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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】ラジオNIKKEI賞など 2024 ⇒勝ち馬も素晴らしいが、、、評価したいのは「あの2頭」

【先週の重賞回顧】ラジオNIKKEI賞など 2024 ⇒勝ち馬も素晴らしいが、、、評価したいのは「あの2頭」

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

ラジオNIKKEI賞 2024 の回顧&未来の主役

2024年 6月30日(日) 2回福島2日 天候 : 雨  馬場状態 : 良
【11R】 第73回ラジオNIKKEI賞
3歳・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1800m 12頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
5 5 オフトレイル 牡3 56 田辺裕信 1.45.3   12-11-11-11 34.2 6 (栗)吉村圭司
1 1 シリウスコルト 牡3 56 三浦皇成 1.45.3 06-06-08-03 34.5 4 (美)宗像義忠
4 4 ヤマニンアドホック 牡3 54 津村明秀 1.45.5 1 1/4 04-04-06-05 34.9 5 (美)辻哲英
2 2 メイショウヨゾラ 牝3 51 吉田豊 1.45.6 クビ 01-01-01-01 35.3 12 (美)高柳瑞樹
8 12 ショーマンフリート 牡3 54 菅原明良 1.45.9 1 3/4 08-08-04-07 35.4 3 (美)手塚貴久
7 9 ログラール 牡3 54 北村友一 1.46.0  3/4 10-10-11-11 34.9 11 (栗)松永幹夫
5 6 ウインマクシマム 牡3 55 松岡正海 1.46.2 1 1/2 08-08-08-08 35.5 2 (美)畠山吉宏
8 11 ジュンゴールド 牡3 54 荻野極 1.46.3  3/4 04-05-04-03 35.8 10 *(栗)友道康夫
6 8 サトノシュトラーセ 牡3 56 M.デム 1.46.4 クビ 11-11-06-08 35.8 1 *(栗)友道康夫
10 7 10 ミナデオロ 牡3 57 西塚洸二 1.46.7 1 3/4 03-03-02-02 36.3 9 (栗)藤原英昭
11 6 7 アレグロブリランテ 牡3 56 横山和生 1.46.7 06-06-08-08 36.0 7 (美)上原佑紀
12 3 3 セットアップ 牡3 58 戸崎圭太 1.47.2 3 02-02-02-05 36.8 8 (美)鹿戸雄一

夏競馬!ロケットスタートに成功🎉

「回顧」のコラムで、いきなり「成績」のことを振り返ることになり恐縮だが、おかげさまで、この【ラジオNIKKEI賞】では予告の軸馬・1番☆シリウスコルトが2着に激走。

馬連2,960円という高配当を射止めることができた。

その他にも、先週は特大11万馬券や9万馬券も射止めている。

夏競馬のロケットスタートに成功したと言って良いだろう。

参考→ラジオNIKKEI賞の大勝利など、先週の成績速報

 

なぜ、いきなり成績の話をしたか?

それは「競馬が見えていることをご理解いただければ、コラムの説得力が大幅に増す」と考えたから。

世の中は厳しいもので「何を言う」よりも「誰が言う」かが大事にされる面もある。

「4ヶ月連続で勝負レースのプラス収支達成&夏競馬のスタートダッシュ成功」

このように、快進撃を続けるキングスポーツの「重賞回顧」だからこそ、ぜひ、参考にしてほしい。

 

明日の大物候補はいたか?

さて【ラジオNIKKEI賞】といえば、誰もが認める出世レース!

昨年の優勝馬エルトンバローズと、3着のレーベンスティールは、いずれもその後、重賞を制覇。

特にレーベンスティールは、この秋の古馬中長距離路線における主役候補だ。

また、昨年いっぱいで引退した「世界のパンサラッサ」も、2020年のこのレースの2着馬だ。

そんなレースだからこそ、いつものコラムとは趣向を変えて、あくまでも独断であることをお断りした上で

「将来性を最も感じた2頭」

をピックアップ!ご紹介したい。

(通常のレース回顧は、レースの全体像を振り返ることで、未来に向けての糧を見つけ出している。だが、3歳戦、特に競馬ファンに馴染みのない馬が多く出るレースでは、馬の紹介も兼ねて、ピンポイントでお伝えする方が良いと考えた)

では、早速いってみよう。

 

勝ち馬の強さは大前提、ただし

まず、結論から申し上げると、今回ご紹介するのは2着シリウスコルトと、3着ヤマニンアドホックだ。

もちろん、勝ち馬オフトレイルのレースぶりは素晴らしい。

特に、ラストの爆発力は、古馬一線級を思わせるものだった。相当な大器だろう。

それを前提に、あれだけの脚を引き出せたのは、田辺騎手の好騎乗も大きかったように思う。

当然、勝ち馬は強い!

