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ホーム勝負の明暗東海ステークス 2022【回顧】馬は変わる!先入観にとらわれるな!

東海ステークス 2022【回顧】馬は変わる!先入観にとらわれるな!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】東海ステークス 2022 における勝負の明暗

2022年 1月23日(日) 1回中京8日 天候 : 小雨 馬場状態 : 良
【11R】 第39回東海テレビ杯東海S
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) ダート 1800m 16頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
B3 5 スワーヴアラミス 牡7 56 松田大作 1.51.7 10-10-07-08 37.2 7 15.7 492 +6 (栗)須貝尚介
6 11 オーヴェルニュ 牡6 57 団野大成 1.51.8  1/2 04-04-04-02 37.7 1 3.4 482 +4 (栗)西村真幸
7 13 ブルベアイリーデ 牡6 56 M.デム 1.52.0 1 1/4 11-11-07-07 37.5 3 6.2 498 +6 (栗)杉山晴紀
B8 15 サンライズホープ 牡5 56 幸英明 1.52.0 02-03-03-02 38.0 2 3.7 552 -2 *(栗)羽月友彦
4 8 カデナ 牡8 56 和田竜二 1.52.2 1 14-14-12-11 37.2 12 52.0 494 +16 (栗)中竹和也
B8 16 プリティーチャンス 牝5 54 柴山雄一 1.52.4 1 1/2 15-15-15-14 37.2 13 59.4 470 +2 (栗)野中賢二
5 10 ゲンパチルシファー 牡6 56 川島信二 1.52.6 1 08-06-05-05 38.3 11 48.2 528 -16 (栗)佐々木晶
5 9 ケンシンコウ 牡5 56 丸山元気 1.52.6 ハナ 12-12-10-10 37.8 10 41.5 504 +10 (美)小西一男
2 4 デュードヴァン 牡5 56 松山弘平 1.52.6 クビ 04-04-05-05 38.3 5 11.5 478 -2 (栗)池添学
10 B1 2 グレートタイム 牡7 56 岩田望来 1.52.7  3/4 06-06-10-11 37.9 6 11.8 486 +2 (栗)藤原英昭
11 3 6 ミヤジコクオウ 牡5 56 武豊 1.52.9 1 08-06-07-08 38.5 14 71.3 512 +4 (栗)川村禎彦
12 1 1 スマッシャー 牡4 55 坂井瑠星 1.53.0 クビ 06-09-13-14 37.9 8 18.4 484 +8 (栗)吉岡辰弥
13 2 3 アイオライト 牡5 56 菱田裕二 1.53.5 3 1/2 01-01-01-01 39.7 4 9.0 494 +4 (美)武藤善則
14 B4 7 ハヤヤッコ 牡6 56 池添謙一 1.53.8 1 3/4 15-15-13-11 38.7 9 30.6 498 +4 (美)国枝栄
15 B6 12 イッツクール 牡6 56 酒井学 1.54.9 7 02-02-02-02 41.0 15 239.2 484 -12 (栗)武英智
16 7 14 シャイニービーム 牡10 56 加藤祥太 1.56.6 10 12-12-15-16 41.3 16 362.9 478 +14 *(栗)羽月友彦

 

おめでとう!スワーヴアラミス

「飛び抜けた主役が不在」

レース前からこうした評判の一戦だっただけに「何かが起こるかも?」と予感された方もいたと思うが、案の定、優勝したのは7番人気の伏兵・スワーヴアラミスだった。

スワーヴアラミスにとっては、自身3度目の重賞勝ち。

また、鞍上の松田大作騎手にとっては、重賞4勝目であると同時に、初めてのG2制覇になった。

昨夏も、この両者でG3の【エルムS】を勝っているが、何度もコンビを組んできた「相棒」!(今回が15回目のコンビ

それだけに、両者、そして関係者にとっては思い入れの深い勝利になったと思う。

外国人騎手など、実績上位の騎手への乗り替わりは当たり前の昨今、(失礼ながら)あまり目立った実績のないベテランが、相棒と共に歓喜する姿を目にすると、何だかグッとくる。

本当におめでとう!

 

好調教馬&軸馬!激走に感謝!

そして、スワーヴアラミスは、私たちのとっての「イチオシ好調教馬」であり、3連複勝負の軸馬でもあった。

残念ながら、2&3着馬が人気サイドだったため、配当的には目立ったものとはならなかったが、7番人気の伏兵を軸馬に、そして好調教馬に指名できたことで

「穴のキングスポーツ」

の実力の一端をお見せできたと思うし、先に繋がる内容だったように思う。

引き続き、ご期待していただけると幸いだ。

参考⇒スワーヴアラミスを公開したYouTube(キング予想TV)

 

さて、言うまでもないことかもしれないが、好調教馬というだけではなく「軸」に指名したのだから、単に状態が良いという部分を超えた「魅力」を感じていたのだ。

では、ポイントはどこにあったのか?お話していきたいと思う。

 

どういったイメージの馬なのか?

ところで、皆様の中でスワーヴアラミスとはどういったイメージの馬だろう?

恐らく、過去の戦績から、こんな感じの方が大半ではないだろうか。

「先行力は魅力だけど、ズブい面が否めない。切れるタイプでもないし、粘り込めるような展開にならないと辛い」

力はあっても、展開次第という馬は、馬券を買う側にとっては難しい。

だからこそ、前走G1【チャンピオンズC】(8着)で、今回の1番人気馬オーヴェルニュと0.2秒差で走っているにもかかわらず、7番人気にとどまったのだと思う。

しかし!ここで声を大にして申し上げたいのは

馬は変わる!先入観にとらわれるな

ということ。

 

前走の本当のポイントは着順ではなかった

実は、スワーヴアラミスにとっての前走の最大のポイントは、着順ではなく「内容」だった。

というのも、前走のレース中、これまでは物足りいと思われた「キレ味」を炸裂させている!

