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ホームG1エリザベス女王杯 2017 【データ分析】 ~甘く見れば、火傷する!~

エリザベス女王杯 2017 【データ分析】 ~甘く見れば、火傷する!~

落鉄の果に、掴んだ頂点。

 

キングスポーツ公式ホームページへようこそ!!
「ジョッキーオタク」こと、キングS編集部の真田 幸太郎と申します。本日も私の競馬コラム「真田のジョッキー戦記 ~私は、貴方を追いかける~」へお越し下さりありがとうございます。

 

 

年初めて、G1レースで3歳馬が古馬の壁を破ったモズカッチャン。しかしその快挙の裏には、名手と共に挑んだドラマがあった。秋華賞3着からの「リベンジ」を振り返ろう。

 

涙を飲んだ秋華賞の3着。重馬場、4コーナーで早目先頭、正に勝ちパターン。誰もが一瞬、彼女の優勝を確信した。しかし、競馬とは残酷なモノ。「まさか?ここで起こるか?!」なんと落鉄に見舞われたのだ。「レースの距離が、あと数十メートル短かったら。」そんな思いも虚しく、またタイトルには届かなかった。

 

 

迎えた、全世代の女王を決める聖戦【エリザベス女王杯】。秋華賞と同じく内枠を引き当てたモズカッチャン。まるで神様から「悔しかったら、やってみろ。」と言われているようなシチュエーション。そこで彼女のハートに火がついた。後ろなど振り向くことなく、ただただ、前へ前へと突き進む競馬で、4角で先頭を射程圏に。

 

 

そして迎えた直線勝負。「内か?外か?」彼女のとった選択は、 【秋華賞と同じ道】だった。粘る伏兵クロコスミア。猛烈に追い込んでくるミッキークイーン。しかし、彼女にはもはや関係なかった。「短ければ。」と悔やんだ秋華賞から、距離の延びた直線で、今度こそ女王の座を勝ち取ったのだった。終わってみれば、表彰台の上位3頭は、3ー4ー5歳と、それぞれの世代が真っ向からぶつかった事を象徴する様な結果だった。

 

 

 

3頭が横に広がったゴール前

負の世界に「勝利の女神」がいるとすれば、彼女は今度こそ「それ」を魅了できるだけの 「何か」を示したのだろう。それは彼女の走りだけではない。陣営の諦めなかったチャレンジ精神。鞍上の、「彼女は本当に強いんだ!」と信じ続けたハートの強さ。全ての関係者の想いが、ほんの少し他を上回り、それが最後で勝利を目の前にコロガシたのだと私は思う。

 

 

「おめでとう。」彼女の優勝を真っ先に祝福したのは、オークスまでコンビを組んでいた、和田騎手本人だった。自身も2着に敗れたばかりだと言うのに、誰よりも先に、馬上で声をかけたと言う。その祝福に、ミルコは、「ごめんなさい」と返したというが、和田騎手からのこの言葉が、何より嬉しかったのではないだろうか。

 

 

さぁ、余韻に浸るのもここまで。今週も淀のターフが熱くなる。「強さ」と「速さ」を兼ね備えた、トップマイラー達が集結する。彼らを送り出す熱狂のファンファーレが西の空から聞こえるようだ・・・

 

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【関連】
マイルチャンピオンシップ 2017 /G1のキングスポーツ本紙予想の狙いは下記より

マイルCS 2017 予想「最高、最上のオールスターマイルCS」

 

 

参考リンク:

創業1981年より長きにわたる歴史は信頼の積み重ね。穴予想を得意とする「キングスポーツ本紙予想」に関する参考ページへは下記よりどうぞ。私たちキングスポーツが、どんな風に勝負しているか興味がある方は、たまに読みに来てくれると嬉しいです。

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★エリ女・攻略データ★
1)女の逆襲は怖い!!
2)2000+200mの壁!!
3)このジョッキーに注意だ!!

 

 

1)G1で負けた馬を狙え?!

女の怒りと、逆襲は本当に恐ろしい!!なんと、過去10年のエリザベス女王杯では、【同年のGⅠで6着以下に敗れていた】という馬が、2011年を除いて毎年1頭だけ連対している。2014年には同年のヴィクトリアマイルで15着に大敗しているラキシスが、優勝!!