序盤から、レースの流れもそれなりだったし、道中から積極的に動く馬もいて、タイトな勝負になった。

もし、オフトレイルも、その流れについて位置どりをあげていたら、あれだけの脚が残っていたか。

腹を括ってラストにかけた鞍上のファインプレーだと考えれば、真の評価をくだすには、もう一戦みたい。

一方で、昨年優勝のエルトンバローズを思わせるレースセンスを見せたのが2&3着の2頭だ。

 

2着シリウスコルト→驚くべき反応の速さ

私たちの軸馬だったということで、当然、感謝も大きいが、それ以上に、レースでの走りには「良い意味での驚き」があった。

一言で表すと「鞍上に指示されてから反応するまでの速さ」

実は3角を8番手付近で通過しながら、4角では3番手まで位置どりをあげているのだが、三浦騎手がゴーサインを出してから反応するまでの速さが本当に速い!

しかも、反応してからトップスピードに乗るまでのスピードも速いから、周囲の馬はまるでついていけない。実は、前にいたヤマニンアドホック(3着)もこの時に抜き去っているのだが、恐らく、ヤマニンの津村騎手は、あまりの速さに驚いたと思う。

結局、ゴールでのヤマニンとの差は、そのままここでつけた差になった。

昨今、競走馬の能力は本当に拮抗していると言われる。

当然、わずかなロスが結果として大きなロスになる。

一方で、わずかなアドバンテージが、大きなアドバンテージにもなる。

この反応の速さは、これからさらに上のステージを狙っていく上で、必ず大きな要素になると思う。

G1勝ちまで届くかどうかは現時点では何ともいえないが、それこそ昨年のエルトンバローズのように、常に大きな舞台で存在感を示す馬になるだろう。

 

3着ヤマニンアドホック→よく耐え抜いた

「動けるシリウスコルト」に対し、現状、こちらはやや「ワンペース」の面がある。

そういった意味ではシリウスコルトと比べると期待値は落ちるかもしれない。

ただ、序盤から、確実に好位を確保できる競馬センスは素晴らしいし、道中から流れがタフになるなど「ワンペースの馬には合わない」展開をものともせずに3着にまとめた点は大きく評価できる。

重賞勝ちに届いても驚けない底力を感じた。

尚、今回は休み明けの影響も出ていたようだ。

動き自体は全く問題なかったが、どうしても気性の部分で若さが出ていたことは、レースをご覧の通りだ。

その点は、ここでガス抜きがすんだだけに、次はさらに力を出せるに違いない。

さて、今後についてだが、中山2000Mで勝利経験があるだけに、直線の短いコース向きに見られがちだが、個人的には、どちらかというとペースの変化が少ない「広いコース向き」だとみている。

できれば、東京で戦っている姿がみたい。今年の【毎日王冠】は賞金的にどうかわからないが、来年の【エプソムC】あたりに出てきたら、かなりチャンスはあると思う。覚えておいてほしい。