そのあたりを、私たちは実際に会員様にご提供した解説の中で記した。

該当部分の一部抜粋にはなるが、ご紹介してみたい。

(略)
しかし、前走【チャンピオンズカップ】での走りは、これまでのズブいイメージを払拭するもの!
出遅れたことで不慣れな後方からの位置取りとなっただけに、厳しいレースが予想されたが、何と直線では鞍上の仕掛けにしっかりと反応して内から伸びた!
だからこそ、難しい流れでも4角13番手からオーヴェルニュらとは差のない8着まで追い上げることができたのだ。恐らく!以前のズブいスワーヴアラミスのままなら後方のまま、見せ場がなく沈んでいただろう。一皮剥けた印象を受けた!!

そして!前走の直線で見せた反応の鋭さを再現したかのような動きが、栗東坂路での最終追いで見られたのだ。
時計自体は52秒7⇒12秒6と特別速い訳ではないが、仕掛けに対する反応が非常に速かった!この動きから、前走の走りが決してフロックではなく「本物」だったのだと確信する!!馬体のハリなどから体調自体も非常に良さそうだ!

今回のゴール前で見せた脚は、まさに私たちのイメージそのものだった!

 

馬はいきなり変わる!先入観にとらわれるな!

今回の結果から、私たち自身も

馬は変わる!先入観にとわられるな

ということを勉強させられたような気がする。

先入観にとらわれるな!

スワーヴアラミスのような高齢馬であっても、成長の余地を残しているのだという点は常に意識したい。

それと同時に、改めて「競馬は内容」だということ。

着順、着差は馬をはかる物差しとしてはもちろん重要だ。しかし、そこだけを見ていたら、馬の本質や成長には気づけない。

皆様も、毎週の全レースの全馬をチェックするのは無理にせよ、週に2~3本しかない重賞だけなら、チェックすることはできるだろう。

きっとそこには、明日の夢馬券獲得のチャンスが落ちている!

キッチリと拾っていこうじゃないか!

 

今回「内容」が良かった馬は?

では最後に1頭、今回のレースにおいて、結果よりも「内容」を高く評価したいと感じた「第2のスワーヴアラミス候補」の馬をお伝えしておきたい。

4着サンライズホープ

2番人気ながら4着だから、馬券を勝っていた方や関係者にとっては物足りなく思えたかもしれない。

だが、レース後の幸騎手のコメントには、明日への期待が詰まっている。

「惜しいところまで来ています。2着馬と併せる形になって、前回はやめるようなところを見せましたが、今日はそのような面は見せませんでした。力があるので、次に期待です」

全く同感で、前走時には見られなかった「闘志」が感じられた。

恐らく、前走G1での苦しい経験を糧に、精神的に一皮むけたのかもしれない。

元々、重賞勝ちがあるように、走力は十分備えているのだ。
今日は万全の仕上げという雰囲気でもなかったし、精神力が加わった今なら、次走以降、大きく羽ばたくような予感がする。

もちろん、未来の主役に指名。覚えておいてほしい!

 

レースを見逃した方はコチラ

 

【東海ステークス 2021】のレース後の関係者のコメント

レース後のコメント
1着 スワーヴアラミス(松田大作騎手)
「去年の夏くらいから、一戦一戦成長しているとすごく感じていました。僕にとっても初めてのGII勝ちなので、この馬と一緒に達成できてすごく嬉しいです。本当はもう少し前に行きたかったのですが、行けなかったです。ただ以前は砂を被ると進んでいきにくいところがあったのですが、前走くらいから砂を被っても大丈夫になって、最後は『頼む、伸びてくれ』と必死になって追っていました。こういう形のレースが出来たのは収穫でした。成長してきてくれて嬉しいです」

2着 オーヴェルニュ(団野大成騎手)
「思っていたのとは違う形で直線まで来ましたが、それでもとてもスムーズでした。最後もアイオライトがふくれた分、内がぽっかり空いて、スムーズに追い出して、結果としては良いレースは出来ました。直線もサンライズホープを振り切った時点で勝てると思いました。あれだけ良い脚で来られると抵抗する間もなしという感じでした。力は示してくれました。あと少しでした」

3着 ブルベアイリーデ(M.デムーロ騎手)
「流れも馬の状態も良かったです。人気馬は前で楽に運んでいたので、捕まえにいくために早めに脚を使いました。4コーナーも動いて、直線を向いたら馬が一生懸命で、手前を替えませんでした。その分最後バテてしまいました」

4着 サンライズホープ(幸英明騎手)
「惜しいところまで来ています。2着馬と併せる形になって、前回はやめるようなところを見せましたが、今日はそのような面は見せませんでした。力があるので、次に期待です」

5着 カデナ(和田竜二騎手)
「ダートでしたが、後ろでリズム良く運ぶことが出来ました。楽しみです」

7着 ゲンパチルシファー(川島信二騎手)
「いつも通りの良い位置で運べました。オープンで戦って力をつけてくれれば良いですね」

13着 アイオライト(菱田裕二騎手)
「今日は前回ほどゆったり逃げることが出来ませんでした。力は十分あるので、次に期待です」

(via ラジオNIあKKEI 

 

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