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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】スプリングS 2025 など ⇒明日の大物は誰だ?注目の未来の主役を「2頭」ピックアップ!

【先週の重賞回顧】スプリングS 2025 など ⇒明日の大物は誰だ?注目の未来の主役を「2頭」ピックアップ!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

スプリングS 2025 の回顧&未来の主役

2025年 3月16日(日) 2回中山6日 天候 : 小雨 馬場状態 : 重
【11R】 第74回スプリングS
3歳・オープン・G2(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 1800m 12頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
7 9 ピコチャンブラック 牡3 57 石橋脩 1.51.5 03-03-01-01 38.1 2 (美)上原佑紀
7 10 フクノブルーレイク 牡3 57 松岡正海 1.51.5 クビ 09-09-05-03 37.6 7 (美)竹内正洋
6 7 キングスコール 牡3 57 藤岡佑介 1.51.8 1 3/4 08-08-03-03 38.1 1 (栗)矢作芳人
6 8 マテンロウバローズ 牡3 57 横山典弘 1.51.9 クビ 06-05-07-08 37.8 4 (栗)昆貢
8 12 スワローシチー 牡3 57 田辺裕信 1.52.0  3/4 12-12-10-08 37.5 8 (美)相沢郁
8 11 スナークピカソ 牡3 57 菅原明良 1.52.1 クビ 05-05-07-08 38.0 11 (栗)高橋一哉
5 5 レーヴブリリアント 牡3 57 ルメール 1.52.1 クビ 11-11-12-12 37.4 5 (美)田中博康
5 6 ジェットマグナム 牡3 57 津村明秀 1.52.1 ハナ 06-07-07-07 38.0 6 (栗)安達昭夫
4 4 ニホンピロデヴィン 牡3 57 小沢大仁 1.52.2  1/2 03-03-05-06 38.4 10 (栗)緒方努
10 1 1 ダノンセンチュリー 牡3 57 戸崎圭太 1.52.3  1/2 01-01-02-02 38.9 3 (美)萩原清
11 2 2 ローレルオーブ 牡3 57 原優介 1.52.4  3/4 09-09-10-11 37.9 12 (栗)杉山佳明
12 3 3 クモヒトツナイ 牡3 57 横山和生 1.54.0 10 02-02-03-03 40.3 9 (美)堀内岳志

ありがとう!ピコチャンブラック

当初、断然の1番人気候補だと言われていたデンクマールが、レース1週前の段階で出走回避を表明。

そのため、一応の上位人気候補として「押し出された4強」がいたものの【スプリングS】史上でも屈指の大混戦となった。

だが、そのおかげで、少頭数のレースであっても「どの馬で単勝勝負するか?どの馬を軸にする?」と悩まれた競馬ファンは本当に多かったと思う。

同時に、私たち予想家にとって、腕の見せどころができたレースになったから、ある意味では感謝すべき状況が訪れたのだ。

そして、そこでキッチリ結果を出した。単勝1点に指名してピコチャンブラックがしっかりと優勝をしてくれた。

前日(土)の勝負レースで、同じ3歳戦の【アネモネS】に続き結果を出したことで、改めてキングスポーツの「覚悟の勝負」そして「実力&勢い」を強く感じてくださった方も多いだろう。

これから始まる本格的なG1シーズン、ぜひ、私たちにお任せいただきたい。

 

「将来」をイメージしたい

ということで、以下、先週の成績詳細だ。

ピコチャンブラックをどうして中心視したか?

