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ホーム勝負の明暗目黒記念 2018【回顧】上位2頭は決してフロックではない

目黒記念 2018【回顧】上位2頭は決してフロックではない

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】目黒記念 2018 における勝負の明暗

馬 名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F
3 ウインテンダネス 牡5 54 内田博幸 2.29.7   05-07-06-05 34.1 9
4 ノーブルマーズ 牡5 55 高倉稜 2.29.8  3/4 03-02-02-03 34.4 10
8 パフォーマプロミス 牡6 56 M.デム 2.29.8 03-05-05-05 34.2 1
16 ポポカテペトル 牡4 55 川田将雅 2.29.9 クビ 05-02-02-03 34.5 6
11 ソールインパクト 牡6 54 福永祐一 2.30.0  1/2 05-07-08-08 34.2 8
2 ゼーヴィント 牡5 57.5 戸崎圭太 2.30.0 クビ 09-09-09-10 34.0 3
6 ヴォージュ 牡5 54 藤岡康太 2.30.1  1/2 01-01-01-01 34.9 14
13 コウキチョウサン 牡5 51 石川裕紀 2.30.2  3/4 13-13-14-13 34.0 13
12 トウシンモンステラ 牡8 52 丸山元気 2.30.4 1 1/4 15-14-13-13 34.2 16
10 1 ホウオウドリーム 牡4 54 田辺裕信 2.30.5  1/2 16-16-16-16 34.0 7
11 10 チェスナットコート 牡4 56 蛯名正義 2.30.5 09-09-11-10 34.5 2
12 5 サウンズオブアース 牡7 58 ボウマン 2.30.9 2 1/2 05-09-11-10 34.9 5
13 14 フェイムゲーム セ8 59 ルメール 2.31.0 クビ 14-14-14-13 34.8 4
14 15 リッジマン 牡5 52 松岡正海 2.31.0 クビ 02-02-02-02 35.7 12
15 7 ハッピーモーメント 牡8 54 三浦皇成 2.31.1  3/4 09-05-06-05 35.5 15
16 9 ブライトバローズ 牡6 54 石橋脩 2.31.1 ハナ 12-09-09-08 35.3 11

 

レース前の段階から『目黒記念の狙い』において「ダービー直後のボーナスチャンス」として、荒れることを予告していた。実際に馬連では万馬券&3連単では19万馬券が飛び出した。

同時に、先日の【天皇賞春】で好走し、評価を上げていたチェスナットコートにとっても楽なレースにならないであろうことも記した。実際に11着に敗れた。

読み切っていたレースの仕上げとして、キングスポーツは大波乱の主役として4番☆ノーブルマーズを軸馬に指名!10番人気の低い評価を嘲笑うかのように2着に激走してくれたが、唯一読み切れなかったのが、勝ち馬ウインテンダネスの激走・・。

せっかくのチャンスを射止められずに無念の一言。

とはいえ、このコーナーは馬券の勝ち負けとは別に、結果・内容を今後の糧とすることが目的だ。今後のG1や重賞路線で活躍できそうな馬はいたのか?客観的に振り返ろうと思う。

 

1着ウインテンダネス・・・いずれはG1の舞台で

まずは優勝したウインテンダネスに関して。

私の考えを述べる前に、皆様はウインテンダネスの走り、今後についてどうお考えだろうか?
ひょっとしたら「勝ったことは素晴らしい。だが、ハンデも54キロだったし、人気薄のノーマークだった点も幸いしたんじゃないか?」とお考えの方もいるのではないか?

その考えが間違っているとまで言うつもりはないが、是非そういった方には、レース後の内田博幸騎手のコメントを読んで頂きたい。

 

「前走逃げて勝っていましたから、引っかかることはわかっていましたが、引っかかりました。この相手にどれくらいやれるかと思いましたが、よく頑張ってくれました。頭が下がる思いですし、力をつけています」

 

他陣営に対するけん制なども含まれるため、額面通りに受け取りにくいレース前のコメントとは違い、レース後は、皆熱くなっているため、良くも悪くも本音が出やすい。
中でも内田博幸騎手は、正確がまっすぐな男だけに、率直な思いを語る印象を持っている。

だからこそ「力をつけています」というのは、3戦連続でコンビを組み、馬のことを理解している男の本音なのだ。確かに、経験豊富な面々を相手に、いくら条件が良かったにせよ、掛かってスタミナをロスしながら粘り込めるというのは、力があればこそ。

即G1で通用するかと言われたら難しいが、この先順調に経験を積むことができれば、いずれはG1の舞台で輝く姿も見られるだろう。追いかけていきたい。

 

2着ノーブルマーズ・・・全てを知り尽くした鞍上と共に

続いて、キングスポーツの軸馬だった10番人気の☆ノーブルマーズ。まずは実際に会員様に公開した解説文からご覧頂きたい。

▼馬連はこの馬で高配当を!
━━━━━━━━━━
最高の絆で重賞制覇! 
4番☆ノーブルマーズ
━━━━━━━━━━
ダービーの解説からCコースに変更する点から内枠&先行タイプの馬が有利だという事は、ご理解頂けただろう。そこで前に行く馬で侮れないのが、☆ノーブルマーズだ!3走前の【日経賞】では久々ながらもガンコと0.6秒差の大健闘!

