こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、私たちなりの視点で、レース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。
もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!
弥生賞 2025 の回顧&未来の主役
2025年 3月 9日(日) 2回中山4日 天候 : 晴 馬場状態 : 稍重
【11R】 第62回報知杯弥生賞ディープインパクト記念
3歳・オープン・G2(馬齢) (国際)(指定) 芝 2000m 14頭立
着 | 枠 | 馬 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | B5 | 8 | ファウストラーゼン | 牡3 | 57 | 杉原誠人 | 2.01.3 | 12-13-01-01 | 37.2 | 7 | (栗)西村真幸 | |
2 | 3 | 3 | ヴィンセンシオ | 牡3 | 57 | ルメール | 2.01.3 | クビ | 01-01-02-02 | 36.9 | 2 | (美)森一誠 |
3 | 5 | 7 | アロヒアリイ | 牡3 | 57 | 横山和生 | 2.01.4 | クビ | 10-10-13-08 | 36.1 | 5 | (美)田中博康 |
4 | 7 | 11 | ミュージアムマイル | 牡3 | 57 | 幸英明 | 2.01.5 | 1 | 09-09-09-04 | 36.5 | 1 | (栗)高柳大輔 |
5 | 8 | 13 | ガンバルマン | 牡3 | 57 | 原優介 | 2.01.5 | ハナ | 14-14-11-09 | 36.4 | 13 | (美)萱野浩二 |
6 | 6 | 9 | アスクシュタイン | 牡3 | 57 | 横山武史 | 2.01.7 | 1 1/4 | 08-08-11-12 | 36.5 | 8 | (栗)藤原英昭 |
7 | 8 | 14 | マイネルゼウス | 牡3 | 57 | 津村明秀 | 2.01.8 | 頭 | 13-10-09-09 | 36.8 | 14 | (美)奥村武 |
8 | 1 | 1 | レディネス | 牡3 | 57 | 横山典弘 | 2.02.3 | 3 | 03-03-05-04 | 37.6 | 6 | (栗)昆貢 |
9 | 3 | 4 | ベストシーン | 牡3 | 57 | 田辺裕信 | 2.02.3 | クビ | 02-02-03-03 | 37.8 | 12 | (美)手塚貴久 |
10 | 4 | 6 | ジュタ | 牡3 | 57 | 丹内祐次 | 2.02.5 | 3/4 | 05-07-06-04 | 37.7 | 4 | (栗)矢作芳人 |
11 | 7 | 12 | クラウディアイ | 牡3 | 57 | 鮫島克駿 | 2.02.6 | 1/2 | 10-10-13-13 | 37.3 | 9 | (栗)橋口慎介 |
12 | 2 | 2 | ナグルファル | 牡3 | 57 | 川田将雅 | 2.02.9 | 1 3/4 | 05-05-06-09 | 38.1 | 3 | (栗)杉山晴紀 |
13 | 4 | 5 | ブラックジェダイト | 牡3 | 57 | 佐々木大 | 2.03.1 | 1 1/4 | 03-03-03-04 | 38.5 | 10 | (美)大竹正博 |
14 | 6 | 10 | ロードガレリア | 牡3 | 57 | 戸崎圭太 | 2.03.6 | 3 | 05-05-06-14 | 38.7 | 11 | (栗)藤岡健一 |
求められる「覚悟」
昨年の年間回収率151%、さらに1月&2月もプラス収支を達成。(すべて勝負レースのみの数字)
もちろん、競馬だから良い時も悪い時もある。それでも、トータルでこうした成績を残せている理由は、何より会員様のご支援があればこそ。
心から感謝を申し上げたい。
そしてもう一つ、私たちの「覚悟」の部分だと自負している。
競馬は、ただ当たればいいわけじゃない。
一方で、高配当をとればすべてOKというものではない。
例えば、しぼって厚め勝負で勝つのか?トコトン高配当にチャレンジするのか?
