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ヴィクトリアマイル 2022【回顧】大事なのは「信じる事、貫く事」

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】ヴィクトリアマイル 2022 における勝負の明暗

2022年 5月15日(日) 2回東京8日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第17回ヴィクトリアマイル
4歳以上・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定) 芝 1600m 18頭立

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 単勝 体重 ± 調教師
3 5 ソダシ 牝4 55 吉田隼人 1.32.2      04-04 33.4 4 5.7 476 0 (栗)須貝尚介
6 11 ファインルージュ 牝4 55 ルメール 1.32.5 2    06-06 33.4 3 5.4 500 -10 (美)木村哲也
4 7 レシステンシア 牝5 55 横山武史 1.32.5 クビ    02-02 34.1 6 12.8 510 -6 (栗)松下武士
B5 10 ローザノワール 牝6 55 田中勝春 1.32.5 ハナ    01-01 34.5 18 194.8 468 -6 (栗)西園正都
1 2 ソングライン 牝4 55 池添謙一 1.32.5 ハナ    09-08 33.2 2 5.4 486   (美)林徹
1 1 デアリングタクト 牝5 55 松山弘平 1.32.7 1 1/4    06-06 33.6 5 8.4 486 +22 *(栗)杉山晴紀
5 9 アブレイズ 牝5 55 菅原明良 1.32.8 クビ    15-15 32.9 17 154.1 490 -4 (栗)池江泰寿
7 14 アカイイト 牝5 55 幸英明 1.32.8    14-14 33.1 12 41.8 512 -2 (栗)中竹和也
8 17 シャドウディーヴァ 牝6 55 坂井瑠星 1.32.8 クビ    15-15 32.9 16 89.9 482 +2 (美)斎藤誠
10 6 12 ミスニューヨーク 牝5 55 M.デム 1.32.9    11-11 33.4 14 65.1 468 +6 *(栗)杉山晴紀
11 3 6 ディヴィーナ 牝4 55 武豊 1.32.9    08-08 33.6 13 53.8 420 0 *(栗)友道康夫
12 7 13 レイパパレ 牝5 55 川田将雅 1.32.9 ハナ    03-03 34.3 1 4.1 440 +6 (栗)高野友和
13 8 18 テルツェット 牝5 55 レーン 1.33.0  1/2    18-18 32.9 8 31.7 432 0 (美)和田正一
14 7 15 アンドヴァラナウト 牝4 55 福永祐一 1.33.1  1/2    09-08 33.8 7 16.4 434 -10 (栗)池添学
15 8 16 デゼル 牝5 55 藤岡康太 1.33.2  1/2    12-12 33.6 9 34.3 482 -2 *(栗)友道康夫
16 4 8 クリノプレミアム 牝5 55 松岡正海 1.33.2 クビ    05-05 34.3 15 72.8 486 0 (美)伊藤伸一
17 2 4 マジックキャッスル 牝5 55 戸崎圭太 1.33.5 2    12-12 33.9 11 38.6 442 0 (美)国枝栄
18 B2 3 メイショウミモザ 牝5 55 鮫島克駿 1.33.7 1    15-15 33.9 10 34.5 458 +2 (栗)池添兼雄

 

波乱が止まらない!

既に皆様もご存じの通り、昨年末の【ホープフルステークス】以来、G1における1番人気馬の連敗が続いていた。

そして今回の【ヴィクトリアマイル】において、その連敗は「9」にまで伸びた。

G1【大阪杯】での2年連続の連対(昨年1着、今年2着)などの実績が評価されて1番人気に支持されたレイパパレだったが、無念の12着に沈んだ。

また、2番人気のソングラインも5着に沈んでいる。

一方、1週前の【NHKマイルカップ】において、単勝18番人気(最下位人気)のカワキタレブリーが突っ込んだことが話題になったが、アワヤその再現までありえた。

なんと同じく18番人気のローザノワールが、ハナ差4着に逃げ粘ったのだ。

いや〜、、、本当に今年のG1はどこまで荒れるのか?苦笑

恐らく、このコラムをご覧の競馬ファンの方の中でも

「こんなに荒れてちゃどうしようもないよ!」

と嘆かれている方も少なくないかもしれない。

 

「予想しがい」を楽しんで

そういったお気持ちもわかるのが、それでも私は思わずにはいられない。

「競馬が当たり前のように開催されていることの幸せ」を。

ぜひ、振り返ってみてほしい。

たった2年前には、開催さえ危ぶまれた時期があったのだ。
今回も参戦したレシステンシアやデアリングタクトらは、そういった時期でも本当によく戦っていた。

当時のことを思えば、ちょっとやそっと荒れたくらい、なんてことないじゃないか!笑

また、当たり前かもしれないが、レースが難しければ難しいほど

「予想しがい」

が出てくるのではないだろうか。難しいと思えば、たくさん考えるだろう。
それだけ「大好きな競馬に触れられる時間が長くなる」のだ!

せっかくの機会だし、ぜひ「見方」や「思考」を少しだけ変化させてみてほしい。

きっと、引き続き充実の競馬ライフを送れるはずだ!

 

おめでとう!ソダシ!

