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ホーム勝負の明暗【先週の重賞回顧】秋華賞 2025 など⇒「まさか!?」の大一番における「最大の収穫」とは?富士Sの解説も

【先週の重賞回顧】秋華賞 2025 など⇒「まさか!?」の大一番における「最大の収穫」とは?富士Sの解説も

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

秋華賞 2025 の回顧&未来の主役

2025年10月19日(日) 3回京都7日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第30回秋華賞
3歳・オープン・G1(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝・内 2000m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
6 11 エンブロイダリー 牝3 55 ルメール 1.58.3 06-06-02-02 35.2 2 (美)森一誠
5 10 エリカエクスプレス 牝3 55 武豊 1.58.4  1/2 01-01-01-01 35.4 5 *(栗)杉山晴紀
8 18 パラディレーヌ 牝3 55 丹内祐次 1.58.5  3/4 16-17-14-10 34.4 6 (栗)千田輝彦
2 3 ジョスラン 牝3 55 岩田望来 1.58.8 1 3/4 06-09-11-13 34.7 4 (美)鹿戸雄一
7 13 セナスタイル 牝3 55 岩田康誠 1.58.8 ハナ 15-13-14-14 34.6 3 (栗)安田翔伍
7 14 ビップデイジー 牝3 55 西村淳也 1.59.0  3/4 11-10-06-06 35.5 9 (栗)松下武士
4 7 クリノメイ 牝3 55 酒井学 1.59.0 クビ 11-14-14-15 34.7 17 (栗)須貝尚介
1 2 ルージュソリテール 牝3 55 北村友一 1.59.2 1 1/4 06-06-09-09 35.4 12 *(栗)藤原英昭
7 15 インヴォーグ 牝3 55 団野大成 1.59.2 ハナ 02-02-03-03 35.8 14 *(栗)福永祐一
10 5 9 マピュース 牝3 55 横山武史 1.59.2 11-10-09-10 35.3 10 (美)和田勇介
11 3 6 ケリフレッドアスク 牝3 55 西塚洸二 1.59.3  3/4 03-04-08-07 35.7 11 *(栗)藤原英昭
12 6 12 ヴーレヴー 牝3 55 菱田裕二 1.59.4 11-15-11-10 35.5 16 (栗)武幸四郎
13 8 16 ランフォーヴァウ 牝3 55 小崎綾也 1.59.6 1 1/2 17-16-17-15 35.1 18 *(栗)福永祐一
14 4 8 テレサ 牝3 55 松山弘平 1.59.8 1 06-06-06-07 36.2 8 *(栗)杉山晴紀
15 1 1 ダノンフェアレディ 牝3 55 坂井瑠星 2.00.0 1 1/4 03-02-03-03 36.7 7 (栗)橋口慎介
16 8 17 カムニャック 牝3 55 川田将雅 2.00.2 1 1/4 03-04-03-03 36.9 1 (栗)友道康夫
17 2 4 レーゼドラマ 牝3 55 藤岡佑介 2.02.1 大差 17-17-17-18 37.6 15 (栗)辻野泰之
18 3 5 ブラウンラチェット 牝3 55 池添謙一 2.07.0 大差 06-10-11-15 42.9 13 (美)手塚貴久

 

まさかのシーンが訪れた

「まさか!?」

ではないだろうか。

【オークス】、そして前走の【ローズS】と、圧倒的な力を見せつけてきたカムニャックが、1番人気を大きく裏切る形で16着に惨敗。

力はある。前走の不利の影響もなく仕上がりも抜群。さらに、後にご紹介するが(未来の主役の解説の際に)【秋華賞】は外枠に良績が残るレースでもある。

それほどの馬が、全く良いところなく終わった。

ただ、敗因は明白で、レース直前に、突然大きく入れ込みを見せた。ゲートでも頭を振っていた。

川田騎手は「止まり方が異常だったので、、、無事であってほしい」と、故障の可能性も示唆しているし、本当に怪我がないことを祈るばかり。

一方で、仮に怪我がなかったとしても、あれだけ消耗してしまえば、簡単なレースにはならなかったように思う。

 

これもまた競馬なのだ

もちろん、馬券を勝っている側からすれば残念だ。

だが、長年、予想家として様々なレースを目の当たりにしてきた立場からすれば、、、

「これも競馬」

ということかもしれない。

今回のように、G1という大一番において、明らかに能力的に抜けた馬が、大きく入れ込んで何もできずに終わる。

そんなケースは50回に一度か、100回に一度か、というレアケースだろう。

それでも、彼女たちは競馬ゲームのキャラクターではなく、生身の動物なのだ。急に気分を害することだってあるのだ。

それがたまたま今日だったということ。

 

「気分の持ち方」も予想で勝ち抜く大切な要素

その一方で

「50回に一度、100回に一度」

のレアケースを考慮してしまえば、もはやまともな予想にはならない。

気性面についての話をしだしたら、怪我だったり出遅れのことも、考えなくてはいけないのだから。

 

それだけに

「カムニャックの敗戦については全く考える必要がない!」

ここまで割り切って、気持ちを切り替えて良いと私は思う。

それよりも、この後にご紹介する「未来の主役」など、その他の要素を意識することに全力を使おうじゃないか。

「回顧のコラム」では、日頃から「明日の夢馬券獲得の糧」となる内容を皆様に共有しているが、それは何も展開がどうだった、騎乗がどうだった、という具体的なことばかりではない。

「すぐに気持ちを切り替え、翌週のレースにフラットな気持ちで挑む」

これも本当に大事なことだと思うし、それを再確認できたことを大きな収穫としようじゃないか!

