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葵ステークス 2018【回顧】スピードが秋G1で生きるぞ!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】葵ステークス 2018 における勝負の明暗

馬 名 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F
2 3 ゴールドクイーン 古川吉洋 1.08.0      01-01 34.1 9
1 1 ラブカンプー 和田竜二 1.08.2 1 1/4    02-02 34.1 6
7 14 トゥラヴェスーラ 福永祐一 1.08.2 同着    12-12 33.2 2
6 12 ウィズ 浜中俊 1.08.2 クビ    05-05 33.9 13
1 2 アサクサゲンキ 武豊 1.08.2    12-13 33.1 1
5 10 アンヴァル 藤岡康太 1.08.4 1 1/4    10-10 33.7 3
7 13 タイセイプライド 岩田康誠 1.08.6 1 1/2    14-14 33.3 4
2 4 ペイシャルアス 国分恭介 1.08.7  1/2    08-09 34.1 10
5 9 マドモアゼル 酒井学 1.08.7    07-07 34.2 8
10 6 11 ビリーバー 杉原誠人 1.08.8 クビ    08-07 34.2 11
11 8 15 ミッキーワイルド 北村友一 1.09.0 1 1/4    14-14 33.7 7
12 8 16 アイアンクロー 池添謙一 1.09.0    16-16 33.4 15
13 4 7 セイウンクールガイ 国分優作 1.09.0    10-11 34.2 14
14 4 8 オジョーノキセキ 松山弘平 1.09.3 2    05-05 35.1 5
15 3 5 ウインジェルベーラ 松岡正海 1.09.7 2 1/2    02-02 35.7 16
16 3 6 レグルドール 高倉稜 1.09.8  1/2    02-02 35.8 12

 

昨年まではオープン特別だった【葵ステークス】が「3歳スプリント路線の充実をはかるために」という理由で、今年から重賞へと昇格を果たした。

「3歳スプリント路線の充実」というのは、要するに「秋には古馬を相手にG1(つまりスプリンターズステークス)を戦える馬を育てたい」ということだろう。中長距離路線なら【菊花賞】のような世代限定の王者決定戦があるが、スプリント路線にはないからだ。

だから、私は今回の【葵ステークス】を、目の前の結果云々もさることながら「秋に活躍できる馬はいるか?」という視点で注目していた。

 

スプリンターズSは3歳馬には難しいが

ちなみに【スプリンターズステークス】の3歳馬での優勝は、2007年のアストンマーチャン以来現れていない。

何故か?人間の世界でも同じかもしれないが、スプリンターというのは、馬体が大きく、筋肉質な馬が多い。(人間界なら、ウサイン・ボルトを思い出して頂ければわかりやすいか)

そんな馬達が、それこそ馬体をぶつけあいながら、ハイスピードの中でゴールを目指すのだ。ハッキリ言って素質だけでは対応できない。実戦で多くの馬に揉まれ、つまり数多くの経験を積んで、何が起きても動じない「心身の力」を手に入れてこそ、戦えるのだろう。

 

だが桁違いのスピードを持つ馬なら

唯一、例外があるとすれば「圧倒的なスピードを活かして、前々で粘り込む」というケースだろう。スピードさえあれば、他馬に揉まれずにすむのだから、力を出し切れる可能性も十分にある。

懐かしの短距離王・アストンマーチャン

上記したアストンマーチャンがまさにそうだった。

「逃げの名手」こと中館騎手に導かれ、前半から先頭に立つと、そのまま逃げ切ったのだ。経験豊富な年長馬を寄せ付けることなく優勝した姿は、今もハッキリと思い出せる。

だからこそ、今回の【葵ステークス】にアストンマーチャンのようなタイプがいたら【スプリンターズステークス】でも面白い存在になるのではないか、などと考えていた。

 

だからこそ勝ち馬は楽しみだ

優勝したゴールドクイーン

だからこそ、優勝したゴールドクイーンは楽しみだ。鞍上・古川がレース後に「スタートが速くて安心して乗ることができました」と語っていたが、スタートの速さであったり、絶対的なスピードというのは「天性」だ。スタミナやレースセンスというのは経験や鍛錬をを積めば一定の上昇が見込めるだろうが、スピードはそうではない。

例え古馬相手でも、十分にアドバンテージがあるだろう。

 

もちろん「夏に体調を崩すことなく、順調に過ごせたら」という前提は必要になるが、大いに期待したいと思う。

 


 

【葵ステークス 2018】を見逃した方は下記からご覧下さい。

【葵ステークス 2018】のレース後の関係者のコメント

~レース後のコメント~
1着 ゴールドクイーン(古川吉洋騎手)
「スタートが速くて安心して乗ることができました。前走で1400mを使って我慢させていた分、今日はリラックスして走ることができました。キレる脚を使うタイプではないので、押し切るレースをしました。第1回の優勝は光栄です」

2着同着 ラブカンプー(和田竜二騎手)
「いつもと違う形でレースをしましたが、いい内容でした。時計もつめていますし、1200mがやっぱりいいですね」

2着同着 トゥラヴェスーラ(福永祐一騎手)
「前回よりもゆるさを感じる雰囲気で、道中もおかれてしまいました。逃げた馬が勝ったように、前残りの競馬で能力の高さは示していると思います」

5着 アサクサゲンキ(武豊騎手)
「スタートからあまり進んで行きませんでした。折り合い重視で乗っていましたが、行きっぷりが悪かったです。ラストは伸びていました。本質的には1200mが1番だと思います」

6着 アンヴァル(藤岡康太騎手)
「スタートは良かったのですが、二の脚が使えなかったです。最後も思ったより伸びなかったです。この距離で3連勝した馬なのに今回はよく分からないです」

7着 タイセイプライド(岩田康誠騎手)
「出負けしてしまいました。もう少し前につけられれば際どかったと思います」

8着 ペイシャルアス(国分恭介騎手)
「やや長い距離を使っていたので、出脚がつきませんでした」

9着 マドモアゼル(酒井学騎手)
「ゲート内で待たされたのでゴソゴソして、スタートが悪くなってしまいました。3コーナーでノメるような所がありましたが、外に持ち出すと行く気をみせてくれました。前残りだったので、スタートが良ければと悔やむところはあります」

11着 ミッキーワイルド(北村友一騎手)
「1200mで自分でバランスをとってレースを進めることができませんでした。体をもてあましている感じです」

(via ラジオNIKKEI 

 

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