1番人気レイパパレが12着に敗れた一方、2着馬に2馬身もの大きなさをつけて勝利を納めたのが4歳馬、白毛のアイドル・4番人気ソダシだった。

まずは昨年【桜花賞】以来のG1制覇、おめでとう!やはり芝マイルでは強い!

ここ数戦、ダートにも挑戦するなど、試行錯誤していた陣営関係者にとっても忘れられない勝利になったはず。心から祝福申し上げたい。

さて、今回の【ヴィクトリアマイル】を迎えるにあたり、最も驚いた事柄のひとつが

ソダシの単勝人気(4番人気)

改めて申し上げるまでもなく、アイドルホースであり、人気抜群。
少なくとも単勝に関しては応援票も入るから、1番人気争いの可能性が高いと思ったのだ。

ソダシの人気には驚いた

そういった馬が4番人気にとどまったというのは、それだけ

「今回に関しては買いにくい」

と考えた人が非常に多かったということだろう。

確かに、2戦連続ダート挑戦からの芝G1参戦&約3ヶ月ぶりのローテーションという条件は、常識的には楽ではない。

それが、終わってみれば「完勝」だったのだ。

 

まさに「夢」のような走り

そんなソダシを勝利へと導いた主戦・吉田隼人騎手のレース後のコメントが非常に印象的。

「本当に白毛馬が東京のコースでG1を勝つときが来たなんて…。その時に僕が手綱を取っていたので、夢のような感じでした」

少し前までは「白毛馬=キレイだけで強くはない」が当たり前だった。

それを変えてくれたソダシが、日本競馬の最高峰・東京競馬場の直線を独走する!

本当に美しく、夢のような瞬間だった。

同時に、4番人気にとどまったソダシの馬券を射止められた人というのは

「最後まで夢を信じて、自分を貫いて勝負できた人」

なのだと思う。

 

信じて、貫く!これからの競馬に求められること

改めて申し上げるまでもないが、昨今の競馬にはこれまでの常識が通用しない。

冒頭でも触れたように、G1の単勝1番人気馬が負け続けたり、単勝最下位人気馬が立て続けに好走しているような事実はその象徴だろう。

そして、常識が通用しない今だからこそ、

常識を超えた考え方や、夢を信じて貫く姿勢

が求められ、また結果に結びつくのかもしれない

ソダシに関しては、先ほども申し上げたが、確かに常識を超えたローテーションだったと思う。

また、手前味噌になる恐縮だが、実は私たちが1週前から予告した穴馬の1頭☆レシステンシア(6番人気ながら3着に好走)も同様のタイプだ。

昨今のローテーションは、完全にスプリント仕様。

また、鞍上の横山武史騎手もこの春のG1で悪い流れが続きすぎていた。

確かに常識的には厳しいと思えるが「そういった点を超越できるだけのものを備えている」と判断!信じて貫いた結果、ソダシには及ばなかったが、見事好走を見せてくれた。

参考→レシステンシアをご紹介したYouTube

 

オークス&ダービーも信じて貫け!

そんな中で迎えるのが、今週の【オークス】であり来週の【ダービー】

いよいよ2022年の春競馬も、クライマックスが近づいてきた。

参考→オークス 2022 狙い

 

波乱が続いてきて、この2週だけ突然ガチガチで収まると考える方が不自然だろう。

実際に【桜花賞】でも7番人気馬が優勝し、一方で1番人気馬が惨敗している。

間違いなく「何かが起こる2週間」だと思う。

皆様も、ある程度狙いたい馬は決めてらっしゃるのだろうか?

ここまで記してきたように、今の競馬において大事なのは「信じて、貫く」こと。

大一番だけに、なかなか腹を括りにくい部分もあると思う。気持ちはよくわかる。笑

だが、自分の中で決めた方向性で最後まで勝負できたら、結果とは別に(結果が良いに越したことはないが)

後悔のない勝負

になっているのではないだろうか。

もちろん、私たちの結論はもう出ている。もし、迷われて結論が出ないという方がいらしたら、ぜひ、私たちに夢を託してほしい。熱い週末、共に過ごそうじゃないか!

 

レースを見逃した方はコチラ

 

【ヴィクトリアマイル 2022】のレース後の関係者のコメント

1着 ソダシ(吉田隼人騎手)
「今日は落ち着きがあって返し馬の一歩目がリラックスして降りたので、状態の良さは感じていました。反面いつもらしさが無かったのですが、ゲートに入ったらピリッとしました。いつも前向きにハミを取ってくれる馬で、あとは私がハイペースで突っ込まないようにと思いながら良いリズムで運べたと思います。マイルでスピードがあるところを見せてくれていたので、終始持って溜める手応えがありましたし、追い出してからの反応も良かったです。今日はすごい豪華なメンバーだったのでどれだけやれるかというところはありましたが、いつもこの馬に乗る時はその相手以外のプレッシャーを感じていて、それをはねのけたという勝ったぞという気持ちで一杯でした。これまであまり条件が噛み合わずダートを使ったり、長い距離を使ったりしましたが、マイルのレースを使えば強い相手でも良い勝負ができる馬です。また頑張りますので応援よろしくお願いします」

