こちらのコラムでは、毎週レース終了後に投稿している【先週の重賞回顧】の中から、今週のG1や重賞の攻略へ向けて直結する「ヒント」を掘り起こすコラムとなっております。
先週や、先々週など、直近のレースの事は覚えていても!4週前、半年前、1年前のレースで起こっていた「ファインプレー」や「アクシデント」などは覚えていられませんよね?
そんな時に、毎週欠かさずにレース回顧を丁寧に書いているキングスポーツだからこそ!「あっ!そうか!このレースでは、こんな事があったのか!?」などなど、前哨戦の内容を掘り起こす事ができるのです!
それが新企画【キングのリマインダー】です!
秋華賞の攻略へ向けて
ローズSの回顧を振り返り
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ローズS 2025 の回顧&未来の主役
2025年 9月14日(日) 4回阪神4日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第43回関西テレビ放送賞ローズS
3歳・オープン・G2(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝・外 1800m 18頭立
着 | 枠 | 馬 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | 11 | カムニャック | 牝3 | 55 | 川田将雅 | 1.43.5 | 06-07 | 34.4 | 1 | (栗)友道康夫 | |
2 | 5 | 10 | テレサ | 牝3 | 55 | 松山弘平 | 1.43.7 | 1 1/2 | 05-05 | 34.7 | 7 | (栗)杉山晴紀 |
3 | 7 | 14 | セナスタイル | 牝3 | 55 | 岩田康誠 | 1.43.8 | クビ | 15-15 | 34.0 | 10 | (栗)安田翔伍 |
4 | 8 | 18 | ビップデイジー | 牝3 | 55 | 西村淳也 | 1.43.8 | クビ | 09-10 | 34.5 | 11 | (栗)松下武士 |
5 | 1 | 2 | ミッキーマドンナ | 牝3 | 55 | モレイラ | 1.43.8 | クビ | 06-05 | 34.8 | 5 | (美)堀宣行 |
6 | 3 | 6 | ヴーレヴー | 牝3 | 55 | 浜中俊 | 1.44.0 | 3/4 | 08-07 | 34.8 | 12 | (栗)武幸四郎 |
7 | 6 | 12 | マトラコーニッシュ | 牝3 | 55 | 池添謙一 | 1.44.0 | クビ | 11-11 | 34.6 | 13 | (栗)池添学 |
8 | 3 | 5 | パラディレーヌ | 牝3 | 55 | 丹内祐次 | 1.44.0 | ハナ | 09-07 | 34.8 | 3 | *(栗)千田輝彦 |
9 | 7 | 15 | タイセイプランセス | 牝3 | 55 | 石橋脩 | 1.44.1 | クビ | 15-15 | 34.3 | 8 | (美)池上昌和 |
10 | 1 | 1 | ルージュソリテール | 牝3 | 55 | 横山武史 | 1.44.1 | 頭 | 03-03 | 35.3 | 4 | (栗)藤原英昭 |
11 | 2 | 4 | フェアリーライク | 牝3 | 55 | 武豊 | 1.44.4 | 1 3/4 | 11-11 | 35.0 | 9 | (栗)笹田和秀 |
12 | 7 | 13 | アイサンサン | 牝3 | 55 | 田山旺佑 | 1.44.6 | 3/4 | 01-01 | 36.1 | 14 | (栗)佐々木晶 |
13 | B4 | 8 | チェルビアット | 牝3 | 55 | ルメール | 1.44.7 | 3/4 | 13-14 | 35.1 | 2 | (栗)高野友和 |
14 | 8 | 16 | コンドゥイア | 牝3 | 55 | 鷲頭虎太 | 1.45.6 | 5 | 02-02 | 37.1 | 16 | (栗)井上智史 |
15 | 8 | 17 | ランフォーヴァウ | 牝3 | 55 | 横山典弘 | 1.45.8 | 1 1/4 | 17-17 | 35.4 | 15 | (栗)福永祐一 |
16 | 4 | 7 | ミッキージュエリー | 牝3 | 55 | 岩田望来 | 1.46.3 | 3 | 03-03 | 37.5 | 6 | (栗)中内田充 |
17 | 2 | 3 | ダンツエラン | 牝3 | 55 | 団野大成 | 1.46.7 | 2 1/2 | 13-11 | 37.3 | 17 | (栗)本田優 |