前走5万馬券を射止めさせてくれた功労馬でもある。その【メトロポリタンS】では、出脚が鈍くなってきたとの事で、シャドーロールを着用。すると、スタートはスムーズに切る事が出来て、さらに直線で交わされそうになると、二の脚を繰り出した!!!

結果的に2着には敗れたが、「最後まで頑張ってくれたように、精神面が成長している」と主戦の高倉騎手からのコメントがあったように、5歳馬ながらも上積みが感じられた。重賞で馬券圏内の経験がないので、ハンデ55キロも恵まれたと言えよう。秋には大きな舞台に立つために!デビュー当時から27戦全て高倉騎手が跨ってきた最高の絆で、感動の重賞タイトルを取ってほしいものだ!

まさに私たちが解説した通りのレース内容だったのではないだろうか。

2着に粘ったノーブルマーズ

スタート直後から好位を追走すると、レース後の高倉騎手が残した「競馬に対して、馬の気持ちが入ってきています」というコメントの通り、集中した雰囲気で道中を進む。ラストは競り負ける形にはなったが、渋太さを見せてくれた。

仕掛けのタイミングなども含め、コンビを組み続けてきた高倉騎手だからこそミスがない。コチラも安心して見ていられた。

上位騎手への乗り替わり全盛とも言うべき現代の競馬界。ビジネスの世界において「最善を尽くす」のは当たり前だから、乗り替わり自体が悪いとは私は思わない。だが「必ずしも上位騎手への乗り替わりがプラスになるとは限らない」これもまた事実ではないだろうか。

馬自体がここにきて急激に力をつけていることは、昨今のレースぶりからも明らかだし、その背中に馬を知り尽くしている男がいるとなれば、まだまだ大仕事をしてくれるかも?!楽しみだ。

 

チェスナットコートはどう見ればよいか?

最後に【天皇賞春】で強豪相手に5着に激走した時のような走りが見れらなかったチェスナットコートに関して、どのように評価すればよいのか。

レース後、蛯名騎手は「力みもありましたが、伸びそうで伸びませんでした」とコメントしている。推測になる部分もあるが、やはり前走のG1で心身共にピークだったのだろう。そこから僅か1ヶ月、身体もそれなりに戻したが、精神面を元の状態、つまりリラックスした状態に戻すまでには至らなかったのではないだろうか。

人間にも言えることだが、やはり良い仕事をするためには「心技体」全てが揃う事が重要。チェスナットコートが素晴らしい素質の持ち主であることは、疑いようのない事実だけに、次走、改めて注目してみたい。


 

【目黒記念 2018】を見逃した方は下記からご覧下さい。

【目黒記念 2018】のレース後の関係者のコメント

~レース後のコメント~
1着 ウインテンダネス(内田博幸騎手)
「前走逃げて勝っていましたから、引っかかることはわかっていましたが、引っかかりました。この相手にどれくらいやれるかと思いましたが、よく頑張ってくれました。頭が下がる思いですし、力をつけています」

1着 ウインテンダネス(杉山晴紀調教師)
「3月に中京で勝った時、それまでつけていたメンコを思い切って外して、そこから一気に馬が変わってきました。元々調教は動く馬ですが、競馬で走るようになって、馬に自信がついてきました。3戦続けて内田騎手が乗って、ゴーサインに応えるようになってきました。肉体的にもそうですが精神的な成長も大きいと思います。この後の事はオーナーと話をしてからになります」

2着 ノーブルマーズ(高倉稜騎手)
「前走もそうでしたが、いい競馬をしてくれるようになっています。競馬に対して、馬の気持ちが入ってきています」

4着 ポポカテペトル(川田将雅騎手)
「4コーナーの雰囲気がすごく良かったですし、頑張ってくれました」

5着 ソールインパクト(福永祐一騎手)
「そんなに負けていませんでしたし、もう少しでした」

11着 チェスナットコート(蛯名正義騎手)
「力みもありましたが、伸びそうで伸びませんでした」

13着 フェイムゲーム(C・ルメール騎手)
「いい感じでしたが、59キロも大変でしたし、3000m以上あった方が良いと思います」

(via ラジオNIKKEI 

 

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