(須貝尚介調教師)
「スタートも良く理想的な競馬ができました。GI馬が他に4頭出走していて胸を借りるつもりでした。ワンターンの競馬もレースがしやすいのだと思います。マイルの距離なら前進気勢を活かせるのかなと。直前の追い切りも精神的な部分を優先して併せ馬で行いました。レースでも途中でやめる所があるので、それだけは注意してくれとジョッキーにも話をしていました。(歳を重ねて馬の成長は)パドックを歩いている状況で馬の目が違っていました。3歳のころと比べて穏やかな目になってきて、これならいいねと関係者とも話していました。それが成長を感じる点です。この後はオーナーと相談して、あと一番大事なのはソダシ自身の状態なので終わったばかりで何とも言えません。いつも大勢のファンの皆さんに応援してもらい有難いと思っています。これからも強いソダシを見せることが出来るよう頑張ります」

2着 ファインルージュ(C.ルメール騎手)
「直線まではスムーズでいい感じでしたが、前の馬が外に出た時にタッチするような感じで躓いてしまいました。その後は内側から伸びてくれました。その中での2着は信じられません。すごく良い脚を使いました」

3着 レシステンシア(横山武史騎手)
「個人的にはマイルは長いかなと思っていましたが、この馬の根性に救われました。折り合いがつきましたし、接戦の3着でよく頑張ってくれました」

4着 ローザノワール(田中勝春騎手)
「やったと思ったのですが...。ハナを主張しましたし、そんなに行きたい馬もいなかったので行かせてもらいました。ペースを落とさないように走れればと思っていましたし、いい感じで走ってくれました」

5着 ソングライン(池添謙一騎手)
「良い状態に仕上げてくれましたし、返し馬の感じも良かったです。ゲートは普通に出たのですが、ゴチャつきかけたので出して張っていくよりも、スムーズさを優先して引いて位置取りが悪くなりました。そこが一番の敗因です。3コーナーで躓くところがあって、スムーズさを欠きました。この馬なりに伸びてくれましたが、最初がスムーズにいかずうまく乗れず申し訳ありませんでした」

6着 デアリングタクト(松山弘平騎手)
「マイルでしたがスタートをしっかり出て、勝ち馬の後ろの良いポジションを取れてしっかり流れに乗ってくれました。最後までよく頑張ってくれました。一年以上の休み明けでここまで走ってくれました。馬が頑張ってくれましたし、ここまで携わった全ての人に感謝したいです。これを機に無事に行って一緒に歩んでいけたら良いなと思います」

7着 アブレイズ(菅原明良騎手)
「マイルが初めてというのもあって、ゲートを出て狭くなるシーンがありました。位置取りが後ろになりましたが、最後本当に良い脚を使って力のあるところを見せてくれました。スムーズならマイルも悪くないです」

8着 アカイイト(幸英明騎手)
「テンに少し忙しい感じでした。これまで長い距離に使っていてテンに出していく競馬をしていない分だと思います。ただ最初のテンだけついていければマイルでもやれそうな感覚は掴めたので、あとは慣れだけだと思います。ここを経験したことで変わってくると思います」

9着 シャドウディーヴァ(坂井瑠星騎手)
「終いに賭ける形で最後まで、ラストまでしっかり脚を使ってくれました。展開やメンバー次第ではまだやれる感じがします」

10着 ミスニューヨーク(M.デムーロ騎手)
「他の馬のゲートの出が速かったですが、自分の馬も結構出てくれました。ただ最後もう少し伸びるかと思いましたが、瞬発力が足りなくてジリジリとした感じになってしまいました」

11着 ディヴィーナ(武豊騎手)
「良いスタートを切れて良いポジションかと思っていたのですが、向正面で押し込まれてしまい、ポジションを下げるような形になったのが少し痛かったです。いずれ重賞を勝てる馬だと思います」

12着 レイパパレ(川田将雅騎手)
「こういう結果になって申し訳なく思います。改めてこういう走りになった理由を探っていきたいと思います」

13着 テルツェット(D.レーン騎手)
「ゲートが開くタイミングで頭を振り上げてしまい、残念なタイミングになってしまいました。大外枠というのも後ろのポジションになってしまったと思います。直線に向いて手応えが良かったです。時計を見ると最後の600m、400mは良い脚を見せてくれました。スタートの分と大外でしたね。それでも一生懸命走ってくれて、良い走りをしてくれました」

16着 クリノプレミアム(松岡正海騎手)
「能力を出し切る競馬でソダシと一緒の位置につけられました。力をつけています。このコースが向かなかっただけで、同じメンバーでもコーナー4つならやれると思います」

17着 マジックキャッスル(戸崎圭太騎手)
「追走はスムーズにできましたが、コーナーぐらいから手前を替えていました。トモにもう少し身が入ってくると良いですね」

18着 メイショウミモザ(鮫島克駿騎手)
「前回と違って輸送があって、GIの雰囲気もありますし、目に見えない精神的な部分が影響していたと結果的には思います。対応できる時計ですし、また改めてですね。これが良い経験になってくれればと思います」

(via ラジオNIKKEI

 

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