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ホーム勝負の明暗京都記念 2022【回顧】断言!今年の古馬中距離路線は何かが起こりそうだ!

京都記念 2022【回顧】断言!今年の古馬中距離路線は何かが起こりそうだ!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】京都記念 2022 における勝負の明暗

2022年 2月13日(日) 1回阪神2日 天候 : 小雨 馬場状態 : 稍重
【11R】 第115回京都記念
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(特指) 芝・内 2200m 13頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
7 11 アフリカンゴールド セ7 56 国分恭介 2.11.9   01-01-01-01 34.5 12 51.5 468 0 (栗)西園正都
1 1 タガノディアマンテ 牡6 56 幸英明 2.12.1 1 1/4 03-03-04-03 34.3 8 22.7 484 +4 (栗)鮫島一歩
4 5 サンレイポケット 牡7 56 鮫島克駿 2.12.2 クビ 08-08-10-09 33.8 6 8.3 486 +12 (栗)高橋義忠
6 9 ジェラルディーナ 牝4 53 福永祐一 2.12.2 11-11-12-11 33.6 4 7.5 454 +6 *(栗)斉藤崇史
5 6 ユーバーレーベン 牝4 54 M.デム 2.12.3  1/2 03-03-02-03 34.5 1 3.1 466 -6 (美)手塚貴久
4 4 レッドガラン 牡7 56 斎藤新 2.12.3 クビ 07-05-06-05 34.3 3 6.9 524 +4 (栗)安田隆行
3 3 エヒト 牡5 56 松田大作 2.12.3 ハナ 09-08-09-07 34.2 11 48.6 464 -2 (栗)森秀行
2 2 マリアエレーナ 牝4 53 坂井瑠星 2.12.4  1/2 02-02-02-02 34.8 5 7.6 424 +2 (栗)吉田直弘
6 8 ラーゴム 牡4 55 池添謙一 2.12.8 2 1/2 05-05-04-05 34.9 7 13.0 528 +12 *(栗)斉藤崇史
10 5 7 ダノンマジェスティ 牡7 56 和田竜二 2.13.2 2 1/2 09-08-06-07 35.1 13 78.7 492 0 (栗)音無秀孝
11 8 12 マカヒキ 牡9 57 岩田望来 2.13.3  3/4 11-11-12-13 34.5 9 24.3 512 +4 *(栗)友道康夫
12 8 13 ディアマンミノル 牡5 56 横山典弘 2.13.5 1 1/4 05-05-10-11 35.1 10 31.1 468 -6 (栗)本田優
13 7 10 レッドジェネシス 牡4 56 藤岡康太 2.13.8 1 3/4 13-13-06-09 35.6 2 6.1 502 +8 *(栗)友道康夫

 

衝撃の結末が待っていた

突然だが、皆様は【京都記念】に対してどういったイメージをお持ちだろう?

恐らく、大半の方が「有力な古馬が年明け初戦に選択することの多い一戦」ではないだろうか。

例えば昨年も、あのラヴズオンリーユーがここから始動(もちろん優勝)

その後の、海外G1・3勝という大偉業に繋がった。

昨年はラヴズオンリーユーが勝った

そして、有力馬が多く出走するということは、やはり馬券も堅い。

昨年までの直近5年における3連単の平均配当は1万円台だった。

それだけに!「今年も堅いのではないか?」と考えた方は多かっただろうが、、、

私たちに待ち受けていたのは、衝撃の結果だった。

何と、単勝ブービー人気のアフリカンゴールドが優勝!
3連単でも67万馬券が飛び出したのだ!

 

優勝馬はキングSの好調教馬だった!