さあ、元気に【菊花賞】で勝とうぜ笑

菊花賞 2025の狙い

 

未来の主役は「一択」

じゃあ、そんな【秋華賞】における未来の主役は?とにかく

「もったいなかったな」

と感じるのが、4着に入ったジョスランだ。

最初のコーナーを6番手で入ったのに、ポジション争いに負ける形で少しずつ後ろに下がり、最終コーナーでは13番手。

しかも、直線では思い切り前が壁になり、ラスト1ハロンあたりまでまともに追えない状況に、、、

よく、そこから4着まで追い上げたものだと、類まれなる瞬発力には衝撃を受けた。

(結果的に、ゴール前、父子(5着セナスタイルは岩田康誠騎手)で争う形になった点は、レース後の両者の会話なども想像して少々微笑ましかったが。笑)

さて、ここでひとつご覧いただきたいデータがある。

 

次こそ「真の姿」を!

このデータからもわかるように、どうしてもごちゃつきやすい分、1&2枠の馬がなかなか勝てないのが【秋華賞】

実際に、今回の掲示板圏内の5頭中、一桁の馬番はこの馬だけだったし、他の上位勢は概ねスムーズに立ち回れていた。

タラレバは禁物であることを承知の上で、力を出し切っていたらどうだったのか、気になるところ。

ぜひ、1日も早い「真の姿を見せてほしい」

未来の主役は、この馬で決まりだ!

富士S 2025 の回顧&未来の主役

2025年10月18日(土) 4回東京6日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第28回富士S
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝 1600m 14頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
7 11 ガイアフォース 牡6 57 横山武史 1.31.7      02-02 33.3 3 (栗)杉山晴紀
8 14 ジャンタルマンタル 牡4 59 川田将雅 1.31.8  1/2    02-03 33.3 1 (栗)高野友和
4 6 ソウルラッシュ 牡7 59 団野大成 1.32.1 1 3/4    05-05 33.4 4 (栗)池江泰寿
5 8 ジュンブロッサム 牡6 58 石川裕紀 1.32.1 クビ    12-11 32.8 9 (栗)友道康夫
B3 4 ウンブライル 牝5 55 ルメール 1.32.1 クビ    08-07 33.2 8 (美)木村哲也
6 9 キープカルム 牡4 57 坂井瑠星 1.32.3 1    08-09 33.3 6 (栗)中竹和也
8 13 ファーヴェント 牡4 57 佐々木大 1.32.5 1    05-05 33.7 10 (栗)藤原英昭
7 12 シャンパンカラー 牡5 58 戸崎圭太 1.32.5    14-13 33.1 7 (美)田中剛
2 2 ウォーターリヒト 牡4 57 菅原明良 1.32.5    13-13 33.0 5 (栗)石橋守
10 1 1 マジックサンズ 牡3 55 武豊 1.32.9 2 1/2    07-07 34.0 2 (栗)須貝尚介
11 5 7 ニシノスーベニア 牡6 57 大野拓弥 1.33.0  3/4    10-10 33.8 11 (美)上原博之
12 4 5 レイベリング 牡5 57 津村明秀 1.33.1  1/2    04-03 34.6 13 (美)鹿戸雄一
13 6 10 グリューネグリーン 牡5 57 石橋脩 1.33.2  1/2    01-01 34.9 12 (美)相沢郁
14 3 3 シャイニーロック 牡9 57 山本聡哉 1.33.9 4    10-11 34.6 14 [地]佐々木由

ハイレベル!富士S

一昨年、このレースで優勝した牝馬のナミュールだ、続くG1の【マイルCS】も制した。

私たちにG1勝利を届けてくれた藤岡康太騎手の勇姿は、生涯忘れることはないだろうが、そのナミュールを筆頭に、近年は【富士S】の好走馬たちの【マイルCS】での活躍が目立っていた。

そういえば、昨年の【マイルCS】優勝馬ソウルラッシュも、ここでの2着好走で勢いに乗り本番に臨んだ。

広く、直線も長い、東京マイルという舞台は、本当に力のある馬でなければ好走ができない。

だからこそ、既に実績のある馬にとっては、大一番に向けての調整として最適だろうし、今後の飛躍を狙う馬にとっては「力試し」にちょうどいい。

 

そんなこともあり、今年も好メンバーが集まったが、、、

何と【安田記念】の1~3着馬が、上位独占(着順の違いこそあれど)

存分に強さを見せるける格好となった。

 

上位2頭の比較をしたい

何事もなければ、今年の【マイルCS】も【富士S】上位組が中心になるだろう。

それはともかく、レース回顧をする立場からすると、なかなか困った状況。

というのも、強い馬が順当に結果を出すのは、ある意味では当たり前だからだ(苦笑)

そこで、無い知恵を振り絞り、唯一、巷での見解と私の感覚が異なりそうな、上位2頭についての比較を共有しておきたい。

 

強い!ガイアフォース

まず、仕上げに関しては、ともに本番へ向けての叩き台仕様ということで「五分」とみたい。

その上で、安田記念ウイナー・ジャンタルマンタルは、2キロ重い斤量を背負いながら半馬身差でまとめているから「一枚上だな」と考える人は多いだろう。

一方で、展開的に有利だったのは、ガイアフォースを常に目標にする形で走れたジャンタルマンタルだったはずだ。

川田騎手からは「いつ前をとらえようか!?」といった雰囲気が感じられた。

そんな中で、ガイアフォースは追いつかせなかった。

そう考えれば、競馬ファンの多くがイメージするほどは、ジャンタルマンタルとガイアフォースの間の能力差は大きくない、これが私の考え方。

両者がそのまま【マイルCS】に出てくるかはわからないが、もしそうなったら、ここで記した内容が参考になれば幸いだ。

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