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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】秋華賞 2024 など ⇒歓喜の瞬間と共に、改めて感じた「大一番は展開を読み切ること」

【先週の重賞回顧】秋華賞 2024 など ⇒歓喜の瞬間と共に、改めて感じた「大一番は展開を読み切ること」

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

秋華賞 2024 の回顧&未来の主役

2024年10月13日(日) 5回京都4日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第29回秋華賞
3歳・オープン・G1(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝・内 2000m 15頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
3 5 チェルヴィニア 牝3 55 ルメール 1.57.1   08-08-08-07 34.2 1 (美)木村哲也
6 10 ボンドガール 牝3 55 武豊 1.57.4 1 3/4 12-12-13-13 34.1 5 (美)手塚貴久
8 14 ステレンボッシュ 牝3 55 戸崎圭太 1.57.5  1/2 10-10-11-10 34.3 2 (美)国枝栄
7 12 ラヴァンダ 牝3 55 岩田望来 1.57.6  3/4 03-04-04-04 34.9 13 (栗)中村直也
7 13 クリスマスパレード 牝3 55 石川裕紀 1.57.6 ハナ 02-02-02-02 35.8 8 (美)加藤士津
2 2 ミアネーロ 牝3 55 津村明秀 1.57.7 クビ 10-10-11-10 34.5 4 (美)林徹
3 4 タガノエルピーダ 牝3 55 団野大成 1.57.7 クビ 03-03-03-03 35.2 7 (栗)斉藤崇史
4 7 チルカーノ 牝3 55 鮫島克駿 1.57.9 1 1/2 13-12-13-14 34.5 12 (栗)高野友和
5 8 コガネノソラ 牝3 55 坂井瑠星 1.58.0 クビ 05-05-04-04 35.2 9 (美)菊沢隆徳
10 1 1 ホーエリート 牝3 55 北村友一 1.58.0 ハナ 08-09-09-10 34.9 14 (美)田島俊明
11 4 6 ラビットアイ 牝3 55 横山典弘 1.58.3 2 15-15-15-15 34.4 15 (栗)鈴木孝志
12 5 9 アドマイヤベル 牝3 55 横山武史 1.58.5 1 1/4 06-06-04-06 35.7 11 (美)加藤征弘
13 8 15 セキトバイースト 牝3 55 藤岡佑介 1.58.5 ハナ 01-01-01-01 38.1 10 (栗)四位洋文
14 6 11 ランスオブクイーン 牝3 55 松山弘平 1.58.6  1/2 06-06-07-07 35.7 6 (栗)奥村豊
15 2 3 クイーンズウォーク 牝3 55 川田将雅 1.59.6 6 14-14-09-07 36.5 3 (栗)中内田充

ありがとう!そしておめでとう

レース回顧の本来の役割は、私たちなりの見解でレースを振り返り、そこで得たものを「明日の夢馬券獲得に活かす」というものだ。

それを承知の上で、今回ばかりは、まずは的中報告をさせてほしい。

1週前から予告した5番人気☆ボンドガールを信じ抜いて大勝負!

彼女の2着激走により、馬連の厚め1点目で2,200円の配当を射止めることができた。

ありがとうボンドガール!直線で外から伸びてくる姿には、本当に痺れた!

そして馬券を的中された皆様には、心からの祝福の思いをお伝えしたい。

秋華賞週の結果報告

 

昨秋のG1で「12戦5勝」の実績に続く【秋華賞】の勝利で、改めてキングスポーツの大一番での強さをご理解いただけたと思う。

ただ、予想家の立場としては「勝った!良かった!」で全てを終わらせたくはない。

 

大事なものは「己の目と判断」

レースを終えた今、改めて痛感していることがある。

結局のところ、予想をする上で信じるべきは

「己の目と、己の判断」

これに尽きるということだ。

 

ご存知の方もいらっしゃるかもしれないが、実はボンドガール、最終追い(美浦坂路)での動きが「重かった」と見た方が多かったようで「調子が悪い」という噂が囁かれていたようだ。

いや、囁かれていたというより、そう見た人の数が非常に多かったようだ。たまたま目にしたスポーツ紙の記事などでも、概ね「本来のデキになさそう」といった趣旨のことが書かれていた。

だが、私たちの感じ方は真逆だった。夏から立て続けに実戦を使われてきた馬が、最終追いまで美浦坂路でしっかり追えたこと自体が体調の良さの証だし、動きに関しても道悪に脚をとられただけ。推進力自体は決して悪くはなかった。