「単勝ブービー人気(12番人気)の馬なんか買えるか!」

全国の競馬ファンの怒り、あるいは嘆きの声が聞こえてくるようだが(笑)

実は、そんなアフリカンゴールドを極めて高く評価していた予想家がいた。
それが、私たちキングスポーツだ。

実は、有料会員様やYouTubeにて、アフリカンゴールドを「イチオシ好調教馬」として断言していたのだ。

参考⇒アフリカンゴールドを断言したYouTube

 

指名理由を一部抜粋すると、以下の通りだ。

阪神開幕週のキレイな芝、逃げ馬不在のメンバー構成!展開のメリットが見込める点も含めると不気味な一頭!
調教班が絶賛していた仕上がり面についてだが、最終追いのCW調教は82秒1⇒12秒1をマーク!助手が跨って負荷をかけながら元気一杯で駆け抜けた。年齢を感じさせない馬体の張りは状態の良さが、ひと目で分かるほどで7歳馬らしかぬ若々しさがあり充実期!
半兄に【ドバイWC】優勝馬アフリカンストーリーを持っており、その兄が7歳にして世界の称号を手に入れた血筋からもこのアフリカンゴールドも間違いなく晩成型のタイプ。

 

改めて思うことが2つある
1⇒厳寒期は好調教馬&高齢馬

まずは、アフリカンゴールドの優勝に対して、心からの祝福を申し上げたい。

同時に、今回の結果を受けて改めて思うことが2つある。

まずは、この冬の重賞のレース回顧で何度も記しているが

「厳寒期における調教の重要性」

ただでさえ、体調維持が難しいとされる厳寒期。春競馬や秋競馬などと比べて、各馬の仕上がりに差が生まれやすいのだ。

また、ポイントをひとつ加えるなら、アフリカンゴールドが高齢である点。

不思議なもので、厳寒期は高齢馬の活躍が多い。
例えば、今年最初の重賞【京都金杯】におけるキングSの軸馬☆ダイワキャグニー(11番人気ながら2着)も7歳馬だった。

また【東海S】の私たちの好調教馬スワーヴアラミス(7番人気ながら優勝)も7歳馬。

予想家としての長年の経験から、若い世代の馬に比べ、高齢馬は厳寒期でも仕上げやすく、尚且つ体調の変動が少ないよう感じる。やはり、何度も冬を越してきた実績が活きてくるのだろうか。

厳寒期は好調教馬&高齢馬

これは意識しておいてほしい。

 

2⇒「G1とその他のレース」はまるで別物

今回、どうしてアフリカンゴールドの人気が低かったのか?

もちろん、過去の実績が目立つものではないという面もあるが、同時に「逃げ馬」だった点が嫌われたように思う。

というのも、舞台は阪神芝2200M。

恐らく競馬ファンの頭の中には昨年の【エリザベス女王杯】におけるアカイイトの激走や、かつての【宝塚記念】におけるキタサンブラックの失速などから

後ろの馬にチャンスが大きい舞台

というイメージがあるのではないだろうか。

あのキタサンブラックも失速した舞台

だが、G1とその他の重賞は違う。

【京都記念】は確かにハイレベルな重賞だが、あくまでもG2だ。
「これまでに自分の馬が作り上げてきた“形”」を無理に崩してまで、ガムシャラに勝ちにいく陣営は少ない。今回がそうであるように、メンバー次第では前の馬が走りやすい流れになることも。

対してG1は「何が何でも勝ちにいく舞台」
スタイルどうこうより、勝ちを求めて皆が積極的に攻めるから、必然的にタフな流れになる。

もちろん、これは今回に限った話ではなく、G1とそれ以外のレースは別物であることを皆様にも意識してほしい。

 

今年の古馬中距離路線は何かが起こる!

さて、アフリカンゴールドに関しては、上でご案内した解説にもあるように、晩生の血統。

今回の勝利自体は仕上がりの良さと展開に恵まれた部分もあったとは思うが、それでも、当面の間、現在と同じくらいの力量は保つだろう。

G1での勝ち負けはさすがに簡単ではないだろうが、それでも条件ひとつでG2、G3なら十分にもう一度勝てるチャンスはあると思う。

決してフロック視せず、引き続き注目してほしい。

また、例年ガチガチだった【京都記念】が大荒れしたことは

「競馬の流れが変わってきた」

ことの証だと受け止めている。

ここ数年、古馬中距離路線、特に秋のG1などは非常に堅かった印象だった。

穴党の私たちにとっては、正直厳しいケースもあったが、ようやくチャンスが巡ってきたのではないだろうか?

