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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】クイーンS&アイビスSD 2025 ⇒北海道の重賞だからこそ強く意識したいこととは?今後に期待!未来の主役もご紹介

【先週の重賞回顧】クイーンS&アイビスSD 2025 ⇒北海道の重賞だからこそ強く意識したいこととは?今後に期待!未来の主役もご紹介

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

クイーンS 2025 の回顧&未来の主役

2025年 8月 3日(日) 1回札幌4日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第73回北海道新聞杯クイーンS
3歳以上・オープン・G3(別定) (牝)(国際)(特指) 芝 1800m 14頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
6 10 アルジーヌ 牝5 56 川田将雅 1.46.0 06-06-06-06 34.9 1 (栗)中内田充
3 4 ココナッツブラウン 牝5 55 北村友一 1.46.0 12-12-13-11 34.0 2 (栗)上村洋行
2 2 フェアエールング 牝5 56 丹内祐次 1.46.1  1/2 05-05-04-02 35.5 4 (美)和田正一
7 11 ライラック 牝6 55 石川裕紀 1.46.3 1 1/4 10-10-10-09 34.6 10 (美)相沢郁
1 1 パレハ 牝4 55 鮫島克駿 1.46.3 クビ 06-07-07-07 35.0 8 (栗)新谷功一
6 9 ビヨンドザヴァレー 牝5 55 菱田裕二 1.46.3 04-04-04-04 35.7 7 (栗)橋口慎介
5 8 シングザットソング 牝5 56 武豊 1.46.5 1 1/4 08-09-07-09 35.1 11 (栗)高野友和
7 12 アリスヴェリテ 牝5 55 池添謙一 1.47.0 3 02-02-02-02 36.8 6 (栗)中竹和也
8 13 クリスマスパレード 牝4 57 横山武史 1.47.0 ハナ 13-12-12-13 35.1 5 (美)加藤士津
10 5 7 レーゼドラマ 牝3 53 キング 1.47.2 1 08-07-07-08 35.9 3 (栗)辻野泰之
11 4 6 ドナベティ 牝4 55 藤岡佑介 1.47.4 1 1/4 14-14-14-14 34.9 12 *(栗)矢作芳人
12 3 3 グランスラムアスク 牝6 55 古川奈穂 1.47.4 クビ 10-10-10-12 35.8 14 *(栗)矢作芳人
13 B4 5 コンクシェル 牝5 55 佐々木大 1.47.6 1 1/4 01-01-01-01 37.5 13 (栗)清水久詞
14 8 14 フィールシンパシー 牝6 55 横山琉人 1.47.8 1 1/4 03-03-03-04 37.3 9 (美)小島茂之

 

暑いからこそ

改めて言うまでもないだろうが、、、本当に毎日暑いね(苦笑)

皆様の体調はいかがだろうか?くれぐれもお気をつけいただきたい。

そして、暑いのは人間だけではない。サラブレッドだって同様だ。だから、この時期の仕上げは、どの厩舎、関係者も特に慎重になると言われる。

ただ、繰り返すが暑い時期だけに、せっかく良い仕上げをしても、長い時間の輸送によって、調子を崩すケースもあるようだ。

そういった点からいえば、できるだけ早く札幌に入り、一度態勢を整え直してから出走する。これが理想的だろう。

(ちなみに、函館から直前輸送で参戦する馬も多い。私たちを含め、北海道以外の地域で生活している人間にはわかりにくいが、実は函館と札幌の間は300キロ以上もある。実は、ここの輸送も大変なのだ)

そんなことを思いながら、出走メンバーの調整過程を見ていくと、興味深いことがわかる。

 

調教過程が違った

実は今回の登録メンバー中、1週前の段階から札幌で追われていたのは4頭。

そのうちの2頭が、今回のメンバーの中で最も早い、7月16日から札幌で調教されていた。

では、その2頭とは?