そう確信していたから、周囲の声は全く気にならなかった。

そして、案の定ボンドガールは力を見せつけてくれた。

 

決して「絶対」はないが

お見事!ボンドガール

もちろん、今回ボンドガールが頑張ってくれたからといって、私たちの馬に対する見方が「常に絶対に正解」などと言うつもりはない。

似たようなシチュエーションで、負けたことだってもちろんある。

要するに、競馬に限った話ではないが、何事も、ちょっとした角度の違いで、全く違う見え方をすることがあるということ。

そして、人間というのは、自分の考えとは別に、声の大きさや数の多さに、ついつい引き寄せられるもの。

ただし「正解」は、多数決で決まるものではない!

私たちキングスポーツは1981年の創業以来、40年以上、業界の荒波に揉まれてきた。

同業者の多くが溺れていく中(失礼。笑)今でも泳ぎ続けられているのは、手前味噌になるが、そこに「唯一無二の実力」があるということだろうし、だからこそ、誰よりも多くの「正解」を出せてきたのだと思う。

私たち自身は、引き続き、誰にも惑わされることなく、己れの目と判断を信じ続けて走り続ける。

結論としては「どうか、皆様も私たちを信じ続けてほしい。これまで以上の歓喜の瞬間が皆様を待っている」

 

現代競馬は「大局観」の勝負だ!

長々と強気なことを書いてきたが(笑)
今回の【秋華賞】を通じての最大の収穫は「大一番は大局観を正確に見抜くことが勝負のカギ」だということを再認識できたことだ。

尚、今回の場合の大局観をさらに噛み砕くと「展開を正しく読み切る」ということ。

 

現代の日本競馬は、かつてないほどの能力拮抗の時代とも言われる。

先日の【京都大賞典】では、3ヶ月前に国内の頂点に立ったばかりのブローザホーンが最下位に沈むなんてこともあった。

今回の【秋華賞】もまさにそういったタイプのレースで、明らかにアーモンドアイやリバティアイランドのような歴史的な名牝候補はいない。

つまり能力以外の要素に糸口を見つけなくてはいけないが、例えば調教は、特に大一番の場合は皆がそれなりに仕上げてくるから、決定的な差にはならない。

それよりも「展開面」だ。

例えば「前が有利なのか」とか「後ろが有利なのか」とか。「瞬発力が求められるのか」とか「上がりがかかる勝負なのか」など色々ある。

 

菊花賞は「どう流れる?」

結論からいうと、今回は「後方待機の馬が瞬発力を活かせる流れになるレース」とみた。そこにハマったのがボンドガール。

終わってみれば、勝ち馬ステレンボッシュの力は少し抜けていた印象で、彼女に関しては、どういった展開でも勝ち負けになったような気がする。

しかし、ボンドガールの場合は、能力面もさることながら、やはり展開の後押しが大きかったように思う。

今回もそうだが、上位3頭のすべてが、展開が向いた馬、というケースばかりではない。

だが逆に、上位3頭すべてが「展開に恵まれなかった馬」というケースは、経験上ほとんどない。

少なくとも1頭以上は、恩恵を受ける馬が絡むケースが多いからこそ、展開読みが勝負を分けるのだ。

 

それでは、目の前に迫った大一番、キングスポーツが2年連続の的中に挑む【菊花賞】はどういった流のレースになるか?そして、どういったタイプの馬が浮上するのか?

ヒントは以下のコラムに記しておいた。

参考→菊花賞 2024 狙い

秋華賞で良い思いをした方も悔しい思いをした方も!しっかり目を通していただき、一緒に勝とうぜ!

 