北九州記念 2024 の回顧&未来の主役

2024年 6月30日(日) 3回小倉2日 天候 : 曇  馬場状態 : 稍重
【11R】 第59回テレビ西日本賞北九州記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1200m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 調教師
6 12 ピューロマジック 牝3 53 松山弘平 1.07.9      01-01 3 (栗)安田翔伍
8 16 ヨシノイースター 牡6 57 丸山元気 1.08.0  1/2    03-02 9 (栗)中尾秀正
4 7 モズメイメイ 牝4 55 国分恭介 1.08.3 1 3/4    09-05 16 (栗)音無秀孝
7 13 カンチェンジュンガ 牡4 55 田口貫太 1.08.3 クビ    11-09 10 (栗)庄野靖志
7 15 ショウナンハクラク 牡5 56 小沢大仁 1.08.3 ハナ    11-13 17 (栗)松下武士
7 14 ナナオ 牝3 52 和田竜二 1.08.4 クビ    07-08 2 (栗)小栗実
3 5 メイショウソラフネ 牡5 56 横山典弘 1.08.8 2 1/2    11-09 11 (栗)石橋守
3 6 ヤクシマ 牡4 55 幸英明 1.08.8 クビ    16-14 15 *(栗)寺島良
5 10 エイシンスポッター 牡5 58 角田大河 1.08.9    11-09 7 (栗)吉村圭司
10 8 18 バースクライ 牝4 55 西村淳也 1.09.0  1/2    07-09 8 (栗)千田輝彦
11 1 1 ディヴィナシオン 牡7 56 松本大輝 1.09.1  3/4    16-14 14 *(栗)森秀行
12 2 3 サーマルウインド 牝5 55.5 川田将雅 1.09.1 クビ    05-05 1 (美)奥村武
13 4 8 トゥラヴェスーラ 牡9 58 永島まな 1.09.1 ハナ    18-17 13 (栗)高橋康之
14 2 4 グランテスト 牝4 53 坂井瑠星 1.09.3  3/4    05-05 6 (栗)今野貞一
15 B8 17 メディーヴァル 牡6 53 小崎綾也 1.09.3 クビ    11-17 18 *(栗)寺島良
16 6 11 ジャスパークローネ 牡5 58.5 団野大成 1.09.7 2 1/2    09-14 5 *(栗)森秀行
17 5 9 ペアポルックス 牡3 54 松若風馬 1.09.7 クビ    02-02 4 (栗)梅田智之
18 1 2 テイエムスパーダ 牝5 56 酒井学 1.09.9  3/4    03-04 12 (栗)木原一良

勝ち馬をどう評価するか?

「単勝、一桁配当だった馬が6頭も!」

この事実だけで、いかに競馬ファンが迷ったレースであったかがよくわかる。

能力拮抗のメンバー構成だったこともさることながら、異例の6月開催(開幕週)だったこと、雨が降って稍重の馬場になったこと、、、

などなど、確かに読みにくい要素が多かった。

また、結果的には、上位3着までの単勝人気が「3→9→16」。大きく荒れた。

このように、不確定要素が多いは、荒れるはで「結果をそのまま鵜呑みにしにくいレースじゃないの?」と思われる方もいるかもしれない。

だが、私たちの感覚としては「勝ち馬ピューロマジックは相当強いと思う

 

恐るべき加速

どこが強いか?

別に、細かいことを言うつもりはない。誰もが思いは同じだろう。

スタートしてから「約7秒間」くらいの動き。これに尽きる。

驚異の加速力

レース映像をチェックすれば一目瞭然だが、もちろん、スタート自体もそれなりに速い部類だが、そこから、極端に追った訳でもないのに、恐ろしいほどスーッと加速して、一気に集団を抜け出した。

長年、さまざまレースを見てきたが、ここまでの、スタート直後の無理のない加速は、ほとんど見たことがない。

私たちは、スタートの上手い下手は「ゲート」で決まると思っている。

だが、ピューロマジックの加速は、必ずしもそうとは言い切れないことをはっきりと教えてくれた。

ただでさえスピードのある馬に、ここまでの加速をされたら、ライバルは勝負にならない。

とんでもない馬が現れたなというのが率直な感想だ。

 

馬券戦略→「牝馬だからこそ意識すべきこと」

当然、文句なしで未来の主役に指名したい。

近い将来、G1戦線でも必ず活躍できると思う。

ただし、彼女が牝馬であることも忘れてはいけない。

牝馬というのは本当に繊細で、一度上手くいかないケースがあると、なかなか再浮上してこないものだ。

例えば、2018年のスプリンターズS2着馬ラブカンプー。

3歳秋にして、古馬のG1で大活躍したほどの馬が、年明けの次走で惨敗したかと思えば、そのレースを含め、8戦連続で二桁着順が続いた。

だから、基本的にはピューロマジックの時代は訪れると思っているが、万が一、彼女がよもやの惨敗を喫するようなことがあったら、、、

即復活は期待せず、静観するという考え方も覚えておいた方がよい。

せっかくの機会なので「馬券戦略」ということで、意識しておいてほしい。

 

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