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G2で前代未聞の観客動員数!
押しくらまんじゅうでギュウギュウになるほど、人が集まるイメージのG1と言えば、やはり競馬の祭典【ダービー】や年末の【有馬記念】ですよね。この2つは何がなんでも当てたい例年10万人以上の入場者数を誇る中央競馬最大のビッグイベントとして有名です。競馬を全く知らない女の子の友達でも「ダービーと有馬記念は聞いた事あるよ」と言われますからね(^^)
そんな有馬記念やダービーの動員数と同等の、もしくは近年の動員数からすればそれ以上とも言える13万人という観客が、1998年に開催された【第49回毎日王冠】に集まったのです。
昔からG2にしておくには惜しいほど好メンバーが出走してくるレースではありますが、G1でもない【毎日王冠】に一体なぜこれほどまで観客が集まったのでしょうか?それもそのはず、この年最大級に注目を集めていた3頭の有力馬「グラスワンダー」「エルコンドルパサー」「サイレンススズカ」が一挙に揃い、直接対決となったのです。
グラスワンダーはここまで無敗の4連勝で、G1【朝日杯FS】を勝利しました。しかし骨折により休養を余儀なくされており、この【毎日王冠】は約10ヶ月ぶりの復帰戦でした。
そしてエルコンドルパサーもここまで無敗の5連勝で、G1【NHKマイルC】を制覇!グラスワンダーが怪我で不在の中、「世代最強はオレだ」と言わんばかりの活躍ぶりを見せておりました。まあ、後に【凱旋門賞】で2着するのですから、国際クラスの馬だったということは証明していました。
直線からの歓声はG2レベルではなかった
しかし、これほどまでに強い2頭をおさえて当日1番人気に推されて優勝したのは、異次元の逃亡者の異名を持つサイレンススズカでした。エルコンドルパサーに騎乗していた当時の蛯名正義騎手に「影さえも踏めなかった」と言わしめたのも有名な話です。今でもそのウイニングランの価値の高さは語り継がれているほどです。
まだ若い3頭でしたし今後の再戦を楽しみにしていたファンも少なくなかったでしょう。しかし、続く【天皇賞・秋】でサイレンススズカのアクシデントによって、この3強対決は二度と実現することはありませんでした。サイレンススズカだけでなく、エルコンドルパサーとグラスワンダーもこの毎日王冠が最初で最後の対戦となり、1998年の毎日王冠は時代が変わった今も伝説として語り継がれるレースとなったのでした。
今年の【毎日王冠】は3歳牝馬ソウルスターリングVS歴戦のG1古馬で盛り上がりそうで楽しみですね!キングスポーツは08年&09年で連覇するなど【毎日王冠】はキングスポーツにとって、相性抜群のレースです。下記に関連記事も載せてありますので、ご覧になって下さい♫
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