府中牝馬S 2024 の回顧&未来の主役

2024年10月14日(祝) 4回東京4日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第72回アイルランドT府中牝馬S
3歳以上・オープン・G2(別定) (牝)(国際)(指定) 芝 1800m 15頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
3 5 ブレイディヴェーグ 牝4 57 ルメール 1.44.7    10-10-10 32.8 2 (美)宮田敬介
6 10 シンティレーション 牝5 55 戸崎圭太 1.44.9 1 1/4  12-11-12 32.8 10 (美)池上昌和
4 6 マスクトディーヴァ 牝4 56 川田将雅 1.45.0  1/2  09-08-09 33.3 1 (栗)辻野泰之
4 7 フィアスプライド 牝6 55 M.デム 1.45.1  3/4  07-05-05 33.6 4 (美)国枝栄
8 15 ルージュリナージュ 牝5 55 横山和生 1.45.2  3/4  14-13-14 32.9 11 (美)宗像義忠
5 9 フィールシンパシー 牝5 55 横山琉人 1.45.3  1/2  06-07-06 33.7 13 (美)小島茂之
2 2 アスコルティアーモ 牝4 55 津村明秀 1.45.4  1/2  10-11-10 33.5 8 (美)林徹
3 4 モリアーナ 牝4 55 岩田康誠 1.45.5 クビ  13-13-13 33.3 3 (美)武藤善則
B7 12 コンクシェル 牝4 55 岩田望来 1.45.5  01-01-01 34.9 7 (栗)清水久詞
10 2 3 ラリュエル 牝5 55 北村友一 1.45.5  03-03-03 34.2 15 (栗)矢作芳人
11 5 8 コスタボニータ 牝5 55 松山弘平 1.45.5 クビ  04-03-03 34.3 6 (栗)杉山佳明
12 6 11 セントカメリア 牝5 55 鮫島克駿 1.45.7 1 1/4  15-15-15 33.2 12 (栗)高野友和
13 8 14 ライラック 牝5 55 横山武史 1.45.7 クビ  07-08-06 34.1 9 (美)相沢郁
14 7 13 モズゴールドバレル 牝5 55 シュタル 1.46.0 1 1/2  02-02-02 34.9 14 (栗)藤岡健一
15 1 1 ハーパー 牝4 55 武豊 1.46.8 5  04-05-06 35.2 5 (栗)友道康夫

1&3着馬は「本物」

まず最初に言いたいことは

「1&3着馬(上位人気2頭)は、本物の強豪」

だということ。

私たちも射止めた2020年には「単勝人気ワースト3頭上位独占」というケースもあったが、とにかく【府中牝馬ステークス】というのは

「有力馬にとっては叩き台」

という位置付けなのだ。

近年は「叩き台」とはいっても、ある程度仕上げてレースに臨み、それなりの結果を出して本番へ、というケースも少なくはない。

とはいえ、それは牡馬の話。繊細な牝馬の場合は、極力余力残しで仕上げ、無理せずに叩き台を終えて、確実に本番へ向かうというケースが今でも目立つ。その典型が【府中牝馬ステークス】だ。

当然、実績的に一枚上の彼女たち2頭の陣営にも、そういった思惑は少なからずあったと思うが、それでいて順当に上位に絡んでくる。

その根底には「本物の実力」があるのだ。

この先、少なくとも牝馬同士の戦いなら、確実に国内の頂点を争い続ける存在になるだろう。注目だ。

 

こちらも文句なし!

一方、2着に激走したのは、私たちが予告の穴馬に指名していた10番人気の大穴☆シンティレーション。

上がり最速タイとなる32秒8の末脚で、マスクトディーヴァを交わしたシーンには衝撃を受けた方も多いだろう。とにかく、瞬発力自慢の馬なのだ。

実は【府中牝馬S】にはこんなデータが。近年の府中牝馬Sにおける、激走してきた「人気薄(すべて7番人気以下)」の傾向についてご紹介したい。

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23年⇒ライラック(3着/10人気)
G1秋華賞で(33秒9) 上がり2位
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22年⇒イズジョーノキセキ(1着/11人気)
前走の垂水Sで(33秒7)上がり最速
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21年⇒マルターズディオサ(3着/8人気)
前走の京成杯AH(33秒6) 上がり最速
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20年⇒サラキア(1着/7人気)
前走の小倉日経OP(34秒0)上がり最速
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20年⇒サムシングジャスト(3着/8人気)
2走前 初音S(34秒7)上がり最速
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このように、速い上がりを実戦でマークし、好走した経験のある馬に良績が集中している。【府中牝馬S】は、スローになりやすく、また馬場状態の良さからも、速い上がりタイムが求められる重賞。

そこにドンピシャでハマると判断し、指名したのが、瞬発力自慢のシンティレーションだった。

こういったお話をすると、中には「確かに素晴らしい脚だったけど、条件が向いた面が大きかったんじゃないの?」と考える方もいるかもしれない。

だが、冷静に考えてほしい。

重賞という大きな舞台で、条件が向いただけで、上がり32秒8の脚が使えるだろうか?

 

クラブ馬の5歳牝馬ということで引退の日は決して遠くはないが、今日の脚を見る限り、もっともっとやれそうな気がするのだが、、、惜しいが仕方ない。

引退までに、どのレースに出るにせよ、狙うべきだと思う。遅ればせながら、未来の主役に指名しておきたい。

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