キングスポーツへのお申し込みはこちら
ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】ラジオNIKKEI賞 2025 など ⇒「菊花賞につながる」そう感じられたのはやはり「あの馬」!さらに函館記念のお話も

【先週の重賞回顧】ラジオNIKKEI賞 2025 など ⇒「菊花賞につながる」そう感じられたのはやはり「あの馬」!さらに函館記念のお話も

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

ラジオNIKKEI賞 2025 の回顧&未来の主役

2025年 6月29日(日) 2回福島2日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第74回ラジオNIKKEI賞
3歳・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1800m 14頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
1 1 エキサイトバイオ 牡3 53 荻野極 1.46.9 07-08-07-07 34.8 4 (栗)今野貞一
4 5 センツブラッド 牡3 56 菅原明良 1.47.0  1/2 06-05-04-04 35.2 2 (栗)斉藤崇史
5 7 インパクトシー 牡3 53 横山琉人 1.47.1 クビ 07-07-07-04 35.0 8 (美)大竹正博
4 6 ビーオンザカバー 牡3 55 田辺裕信 1.47.2  1/2 14-14-14-14 34.4 6 (美)伊藤圭三
8 14 ショウナンマクベス 牡3 54 津村明秀 1.47.2 クビ 02-02-02-02 35.6 10 (美)武市康男
7 11 トレサフィール 牡3 55 横山典弘 1.47.2 01-01-01-01 35.7 1 (美)稲垣幸雄
6 9 モティスフォント 牡3 54 ルメール 1.47.3 クビ 11-10-09-08 35.0 5 (美)田村康仁
3 3 スナークピカソ 牡3 53 小沢大仁 1.47.5 1 03-03-03-03 35.8 9 (栗)高橋一哉
3 4 レーヴブリリアント 牡3 54 舟山瑠泉 1.47.6  3/4 11-10-11-08 35.2 11 (美)田中博康
10 7 12 バズアップビート 牡3 55 戸崎圭太 1.47.6 クビ 04-04-05-04 35.7 3 (栗)友道康夫
11 2 2 フクノブルーレイク 牡3 57 松岡正海 1.48.2 3 1/2 09-08-09-08 35.9 7 (美)竹内正洋
12 8 13 チョングク 牡3 52 丸田恭介 1.48.2 13-13-12-12 35.7 14 (美)南田美知
13 5 8 エーオーキング 牡3 55 大野拓弥 1.48.3 クビ 09-10-12-12 35.7 12 (美)久保田貴
14 6 10 アタラシイカドデニ 牡3 53 内田博幸 1.48.7 2 04-05-06-08 36.7 13 (美)上原博之

有言実行!3連覇達成🎉

改めて申し上げるまでもないが、このコラムの目的は

「できる限り客観的な視点でレースを回顧することで、明日の勝利馬券獲得の糧とする」

こと。当然、馬券を当てた、外したとは別の部分で、常に話を進めてきた。

それでも!今回ばかりは言わせてほしい。

「競馬最高!3連覇達成だ!!」

参考→ラジオNIKKEI賞の3連覇など先週の成績速報

一昨年、昨年と、好配当で勝利を収めてきた「相性抜群」の重賞。

それゆえに、事前に公開していた「レースの狙い」を筆頭に、あらゆるところで「3連覇を決める!!」と公言するなど、びっくりするくらい、自らハードルをあげてきた(笑)

そして、それを現実のものにできたのだから、充実感は大きい。

これも、日頃からご支援くださる皆様の存在があればこそ。心から感謝を申し上げたい。

 

ある意味では「簡単」

では、どうして勝ち続けられているのか?