勝負は甘いものではない。あれもこれもと迷ったり欲張ったりしていたら、戦えない。
予想に対する思いを明確に!腹を括って、迷うことなく勝負に挑むからこそ、結果はついてくる。そう確信している。
巷では、大金だの札束だの、射幸心を煽るような、半ばヤケクソのような予想が溢れているが、キングスポーツが本当の覚悟、そして結果を皆様にお見せしたい。そんな思いで、日々を歩んでいる。
「覚悟」が生んだファウストラーゼンの勝利
こうした、私たちの勝負に対する考え方、理念の正当性を「騎乗」において見せてくれたのが、7番人気のファウストラーゼンを優勝に導いた、杉原騎手ではないだろうか。
まずは、人馬に対して心からの祝福を申し上げたい。
今回のレースだが、ご覧の通り、2コーナー13番手から驚異的なマクリを炸裂させて3コーナーでは一気に先頭へ!
極めてタフな競馬に挑んだため、直線ではどうなるかと思ったが、見事にそのまま押し切った。
聡明な皆様であればご記憶にあるだろうが、実は昨年末、今回と同じ中山芝2000Mで行われたG1【ホープフルS】でも、ほぼ同様のスタールの競馬に挑み、3着でゴールしている。
だから、いわゆる「得意の形」ということにはなるだろうが、とはいえ、当時は17番人気の超大穴。この馬のことを気にしているライバルは誰もいなかっただろうから、その分、出し抜けを食らわせたような面もあったと思う。
だが、今回はそうではない。単勝こそ7番人気だが、これは失礼ながら杉原騎手の人気の分だろう。ライバル陣営から、G1・3着馬が軽視されるはずはない。
ライバルは動けなかった
それでも、一気にまくっていったファウストラーゼンに抵抗しようという騎手はいなかった。本当にスムーズに、先頭に立てた。
私は、決して精神論者ではないが、今回に関しては、杉原騎手の
「何が何でも結果を出す!」
といわんばかりの覚悟の騎乗、気迫に、ライバルたちが気圧されたのではないか?そうとしか思えなかった。本当にすごかった。
結果論だが、もし上がっていく時に手間取るようなことがあれば、スタミナロスとなり、最後まで押しきれなかった可能性もある。
もちろん、それに応えた馬の強さがあればこそ。それは大前提だが、やはりそれを演出した杉原騎手の覚悟が最大の勝因だと私は思う。
誰にも負けない、揺るぎない覚悟の勝負!私たちは、さらなる進撃へ向けて、挑んでいくことを約束する。
勝ち馬もいいが「あの馬」も見逃し厳禁!
G1・3着&【弥生賞】優勝。結果的には2度ともまくっているが、あのマクリを「息の長い脚」ととらえれば、あそこまで極端に捲くらなくても大丈夫だろう。
例年、途中からレースが流れ、タフさ&息の長い脚が求められる【皐月賞】にはドンピシャではまるはず。
【ホープフルS】を勝ったクロワデュノールが相手だと、さすがに分が悪いだろうが、それでも上位争いには十分に絡めるとみた。
また、その他、今後に期待したいところでは、やはり3着のアロヒアリイになるだろう。
結果的には、4角で前にいた2頭が1&2着。その他、4角4番手だったミュージアムマイルも4着に。
やはり、ある程度の位置をとっていないと厳しい馬場状況だったようだが、そんな中、4角8番手から上がり最速で追い込み!それも、上がり2位の馬とのタイム差は「0.3秒」
日頃から申し上げているが、時計の速い遅いに関しては、展開や馬場によるところも大きいが、特に差し馬の場合、上がりの順位、そして、上がり最速だとすれば、2番目の馬とのタイム差。
この部分に関しては「差し馬の持ち味を発揮できたのか否か」という部分も含め、率直に評価すべきポイント。
前有利の馬場を中団から追い込み、上がりのタイム差もしっかりつけた。間違いなく、理想的なレースをしている。
【皐月賞】の頃、もう少し差し馬向きの馬場になってくるようなら!十分に馬券に絡む可能性はあるだろう。追いかけていきたい!