実は2着のココナッツブラウンと、3着のフェアエールングだったのだ。

調教過程が大事に

もちろん、彼らはそれぞれ2番人気&4番人気に推されているくらいだから、能力自体も高く評価されている面々ではあった。

だが、その能力を後押ししたのが、入念な調整過程による仕上がりの良さにあったことは間違いないだろう。

ちなみに、ココナッツブラウンは、1週前より予告した私たちの☆穴馬(軸馬)であり、同時に「イチオシの好調教馬」でもあった。

感謝!クイーンS的中など先週の成績

 

必ず「調教会場」をチェック

もちろん、レースによりけりの部分はあるものの、来年以降のクイーンSはもちろんだが、夏の北海道の競馬では

「どこで調教をしてきたのか?」

という部分は必ずチェックしてほしい。

一方で、違った角度から考えるなら、それほど入念に仕上げてきた2頭を全く問題にすることなく優勝したアルジーヌの強さ、充実ぶりは「破格」と言っても差し支えないだろう。

破格の強さ!アルジーヌ

レース後に川田騎手も語っていたように、この馬には「やめる癖」がある。それを承知でセーフティイリードをとっていたそうだ。

その分、ゴール前では詰められたように見えるが、レース後の馬の雰囲気にも余裕があり、仮に際どくなれば、もうひと絞りできるだけの余地はあったとみる。

さすがは【ヴィクトリアM】4着馬らしい底力はもちろんだが、狭いコース向きの立ち回りの上手さも備えており、全くスキがなかった。

 

もう一頭挙げるなら

また、5歳馬とはいえ、今回がキャリア14戦目と、決して使い込まれてきた馬ではない。川田騎手から「別馬のようになった」という趣旨のコメントがあったが、それだけ伸びており、またまだまだ伸びる余地もあるのだと思う。

この秋は、牡馬相手のG1でも決して侮れない存在に!

 

そして、もう一頭、今後に期待したい馬を挙げるなら、素直に2着のココナッツブラウンになるだろう。

最も評価しているのは、上がり3ハロンのタイム(34秒0)

位置どりが後ろだったとはいえ、能力拮抗と言われた重賞で、上がり2位の馬に0秒6もの差をつけているのだ。これは並大抵ではない。

ましてや狭く直線の短い札幌での脚だけに、余計に価値は高い。

こちらも5歳とはいえ、アルジーヌよりもさらに戦歴は少なく、今回が11戦目。それだけに、もう少しキャリアをつみ、スムーズにレースの流れに乗れるようになってくれば!

アルジーヌ以上の位置にまで到達する可能性も十分にあると思う。楽しみ(と的中をプレゼントしてくれた感謝)をもって未来の主役に指名する!

アイビスSD 2025 の回顧&未来の主役

2025年 8月 3日(日) 2回新潟4日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【7R】 第25回アイビスサマーダッシュ
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝・直線 1000m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
3 6 ピューロマジック 牝4 55 ルメール 0.53.7        11 31.3 2 (栗)安田翔伍
7 13 テイエムスパーダ 牝6 56 斎藤新 0.53.8 クビ      01 32.1 1 (栗)小椋研介
B5 10 ウイングレイテスト 牡8 58 松岡正海 0.53.9  1/2      07 31.7 10 (美)畠山吉宏
8 16 カルロヴェローチェ セ5 57 丸山元気 0.54.0  3/4      02 32.2 4 (栗)須貝尚介
8 17 デュガ セ6 57 江田照男 0.54.0 ハナ      07 31.8 11 (栗)森秀行
8 18 モズメイメイ 牝5 56 高杉吏麒 0.54.0      05 32.0 3 (栗)前川恭子
4 7 ショウナンハクラク 牡6 57 三浦皇成 0.54.2 1 1/4      15 31.4 14 (栗)松下武士
B6 12 ファロロジー 牝6 55 吉田豊 0.54.3  1/2      12 31.8 18 (美)中舘英二
7 15 ブーケファロス 牡5 57 菅原明良 0.54.3 クビ      15 31.5 6 (美)清水英克
10 B1 2 ニシノコニャック 牡6 57 菊沢一樹 0.54.5 1 1/4      13 31.9 12 (美)伊藤大士
11 3 5 クムシラコ 牡7 57 杉原誠人 0.54.5 クビ      14 31.8 9 (美)千葉直人
12 B2 3 カフジテトラゴン 牝6 55 戸崎圭太 0.54.6  1/2      05 32.6 7 (栗)武英智
13 1 1 スコーピオン 牡4 57 武藤雅 0.54.8 1 1/4      17 31.8 15 (美)武藤善則
14 B2 4 シロン 牝6 55 国分恭介 0.54.9  3/4      02 33.1 16 (栗)小栗実
15 B6 11 エランティス 牝5 55 加藤祥太 0.55.0  1/2      02 33.2 13 (栗)杉山晴紀
16 4 8 コラソンビート 牝4 55 津村明秀 0.55.1 クビ      10 32.8 5 (美)加藤士津
17 5 9 ニシノトキメキ 牝5 55 今村聖奈 0.55.3 1 1/4      07 33.1 8 (美)小手川準
18 7 14 キタノブレイド 牡6 57 小林脩斗 0.56.1 5      17 33.1 17 (美)萱野浩二