理由は極めて単純。「ラジオNIKKEI賞の攻略するための考え方、全体像の把握が、極めて正確だから」これに尽きるだろう。

昨今、かつてないほど能力拮抗の時代に突入したと言われる日本競馬界だが、夏競馬はその傾向がとりわけ顕著。

だから、同日に行われた【函館記念】(後ほど回顧する)のような大波乱が簡単に起こるのだ。(馬券圏内の3頭中2頭を、単勝二桁人気馬が占めた)

そうした状況だけに、馬単体を個々でチェックし、その能力比較をしていたら絶対に勝てない。

そこで大事になるのが「レースの全体像(大局観)」の正確な見極めだ。

 

私たちは「キングのキーワード」と呼んでいるが、それさえ間違えなければ、あとは「ハマる馬」たちを冷静かつ粛々と指名していけばよい。

だから「ある意味では簡単」なのだ。

 

大事にしたポイントとは?

そこで、既に目にされている方もいるかもしれないが「大事なことは何度でも」ということで、ラジオNIKKEI賞の攻略に向けて、私たちが大事にしたポイントを改めてご紹介してみたい。

もちろん、来年の予想でも必ず必要になるから、メモ、もしくはスクショを忘れずに!笑

Point1

スパイラルカーブといえば
「入りがゆるくて、出口がきつい」
つまり、スピードに乗って入れるけど、出口がきつくなっている分だけ外にふられがち、なのだ。要するに、スピードに乗った状態でもコーナーを器用に立ち回れるセンスのある馬でないと、大きな距離ロスを強いられることになる。

同時に、スピードに乗った状態でコーナーに入れるということは、レース全体を通して、ペースが落ちる瞬間があまりないということ。小回りコースとはいえ、必然的にスタミナも求められることになる。少なくとも2000Mを簡単にこなす程度のスタミナはほしい。

その点、思い出していただきたいのは?昨年の指名馬☆シリウスコルト(2着/4番人気)デビュー3戦目の、中山内回りの2000Mの舞台で、器用に立ち回って勝利を収めたように、早い段階から競馬センス&スタミナを見せた。

そんな馬が、3歳時には【弥生賞】3着で能力的な高さも見せている。ここでの好走は必然だったのだと思う。

では今年、第2のシリウスコルトになりえる馬は?いや、シリウスコルトを超えて勝利を掴んでくれる馬は?

Point2

もうひとつ、確認しておきたいのは、出走各馬の戦績について。

「ダービーに間に合わなかった馬たちの混戦」
そう聞くと、どんな馬にもチャンスがありそうにも思えるが、実際には、決してそんなことはない。それ相応の実績は必須条件だ。

そこでご覧いただきたいのは、直近10年の勝ち馬&その前走だ。

10年のうち7頭は、前走でオープンか重賞を戦ってきた馬であり、尚且つその多くが馬券に絡んでいる事実は見逃せない。

 

キーワードにハマったのがセンツブラッド

そして、その条件に見事にはまり、レース1週前の段階から「軸馬」として皆様にご紹介していたのが、2着でゴールしたセンツブラッドだ。

内回りコースでの巧みなレースぶりから競馬センスの高さは誰の目にも明らかだった。(京都内回り2000Mで未勝利を勝っている)

また、前走はハイレベルなオープン特別【白百合S】では勝ち馬以上の内容で2着でゴールを決めている。(展開的に厳しい競馬を強いられた)

 

【白百合S】の前には、同日のダービーを制した同厩の、そして世代のエース・クロワデュノールをの併せ馬も敢行するなど厩舎の期待も大きい。

それだけに、相当信頼度の高い軸馬だと考えていたし、相手関係も似たタイプ、あるいは仕上がりの良い馬をシンプルに並べた。

中でも、有料会員様に「イチオシ好調教馬」とお伝えしたのが1番のエキサイトバイオだったから「やはりな」といった心境でゴールを見ていた。

 

菊花賞での好走も見えた!

