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ホーム勝負の明暗札幌記念 2020【回顧】勝ち馬に驚いた!次走への一言メモも!

札幌記念 2020【回顧】勝ち馬に驚いた!次走への一言メモも!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】札幌記念 2020 における勝負の明暗

2020年 8月23日(日) 2回札幌4日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
3歳以上・オープン・G2(定量) (国際)(特指) 芝 2000m 12頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
1 1 ノームコア 牝5 55 横山典弘 1.59.4   06-06-07-05 34.5 2 3.7 468 +2 (美)萩原清
2 2 ペルシアンナイト 牡6 57 大野拓弥 1.59.6 1 09-09-09-07 34.5 6 20.6 500 0 (栗)池江泰寿
5 6 ラッキーライラック 牝5 55 M.デム 1.59.8 1 1/2 02-02-02-02 35.5 1 1.9 524 0 (栗)松永幹夫
7 10 ポンデザール 牝5 55 ルメール 2.00.0 1 1/4 07-06-06-05 35.3 3 8.9 500 +8 *(美)堀宣行
7 9 イェッツト 牡5 57 横山武史 2.00.0 クビ 11-11-11-11 34.5 10 33.0 482 +4 (美)金成貴史
3 3 トーセンスーリヤ 牡5 57 横山和生 2.00.3 1 3/4 03-05-04-04 35.7 5 15.9 480 -4 (美)小野次郎
6 8 カウディーリョ 牡4 57 藤岡佑介 2.00.3 クビ 05-03-02-03 35.9 9 30.7 450 0 *(美)堀宣行
8 12 トーラスジェミニ 牡4 57 木幡育也 2.00.4  1/2 01-01-01-01 36.2 8 30.4 476 -2 (美)小桧山悟
6 7 ブラックホール 牡3 54 石川裕紀 2.00.4 08-08-07-07 35.5 4 13.0 444 +20 (美)相沢郁
10 8 11 アドマイヤジャスタ 牡4 57 吉田隼人 2.00.6 1 1/4 10-10-09-10 35.4 7 20.6 508 -2 (栗)須貝尚介
11 4 4 ドレッドノータス セ7 57 坂井瑠星 2.00.7  3/4 03-03-04-07 36.2 11 81.2 458 -2 (栗)矢作芳人
12 5 5 ルミナスウォリアー 牡9 57 川島信二 2.01.4 4 11-11-11-12 36.0 12 186.4 476 +2 (栗)新谷功一

 

レースを振り返って感じることは唯一つ

ノームコアの強さが際立っていた

これに尽きるのではないだろうか。

 

もちろん、抜群の実績を誇る馬ではある。

昨年のG1【ヴィクトリアマイル】を制しているし、今年のG1でも好走を続けた。

走力そのものは、1番人気ラッキーライラックにヒケをとらない。

 

一方で、懸念材料もハッキリしていた。気性面だ。

何と言っても、今回は得意のマイルではなく中距離戦だ。

そのあたりは、レース後に鞍上が残した

無観客競馬のおかげか、いつもより落ち着いていたので

というコメントから、鞍上自身も気にしていたことがわかる。

だが、終わってみれば、そういった雰囲気を全く感じさせなかったのだ。

 

決して速い流れではなかったが

仮にマイルに近いような速い流れだったら、折り合いやすいだろう。

だが、今回は前半1000Mの通過が60.3。

G1馬も出走するG2レースとしては、決して速くはない。

だが、そういった流れを全く問題にせず、落ち着いての道中追走&突き抜けた。

 

もちろん、レース後に鞍上が語っていた「無観客競馬のおかげか・・・」という部分もあるだろう。

だが、それだけではないだろう。

シンプルに成長!

5歳馬ながら、ノームコア自身が心身両面で進化していると考えるのが正解ではないか。

 

そういえば、この馬の姉にハピネスダンサーという馬がいた。

4歳時は条件クラスにとどまっていたが、5歳になって重賞に立て続けに出走!

掲示板圏内にも食い込む活躍をした。

晩成の血統なのかもしれない。

 

妹の最大のライバルに!?

ノームコアの妹といえば!ご存知クロノジェネシス。

【宝塚記念】を制した、現役最強クラスの1頭だ!

 

詳しい秋のローテーションはわからないが、どの路線にいくにせよ、主役としてレースに参戦することになるだろう。

そんなクロノジェネシスの前に立ちふさがるのが!ノームコアかも。

元々の走力に精神力が加わり、実際にG2を制した今なら、どの馬が相手でも、良い走りができるに違いない。

最強の姉妹対決!