夏だからこそ騎手なのか

上でご紹介した【クイーンS】、そしてここでご紹介する【アイビスSD】は、例年、決してガチガチといったタイプのレースではない。

だが、今年は【クイーンS】のアルジーヌは1番人気で、こちらピューロマジックも2番人気。(ともに、上位人気2頭のワンツーだった)

そして勝ち馬の背中にいたのは川田&ルメールだ。

特にルメール騎手は、デビュー以来、千直レースに乗ったのは、たった3回しかない(3戦1勝)

つまり千直のキャリアということなら、3月にデビューした新人と遜色なしなのだ。笑

それでも、やっぱり勝つのだ。

 

千直は「前だけじゃない」

ラスト400Mの通過は11番手。

ファンはもちろん、ジョッキーにも「千直=前有利」のイメージはあると思う。

だが、全く動じることなく、中団よりも後ろで脚を溜めさせ、ラストに備える。そして、ちゃんと伸びる。スゴイの一言。

夏競馬は、ほとんどのレースが、能力拮抗だと言われる混戦。だからこそ、勝負の決め手は「騎手の腕」ということかもしれない。

私たち自身も、決して騎手ありきでの予想はしないが、迷った馬がいる場合は、積極的に騎手に注目していこうと思う。

 

尚、上で「ファンはもちろん、ジョッキーにも千直=前有利のイメージはあると思う」と記した。

確かに、条件クラスでは、そういった面もある。しかしながら、実は【アイビスSD】に関しては決してそんなことはない。

昨年までの過去5年における上位3頭の画像だが、通過順(ラスト400M地点)が7番手以下の馬が半数近い7頭、さらに二桁順で通過した馬も5頭いる!

 

「意外とこんな部分もあるんだ」

条件戦とは違い、前にいく馬たちのスピードが速い。タフな競馬となり、その分、苦しくなる馬も多いから、後ろの馬たちにも十分に台頭するチャンスがあるのだ。

尚、今回の上位3頭も通過順も

「11→1→7」

だから、終わってみれば、いかにも【アイビスSD】らしい中身だったことがおわかりいただけるだろう。

 

おめでとう!ピューロマジック&ルメール

などなど、色々と書いてきたが、、、元も子もないことを言うようだが、千直競馬の場合、どうしても「枠」に左右される部分が大きい。

ピューロマジックこそ内側だったが、続く5頭はいずれも10番より外の馬番だった。

つまり、外側の馬たちが内側だったら、逆に内枠の馬たちが外だったら。全く違う結果になっていた可能性もある。

だから【アイビスSD】の場合、敢えてそれほど細かい部分は振り返らなくてもよいと思う。

それよりも、上でご紹介した通過順のような「意外とこういう部分もあるんだ」という点だけを頭に入れておけばよい。時にはそんなレースもあるのだ。

 

ということで、勝った方も負けた方も切り替えて!最後に今週の重賞の狙いにでも目を通してほしい(笑)

今週の3重賞の「狙い」

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