そして昨年も勝ったのは、ヴィクトリアマイルで8着に敗れていた、クイーンズリング。そして夏のグランプリ【G1・宝塚記念】で、あのキタサンブラックとドゥラメンテを破り、エリ女連覇を狙ったマリアライトは、掲示板にも乗れず6着に敗れたのです。

<該当馬>
ウキヨノカゼ(Vマイル・9着)
クイーンズリング(Vマイル・6着)→3着
プロレタリアト(天皇賞春・16着)
ミッキークイーン(Vマイル・7着)
ルージュバック(Vマイル・10着)

 

 

 

 

2)2000+200mの壁!!

一体これはどういう意味か?!
結論から言えば⇒【距離適性】と言う事です!!

2006~2016年までの10年間での3着以内馬、全30頭中22頭は、【同年のJRAの2000m以上のレースにおいて連対経験のある馬】だったのです。

逆に、その経験がなかった馬は、3着ですら7.6%にとどまっているうえ、なんと2009年以降は、〔0・0・1・56〕(3着内率1.8%)連対例すらないのです!!

これが、2000mならば連対できたのに、最後の200mと言う高い壁に、トップマイラー達も尽く弾き返されていると言う事なのです!!

<該当馬>
クインズミラーグロ(マーメイドS・2着)
クロコスミア(WASJ2・1着)
スマートレイアー(京都大賞典・1着)
ディアドラ(秋華賞・1着)
プリメラアスール(大原特別・1着)
マキシマムドパリ(マーメイドS・1着)
モズカッチャン(オークス・2着)
ルージュバック(オールカマー・2着)

なんと上記以外は、今年の2000m以上の芝レースで連対実績がない!!

 

 

 

 

3)この乗り替わり、どう見る?!

この乗り替わりは、本当に訳がわからない!!⇒ジョッキーオタクの私として、エリザベス女王杯 2017で最も「臭いなぁ~」と思ったのが、連覇を狙えるクイーンズリングを、Mデムーロ騎手が、弟のCデムーロに譲ったことです!!

この男、侮れぬ。クリスチャン・デムーロ騎手

先日の天皇賞コラム⇒【リアルスティールは、デムーロ騎手に壊された?!】でもご紹介し様に、兄のMデムーロ騎手は、勝利にはとことん拘り、勝つためにはなんでもするタイプのジョッキーです。

 

だからこそ、不気味なのです!!

そんな彼が、なぜ?!?!

昨年勝った馬を弟に譲ったのか?!

 

必然的に、Mデムーロ騎手の中では、モズカッチャン(牝3歳・秋華賞3着)の方が、勝つチャンスがある睨んだのでしょうか?!そして更に言えば!!優勝を狙える馬で、乗り替わったのは、モズカッチャン⇔クイーンズリングだけではありません!!

 

※ジョッキーの乗り替わりは「危険」?!

⇒なぜならば、直近4年のエリザベス女王杯の優勝馬4頭は全て、「4走以上前から同じ騎手が騎乗」していたのです!!

★ちなみにこっちは、2016年までのデータですが、このエリザベス女王杯にて、<前走より乗り替わりで挑ん馬>は、2006~’16年までで述べ66頭出走して、【1-2-2-61】 勝率1.5%・連対率4.5%・複勝率 7.6%と大苦戦しています!!

<減点・該当馬・10人気以内に限る>
クイーンズリング(Cデムーロ ⇐ Mデムーロ)
クロコスミア(和田 ⇐ 岩田)
スマートレイアー(川田⇐ 武豊)
ディアドラ(岩田  ⇐ ルメール)
リスグラシュー(福永 ⇐ 武豊)
ルージュバック(ムーア ⇐ 北村宏)
トーセンビクトリー(アッゼニ⇐ 武豊))

 

 

 

では、
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<習志野特別>
14番☆シャインアロー(10番人気・1着)
3連単53万4,750円的中


<西部日刊S杯>
6番☆メイショウボノム(9人気・2着)
馬連1万3,590円 & 3連単9万1,820円的中


<G1宝塚記念>
2番☆ゴールドアクター(5人気・2着)
馬連5,250円 & 3連単7万0,420円的中


<アハルテケS>
8番☆メイショウウタゲ(8人気・1着)
3連単57万3,430円的中


<シンザン記念>
9番☆キョウヘイ(8人気・1着)
馬連1万8,950円 & 3連単15万1,880円的中

 

 

2017 エリ女 (直線)

▼【2017 エリザベス女王杯】優勝馬モズカッチャン

 

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