過剰な人気に、惑わされるな!!
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「ジョッキーオタク」こと、キングS編集部の真田 幸太郎と申します。本日も私の競馬コラム「真田のジョッキー戦記 ~私は、貴方を追いかける~」へお越し下さりありがとうございます。
さぁ、2017年のクラシックも、いよいよ今週末で最後です!!
最後にして、最長の難関!!淀の3000mが待ち構える、G1菊花賞が行われます!
そこで、ズバリ私から読者の皆様へ質問です!!
Q.本当にこの馬が、1人気で良いのか?
↓ まずは最新の想定オッズをご確認下さい。↓
(単勝オッズ・馬名・騎手)
4.8 ミッキースワロー 横山 5.0 キセキ Mデムーロ 5.7 アルアイン Cルメール
※土曜17:40現在のJRAライブオッズ
過去の菊花賞において、ここまで混戦な菊花賞があったでしょうか?と言うのも今年は、【G1・日本ダービー】で1~3着に入線したレイデオロ・スワーヴリチャード・アドミラブルの主力3頭が出走しません!!
という事はつまり、本来今年の上人気のメンバー達は、世代トップクラスの3頭が出走していれば、4~8人気の伏兵的存在である筈なのです!!
決して上位人気馬たちを甘く見ているわけではありません。しかしながらこの1人気に、
『単勝100万円を賭けられるか?』
と聞かれたら、一抹の不安をいだきますよね?
なので本日はキセキ・アルアイン・ミッキースワローの3頭を分析して参ります。
『ミッキースワロー(横山・1人気)』
◆長所◆
先行勢に有利な展開だった前哨戦の【G2・セントライト記念】で、皐月賞馬のアルアインを子供扱い。並ぶ間もなくぶっちぎった。キャリア6戦中、5戦で上がり3ハロンで最速タイムをマークしており、決めて比べなら最右翼!!
X短所X
G1レースで3着以内が無い馬の勝率は1.1%。連対率も4.3%しかない。陣営側も認める様に、前走こそが絶好の仕上がり。この菊花賞へ向けての上積みが感じられないのも事実です・・・。そもそも、初のG1挑戦となるミッキースワローが1番人気なのが、すでに気持ち悪いオッズです。
『キセキ(デムーロ・2人気)』
◆長所◆
前走の上がり3ハロンが2位以内だと、<勝率12.3%><連対率23.1%>と優秀な成績。ペースの変化に対応できる、瞬発力を持っていることが最大の武器。またMデムーロ騎手とのコンビでは、完全連対中で、前走から同じジョッキーが乗る分には、3着以内率が20.8%に!!
X短所X
7月から休みなく使われ続け、余力という意味では半信半疑。ミッキスワロー同様に、ここまでG1レースへの出走経験がありません。大舞台で同じ競馬が出来るかは、データ上では非常に疑問です。過去10年の菊花賞において、G1出走が無かった馬の成績⇒(勝率1.1%・連対率4.3%・複勝率9.8%)
『アルアイン(ルメール・3人気)』
◆長所◆
メンバー唯一のG1ホースで実績も申し分なし。1人気に支持されたレースでは、ここまで全て連対するなど、世代屈指の安定力を誇っています。
X短所X
過去の成績を見ても、上がりの決め手勝負では速い時計が無く、ペースに対応できるかが疑問。過去10年で見ますと、前走【セントライト記念】から連対できた馬は、たったの3頭で6%。
2017 菊花賞 参考レース
▼【2017 神戸新聞杯】2着馬キセキ(勝ち馬レイデオロはJCへ)
▼【2017 セントライト記念】優勝馬ミッキースワロー
【予告】菊花賞の攻略ポイントは?
京都芝3000m、騎手データ、ラップ解説など菊花賞2017年で抑えるべき、攻略ポイントを明日(金)のコラムにて、お届け致します!!どうぞお楽しみに!!