中山牝馬S 2025 の回顧&未来の主役
2025年 3月 8日(土) 2回中山3日 天候 : 曇 馬場状態 : 良
【11R】 第43回ローレル競馬場賞中山牝馬S
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (牝)(国際)(特指) 芝 1800m 14頭立
着 | 枠 | 馬 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | 11 | シランケド | 牝5 | 54 | M.デム | 1.47.1 | 08-09-07-07 | 34.7 | 3 | (栗)牧浦充徳 | |
2 | 5 | 7 | ホーエリート | 牝4 | 54 | 戸崎圭太 | 1.47.1 | 頭 | 06-06-06-03 | 34.9 | 8 | (美)田島俊明 |
3 | 4 | 6 | クリスマスパレード | 牝4 | 56 | 石川裕紀 | 1.47.2 | 3/4 | 02-02-02-02 | 35.3 | 1 | (美)加藤士津 |
4 | 2 | 2 | ビヨンドザヴァレー | 牝5 | 54 | 菱田裕二 | 1.47.3 | クビ | 06-06-07-07 | 34.9 | 7 | (栗)橋口慎介 |
5 | 3 | 4 | フィールシンパシー | 牝6 | 54 | 横山琉人 | 1.47.4 | 3/4 | 04-05-05-03 | 35.3 | 9 | (美)小島茂之 |
6 | 4 | 5 | ジューンオレンジ | 牝5 | 54 | 横山和生 | 1.47.4 | ハナ | 08-08-07-07 | 35.0 | 4 | (栗)長谷川浩 |
7 | 7 | 12 | シンティレーション | 牝6 | 56 | 杉原誠人 | 1.47.4 | クビ | 12-12-14-14 | 34.4 | 5 | (美)池上昌和 |
8 | 1 | 1 | ミアネーロ | 牝4 | 55.5 | 津村明秀 | 1.47.5 | クビ | 14-12-11-12 | 34.8 | 2 | (美)林徹 |
9 | B6 | 10 | エミュー | 牝5 | 53 | 佐々木大 | 1.47.5 | 頭 | 10-10-10-10 | 34.9 | 11 | (美)和田正一 |
10 | 8 | 13 | キミノナハマリア | 牝5 | 54 | 菅原明良 | 1.47.8 | 1 1/2 | 10-10-11-12 | 35.1 | 12 | (栗)千田輝彦 |
11 | 5 | 8 | ペイシャフラワー | 牝5 | 51 | 永島まな | 1.47.8 | ハナ | 01-01-01-01 | 36.4 | 14 | (栗)高橋康之 |
12 | 8 | 14 | セキトバイースト | 牝4 | 55 | 藤岡佑介 | 1.47.9 | 1 | 04-03-03-03 | 35.9 | 6 | (栗)四位洋文 |
13 | B3 | 3 | コンクシェル | 牝5 | 55 | 横山武史 | 1.48.1 | 1 | 02-03-03-03 | 36.1 | 10 | (栗)清水久詞 |
14 | 6 | 9 | ヒップホップソウル | 牝5 | 55 | 北村宏司 | 1.48.2 | クビ | 12-12-11-10 | 35.5 | 13 | (美)木村哲也 |
現代競馬の象徴
近年の日本競馬界が、かつてないほど能力拮抗の時代に突入していることは、皆様もご存知の通り。
2022年にはG1で1番人気が16連敗した、なんてこともあった。
(余談だが、その連敗を止めたのが、当時3歳、天皇賞・秋のイクイノックスだったのだから、さすがという他ない)
だが、実は、それは馬に限った話ではない。
例えば昨年、2024年の上半期のG1・12レースは「すべて違うジョッキーが制した」。その中には、G1初勝利となった津村騎手や菅原明騎手らの名前も。
もちろん「優秀な騎手」はたくさんいるだろうが、それでも「◯◯だから間違いない」というような、それこそ全盛期の武豊騎手のような絶対的な存在はいない。
皆が似たような実力を備えるのだとすれば、大事になってくるのは向き不向き。
コースに対する適性ではないだろうか。
輝けデムーロ!