これまで以上に、私たち「穴のキングスポーツ」の勝負馬券にお任せいただけると幸いだ!
一緒に、歓喜と絶叫のゴールへと飛び込もうじゃないか!

 

最後に、勝ち馬以外に気になる1頭

改めて申し上げるまでもなく【京都記念】は、今後の大舞台へと繋がる一戦。

そうした点を前提に考えると、楽しみなのは

4着ジェラルディーナ(福永)

ではないだろうか。

4角11番手から、上がり最速の脚を繰り出して4着にまで追い込んだが、伸びてくる際の動きの迫力は、ここでは別格に思えた。

レース後、福永騎手が

もう一列前で競馬ができていたら

と語っているが、本当にその通り。位置取りひとつで突き抜けていた可能性もある。

では、どうして乗れている福永騎手が後ろを選択したかといえば、やはり折り合いを意識したのだろう。走りの雰囲気としては今回の距離はかなり合っていると思うが、気性を考えると2000M以下が限界なのかも。

牡馬相手の2000MのG1となると楽ではないが、それでも【大阪杯】などでの「3着争い」という点では、十分に注意しておきたい。

未来の主役はこの馬で!

 

レースを見逃した方はコチラ

 

【京都記念 2022】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 アフリカンゴールド(国分恭介騎手)
「良い馬に乗せていただき幸せです。他の馬にペースをにぎられるより自分でにぎった方が、今日のメンバー構成なら良いだろうと調教師の先生と話していました。その通りの流れになりました。
この馬は(道中の)手応えという感じの走り方ではなく、促せば促すほど頑張って走ってくれるというイメージでしたので、手応えは気にはしませんでした。ペースが速くなかったので(他馬が)来そうだなというのは頭に入れていたので、仕掛けの遅れがないように気をつけていました。
今でも勝利を確信できないぐらい嬉しいです。馬に対してはありがとうという気持ちだけです。続けて乗せて下さった関係者の皆様にも感謝です。馬は年を取っていますが、元気です。またこれからも応援してください」

2着 タガノディアマンテ(幸英明騎手)
「道中はずっとハミを噛んで走っていました。折り合いさえついていれば最後の伸びも違ったと思います」

3着 サンレイポケット(鮫島克駿騎手)
「ポイントの右回りは問題なかったです。開幕週の内回りで、思った位置を取ることが出来ませんでした。前残りの展開で、仕方ないです」

4着 ジェラルディーナ(福永祐一騎手)
「スタートは良かったのですが、今日はリズムを守りながら競馬をしようとイメージしていたら、位置が悪くなりました。それでも外から長く良い脚を使ってくれましたし、もう一列前で競馬が出来ていたらと思います。それでも課題のゲートは上手に出てくれましたし、流れが向かなかった感じです」

5着 ユーバーレーベン(M.デムーロ騎手)
「今日は後ろから行っても難しいので、前の位置でレースをしました。3番手で、向正面ではずっとプレッシャーをかけられてしまいました。プレッシャーをかけられるのは好きではないので……」

6着 レッドガラン(斎藤新騎手)
「ユーバーレーベンとマリアエレーナを見ながら良い位置で運べました。3コーナーでペースが上がった時も、しっかり脚を溜められましたし、最後もしぶとく踏ん張ってくれました。2200mは初めてでしたし、メンバーが強化された中で良い経験になったと思います」

7着 エヒト(松田大作騎手)
「ペースがだいぶ落ち着きましたし、瞬発力勝負はしんどかったです。もう少し流れた方が良かったです」

9着 ラーゴム(池添謙一騎手)
「スタートから流れに乗せて行きました。1コーナーで他の馬に囲まれて、引っ掛かりました。うまく進めることが出来ませんでした」

11着 マカヒキ(岩田望来騎手)
「中途半端な競馬になってしまいました」

13着 レッドジェネシス(藤岡康太騎手)
「スタートが速くないので、後ろからになってしまいました。向正面で行く気を見せて上がっていきましたが、3コーナーで突っ張って、気の悪さを見せていました」

(via ラジオNIKKEI

 

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