京都芝2200Mなど【コース】注目のデータ
春競馬ならば【京都新聞杯】、秋競馬ならG1【エリザベス女王杯】でお馴染みの京都芝2200Mは、競走馬にとって、非常に難解なコースだと言われている。
ご存じの方も多いだろうが、3コーナー付近に下り坂がある。そこでスピードに乗った状態のまま直線に突入、そしてゴールまで走り抜けなければならないのだ。
特に、経験の少ない3歳馬が攻略するのは容易ではない。そこを乗り越えて、勝ち上がるほどの馬となれば、心身共に非常にタフ!
だからこそ、2013年の勝ち馬キズナ(後にダービー制覇)であったり、2015年の勝ち馬サトノラーゼン(後にダービー2着)に代表されるように、輝かしい未来が待っているのは当然なのかもしれない。
そんなコースを「馬券を買う側」である私達はどのように攻略すべきなのか?
京都芝2200Mで注目すべきポイントは?
注目すべきは「騎手」&「枠」だと考えた。難解なコースであるが故、馬を導く騎手の技量は重要だろうし、枠の有利不利、僅かな差かもしれないが、そこが勝負の明暗を分けるのではないか。
そこで調べたのが以下のデータだ。
京都芝2200Mに強い騎手は誰だ?
難解なコースだからだろうか、上位には「名手」と呼ばれる面々の名前がズラリと並ぶ。勝利数1位の武豊&ルメール、勝率で1位のデムーロは納得といったところ。
そんな中で健闘しているのが、藤岡佑介。勝率の20%は、武豊のそれを上回る。そういえば、この舞台で行われた今年2月の重賞【京都記念】、クリンチャーを勝利に導いたのは彼だった。
藤岡佑介が騎乗する馬に関しては、無条件で注目してみたい。
京都芝2200M 騎手ランク(2013年以降)
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
武豊 | 7- 6- 4-25/42 | 16.7% | 31.0% | 40.5% |
ルメール | 7- 2- 2-16/27 | 25.9% | 33.3% | 40.7% |
岩田康誠 | 6- 8- 5-25/44 | 13.6% | 31.8% | 43.2% |
浜中俊 | 6- 5- 9-27/47 | 12.8% | 23.4% | 42.6% |
福永祐一 | 6- 5- 6-23/40 | 15.0% | 27.5% | 42.5% |
M.デム | 6- 4- 2-10/22 | 27.3% | 45.5% | 54.5% |
藤岡佑介 | 5- 4- 3-13/25 | 20.0% | 36.0% | 48.0% |
川田将雅 | 4- 7- 7-31/49 | 8.2% | 22.4% | 36.7% |
和田竜二 | 4- 6- 3-39/52 | 7.7% | 19.2% | 25.0% |
秋山真一 | 3- 1- 2-15/21 | 14.3% | 19.0% | 28.6% |
集計期間:2013. 1. 6 ~ 2018. 4.22
京都芝2200Mで走りやすい枠は?
とにかく内枠有利であることは一目瞭然。勝率の1位~3位までを、1枠~3枠までが占めているからだ。
一方で、勝率の4位が大外の8番枠。それ故「内枠有利、外枠不利」という単純な構図ではないようで「真ん中付近の枠が不利(内外の馬に揉まれやすいからだろうか)」もしくは外枠云々は抜きにして、単純に「内枠有利」という考え方を持つのが良いかもしれない。
京都芝2200M 枠別成績(2013年以降)
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 11- 10- 7- 84/112 | 9.8% | 18.8% | 25.0% |
2枠 | 15- 9- 10- 83/117 | 12.8% | 20.5% | 29.1% |
3枠 | 14- 9- 10- 88/121 | 11.6% | 19.0% | 27.3% |
4枠 | 7- 13- 8- 95/123 | 5.7% | 16.3% | 22.8% |
5枠 | 6- 5- 11-110/132 | 4.5% | 8.3% | 16.7% |
6枠 | 6- 9- 9-119/143 | 4.2% | 10.5% | 16.8% |
7枠 | 10- 9- 12-129/160 | 6.3% | 11.9% | 19.4% |
8枠 | 12- 17- 14-121/164 | 7.3% | 17.7% | 26.2% |
集計期間:2013. 1. 6 ~ 2018. 4.22
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