有料会員様に実際にご提供した解説文も載せているから、参考までにチェックしてみてほしい。

 

そんな結果自慢はさておき(笑)

【スプリングS】は3歳重賞だから、細かいレースの振り返りよりも、大事なのは各馬のこれから。

「今後、ビッグレースで戦っていけそうな大物候補はいたのか?」

という部分をご紹介することが何より重賞だと考えた。

 

勝ち馬に期待するのは大前提として!その他に2頭。彼らを未来の主役としてご紹介しよう。

 

想像以上の大器かも

まずは「3着⇒キングスコール」

新馬勝ち以来、約8ヶ月ぶりの実戦だったにもかかわらず、1番人気に推される馬だけに、やはりただものではない。

結果的には3着だが、2コーナから3コーナーにかけて8番手から3番手へと一気に位置を押し上げるタフな競馬にチャレンジ。

休み明けだということは、単に仕上がりだけではなく、レース勘的な部分で難しい面もある(ましてやデビュー2戦目)

それでいながらのタフな競馬だけに、正直に申し上げて、直線で最後まで脚が伸ばせるのかと半信半疑だったが、しっかり3着でゴール。想像以上の大器かもしれない。

大器!キングスコール(画像は新馬戦時)

だからこそ、結果的には皐月賞の優先出走権をギリギリで獲得したとはいえ、本番でも侮れないと思う。

キレよりも、タフさだったり息の長い脚が身上だと思えるから、皆が本気で勝ちに行く「大きなレース」ほど力を発揮できるのではないか。

まずは、久々激走の反動が出ないことを祈っている。

 

正直、もったいなかった

そしてもう1頭は、私たちの予告の☆穴馬でもあった5着スワローシチーだ。

率直に言って「もったいない競馬」だったように思う。

タフなレース展開も、馬場状態も、この馬には歓迎だった。

唯一、スタートで立ち遅れなければ、、、

その分、終始、外々を回ることになってしまった。直線でも良い手応えであがってきながら、最後は脚色が一緒になってしまったが、これは距離ロスの分だと思う。

 

ちなみに、田辺騎手はレース後に「前半のポジション取り争いに参加出来ませんでした」という趣旨のコメントを残している。

勝ち馬あたりと比べると、かなり距離を走っていたように感じたし、スタートがきまって、それなりに良い位置がとれていてば、馬券圏内まで絡んだ可能性は高かったとみる。

私たちが期待した通り、あるいはそれ以上に今後への期待を感じさせてくれた。

さて、ローテはどうなる?できれば、東京よりも中山向きだと思うが、中1週のタイトなローテで激走したため、少し休みをとるだろう。

となると夏競馬か?できれば福島あたりでしっかり賞金を稼いでもらい【セントライト記念】出走にこぎつけてほしい。その時は、ぜひもう一度期待させてもらおうじゃないか!

金鯱賞 2025 の回顧&未来の主役

2025年 3月16日(日) 2回中京2日 天候 : 小雨 馬場状態 : 重
【11R】 第61回東海テレビ杯金鯱賞
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝 2000m 10頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
6 6 クイーンズウォーク 牝4 55 川田将雅 2.01.3 03-03-03-03 36.3 4 *(栗)中内田充
2 2 ホウオウビスケッツ 牡5 57 岩田康誠 2.01.3 ハナ 02-02-02-02 36.8 1 (美)奥村武
B4 4 キングズパレス 牡6 57 池添謙一 2.01.6 2 10-10-09-07 36.0 6 (美)戸田博文
5 5 デシエルト 牡6 57 武豊 2.01.7  1/2 01-01-01-01 39.0 2 (栗)安田翔伍
7 7 ディープモンスター 牡7 57 松山弘平 2.01.9 1 06-06-04-04 36.8 9 (栗)池江泰寿
7 8 プログノーシス 牡7 58 西村淳也 2.02.3 2 1/2 09-09-09-07 36.8 3 *(栗)中内田充
8 10 マイネルモーント 牡5 57 丹内祐次 2.02.6 1 1/2 04-04-07-07 37.1 8 (美)高木登
3 3 ライラック 牝6 55 石川裕紀 2.03.1 3 05-04-04-05 37.8 7 (美)相沢郁
8 9 ラヴェル 牝5 55 北村友一 2.03.6 3 07-07-06-05 38.3 5 (栗)矢作芳人
10 1 1 アスクドゥポルテ 牡5 57 岩田望来 2.04.7 7 07-07-07-07 39.2 10 (栗)梅田智之

 