最強ダービー馬はセンツブラッドの調教パートナー

勝ち馬の激走も素晴らしいが「中身・将来性」という部分なら、やはりセンツブラッドではないだろうか。

というのも、1番人気馬トレサフィール(結果は6着)が気持ちよく先頭を走り、4コーナーに突入したこともあり、自ら前をとらえるため、動かなくてはいけなかった。

その分、勝ち馬など、後ろの馬たちの目標になってしまったのだ。

レース後、菅原明騎手は「取りたいポジションを取れて、スムーズな競馬ができました。ラストもよく頑張ってくれています」といいつつ「勝ちたかったですね」という趣旨のコメント。

ジョッキー自身が、結果はともかく「負けて強し」であることを誰よりもわかっているに違いない。(だからこそ余計に悔しいだろうが)

 

ただ【ラジオNIKKEI賞】の2着馬、ある意味、縁起がいいじゃないか。あのフィエールマンは、ここで2着からの【菊花賞】優勝。さらには【天皇賞春】を勝つまでに上り詰めたじゃないか!

そのフィエールマンの影響もあるのか、近年の【ラジオNIKKEI賞】には好素材が集まりやすい。その中で「一番強い内容」を見せたのがセンツブラッドだ。

父ルーラーシップ(菊花賞馬のキセキと同じ)の血統背景からも、スタミナも十分だろう。適性と勢いを鑑みれば、クロワデュノール以外は飛び抜けた馬のいない春G1好走組にも、ヒケをとらないと思う。

クロワデュノール不在(凱旋門賞に挑戦予定)の菊花賞だが、終わってみれば「斉藤崇厩舎」という場面があるのかも?笑

楽しみをもって、未来の主役に指名したい。

函館記念 2025 の回顧&未来の主役

2025年 6月29日(日) 1回函館6日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第61回農林水産省賞典函館記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 2000m 14頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
5 8 ヴェローチェエラ 牡4 56 佐々木大 1.57.6 08-10-09-02 34.7 10 (栗)須貝尚介
3 3 ハヤテノフクノスケ 牡4 56 横山武史 1.57.9 1 1/2 04-04-04-05 35.3 6 (栗)中村直也
7 12 マイネルメモリー 牡5 55 菱田裕二 1.57.9 クビ 14-14-14-14 34.2 14 (栗)宮徹
5 7 ディマイザキッド 牡4 56 岩田康誠 1.58.0  3/4 13-13-13-11 34.5 1 (美)清水英克
7 11 ランスオブクイーン 牝4 54 斎藤新 1.58.1 クビ 07-07-09-08 35.2 8 (栗)奥村豊
6 9 アルナシーム 牡6 59 藤岡佑介 1.58.2  3/4 09-12-11-11 35.0 9 (栗)橋口慎介
4 6 サンストックトン 牡6 55 浜中俊 1.58.5 1 3/4 12-11-11-11 35.4 13 (美)堀内岳志
B4 5 ボーンディスウェイ 牡6 57 木幡巧也 1.58.7 1 1/4 03-03-02-02 36.3 7 (美)牧光二
3 4 キミノナハマリア 牝5 54 鮫島克駿 1.58.7 クビ 04-04-04-05 36.1 11 (栗)千田輝彦
10 8 14 トップナイフ 牡5 57 横山和生 1.59.2 3 02-02-02-02 36.8 4 *(栗)昆貢
11 8 13 マコトヴェリーキー 牡5 57 北村友一 1.59.3 クビ 04-04-04-05 36.6 2 (栗)上村洋行
12 1 1 マイネルモーント 牡5 56 丹内祐次 1.59.3 ハナ 09-07-07-08 36.5 3 (美)高木登
13 6 10 グランディア セ6 56 三浦皇成 1.59.3 クビ 09-07-07-08 36.5 5 (栗)中内田充
14 2 2 アウスヴァール セ7 55 古川吉洋 1.59.7 2 01-01-01-01 37.5 12 *(栗)昆貢

大荒れではあるが

いかにも「函館記念らしい決着」と言えるのかもしれない。

毎年のようにに荒れまくってきた【函館記念】だが、今年も例に漏れず。

なんと、上位3頭のうち2頭が単勝二桁人気の伏兵サイド!

