こんにちは。現役ジョッキーの中で唯一、思い入れを持って期待している和田竜二騎手が好調ということもあり、ハイテンションの中田です。
先週まで78勝(全国リーディング5位)!40歳にして自己ベストの80勝を更新することは確実で、それどころか年間100勝の大台も見えてきましたね!
あの名調教師を驚かせた!驚異の新人時代
最初に注目したのは1996年、つまり彼が新人の年です。
同期にはあの福永祐一騎手がいて、彼が53勝、一方の和田騎手は33勝。
しかし、福永騎手の師匠である北橋調教師は「和田が祐一並の馬質なら倍は勝っていただろう(つまり福永以上に勝てていた)」と語りました。
北橋調教師の謙遜はあったにせよ、随分上手な若手ジョッキーが現れたのだなと、興味をひかれたのです。
それほど評価されていた彼でも、テイエムオペラオーでのG1勝ちはありましたが、いわゆる競馬界のエリート街道を歩むことはできませんでした。
彼の騎乗フォーム(特に追い方)を見てもわかるように、恐らく、泥臭く不器用な人なんだと思います。笑
それ故、スターにしばしば見られる、何段も階段を飛ばして駆け上がっていくような大活躍はできませんでした。また馬集めに関しても、もう少し上手く立ち回るタイプならば、社台系の良質な馬にたくさん乗れたかもしれません。
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真面目な男に栄光あれ!
一方で福永騎手はいいます。「あれほど真面目な男はいない」と。私はそんなところが好きなんです。
悔しいことも苦しいことも多かったでしょうが、人知れず、努力を重ねたのでしょう。コツコツと、足元を確かめながら道を進むかのように。だからこそ、40歳にして「遅ればせながらの完全開花」自己最高のレベルにまで到達したのだと思います。
そんな姿勢を見る人は見ています。最近は「数」だけではなく「質」の良い馬もドンドン集まり始めています。先日のローズSも社台系のラビットランで見事な走りを見せましたよね。また、競馬に限った話ではないでしょうが、彼のように、じっくりと熟成させた、土台がしっかりした技術というのは簡単には衰えません。だからこそ、これからも彼はやりますよ!
和田騎手と比べるのは大変おこがましいですが、私もどちらかといえば不器用なタイプの人間です。
だからこそ何事にも地道に、そして真摯に取り組んで、40代、50代を迎えた時「あの頃頑張っておいて良かった」と思えるような日を迎えたい!そんなことを思います。
そんな和田騎手がミッキーロケットと共に参戦する【京都大賞典】など、今週は待ちに待った3日間開催!先週「特大53万馬券」を射止めるなど絶好調のキングスポーツだからこそ見える各レースの「☆超穴馬」にどうぞご期待下さい。共に勝ちましょう!