これが乗り替わりの難しさか

今回の【金鯱賞】を予想する上で、最大のポイントは「展開」だったように思う。

レース前の段階から「2強」と言われた、1番人気ホウオウビスケッツと2番人気デシエルト(彼ら2頭の馬連オッズは5倍)

ご存知の通り、彼らは共に逃げ馬。もちろん、一口に逃げ馬と言っても色々とタイプはあるが、ハイペースで飛ばすことで後続に脚を使わせ、逃げ切りを図るのはデシエルト。

それに対し、飛ばすというよりは、マイペースで淡々といきたいのがホウオウビウケッツ。

だからこそ、デシエルトの単騎先頭は確実。

また、想定された道悪(実際に重馬場だった)も、デシエルトは得意とするだけに(芝初勝利は、稍重の若葉Sだった)まず、押し切りは堅いだろう。

私たちはそんな見方をしていた。

だが!レースをご覧の通り、初騎乗の武豊騎手が、折り合えずにもっていかれてしまった。

いくらハイペースに持ち込みたいタイプとはいえ、限度がある。むしろ直線ではよく粘ったとさえ思える4着だった。

敗因といえば、折り合いにつきる訳だが、なぜそうなったか?強いて言えば、乗り替わりの初騎乗だったことくらいしか思いつかないのだ。

何事もメリットデメリットはあるものだが、競馬の基本でもある「初騎乗の難しさ」(逆に言えば乗り続けることの強み)を再確認させてもらえたことは、これからのG1シーズンに向けて、収穫と言えるかもしれない。

 

おめでとう!クイーンズウォーク

「デシエルトが崩れたならホウオウビウケッツで決まり!?」

かと思いきや、競馬はそんなに甘くはない。

優勝したのは4番人気の4歳牝馬、デシエルトとは対象的に、デビューから常に川田将雅騎手が乗り続けているクイーンズウォークだった。

昨年秋の【ローズS】以来となる、重賞通算3勝目。心から祝福を申し上げたい。

勝因については色々あるだろうが、シンプルにいえば、色々な面が、クイーンズウォークに向いたということだろう。

 

まずは川田将雅騎手。ここ中京芝2000Mの重賞において、驚愕の8連勝を達成!この舞台を彼以上に知っている男はいない。

実際に、常に鞍上が落ち着いているように見えた。

繊細な牝馬は鞍上の雰囲気を察知しやすいとも言われるだけに、大きな安心感を与えていたに違いない。

そして馬場状態。昨年の【ローズS】を勝った時も稍重の馬場だったが、とにかく力の要る馬場を得意とする。

 

クイーンズウォークが狙うべきレースは?

さらに展開だ。

冒頭でも触れた通り、デシエルトがかかってしまった。その影響でペースが上がり、上がりがかかるタフなレースに。

こうした展開も非常に得意とするのが、クイーンズウォークなのだ。


※参考までに・・・

中京コースはスパイラルカーブが採用されている。スパイラルカーブを簡単にいえば「コーナー入口がゆるく、コーナー出口がきつい」。
そのため、スピードに乗ってくる最終コーナーでは、どうしても外に振られがち。特に差し馬は、振られた先行馬の「さらに外へ」と振られることになる。当然、できるだけ皆が良い位置をとろうとして、仮に序盤がゆっくりでも、途中からペースがあがるケースが多い。その結果、瞬発力よりも、息の長い末脚が求められやすい。要するに、今回に限らず、クイーンズウォークのようなタイプは、中京コースにはドンピシャなのだ。


 

したがって、デシエルトやホウオウビウケッツといった面々を退けたという事実は評価されるべきだが、必要以上の高評価は、過大評価には気をつけたい。

今後のローテに注目

牡馬相手のG1での活躍には条件がつくだろう。

個人的には「息の長い脚」が最大の武器だと思うから、スローからの瞬発力勝負になりがちな東京よりも、途中からペースが一気に動きがちな阪神や中山の方が向くとみる。

【大阪杯】はさすがにローテ的にきついだろうが【宝塚記念】に出走なら(時期的に道悪になりそうな点も含め)期待が持てると思う。

今後に注目したい!

 

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