それにより、3連単では69万馬券が飛び出している。

私たちキングスポーツとしては、ここが的中なら、先週(土日)の勝負レースが「4戦4勝のパーフェクト」だっただけに悔しいが(苦笑)

 

ただ、軸馬ディマイザキッドも惜敗の4着だし、優勝した10番人気のヴェローチェエラをしっかりと相手上位で抑えられた。予想の中身自体は、先週の良い流れをしっかりと反映できたものだったと受け止めている。

さらにいえば、普通69万馬券級の大荒れをすると「これは獲れないな、、、」という心境になることが多いが、今回に関しては「チャンスはあったな」とういのが率直な感想。

(これを負け惜しみだと受け止める方もいるかもしれない。だが、コラムの目的は、あくまでもレースを回顧することで明日の勝利の糧とすること。自身を過大評価することもなければ、必要以上にへりくだるつもりもない。フラットな目線であることをお伝えしておこう)

 

これぞ「函館記念の基本」

函館コースの最大の特徴は「JRAのローカル競馬場の中では最大となる高低差」にある。

これは毎年、函館競馬の季節を迎えるたびに、至るところで記していることだ。

函館は「洋芝」であるがゆえに、タフであることは知られているが、実際には、皆様が想像しているよりもさらに「タフ」

だから、レース前に公開した「狙いの記事」でも次のようなことを書いた。一部抜粋で。

 キングのキーワード
あの大穴を思い出せ

2020年優勝のアドマイヤジャスタ優勝!

タフさという点でいえば、冒頭で名前を挙げたアドマイヤジャスタ(注・2020年優勝/15番人気)といえば、2歳時に芝2000MのG1【ホープフルS】で2着に好走。

また、3歳秋には古馬相手の【京都大賞典】(芝2400M)にチャレンジしていることから、陣営が「長距離寄りの馬」という点をイメージしていたことがハッキリわかる。

また、2021年2着だったアイスバブル(注・14番人気)はさらにわかりやすい。

何と言っても、東京芝2500Mの【目黒記念】で2年連続2着があった。

 

ちなみに、アドマイヤジャスタとアイスバブルは、その後は一度も馬券に絡めていない。

そういった伏兵が、函館記念では馬が変わったように好走を見せるのだから、競馬とは本当に面白く奥が深い。

二桁人気の2頭はともに

とにかくポイントはスタミナ!スタミナはあればあるだけよい!

もちろん、展開に左右される面もあるだろうが、そうした細かい部分を超越するほど、ここではスタミナが求められることは、過去の実績が証明している。

実際、今回優勝したヴェローチェエラは、昨夏、札幌の芝2600Mで快勝した実績がある。長い距離を走った近2走は凡走だが、これは単純に阪神が合わなかっただけだというのは、事前に陣営も認めていた。

それでいて、人気を落とす分、マークもされずに走れるのだから、これほど買いやすい馬もいない。

また3着のマイネルメモリーも、昨夏、3勝クラスを「稍重の小倉2000M」で快勝。さらに、古馬としては初の重賞となった昨年秋の【AR共和国杯】でも5着にまとめている。

要するに、ともに大穴ながら「函館記念では買える馬」

だから上で記したように「チャンスはあったな」という心境になったのだ。

 

ということで、上でご紹介した【ラジオNIKKEI賞】と同様に、夏の重賞における「レース全体像の把握」の重要性をおわかりいただけだと思う。

もちろん、方向性がわかっていたからといって、必ずしも的中できるとは限らない。ただ、その確率を少しでも上げるためにも、今日記した内容は、頭に入れておいてほしい。

勝負の明暗バックナンバーは下記をクリック

勝負の明暗はどこにあったのか?そして次なる栄光へのヒントはここにある!!

 

関連記事

最新記事

カテゴリー

YouTube

よく読まれている記事