なんだか、秋競馬が楽しみになってきたじゃないか!

 

ラッキーライラックはどうした?

一方で、断然の1番人気に推されながら、全く弾けることなく3着に終わったラッキーライラック。

一体、何があったのだろう?

展開も、決して悪くなかったとは思うが・・・

ラッキーライラックについては、この後の「一言メモ」で触れてみたい。

もちろん、ラッキー以外にも気になった1頭をピックアップ!

 

キングスポーツ流「次走へ向けての一言メモ」

ここからは「私の独り言」だととらえていただきたい。笑

今後へ向けて、気がついたことをメモ帳に走り書きしているようなイメージ。

せっかくなので、それを皆様と共有してみようかと考えた。

上でも記した通り、今回はラッキーライラック&1頭をピックアップ!

1頭につき数行程度だが、気になる方は頭にとどめておいてほしい。

 

3着・ラッキーライラック

まさかの3着敗戦。一体どうしたか?

レース後、鞍上は次のように語っている。

「状態はとても良く、スタートも出ました。ペースが遅くなると嫌なので、あの位置につけて行きましたが、最後は思ったよりも伸びませんでした」

鞍上の言うこともわかるが、個人的な印象を書かせてもらうなら

状態面は本当に良かったのかな?

ということになる。

 

実は、芝コースで行われた最終追いで、素晴らしい時計を叩き出していた。

そのタイムを評価した方は多かったと思うが、一方、1週前までの動きは決して良くなかった。

恐らく、だからこそ意識的に(状態を上げるために)好時計を出させた面があったのではないだろうか。

 

そもそも、ラッキーライラックほどの馬が、夏競馬にムキになることもない。

ここを使われて、状態は上向くだろう。

秋競馬では以前と同様のラッキーライラック

という評価で良いとみる。

 

7着・カウディーリョ

決して速くはないペースの中、好位で走りながら失速。

これだけ聞くと「厳しい内容じゃないか?」と思われるだろう。

だが、必ずしもそうではない。

というのも、すぐ近くにラッキーライラックがいたから。

結果的にラッキーは失速したが、とはいえ周囲は「一番強い馬」としてをマークしていたはず。

ライバルをマーク、あるいは意識しながら走るということは、必然的に自分のリズムでは走れないということにつながる。

ラッキーのすぐ近くにいたこの馬は

最も自分のリズムで走れなかった馬

かもしれない。

だから次、もう一度走りを見てみたい。

そういった意味も込めて!

未来の主役に指名しておきたい。

 

レースを見逃した方はこちらからどうぞ

【札幌記念 2020】のレース後の関係者のコメント

1着 ノームコア(横山典弘騎手)
「無観客競馬のおかげか、いつもより落ち着いていたので、良い返し馬ができました。調子の良さもダイレクトに伝わってきて、自信を持って乗りました。スタートが遅い時と、折り合いが難しい時があるので、そこだけ注意して、後は思った通りの競馬でした。4コーナー手前まで上手く運ぶことができ、追い出してからはすごい動きでした。いつも頑張ってくれますが、またこの秋も頑張ってもらいたいです」

2着 ペルシアンナイト(大野拓弥騎手)
「この枠は良く、レースをイメージしやすい枠でした。リズム重視で行きました。道中は尻上がりにリズムが良くなり、スムーズに流れに乗れました。最後はしっかり反応してくれました」

3着 ラッキーライラック(M.デムーロ騎手)
「状態はとても良く、スタートも出ました。ペースが遅くなると嫌なので、あの位置につけて行きましたが、最後は思ったよりも伸びませんでした」

4着 ポンデザール(C.ルメール騎手)
「良い状態ですごく良い競馬をしました。この距離は忙しく、長い方が良いのですが、このメンバーでラッキーライラックに1馬身1/4差ですから、よく頑張ったと思います」

5着 イェッツト(横山武史騎手)
「レースでしたいと思っていたことはできました。どんなレースでも終いを活かすことを考えて、インコースにこだわって行きました。格上挑戦でしたから、自己条件なら勝てると思いますし、重賞でもやれる馬です」

10着 アドマイヤジャスタ(吉田隼人騎手)
「前走は外をまくって勝ちましたが、今日は外枠でしたし、内に入りづらかったです。もう少し内の枠からレースができたら良かったと思います。前走は54kgで今日は57kgの負担重量でしたし、切れ負けしたところがありました」

(via ラジオNIKKEI 

 

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