そういった意味では、優勝したシランケドのデムーロ騎手、極めて良い意味で、近年の彼らしくない、のびのびとした騎乗を見せていた。

かつては「ルメール&デムーロ」とセットで評されていた両者も、近年では大きな差がついてしまった。
デムーロ騎手っは少々スタートに難がある。そのため、ここ一番で重要な馬を任せれにくい。それが数字の差になっている部分もあるのだろう。
そして、数字の差が自信を奪うのか、なんだか悪循環のようで、、、
だが、中山芝1800Mでは違う!ここは彼にとって「庭同然」
ぜひ、以下のデータをご覧いただきたい。
ルメール騎手はもちろんすごいが(笑)それを除けば、現役ではNo1と言っても差し支えないだろう。ちなみに、一昨年にも、同じ舞台の重賞フラワーCを勝っている。
今回の騎乗を見ていても、進路取り、仕掛けどころなどを中心に、どこを切り取っても完璧と言ってよい。それに応えるかのように、シランケドもしっかり伸びた。
ということで、今回のデムーロ騎手に限らず、せめて重賞くらいは「どの騎手の数字が良いのか」を調べておいて損はないだろう。
データが第一だとは全く思わないが、迷った時の指針として、頭には入れておこうじゃないか。
むしろ東京で面白い
一方、今後に最も期待したいのは
3着クリスマスパレード
序盤から、好位2番手を走る積極的な競馬で3着。
1番人気を裏切る形になっただけに陣営は悔しいだろうが、人気&先行馬はどうしてもライバルたちの目標になる。
その分、難しかったと思うし、逆にライバルは戦いやすかったと思う。
それに、中山は直線が短い分、早い段階で後続が仕掛けてくるから、流れがタフになりがち。意外と、前の馬には難しい部分もある。
逆に、広くて直線が長い東京の方が、皆がラストの直線を意識するあまり、ペースが上がらずに前が残るケースも少なくない。
そういった意味で、クリスマスパレードは東京で戦う方が面白いのではないか!?
【紫苑S】を勝っている分、中山向きに見られがちだが、私は【ヴィクトリアマイル】に出る姿を見たいが(賞金的に枠に入れたら)どうだろう。
今後の動向に注目だ!
フィリーズR 2025 の回顧&未来の主役
2025年 3月 8日(土) 1回阪神3日 天候 : 曇 馬場状態 : 良
【11R】 第59回報知杯フィリーズレビュー
3歳・オープン・G2(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝・内 1400m 18頭立
着 | 枠 | 馬 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 | 調教師 |
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1 | 7 | 13 | ショウナンザナドゥ | 牝3 | 55 | 池添謙一 | 1.20.7 | 10-11 | 34.8 | 3 | *(栗)松下武士 | |
2 | B7 | 14 | チェルビアット | 牝3 | 55 | 北村友一 | 1.20.8 | 3/4 | 14-14 | 34.8 | 14 | *(栗)高野友和 |
3 | 3 | 5 | ボンヌソワレ | 牝3 | 55 | 川田将雅 | 1.20.8 | 頭 | 04-04 | 35.6 | 7 | (美)宮田敬介 |
4 | 8 | 16 | インブロリオ | 牝3 | 55 | 西村淳也 | 1.21.2 | 2 | 07-06 | 35.8 | 11 | (栗)吉村圭司 |
5 | 6 | 12 | モズナナスター | 牝3 | 55 | 松山弘平 | 1.21.2 | クビ | 06-06 | 35.8 | 6 | (栗)矢作芳人 |
