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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】新潟記念 2025 など⇒夏の名物重賞から掴んだ最大の収穫は?さらに中京2歳Sの勝ち馬から感じた「衝撃の2ポイント」とは?

【先週の重賞回顧】新潟記念 2025 など⇒夏の名物重賞から掴んだ最大の収穫は?さらに中京2歳Sの勝ち馬から感じた「衝撃の2ポイント」とは?

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

新潟記念 2025 の回顧&未来の主役

2025年 8月31日(日) 3回新潟4日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第61回農林水産省賞典新潟記念
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝・外 2000m 17頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
6 12 シランケド 牝5 55 坂井瑠星 1.58.0    11-12 32.4 2 (栗)牧浦充徳
8 15 エネルジコ 牡3 56 ルメール 1.58.1  1/2    05-04 32.9 1 (美)高柳瑞樹
5 9 ディープモンスター 牡7 57 菅原明良 1.58.2  1/2    11-10 32.6 7 (栗)池江泰寿
5 10 シンリョクカ 牝5 56 木幡初也 1.58.2 ハナ    02-02 33.2 8 (美)竹内正洋
8 16 ヴェローチェエラ 牡4 58 丸山元気 1.58.3  3/4    13-13 32.5 9 (栗)須貝尚介
1 1 ブレイディヴェーグ 牝5 56 津村明秀 1.58.3    05-05 33.1 3 (美)宮田敬介
3 5 バレエマスター 牡6 57 菊沢一樹 1.58.3    09-10 32.8 12 *(栗)梅田智之
2 4 ナムラエイハブ 牡4 57 吉田隼人 1.58.3 ハナ    02-02 33.3 11 (栗)長谷川浩
6 11 コスモフリーゲン 牡5 58 柴田大知 1.58.4  1/2    01-01 33.6 4 (美)畠山吉宏
10 7 13 アスクドゥポルテ 牡5 57 石川裕紀 1.58.5  1/2    15-15 32.6 15 *(栗)梅田智之
11 1 2 シェイクユアハート 牡5 57 古川吉洋 1.58.8 2    08-08 33.4 10 (栗)宮徹
12 7 14 アスクカムオンモア 牡4 57 戸崎圭太 1.58.9  1/2    09-08 33.5 6 (栗)藤原英昭
13 4 7 ダノンベルーガ 牡6 57 佐々木大 1.59.0 クビ    05-05 33.7 5 (美)堀宣行
14 8 17 リフレーミング 牡7 57 石橋脩 1.59.6 4    04-05 34.4 13 (栗)藤野健太
15 2 3 グランドカリナン 牡5 57 大野拓弥 2.00.0 2    16-16 33.8 14 (美)田島俊明
16 4 8 サスツルギ セ5 57 野中悠太 2.00.4 2 1/2    13-13 34.5 16 (美)千葉直人
3 6 クイーンズウォーク 牝4 57 川田将雅 (栗)中内田充

 

「ハンデ戦⇒別定戦」事実上の新重賞

既に皆様もご存知の通り、長きにわたり

「夏の名物ハンデ重賞」

として親しまれてきた【新潟記念】が、今年より「別定戦」へと生まれ変わった。

口では、簡単に「ハンデ戦⇒別定戦」と言えてしまうが、中身の違いは非常に大きい。

というのも、これまでならば「重ハンデ必至」であるがゆえに出走を避けてきた「実績豊富なG1級の実力馬」たちが、ここを目指せるようになったのだ。

 

夏の最高峰といえば、誰もが【札幌記念】を思い出す。

だが、札幌は狭いコースという特性上「コース経験」という部分では、秋の東京での大一番に繋がりにくい部分がある。

一方、東京と同じ「左回り&広いコース」の新潟は、先を目指す馬にとってはうってつけの舞台。

それゆえに、これまででは考えられなかったような、ハイレベルな馬たちが(特に重ハンデを課されると苦しい牝馬を中心に)集まった。だからこそ、事実上の新重賞という受け止め方をしている。

 

今年の中身が「今後の指針に」

当然、これから先も、今年のようなハイレベルなメンバーが集結するだろう。

場合によっては【札幌記念】をしのぐ、夏競馬の最高峰として君臨する日もあるのではないか。

いずれにせよ、今年のレースの中身、結果が、今後の【新潟記念】を考える上での指針になることは間違いない。だから、予想に臨む上でも、慎重且つ冷静に取り組んだつもりだ。

 

では、レース前の段階で、私たちは「新・新潟記念」をどのようにイメージしていたか?

