真田幸太郎のジョッキー戦記 Vol.1
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「ジョッキーオタク」こと、キングS編集部の真田 幸太郎と申します。本日より私真田も、このホームページ内で、「真田のジョッキー戦記 ~私は、貴方を追いかける~」と題して、私専用のコラムを、毎週1回投稿して参ります!!本日は、その記念すべき第1回目!!普段はお客様サービス業務の私ですが、一歩会社の外へ出れば、皆様以上(?)の競馬オタクです^^;つまりゴリゴリの穴党です笑
ところで、皆様はご自身で予想をされる際に、
「どのポイント」を1番大事にされていますか?
血統?
コース適性?
持ち時計?
実績?
調教?
いろいろあって、悩みますよね。
しかし私は、このどれでもありません!!
私の予想は、9割が「ジョッキー」で決まります!!
皆様は今、「えっ?!」て思いましたよね?!
「競馬は馬が主役だろう!」と。(そのツッコミはごもっともです^^;)
ではなぜ、私がここまで「ジョッキー」に惚れ込むのか?
それは次週号(2017/07/11投稿予定)にてお届けしましょう!
という事でまず本日は、こちらのコラムをご紹介します↓
『私は、貴方を追いかける!!』
⇒ ★吉田隼人ジョッキー
“夏競馬はどの馬を選んだら良いかわからない!!”と頭を抱えるお気持ちはよくわかります。そんな中で、私ジョッキーオタクの真田が、この夏追いかけたい、「イチオシ」ジョッキーを皆様にご紹介しましょう!それは「吉田隼人ジョッキー」です!!隼人さんの名前を聞いて、いち早く連想できる相棒は「ゴールドアクター」でしょうか?2015年の有馬記念は圧巻でしたね!自身初のG1制覇が、有馬とは凄いインパクトです。
しかし!!
ジョッキーオタクの私が、なぜ吉田隼ジョッキーを「この夏に」オススメしたいのか?
それは、今が「ローカル競馬」だからです!!
それは先週(日)の福島競馬でもそうでした。吉田隼人ジョッキーは、延べ6鞍の騎乗回数の内、なんと4回も馬券に絡む大活躍!!その中には(日)福島8R ①ルーレットクイーン(単勝1.8倍・1番人気)という圧倒的な人気馬でキッチリと勝利をした他、
メーンR【G3・ラジオNIKKEI賞】での①ロードリベラル(単勝31.0倍・9番人気)という超人気薄を3着に持ってくるなど、その豪腕っぷりは、今まさに神がかっています!!
ジョッキー達の間でも「ローカルの隼人は上手い。」「アイツは、展開を読むのが上手。」という話があるとか、ないとか…?
とにかく、こういう時期の吉田隼人ジョッキーは、恐らく自分の中で「こうすれば勝てる!」という自信とコツを掴んでいるのでしょう!
それは現在のリーディングにも現れています!!現在(東)では堂々4位!!全体でも、天才・武豊ジョッキーに次ぐ、44勝で第9位につけています!!昨年の55勝、そしてアクターと有馬を勝った2015年での51勝を考えれば、今年は倍速の勝鞍を挙げています!!
相棒、ゴールドアクターを降ろされてしまった事での「悔しさ」なのか?
私もレースを見ていて、「変わってきたな。」と感じています。
Q.では、具体的に「どの条件下が、狙いどきなのか?」
↓それが、コチラ↓ 1)函館で誇る高い連対率!! 2)1番人気の隼人は来る!! 3)逃げ・先行は要注意!!
1)現在、函館開催のリーディングトップと言えば、一目瞭然でしょう。しかし、これは今年に限った話ではありません!!昨年も函館競馬では、連対率20.8%・複勝率29.2%を誇っていましたが、今年はさらに上回り連対率26.5%・複勝率35.3%。勝率に至っては、20.6%と言う数字を叩き出しているのです!!
なぜ、ローカルでここまで強いのか?その理由は、ポイント(3)で詳しく説明します。
2)次に人気馬との相性ですが、吉田隼人騎手は「1番人気」を背負ったときに、キッチリと結果を残すタイプのジョッキーです。先週(2017/07/02)までの全テータから紐解くと、隼人騎手はここまで合計34回も1番人気でレースをして来ましたが、そのうち14回優勝、2着3回、3着6回。これを勝率・連対率・複勝率の順にパーセンテージで表すと(41.2%・50.0%・67.6%)になる。
人気馬でキッチリ仕事をするほど、難しい事はないとされる競馬ですが、そこでこの数字は恐るべし!!実はこのパーセンテージですが、あの人気馬に乗って強いとされているM・デムーロ騎手よりも、高い数字を出しているのです!!
3)では最後に騎乗スタイルの話ですが、データ分析によると、隼人ジョッキーは「逃げ・先行」の馬に騎乗した時に強いとされています。これは、距離を問わず芝・ダート両方で言えることが特徴ですね。
私は今でも鮮明に覚えているレースがあります。それは、昨年2月の【G3・東京新聞杯】この時テン乗りで初めてコンビを組んだのが、そう「スマートレイアー」です。ここまで言えば、コアな競馬ファンは「あぁ~。」と思い出して頂けたはず。そう、このレースで初めて、スマートレイアーが「逃げた」のです。
ここまであの天才・武豊ジョッキーやMデムーロ騎手を背に戦ってきましたが、一度も逃げることはなく、むしろ追い込み脚質で重賞戦線で戦っていた彼女ですが、この東京新聞杯から一変!!今の、逃げて強いスマートレイアーを誕生させたのは、「吉田隼人」ジョッキーなのです。
しかし私真田が思う、隼人ジョッキーの最大の特徴は、これではない。
隼人ジョッキーの真骨頂は「マクリ」だ!!これは、脚質を問わず、隼人騎手が本当に手応えが良い時、勝負を仕掛ける時の騎乗スタイルに色濃く現れる。通常手応えの良い時は、3~4角では馬をジッと我慢をさせ、追い出すタイミングと進路を確保する事に重点を置く。本当に仕掛けるのは直線に入ってから。それが定石とされていますが・・・
しかし、吉田隼人ジョッキーはここが違う!!
隼人さんの真骨頂は、「3コーナー中間から、一気に馬を加速させるテク」にあります!
ですが、あるいみこれは諸刃の剣で、直線が短いコースでのみ有効だと言うことです。故に、上記ポイント(1)でも挙げたように函館を筆頭に福島など、「コーナーのRがキツく、直線が短いコース」ではゴリゴリ追い込んできます。だからこそ、自身初のG1制覇が有馬記念なのも頷けます。中山コースでは、この騎乗スタイルがツボに来るからです。
正反対に東京コースなど、直線のみの追い比べになってしまうと、まだまだ隼人騎手の”色”が、感じられないのが正直な実感。そこに今年の、隼人ジョッキーの真価が問われいるのかもしれませんね。
ここまでの<3ポイント>をまとめると、もし今後吉田隼人ジョッキーが「函館」で「1番人気」の馬に乗り、その馬が「先行タイプ」の時は、目をつぶって軸馬にして欲しい!!というのが、ジョッキーオタクの私が素直に思う結論です。