6 | 6 | 11 | ダンツエラン | 牝3 | 55 | 団野大成 | 1.21.3 | クビ | 10-08 | 35.7 | 8 | (栗)本田優 |
7 | 4 | 7 | イリフィ | 牝3 | 55 | 斎藤新 | 1.21.5 | 1 1/4 | 10-11 | 35.9 | 17 | *(栗)高野友和 |
8 | 7 | 15 | チギリ | 牝3 | 55 | 吉田豊 | 1.21.5 | クビ | 18-18 | 35.2 | 18 | (美)鹿戸雄一 |
9 | 5 | 10 | ウォーターエアリー | 牝3 | 55 | 田口貫太 | 1.21.6 | クビ | 17-14 | 35.5 | 9 | (栗)高柳大輔 |
10 | 3 | 6 | ルージュラナキラ | 牝3 | 55 | 岩田康誠 | 1.21.8 | 1 1/2 | 07-08 | 36.3 | 1 | (美)加藤征弘 |
11 | 1 | 2 | リリーフィールド | 牝3 | 55 | 武豊 | 1.21.8 | ハナ | 14-14 | 35.9 | 4 | (栗)小崎憲 |
12 | 1 | 1 | インプロペリア | 牝3 | 55 | ルメール | 1.22.0 | 3/4 | 04-04 | 36.8 | 2 | (美)森一誠 |
13 | 2 | 3 | ドゥアムール | 牝3 | 55 | 松若風馬 | 1.22.1 | 1/2 | 01-01 | 37.2 | 13 | (栗)中竹和也 |
14 | 8 | 17 | スライビングロード | 牝3 | 55 | 小沢大仁 | 1.22.2 | 1/2 | 07-08 | 36.6 | 10 | *(栗)福永祐一 |
15 | 5 | 9 | キャッスルレイク | 牝3 | 55 | 高杉吏麒 | 1.22.3 | 3/4 | 10-11 | 36.6 | 12 | *(栗)松下武士 |
16 | 4 | 8 | アオイレーギーナ | 牝3 | 55 | 幸英明 | 1.22.4 | 1/2 | 02-02 | 37.4 | 16 | (栗)宮地貴稔 |
17 | 2 | 4 | ランフォーヴァウ | 牝3 | 55 | 鮫島克駿 | 1.22.6 | 1 1/2 | 16-14 | 36.6 | 5 | *(栗)福永祐一 |
18 | 8 | 18 | ホーリーブラッサム | 牝3 | 55 | 藤懸貴志 | 1.23.0 | 2 1/2 | 02-02 | 38.0 | 15 | (栗)斉藤崇史 |
これもまた競馬か
ここまでの2つの重賞の回顧が少々長くなったので、ここはさくっと期待の一頭を
2着チェルビアット
一言で表すなら「めちゃくちゃ競馬センスのある馬」
この馬、前走の未勝利戦を1200Mで勝ち上がっている。それも、終始「2番手追走」から直線で抜け出す形での勝利だった。
だが、今回は全く逆の位置取り。
前走から1ハロン延びて1400M戦になったにもかかわらず、終始後方を追走(4角は14番手)
それでも、全く戸惑うことなく、上がり3ハロンでは最速タイ(勝ったショウナンザドゥと同じ34秒8)をマークした2着まで追い込んでいる。

全く逆のレース、それも今回は重賞ということでどの陣営も「ガチ」。
かなりタフな流れのレースを全く問題にしなかったということは、今後、どういった条件でも、落ち着いて対応できるということ。
繊細なサラブレッド、特に牝馬は環境や条件の変化に非常に敏感だと言われる。それを3歳春の時点でクリアしている時点で、大きなアドバンテージだと思う。
距離適性はまだわからないし、桜花賞ですぐに大活躍があるかと言われたらわからないが、恐らくG2、G3あたりなら、近い将来、再び馬券に絡む可能性は高いとみる。ぜひ、覚えておいてほしい!