細かいことをいえば色々とあるが、大きな「幹」の部分でいえば

「勝ち馬(軸馬)に関しては、実績上位の4強の中からチョイスすべき」(馬番で内から1番ブレイディヴェーグ、6番クイーンズウォーク、12番シランケド、15番エネルジコ)

だと考えた。

4強対決を制したシランケド

繰り返すようだが、別定戦にメンバーのレベルが大きく上がり、秋のG1で勝ち負けを狙う超一線級が出走してくる。

一方、馬場ということに関していえば、これまで同様、最終週ということで非常に馬場が荒れており、それでいて1週前を見ていると、時計は例年より速かった。

極めて難解で「底力が問われる馬場状態」であるがゆえに「本物」にしか勝つチャンスはないという見方だ。

 

ただし伏兵台頭のチャンスも!

一方で、上位3頭すべてを「4強」が占めるとまでは考えてはいなかった。

強い馬が争えば争うほど、彼らは消耗が大きくなる。失速する馬も出てくる。それに乗じて飛び込んでくる「無欲の伏兵」は必ずいる!

実は、これに近いイメージで決着しているケースが、この先「夏の最高峰」を争っていくであろう【札幌記念】であった。

それは2021年。

この年は、結果的に1&2着だったソダシとラヴズオンリーユーが抜けた2強という評判。とはいえ、3&4番人気あたりの面々は、諦めずに彼らに勝負を挑んだ。

その結果、彼らは失速し、3着には8番人気の伏兵ペルシアンナイトが入っている。

配当面でいうと、馬連が470円という堅い決着にしては、3連単で1万1900円がついているから、十分に妙味があった。

 

堅いようで「組み合わせ次第で妙味あり」

そして今回、おかげさまで私たちが1週前から「軸馬&勝ち馬」として指名した2番人気のシランケドが優勝してくれた。

2着にも、外有利の馬場を活かした1番人気エネルジコがしっかりと飛び込んだが「案の定」と言うべきか、3着には私たちの好調教馬でもあり、衰え知らずの7歳馬、7番人気の伏兵・ディープモンスターが自慢の末脚を繰り出して飛び込んでいる。

じゃあオッズはどうだった?

馬連に関しては、人気を分け合っていた6番クイーンズウォークが除外となったこともあるが、580円という配当だから、ガチガチと言ってよい部類かもしれない。

だが!一方の3連単に関しては、1万2,010円という「馬連のオッズを思えば相当に妙味ある配当」を獲らせてもらうことができた。

まさに、2021年の【札幌記念】の再現といったところではないか(笑)

参考⇒速報!新潟記念など先週の勝負レース「4戦3勝」

 

高配当を諦めずに

恐らく、来年以降の【新潟記念】に関しても、今回と似たようなメンバーのレベルになってくると思う。当然、勝ち馬、2着馬あたりは、実績上位の馬の中から精査することが求められるだろう。

だが、今回がそうであるように

「組み合わせひとつで妙味ある馬券を射止められるチャンスはいくらでもある」

競馬ファンというのは、高配当を夢見る余り、上位人気サイドが勝ちそうなレースを、馬券的には軽視しがちな面がある。だが、それって実は非常にもったいなかったりする。

このことを皆様に実感していただけたことが、今年の【新潟記念】、さらには来年に向けてという意味での最大の収穫と言えるかもしれない。

さあ、来年も一緒に夏競馬のフィナーレを勝利で飾ろうじゃないか!

 

来年以降も勝つ!

