいました。勝った馬などと併せていれば、もっと頑張れたかもしれません。交わされて残念です

全くの同感だ。

 

肉体的にはかなり余裕が残っていたと思う。

その余裕を出しきれなかった点は、次への課題となるだろうが、名手デムーロなら(引き続き騎乗なら)同じミスはしないはず。

ということで、既に実績十分の馬ではあるが、未来の主役に指名!

ブラヴァス同様、秋競馬が非常に楽しみだ。

 

5着・サトノダムゼル

前走、3勝クラス【佐渡S】の勝ちっぷりは確かに素晴らしかった。

だが、昇級により大幅な相手強化。簡単な戦いにはならないと見ていたが・・・

レース前半から行きっぷりがよく、長年、古馬重賞を走り続けてきたような堂々としたレースぶり!

率直に言って驚いた。さすがは、名門・堀厩舎の所属馬。

今日はラストで経験の差が出たかもしれないが、鞍上岩田騎手の言葉を借りるなら

「先々、大きなところを取れると思います」

注目しようじゃないか。

 

レースを見逃した方はこちらからどうぞ

【新潟記念 2020】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 ブラヴァス(福永祐一騎手)
「最後まで分からなかったのですが、引き上げてから自分の馬番が1着のところに書いてあったので、勝てて良かったです。五分のスタートで、思っていたよりも先手を主張する馬がいました。2,3番手につけることも頭に入れていましたが、馬の後ろで競馬がしたいと思っていましたので、良い形で3コーナーに入れました。手応えは良かったのですが、まだ体が前と後ろで嚙み合っていない感じで、乗っていてあまり気持ちの良い感じではありませんでした。しっかりと伸びていましたので、交わして欲しいと思って乗っていました。その中で重賞を勝てたので、年齢とともにそのあたりも解消していくと思います。伸びしろがあると思いますし、楽しみです」

2着 ジナンボー(M.デムーロ騎手)
「一頭になって、フワッとしてしまいました。勝った馬などと併せていれば、もっと頑張れたかもしれません。交わされて残念です」

3着 サンレイポケット(荻野極騎手)
「外枠で被されずに行けました。直線が長いのも良かったです。最後もしぶとく脚を使ってくれました」

4着 サトノガーネット(坂井瑠星騎手)
「この馬のリズムで、良い手応えでした。最後も伸びています。しかし、内の馬が外に出てくる不利がありました。そのプレッシャーがなければもっと伸びていたと思います」

5着 サトノダムゼル(岩田康誠騎手)
「素直で、走る気がすごくある馬です。どこからでも競馬ができて、反応が良かったです。一気に動ける器用さがあります。先々、大きなところを取れると思います」

6着 カデナ(鮫島克駿騎手)
「まずは直線からゴールまでこの馬の競馬ができました。前走の宝塚記念の結果を度外視する意味でも良かったです。しかし、結果が全てだと思うので、6着という結果には満足していません。トップハンデで差のない競馬ができましたが、斤量の差でしょうか。暑い日々が続いて、1キロの差が大きくなりますね」

7着 ピースワンパラディ(池添謙一騎手)
「流れに乗っていました。勝ち馬の後ろで進められました。しかし、この上がりだと、もう少し切れ味に磨きをかけないといけません。まだこれから良くなってくると思います。今後に期待したいです」

10着 ワーケア(C.ルメール騎手)
「道中はすごく良い感じでしたし、良いポジションでリラックスできました。手応えも良かったです。しかし、残念ながら直線で加速できませんでした。ずっと同じペースで、ペースアップできませんでした。どうしてか分かりません」

14着 アールスター(長岡禎仁騎手)
「ゲートを出てくれて、馬のリズム重視で行きました。上手く運べました。淡々と流れて瞬発力勝負になってしまった分、厳しくなりました。それでも最後は伸びて、頑張ってくれました。状態は良かったのですが、結果を出せませんでした」

16着 アイスバブル(戸崎圭太騎手)
「新潟のよーいドンの競馬では、分が悪いです」

(via ラジオNIKKEI 

 

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