スペシャルウィーク 永眠
キングスポーツ公式ホームページへようこそ!!
「ジョッキーオタク」こと、【カリスマ馬券】編集部の真田 幸太郎と申します。本日も私の競馬コラム「真田のジョッキー戦記 ~私は、貴方を追いかける~」へお越し下さりありがとうございます。
突然死に武豊もビックリ!!
?「一生忘れられない馬。」
?今朝のスポーツ新聞に激震が走った!!なんと、1998年の日本ダービー、天皇賞の春秋連覇を達成し、G1・4勝を挙げたスペシャルウィーク(牡23歳、父サンデーサイレンス)が27日突然死で亡くなった。
引退後は、種牡馬としても活躍したスペシャルウィーク。この突然な出来事に、共にダービーを制覇した武豊騎手もビックリ!!
”突然のことで驚いています。自分をダービージョッキーにしてくれた馬なので、とても特別な一頭です。
素晴らしい馬でした。たくさんの思い出があり、一生忘れられない馬です」”(via:スポーツ報知)
また現役時代に、スペシャルウィークを管理した白井寿昭元調教師(73)も合わせてコメントをよせた。
▲1998年の日本ダービーにて。 ”牧場の人から連絡をもらった時に、ぽろぽろ泣いてしまった。
(初めて会った時)生まれたばかりだったけど、『すごいな』、『これはオーラが違うな』と。それで、連休明けにまた見せてもらいに行ったんだ。
2年前は種牡馬を引退してしょんぼりしている感じだったが、だいぶ元気になっていた。今週が天皇賞・春ということで、(99年に)スペシャルウィークで勝ったなと、ちょうど思い出していたんだ。今年も会いに行こうとチケットを取っていたんだけど。お疲れさまと言いたい”(via:スポーツ報知)
物語に必要なライバルの存在
?共に駆け抜けた「GS対決」。
?これぞ競馬の醍醐味。命と命が、真剣勝負で真っ向からぶつかるからこそ生まれる、「そこだけのストーリー」これがあるから競馬は辞められない。
そしてその物語をより盛り上げるのが、宿敵~ライバル~の存在。私がスペシャルウィークのライバルとして真っ先に思い浮かぶのは、やはり「グラスワンダー」でしょう。左回りの王者がスペシャルウィークならば、右回りの皇帝がグラスワンダー。
特に私が一番記憶に残っている対決は、JRAのCM「THE WINNER」や「GS対決」と話題に成った1999年の【G1・宝塚記念】ですね。
この時のレースは、お互いに他のライバルには目もくれず、スペシャルウィークはグラスワンダーを。グラスワンダーはスペシャルウィークしか見ていなかったような、そんなピリピリとした空気感を覚えています。(3着ステイゴールドには7馬身をつけ、まさに二人旅)
天才との出会い。
?人馬ともに、日本ダービーを初制覇。
?そしてスペシャルウィークに欠かせないキーパーソンは、やはり天才・武豊でしょう。
武豊騎手に初めてのダービー制覇をプレゼントしたのが、スペシャルウィーク。そんな1999年の日本ダービーでは、恥ずかしい珍事が起こった事をご存でしょうか?!
上記写真をご覧に頂ければ、分かりますが・・・
実は、ゴール手前100mで勝利を確信した武豊騎手が、格好をつけてガッツポーズしようとした際に、ムチを落としたんです。
この二人だからこそ、こんな珍事も絵になりますね。
後世へと脈々と受け継がれたファイティングスピリットは、永遠に消えることはありません。この先、何十年もあなたの子供たち、そして孫と競馬を楽しめることに、一競馬ファンとして心から「ありがとう。」と伝えたいです。
本当に、おつかれさまでした。
スペシャルウィーク 栄光のロード
1998年【日本ダービー】
1999年【天皇賞春】
1999年【天皇賞秋】
1999年【ジャパンカップ】