尚、未来の主役に関しては、例え人気でも、頑張ってくれたシランケドにさせてほしい。

【ヴィクトリアM】や今回がそうであるように、広いコース向きの爆発的な末脚は魅力だが、一方で狭い中山の1800Mで重賞も勝つなど、実は卓越した競馬センスの持ち主でもある。

今の充実ぶりとセンスなら、牝馬限定に限らずとも、また会場も問わずに、秋G1で活躍するチャンスは十分にあるだろう。ぜひ「歓喜をもう一度!!」楽しみにしている。

中京2歳S 2025 の回顧&未来の主役

2025年 8月31日(日) 4回中京4日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第1回中京2歳S
2歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(特指) 芝 1400m 13頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
4 4 キャンディード 牡2 55 北村友一 1.19.4      08-08 33.9 6 (栗)松下武士
5 7 スターアニス 牝2 55 松山弘平 1.19.4 クビ    06-06 34.3 1 (栗)高野友和
2 2 マイケルバローズ 牡2 55 岩田望来 1.20.5 7    06-06 35.4 3 (栗)上村洋行
1 1 タマモイカロス 牡2 55 田口貫太 1.20.5 ハナ    03-03 35.8 5 (栗)藤岡健一
6 8 パープルガーネット 牝2 55 吉村誠之 1.20.8 1 1/2    10-10 35.1 2 (美)森一誠
7 10 シュテフィ 牝2 55 岩田康誠 1.21.0 1 1/2    12-12 35.0 10 (栗)牧田和弥
5 6 コラルリーフ 牝2 55 西塚洸二 1.21.1  1/2    08-08 35.6 7 (栗)佐藤悠太
3 3 アイルトン 牡2 55 団野大成 1.21.3 1 1/4    10-10 35.6 4 (栗)佐々木晶
8 12 フレンドモナコ 牡2 55 秋山稔樹 1.21.4  1/2    03-03 36.6 12 (美)南田美知
10 7 11 ナムラドロン 牡2 55 菱田裕二 1.21.8 2 1/2    12-12 35.8 13 (栗)鈴木孝志
11 4 5 エンヴィーミー 牝2 55 松若風馬 1.22.2 2 1/2    01-01 37.7 8 (栗)森秀行
12 8 13 ジュジュドール 牝2 55 高杉吏麒 1.22.3  1/2    03-03 37.5 9 (栗)西園翔太
13 6 9 セイウンアインス 牝2 55 今村聖奈 1.22.8 3 1/2    02-02 38.2 11 (美)武藤善則

 

知らない馬ばかりだから

いきなりだが、2歳重賞、それも8月のような早い時期のレースに関しては

「展開などの細かいレースの振り返りはしない」

というのが私の考え方。

何故なら、デビュー2戦目、3戦目あたりの馬は、まだレース経験が浅いだけに「スタイルも固まっていない」

今回の出走馬たちも、次走ではまるで違ったスタイルでレースを進める可能性も十分にあるからだ。

だからこそ、細かい展開云々よりも、率直に「走りに大物感がある」と感じられた馬をピックアップ!

皆様の今後の馬券の参考にしてほしい。

ということで一押ししたいのは優勝馬のキャンディードなのだが、結果的に優勝を掴んでいるものの、評価しているのは着順の話よりも「中身」

 

衝撃的な「2つのポイント」

キャンディードについて評価したい2つのポイント。まずは「折り合い」だ。

新馬戦を1200Mで快勝している馬。

当然、1ハロン延びたことでペースが変わる&相手のレベルも上がる。何より元々、気性に若さがあると聞いていたのでどうかと思ったが、序盤から非常に落ち着いていた。

経験上、本当に力がある馬というのは、普段がどうであろうと、レースにいくと集中できる。キャンディードはそんなタイプかもしれない。

 

本当に楽しみなキャンディード

もうひとつは「追われてからの反応の速さ」

ぜひ、レース映像を見られる環境の方はチェックしてほしい。

実は4コーナーを過ぎた時、前を走っていたスターアニス(2着)の外に馬を持ち出そうとしたのだが、外側から6番のコラルリーフが内に切れ込んでそのスペースを閉じようとした。

だが!!追われてからの反応の速さゆえ、ギリギリのスペースに一気に飛び込み、逆にコラルリーフは弾き飛ばされるように外側へ、そして後退していった。

大げさではなく、一頭だけ古馬を見ているかのような反応。驚いた。

距離適性に関しては、現状ではこのあたりがベストなのだろうが、いずれにせよ、今ご紹介した2点からも、かなりのところまでいける素材だろう。覚えておいてほしい。

 

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