返 | 5 | 9 | タガノアビー | 牝3 | 55 | 藤岡佑介 | *(栗)千田輝彦 |
少々後味の悪い結末に
さて、せっかくの出世重賞、秋華賞トライアルの【ローズS】だったが、既に皆様もご存知の通り、少々後味の悪い結末に。
というのも、端から見ても明らかに「危険」と思える騎乗を2人のトップジョッキーが行ったからだ。両者は過怠金を課せられている。
キング福永▶︎ 騎手にとって3万円は決して大きくないですよね。
競馬は、人馬無事であることが大前提だということを今一度、共有してほしいです。
モレイラ&岩田康誠に過怠金計3件…ローズSは斜行多発で後味の悪い結果に(東スポ競馬) – Yahoo!ニュース https://t.co/w22PKotrr2
— 競馬 キングスポーツ since1981 (@Kingnanews) September 14, 2025
特にモレイラ騎手は、左横にいた松山騎手のテレサを外に押し出す形になり、そのアオリを受けた川田騎手のカムニャックが、アワや落馬とも思える事態に。
川田騎手自身もインタビューでは怒りを隠そうとしなかった。それだけ危ない騎乗に思えたのだろう。
そのモレイラ騎手だが、実は前日の【チャレンジC】でも、下の画像の通り、結構際どい切れ込み方をしている。
結果的にオールナットを優勝に導いたので「ファインプレー」「神業」ということで話は終わっているが、、、
馬券を買う側も冷静に
このコラムは、あくまでもレースを振り返ることで明日の夢馬券の糧とすることが目的。
ジョッキーの騎乗がどうこうという部分を掘り下げるつもりはない。
一方で、真面目に、周りに迷惑をかけないように騎乗している騎手が、一部の騎手の際どい騎乗により危険にさらされるのは、ファンとして看過できない部分でもある。
私たち馬券を買う側は、もう一度
「ファインプレーとラフな騎乗は紙一重のケースもある」
ということを頭に入れた上で競馬を見なければいけないだろう。
例え、自分が応援する馬を勝利に導いてくれたとしても、馬券を獲らせてくれたとしても、仮にそれが「際どい騎乗」だった時は、必要以上に騎手を持ち上げないこと。むしろ、そんな時でも厳しい目を向けること。
そういう風潮を作っていくことで、少しでも抑止力にしたい。「万が一」があってからでは遅いのだから。
オークス馬は当然強いが
そんなローズSを制したのは【オークス】ウイナーのカムニャック。
大きな不利を受けながら、立て直して、末脚を爆発させた走力、精神力は並大抵ではない。
位置取りを問わないセンスも兼ね備えているだけに、コースも問わないだろう。
現状、少なくとも世代限定戦で凡走するイメージは浮かばない。まず【秋華賞】は勝ち負けになるはずだ。
ただ、カムニャックについては、これくらいはやるだろうと予想していた方も多いと思う。むしろ見逃してはいけないのは「2着テレサ(7番人気)」の激走だろう。
前走【柳川特別】で古馬2勝クラスを相手に勝利したほどの馬にしては「7番人気」の評価は意外。
ただ、その前走が逃げ切りだったこと、さらに2走前【スイートピーS】が6着敗戦だったことで「どうかな?」と思われた方が多かったのだと思う。
ただ、前走は逃げ切りとはいえ、2着に退けたミッキーゴールドは【若葉S】3着馬(あのジョバンニと0.2秒差)の強豪だし、2走前に関しても、上がり最速をマークしている。中身は極めて濃かった。
実は隠れた逸材だったのだ。
間違いなくもっといく!
さらにいえば、前走が「転厩初戦」名門・杉山晴厩舎としても手探りの部分があったようだ。
ただ今回は2戦目となり馬のことを把握。それだけに、厩舎をとしても力が入っていたようだしだからこそ、カムニャックほどとはいわずとも、不利を受けながらもしっかり2着に伸びて来られた。
2走前は後方から上がり最速の脚を使い、前走は逃げ切り、今度は好位から2着に。
どんな競馬もできる競馬センスも頼もしく、いかにも【秋華賞】向きの印象もある。
松山騎手&杉山晴厩舎の「デアリングタクトコンビ」が、再び大一番で輝きを放つ可能性は十分にある。
ちなみに、恐らくキングスポーツを応援してくださる皆様は「テレサテン馬券」で良い思いをされたとは思うが(笑)
🔥【ローズS】キング予想アンケート🔥
なんとテレサが10番枠!
“テレサ・テン”のサイン馬券か!?と話題沸騰中!!
「これは買いか?」それとも「消しか?」— 競馬 キングスポーツ since1981 (@Kingnanews) September 12, 2025
秋華賞など今週重賞の狙いもチェック
さぁ!!!
今週は「あなた」が
勝つ番だ👍